留守伝票

一番好きなアイス→ディッピンドッツ

クリスマスなので合法的に破壊活動をしてきました

おはようございます。僕です。





スペース・クソデカおやつの途中で失礼します。

みなさんはクリスマス、いかがお過ごしでしょうか。僕は見ての通りです。

破壊の発端

ある日、僕がディスコードでインターネット・フレンドとダラダラと会議通話をしていると、フォロワーの一人がこう言いだしました。

「配達員さん!!破壊しましょうよ!!!」と。

僕は反射的に「自首してくれ」と言ったが、話を聞くとどうやら反社会的な運動に勧誘されているわけではなさそうだった。

世間には、何やら「金を払えば全ての物を破壊できる部屋がある」という。その店に誘われたのだ。
僕は普段から変な破壊衝動が心に染み付いており、少女漫画を読んでいても「急に主人公がヒロインをビンタしたらどうなるんだろう」と考えてしまい、一向に物語が進まないということが度々あった。そんな僕は破壊衝動をどこかに発散させたいという思いもあり、その話に乗った。

その決行日が、12/25だったのだ。

破壊活動当日

と、いうわけで、僕は都営大江戸線蔵前駅にきていた。予定通りならば、ここでフォロワーさんが待ち受けているはずだ。

「おっ、配達員さん!どうも!」

早速声がかかった。どうもお久しぶりで




ヒッ

短めの悲鳴を出してしまいましたが、こちらが今回の企画の発案者であり協力者のTwitterのフォロワー、にしんさん(@nishin0721)である。
ちなみに、この差し出されているものは僕の家族の首ではなく、冒頭で食べていたおやつである。めちゃくちゃデカイバームクーヘンをくれた。ありがとう。

今回は僕とにしんさんと一緒に、破壊をしていこうということだ。


登場人物紹介
にしんさん
配達員(僕)のTwitterのフォロワー。クリスマスに有給をとって破壊活動に来た。事故で携帯の画面が割れてしまい、画面を交換した二日後に自分で携帯の画面を叩き割ったことがある。

配達員(僕)
常日頃から女子中高生を憎んでいるクソブロガー。人を殴ってみたすぎて泣いたことがある。


今回お世話になるお店に早速案内してもらうと、徒歩3分程度の近場にあった。立地めちゃくちゃいいな。

それがこちら、REEAST ROOM(リーストルーム)さんだ。



こちらのお店は「廃品業者から買った廃品を制限時間内で好き勝手破壊しまくり、また廃品業者に引き取ってもらう」というお店で、僕らの溜まった破壊衝動を発散するにはもってこいだろう。



この日のためにバッチリお面も新調していたので、一部お面を被りながら失礼します。

店内に入ると、完全に「街のヤンチャボーイズのアジト」でめちゃくちゃワクワクしてしまう。ソファにドカッと座って足投げ出すじゃんこんなん。
こちらのリーストルームさん、法人客も歓迎しており、忘年会をここで開く会社などもあるそうだ。ここで酒を飲み、ふらっと破壊しにいくらしい。怖すぎる。


受付で予約していた旨を告げ、まずお会計をし、早速破壊に入る。
ロッカーがあり、手荷物も預けられるのがいい。冒頭でデカイバームクーヘンをもらったので丁度よかった。店員さんは色眼鏡をかけたイケてるお兄さんだった。


今日はよろしくお願いします。僕、ヒジだけで電子レンジ破壊するの夢だったんです。


あ、そうなんですか!電子レンジはなかなか厳しいですよ。言うなれば鉄の塊ですからね。本日はもちろんご用意させてもらいました!




我ながら狂った第一声だと思ったが、店員さんはごく普通に説明してくれた。聖人度合いが透けて見える。

メインの物を破壊する部屋は地下にあり、そこに下ってまず準備をするらしい。
地下は地下でお客さんに好き勝手色々書いてもらった文字や絵が壁じゅうにあり、眺めているだけで楽しい。

「レーズン区役所」
店員さん曰く、ペチャパイのお姉ちゃんが書いたらしい。どんな心境で書いたんだよ。


「フランクなニヒリスト」
「死ね」の上にこんなにフランクにニヒリスト宣言をされるの、ちょっと怖いですね。「イキリと本物感」があって。


「絶妙に下手なドラえもん
僕の中学校の机に彫られていたやつに似ている。絶妙に下手な上、上から何か塗りつぶされているのが悲しい。なんで脇に「ビート板」って書かれてんだよ。なにがあったらそこに「ビート板」と書く?


