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「ありふれた職業で世界最強」九話を見た感想

おはようございます。僕です。

今週もこのすばの紅伝説を見に行き、バニルさんのめちゃくちゃ強い片鱗を見たところで癒されてきましたが、今回のありふれでプラマイゼロになったかなといったところです。それだけ今回は「すごい」ということです。では、感想いきましょう。



九話を見た感想

第一印象というか、最初に見た感想は以下の通りです。


「ああなるほど、そういう回ね」と理解し、そのまま黙ってしまいました。なろうアニメを周回し続けると回によってはある程度パターンが分かれてくるんですけど、今回は「そういう回」です。何がそういう回なのかは後で書きますが、とにかく「そういう回」でした。

アバン、前回に引き続き、車で移動するハジメたち。先生が清水くんがいなくなったことを報告していたが、僕はまず清水くんが誰だったかを思い出せない。何だったっけ。国明?先生はハジメの「きっと大丈夫だ」という言葉に安心したのか、ハジメの肩に寄りかかって寝てしまった。それを見たユエはムーッとしながら





「帰りは、私がハジメの隣」と予約をとった。まんざらでもなさそうに「わかったよ」と返事するハジメにニコッと微笑むユエ。僕もニコニコしてしまう。こういうのでいい。横からシアが文句を言っていたが、お前はこれくらいのポジションで満足していろ。手を出すな。

ここでオープニング。滑り出しは僕的に満足したので、なんならここで終わっていい。ニコニコして終わらせてくれ。オープニング曲も僕は嫌いじゃないし。

さて、オープニング明け、ハジメは自身で錬成した無人探索艇を使って周囲を調べることにした。送られてくる映像は失った目の宝石に映るらしい。すげぇ。
ハジメは早速えぐれた大地と壊れた装備品を確認した。現場に行くと、既に装備はボロボロであり、剣は持つと崩れるようだった。現場でえぐれた大地の中に大きな足跡を見つけ、大型で四足歩行の魔物ということが判明した。山を越えた先に大きな魔物がいるらしいが、ハジメたちはそれを追って山を登った。

登山のときにハジメたちと生徒たちで差が大きく開いているのが「能力差が出てる」みたいで良かった。僕はそういう演出だけで満足してしまうチョロい男になってしまった。

ハジメたちは大きな滝にたどり着いた。そのとき、ハジメの気配感知に何かがかかった。人間っぽい。ユエが魔法で滝をこじ開けると、その奥には洞窟があった。奥に進むと、依頼されていた救出者のウィル・クデタがいた。生きてた〜〜〜。オーバーロードだったら死んでた。

ウィルたちは魔物の大群を相手にしていたところ、黒い龍が出てきて蹂躙されたらしい。そこからなんとか逃れて洞窟に隠れていたらしい。
ウィルは自分だけが生き残ってしまったことを悔やんでいた。完全に「戦争で戦友たちが死んでいく中死に損なってしまった老兵」が後悔するような内容だが、こんな若くして出来るとはファンタジー世界すげぇな。
ハジメはそれにキレ、「生きてることを喜んで何が悪い」と説教をした。ハジメだからこそ出来る説教だということはわかるが、内容が前向きすぎて「お前がする説教か……?」と疑問に思ってしまった。いや、お前がすべき説教なんだろうけど。

説教が終わったハジメたちは外に出て帰ろうとするが、「遅くなっちまったな、早く帰ろう」は大体戦闘開始のフラグなので注意しましょう。そんなこんなをしているうちに噂の竜がやってきました。頭部がだけが少し見え、目が光っていたので反射的に「えっ!?!?!?エヴァの初号機!?!?」って言ってしまいましたが、別に全然そんなことはありませんでした。

竜が口を開け、エネルギーをチャージし始めたところからハジメは動き出した。みんなに退避するよう言ったが、みんなは初めての竜にビビり、動けないでいた。仕方なくハジメは召喚の指輪で巨大な盾を召喚するのだが、それがマジでかっこよかった。


おいおいおいおい


コラコラコラコラ!!!!!!

かっこよすぎる……。
いや、一つのキューブからなんか色々バーって出て展開されてカッケェ盾になるのやばくないですか?

