留守伝票

一番好きなアイス→ディッピンドッツ

漢字の「強さ」をグラフ化したい

おはようございます。僕です。


皆さんは普段漢字を書いていて「こいつ、多分戦ったら強いな」と思ったことはないでしょうか。
「は?」と思われるでしょうが、まずはこちらの一例をご覧ください。





漢字の強さの例



「竃(かまど)」です。火を囲うための調理設備の一つで、おそらく手書きでもキーボードでも書くことはほぼ無い漢字だと思うんですが、どうでしょうこれ。「ファンタジーオープンワールドの世界だったら確実にドワーフキャラだろ」と思いません?ズッシリとしていて、まさに「歩く要塞」の名を欲しいままにしそうでしょう。

で、グラフにするとこうです。


「足は遅いが射程距離に入ってからの一発の破壊力が凄まじく、溜め攻撃の使い所を間違えると二発程度でやられるキャラ」です。
3面の中ボスとして最悪のキャラですね。そろそろキャラ編成装備編成が固まってきた頃にぶつかると苦戦し、「相手の戦闘スタイルに合わせて編成考えないとな」と考え始めるきっかけになるボスです。ここでまた準備に時間をかけなきゃいけなくなり、さらにプレイ時間が長引くんです。敵に回したくないな。竃。


では、こんな感じでどんどん漢字の強さを決めていきましょう。


エントリーナンバー1



ゴキブリです。漢字にすると一層「いやしさ」みたいなのが強くなりますね。多分こいつ状態異常かけまくってジリ貧にしてくる戦法とってきますよ。2面あたりの中ボス。攻撃力全ブッパにして一気に勝負をつけましょう。

で、グラフにするとこうです。

相手はとにかく先手をとって治したそばから状態異常をかけてくるので、一定時間状態異常を受けない魔法を取得してから挑みましょう。
また、結構な確率でクリーンヒットを飛ばしてくるので、回避スキルを高くしていくと吉です。射程距離が短いので、中距離、または遠距離攻撃が可能な魔法使いキャラを連れていると戦闘が有利に進むと思います。


エントリーナンバー2


「憐憫(れんびん)」です。「不憫に思うこと。あわれみの気持ち」という意味ですが、完全に「技のトリッキーさで気が付いたらガリガリHP削られている系のボス」ですね。黒髪ロングウェーブでネガティブな8面の女ボス。

で、グラフにするとこうです。

ゴキブリと真逆で「パワーは少ないがとにかく速いスピードと長い射程距離を活かして攻撃を連射しまくるタイプ」なので常に移動しつつ攻防を行わなければならない、言うなれば進研ゼミ攻略講座のラスボスを手前にした「おさらい問題」です。コラショと一緒に頑張って「憐憫」を倒そう。回復のタイミングが鍵です。


エントリーナンバー3


「鸞(らん)」です。強ッ。わかるわこれ。強い。ラスボス手前の秘書キャラだろこいつ。字面的にジョジョ三部で言うところのペット・ショップみたいになっちゃうけど。

鸞とは「中国の伝説の霊鳥」であり、雄の名前なんだそうです。雌の名前は「和」だそうですね。急に。急に画数。和て。和?雌が和?急にそんな、そんな萎む?和?マジ?

で、グラフにするとこうです。


バランスの良い敵ですね。だからこそこちらも同じくバランスの良い編成でいかないと、最悪ここで詰むことになります。
運ステが低く、回避行動で避けられることが多いので、そこの使い所を考えれば攻略は多少有利にできると思います。あとはひたすら地力で削りあうような感じなので、ここまでにレベルを鸞より15は高くすることをオススメします。


エントリーナンバー4


「たいと」です。もうなんなんだよ。なんだこいつは。ラスボスに君臨するために生まれた漢字じゃねぇか。ちなみにこちらのたいとという漢字、キーボードの変換で出すことが出来ないので、画像加工を駆使してなんとか元のフォーマットに合わせることができました。
苗字の漢字らしいですが、こんなやついたらテストの最初の5分失う覚悟で名前書かなきゃいけないじゃん。どっちかっていったらキラキラネームに使われそう。和製漢字らしいのでマジでそれっぽさも増しますね。

たいとは総画数84画を誇る、僕が知る限り最も画数が多く、最も「神に近づいたが故に人間を愚かと見なし滅ぼさんとしていそうな魔物っぽい漢字」です。
圧倒的パワーを秘めていることが窺えるこの風格、流石ですね。

で、グラフはこれです。



流石。流石の一言に尽きますね。これぞラスボス。スピードと運がまあまあの値ですが、戦闘に最も必要になってくる三要素を完全に抑えた完全なる強キャラ。

ここまできたらもう総力戦です。持てる力全てを使い、奴を倒しましょう。途中で散っていったうさぎのめめや、いけのカンがえるたちの想いを背負って、コラショと共にキッズは剣を手に取り、そして伝説へ。



漢字の強さを考えた感想

熱い戦いでしたね。やはり漢字とは見ているだけで我々にロマンを与えてくれる最高の文化ですね。最近ではやれドイツ語だ、ギリシャ語だなんだが人気ですが、一度漢字の名前に戻り、その「強さ」を感じてみるのもいいのではないでしょうか。

また、漢字にはそれぞれの由来があり、そのストーリーを調べて楽しんでみてはいかがでしょうか。知見が広がり、創作に役立つだけではなく周りからも一目置かれることでしょう。

それでは僕はたいととの戦いも終わったので、これで失礼します。
ありがとうございました。






ザクッ……












ゲボッ……お、お前……
























エントリーナンバー5(裏切りそうな名前第一位)






次回作、ラスボスは「朧(おぼろ)」















おわり