で、破壊には色々と装備が必要らしい。
着けるものはツナギ、防護ヘルメット、薄手のゴム手袋、厚めの作業用手袋、靴の上から被せる袋だ。これで完璧な破壊が行える。完全装備の我々がこちらです。


二十世紀少年に出てくる敵みたいになってますが、これが正装です。

何も間違ってない。全て店員さんの言いなりになって着けました。
店員さんから「そのお面は誰なんすか?」と聞かれたが、ニコニコして黙っていた。一般の方の前で「にじよめちゃん」とか口に出せない。
当初はお面をつけながらヘルメットをかぶる予定だったが、ヘルメットにお面がぶつかってしまうので、僕は普通に素顔でヘルメットをかぶった。

さて、今回の制限時間は40分。この時間内に、僕らの背後にあるものをぶっ壊す。ただそれだけ。店員さんからの確認が終わり、出入り口が閉じられ、スタートした。

ごっついオシャレな洋楽がガンガンに流れる中、まずは武器を手に取り破壊する標的を探す。僕はベコベコになっている金属バットを、にしんさんはバールを手に取った。

まずは手前に鏡があったので、それをぶっ壊す。僕は鏡が大嫌いだからだ。
金属バットで粉々になった鏡で、僕の中の何かのスイッチが入った。

ふと目をやると、電子レンジがあった。店員さんが言っていた通り、ちゃんと電子レンジがあった。まずは殴ってみよう。


とりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃーーーーーーーーーーーーーーッッッッッッ!!!!!!!!!!!


どっせいどっせいどっせいせーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!!!!!!!!!!


最初は完全に「シュレッダーを壊そうとするハイウェイ・スター」になってしまったが、夢であった「ヒジでめちゃくちゃ電子レンジを攻撃する」が出来て大変満足だった。ヒジで攻撃した電子レンジは用済みなので、バールでボッコボコにした。



色々とはしゃぎ回り、普通に話をする心の余裕が出てきました。


僕ね、就職の内定決まったんですよ。


あ、そうなんですか。おめでとうござ


ガァンッ!!(バールで電子レンジをぶん殴る)


うわっ、え?


今度の会社も電子部品扱う会社なんですよね。


あ、はい……あの、なんで


パァンッ!!(陶器を叩き割る)


えっ、なんで話の途中に物を


ドゴッ!!(掃除機を叩き折る)


なんなの?



こんな和気藹々とした会話のほかにも、



電子レンジの上に立って「妄想代理人」のオープニングをやったり、



「間違えてレンジを抱えてきちゃったひと昔前のDJ」
をやったり、普段できない遊びが色々とできました。このあと電子レンジは普通にぶん投げて破壊しました。


じゃあ今から皿を投げるんで、バールで叩き割ってください。


承知した。


ほっ!ほっ!ほっ!



せい!せい!せい!(パァンパァン)


どうですか?

 


終わってるリズム天国の「カラテ家」


そんなこんなであっという間に40分が過ぎ、破壊タイムは終了しました。こちらが終わった後の部屋です。ほぼ全てチリにした。




今回は他のレジャーにも挑戦できるよう予定してもらったらしい。少し休憩を挟み、店員さんについていった。

次は「的を狙って斧を投げる」らしい。ゾンビ映画以外でやってるところを見たことがないが、出来るとなるとワクワクだ。斧を思いっきり投げる機会などそうそうない。



絵面が完全にサイコホラー映画だが、これが「斧を装備した僕」である。バトルアックスは普段なら趣味ではないが、実際に持つとワクワクが止まらない。楽しすぎる。



斧が命中した僕。SCPの写真に使われそうだ。
斧はなかなか感覚がつかめず苦戦したが、にしんさんはかなり感覚をつかんだらしい。斧が命中すると「ドッ!」という音と共に刺さる。気持ちいい。思わずテンションが上がってしまう。


こう、放る感じでやったらうまくできますよ。ほっ!(命中)


なかなか筋がいいですね。斧投げの才能ありますよ。


斧投げの才能、今後どこで発揮するんだよ。


手に馴染みやすい「マイ斧」は見つかりましたか?