それからりゅうのいぶきみたいなビームがバーって出て耐えていたんですが、生徒たちも手伝ってくれてなんとか持ちこたえ、ユエの魔法で攻撃を中断させて竜を地に落とすことができました。シアがさらにトドメとして畳み掛けるも、竜は目を見開き、次のシーンで派手な土煙を上げた。やったか!?ここでCMカット。

CM明け。やってませんでした。
シアがさらに攻撃しようとかかるが、尻尾でぶっ飛ばされてまた水に落ちていた。池ポチャオチ好きだなお前。
ハジメが攻撃、ユエがみんなを守る役に徹するらしい。名前忘れたけどゆーかっちと呼ばれていた女の子が「私たち、足手まとい……?」と困惑していたところ、まさに意趣返しといったところでファンの皆さんは沸いたところだろう。
僕はなろうアニメの見すぎで「なるほど」と言ったっきり何も浮かびませんでした。なろうに毒されすぎると「ここで意趣返しですよ」というところを冷静に見てしまって盛り上がれないのが辛いところだ。テンションが上がらず「ここテンションを上げるところですよ」というシーンだと理解して終わりになってしまう。辛い。僕も純粋に「意趣返しだなぁ!!」と言って喜びたい。皮肉でもなんでもなく。

またあのビームを撃とうとしている竜に対し、ハジメヒュドラ戦で一度使ったっきり何もなかったあのビームライフルを取りだし、竜とビーム同士の拮抗に入った。こういう「ビームとビームがぶつかってどっちが強いか」みたいな押し合い、大好きなんですよね。



結果はハジメのほうが若干勝ち、翼にダメージを与えて竜を地面に落とした。さらにハジメは腹に乗り、「腹パン食らったことあるかぁ?」と竜相手に腹パンをかました。強くなって相手にやることが「腹パン」っていうところがある意味学生らしいというか、ある種の生々しさを感じる。過激に銃で風穴を空けるよりよっぽどキツい。ほぼいじめられてたし、ハジメくんも腹パンしてみたかったのかな。朝凪先生の同人誌に出ればいいのに。

ハジメは生徒たちから「すげぇ……!」を頂いたあと、例のめちゃめちゃかっこいい武器を取りだし、竜の腹にアレをセットした。相変わらず足場が組み上がっていく様子がかっこよすぎる。しかし、今回は竜の皮膚が硬すぎて攻撃が通らなかった。竜はウィルを執拗に狙っているらしく、そっちに気を取られているうちにシアが池から飛び出し、竜に一発かました。完全にお前の存在忘れてた。ずっと池で何やってたんだ。

しかして、シアの攻撃によって地に伏した竜は気絶してしまった。
ハジメは「竜の尻を蹴り飛ばすということわざを知ってるか?」とニヤリとすると、竜のアヌスに鉄棒を威勢よくぶちこんだ。そういう祭りかよ。

で、ぶちこんだ結果、「ああ〜〜〜〜〜っ!!!!なのじゃ〜〜〜〜〜〜っ!!!!!抜いてたもう、お尻のそれ、抜いてたもう!」と竜はおじゃる丸の同人誌みたいな声を上げた。なのじゃが雑すぎるだろ。ねこますおじさんのほうがよっぽど丁寧だぞ。

が、ハジメはそれを無視し、さらにケツに鉄棒を叩き込んだ。鬼かよ。そういうAVか。
竜人族の彼女は色々と事情があるらしいが、話を聞かないアナルの鬼であるハジメはさらに叩き込んだ。趣味か?そういうのがお前の趣味か?
「魔力が切れて元に戻ったら大変なことになる」らしいが、多分人の形に戻ったらということだろう。確かに大変なことになる。確実に〝死〟だ。僕はそうやって死んでいく女の子も大好きなので、魔力が切れてしまっても別に構わない。ハジメの容赦ない攻めに、生徒たちはドン引きしていた。僕もその一人だ。

落ち着いた頃、竜は事情を説明した。
元々竜は異世界からの来訪者について調べており、街に降りる前にとった休憩の最中、ある黒いローブの男がやってきて、洗脳か催眠系の魔法で竜を支配下に置いた。じっくり1日かけられていたので根が深かったらしい。
ここでウィルがキレだした。「操られていたから殺したのは仕方ないとでも言うつもりか!」と。まあ和やかな雰囲気に流されていたが、そういえばこいつの仲間殺されているんだった。