ここでしか使えない語録が多すぎるだろ。なんだよ「マイ斧」って。


たっぷり一時間斧を投げると、流石にヘトヘトになった。ずっと右腕で投げていたので、ムキムキになった犬の画像みたいになってしまう。


これの次は「一時間クロスボウ撃ち放題」だ。スナイパーライフルや射撃が好きだった僕は目をキラキラさせた。


また絵面がサイコホラー映画になった。いい加減にしろ。最早自分が何の武器を持っても怖くなってしまっている。「アイアムアヒーロー」で見たぞ。モール編のところ。

店員さんからクロスボウの説明や注意を聞いて、早速撃ちこんだ。



バンッッッ!!!という音と共に、壁に矢が刺さった。矢、めちゃくちゃ速い。「これが本物か」と身震いした。結果は……


見事に缶をブチ抜いた。成功だ。そのあと三発連続で缶やペットボトルなどをブチ抜いたが、僕の射撃が上手すぎて店員さんは若干引いていた。僕も自分で怖くなってきた。





クロスボウ楽しいですね。


気持ちいいですよね〜。


ただこうやって、矢を壁から抜いてる人を後ろから見て思うんですけどね


どうしたんですか?


「人って的として十分すぎるくらいデカいんだな」って。


は?怖……。


クロスボウが楽しすぎて一時間があっという間に過ぎていった。僕はかなりクロスボウにハマってしまい、「一生撃ちてぇな」と口から零してしまい、にしんさんを苦笑いさせた。
今日のプランはガチガチに全部やるコースだったので、合計で三時間半遊んでいた。
流石に疲れたので、一旦ロビーに戻り休憩した。

リーストルームではオリジナルグッズも多く販売しており、パーカーやマクカップ等種類も豊富だ。ただ、破壊を行った後だとマグカップを割りたくなる衝動に駆られるので注意したい。僕は実際そうなった。
また、リーストルームでは軽いおつまみ系のお菓子やアルコール、ソフトドリンクも多く取り扱っていたので、喉を潤すには十分すぎるくらいだ。友達と来て破壊をしたあとに酒を飲んでも楽しそうだ。多分その予定は今後立てないだろうけど。多分僕一人で来て黙々とクロスボウ撃ってる。


クロスボウ撃てるとこって、結構貴重なんじゃないですか?


そうですね。他にクロスボウ撃てるところとなったら香川とか、四国の方面になっちゃいますかね。


ということは、東京でこれが出来るって、相当ラッキーですね。


四国の方面でクロスボウ撃つって、完全に「狩り」でやってるだろ。本来の使用用途じゃない?


意外かもしれないんですけど、実はクロスボウって特に条例とかで規制されてないんですよ。むしろ斧の方に色々法律が絡みまして。

※現在は法規制されているため、クロスボウは撃てなくなりました。残念。

日本、どうなってんだよ。



色々と裏話を聞いて休憩が終わり、解散することになった。
現在リーストルームは「龍が如く」とコラボしており、そのステッカーをくれた。他にもスタンプカードがあり、スタンプをためると色々お得になるらしい。今回は二人で来たので二つスタンプを貰い、次回来れば特典が貰えるという甘々っぷりだ。店員さんから「ニックネームとかでもいいんで」と言われたので答えたが、やはり一般の方の前でハンドルネームを口にするのは恥ずかしい。でもスタンプをもらったので明日にでも行きたい。すぐ行きたい。



破壊してみた感想

なんというか、僕の胸のつっかえていたものがスッと消えていきました。今では少女漫画を読んでも「川に突き落としたらどうなるんだろう」「冷たく突き放したらヒロイン自殺するのかな」と考えることもなく、普通に漫画を読めました。「君に届け」を久しぶりにドキドキしながら読んだ。

みなさんも是非リーストルームに行き、ストレス発散をしてみてはいかがでしょうか。僕のように破壊衝動に悩まされている人も、解決する何かが見つかるかもしれません。


REEASTROOM
Twitterhttps://twitter.com/reeastroom
ホームページ→https://reeastroom.com/


それでは、僕は豪勢な食事をしてクリスマスを終えたいと思います。ありがとうございました。



























































☆Merry☆
☆Christmas☆




おわり