「確かに無実の罪の人間を殺したことは事実だし、報いは受けるが、もうちょっと猶予をくれ。あのローブの男を止めるまで待ってほしい。あの男は魔物の大群を作ろうとしておる」と竜は言った。
それを聞いた上で問答無用でハジメはぶっ殺そうとしていたが、ユエが「自分に課したルールを曲げるの?」と言い、ハジメは竜を生かすことにした。確かに邪魔する者はぶっ殺すと決めたが、ここで竜を殺す意味はない。この場ではユエが一番冷静なのかもしれない。

仕方なく鉄棒を抜いてやろうとすると、しょうもない茶番が始まった。しょうもないので内容は省略する。
で、抜くと同時に魔力が切れた竜は人の姿になった。CV.日笠。日笠……。

竜の名はティオ・クラルス。ティオは名乗ると同時に、魔物の大軍がウルの街に向かっていることを告げた。ハジメ無人偵察艇が見たところ、五、六万程度の魔物が行進していた。距離的にあと二日で到達できるらしい。先生は常識的に「みんなに知らせて、退避させて、救援を呼んで……」とあせあせしていたが、ウィルが「あの、ハジメ殿ならなんとかできるのでは」とドラえもんみたいな頼り方をしてくる。
しかしハジメ、これを拒否。ハジメの仕事はウィルをフューレンの街まで連れ帰ることであり、そんなお荷物を抱えたまま戦争は無理だという現実的な判断だった。ここに残ってまだ男を探そうと提案する先生だったが、それも否定され、ウィルを引っ張って去ろうとするハジメ

とりあえず街に知らせるのが最優先という話になったが、魔力が枯渇して動けないというティオはさっきので色々と目覚め、勝手にエクスタシーを感じていた。ハジメはそれにムカつきながら、ティオの足を引っ張ってズリズリと引きずりながら回収していった。先生が「ちょっと待ってくださ〜〜〜い!」と叫び、和やかムードで終了。エンディング。


ではまとめの感想いきましょう。

まとめの感想
はい。いかがでしたでしょうか。そうです。「そういう回」です。
「ちゃんとシリアスに出来る展開をしょうもないギャグで潰し、次への展開をふんわりつなげる回」です。

展開自体はシリアスであり、「行方不明になった人間を探していたら竜に襲われた後で竜を撃退したらそいつは操られていて操っている人間が魔物の大軍を連れて街に進軍している」というのに、見た後に記憶に残っているのはキッツいことを言わされている日笠だけだ。なんだこれは。脚本出てこい。

しかし、この回は少しとはいえユエちゃん成分がちゃんと補充出来る回だったのが嬉しいところだ。ちゃんとユエちゃんとの絡みがあったところは評価したい。それ以外は「無」だった。「なるほど、はいはいはい」という言葉以外出てこなかったし、脳にはもう「今日の晩御飯のおかずは何を作るか」しかなかった。そんなアニメある?
新キャラのティオは最早存在がドギツイし、下ネタ要員はシア一人で十分だ。あいつこの間処女捧げます宣言やってんだぞ。

しかし今回で謎が色々と浮上してきたのも事実です。ティオはなぜわざわざ異世界来訪者について調べようと思ったのか、そもそもなぜ異世界来訪者の存在を知っているのか、ティオが休んでいた崖に男がいた理由とは、と、冷静に考えればキリがないのですが、今の所証拠やフラグがなく、材料がないので筋の通る説が考えられないんですよね。今回は考察はしませんが、次回になって色々と明らかになったらまた一つ、何か世界の、この物語の真理に近づくことが出来るかもしれません。それを楽しみに、次回を待とうと思います。


新キャラ登場で色々とゴタついたことに巻き込まれてきたハジメ、そういえば次の迷宮にたどり着いてないですけど、多分尺的にこれを解決してなんやかんやあって迷宮の入り口で「俺たちの戦いはまだまだこれからだ!」って感じで終わるんだと思います。
この予想が裏切られることを祈りながら視聴を続けたいと思います。それでは、また次回もよろしくお願いしますね。






つづく