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一番好きなアイス→ディッピンドッツ

「回復術師のやり直し」八話を見た感想

おはようございます。僕です。

 

 

2月の分の記事を更新するのをすっかり忘れてしまい、ついにマシュマロには

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こんなお便りが届く始末です。そろそろマジでパソコンを新しくしないとブログを書く意欲が削がれてきてて危険ですね。皆さんもブラウザを開くのに30分かかるパソコンはやめましょう。

 

あと過去にクソアニメレビューしてるんだからそれで紹介してくれたっていいじゃん!!!!!!!

 

では、やっていきましょう。前回は闘技場をめちゃくちゃにした後旅立ったところで終わってますね。

 

八話を見た感想

第一印象は「過去一で面白いかもしれん……」でした。なんでしょう。ちゃんと見ていきましょうか。

 

アバンはあの魔王の過去の姿。何かから逃げているようです。赤い玉が寄ってくると、魔王の娘は翼を広げてそれを受け入れました。そして、宙に向かって謝っていました。オープニング。

正直、これだけで「なんといういい始まり方なんだ……!」という評価になってしまう。赤ちゃんが寝返り打っただけで褒め称える両親と同じ。これだけいいスタートを切ったから今回は良回と言えるのかもしれません。でも初っ端からセツナの胸のところに黒修正が入っててなんだか笑ってしまった。バラエティ番組の隠し方じゃん。

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オープニング明け、ケヤルガは焚き火の前で杖を直していた。どうやら元々勇者だったフレイアの力に杖の方が耐え切れなさそうな感じだった。

 

元々勇者たちの武器は神から賜り、代々伝わっている「神装武具」というものらしい。宝玉の形をしているが、勇者が手に取れば勇者に見合った武器になってくれるというそうだ。カッケ〜。従来のなろうアニメだったら一話目でやるやつだ。

ただ、前世では王国に三つしか神装武具がなかったので、ケヤルガは自分の武器の形を知らないのだった。最早この時点で誰が不遇なのか仕組まれている感じがする。

 

さて、目的の街、ブラニッカに着いたケヤルガたちは市場を歩きながら街の様子を見ていた。魔族と承認が普通に会話し、取引をしている。その異様な光景を見て、フレイアは「どういうことなんでしょう……」とケヤルガに聞いた。
ケヤルガ曰く、このブラニッカは国境にある街で、魔族との戦いの際、あっさりと防衛線を下げ、街ごと人々を見捨てた。それがなんやかんやあって魔族と和解し、こうして共存しているらしい。その「なんやかんや」のところがかなり重要そうだ。これは重要なファクターだ……。

 

さて、市場から飲食店に来て、相席した人の良さそうな魔族と人間から色々と話を聞いた。その間、セツナとフレイアは飯を美味しそうに食べていた。ここで妙に詳しい食レポが入らないあたり、良心的だ。嬉しくなってしまう。

 

さて、相席した魔族と人間から話を聞くに、魔族との和解もブラニッカの領主が命がけで魔族と交渉し、成し得たことだという。「魔族と交渉する」ということ自体望み薄だろうに、そこから成功するとは。普通交渉といえば同等の武力を持ち、それから対等な話し合いを始めるものだろうが、人間側も何か強いバックがいたのだろうか。
最初は互い警戒しあっていたが、「我々は同じだ」と仲間意識が芽生え、それから良い街づくりを共に目指すことができたそうだ。
「同じだ」という仲間意識が芽生えるところで僕は引っかかった。人間側はまだしも、魔族側にもなぜそういった意識が芽生えるのか?魔族側の方が力が強く、侵攻して防衛線を下げていたのは人間側だ。彼らと人間の「弱さ」の共通点とはなんだったのだろうか。これも頭の片隅に覚えておこう。

相席になった人間と魔物は、「魔族と人間がお互い協力したおかげで、技術力は底上げされ、生活レベルが格段に上がった」と話してくれた。さらに、人間は魔物の餌となる「血」を分けることで協力してきた。血には魔力が流れているため、それが餌として使えるらしい。さらに、血で税金の一部を払えるらしい。なんか不穏になってきたな。怖い。

 

さて、そこにもう一人相席の客がやってきた。

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それは、アバンにも登場した魔王だった。

ここでCMカット。なかなか僕好みのビジュアルをしている。あとは中身次第だ。

 

CM明け、ケヤルガは一発で魔王だと気付いたが、一周目の魔王とは少し特徴が違うようだった。

ステータスを見ると「魔王候補」という肩書きになっているらしい。まだ魔王じゃないのか。素質は十分らしい。ケヤルガは「一応魔物を統べる魔王の存在はいるけど、見たこともねえんだよな」と話している魔物に「いいえ、案外可愛い女の子でしたよ。この子が魔王です」と、相席になった子を指差した。相席の魔物と人間は冗談だと思って笑い転げていた。まあそうなるな。

「お兄さん、相当酔っているね」と一応かわす女の子に「いや、昔見た魔王に本当によく似ていたからさ」と返す。何のことかわからない魔王候補の女の子は眉をひそめた。元々この時間の逆行は魔王の心臓である賢者の石を使わなければ出来なかったことだ。人間ごときには不可能な前提の存在に訝しむのも当たり前のことだろう。

一応冗談ということで場が収まり、ケヤルガが以前見た魔王の話をした。「白い髪、真紅の瞳、黒い翼……」と特徴を話していると、「黒い翼って言ったら黒翼族だろ?今魔王に根絶やしにしろって言われて懸賞金がかけられてんだぜ」となにやら不穏な話が始まった。どうやら今魔族の間で黒翼族狩りが行われているらしい。どういうことだ……?魔族間でも争いが?

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ていうかこのジト目めちゃくちゃ最高だな……好き

 

今、魔族の間でも黒翼族が奪い合いになるほどで、一緒にいたら争いに巻き込まれるため危険らしい。

さっさとその場を去ろうとした女の子に対し、ケヤルガは「全力で前方に防壁を張れ。じゃなきゃ死ぬぞ」と言った。その瞬間フレイアとセツナが立ち上がり、全力で防壁を張った。その瞬間業火の攻撃を加えられたが、フレイアが全力で防いでいるのに関わらず、女の子は余裕で防いでいた。術の勇者を凌ぐ魔力量だということだ。恐ろしいねえ……。一周目で全滅したのも納得がいく。当然周りの客も巻き込まれ、

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おじさんと魔物ーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

さっきまで仲良くしていた魔族とおっさんが巻き込まれて非常に悲しい。前回普通に処刑されて死んだジジイの死に様より悲しい。

さて、ケヤルガ曰くこの攻撃はかなり時間を要する術らしく、それから察するに待ち構えられていたようだ。女の子も足に毒矢を受け、かなり苦戦している。そこでケヤルガは「俺を雇わないか?」と持ちかけた。それに乗った女の子はケヤルガの圧倒的パワーで敵から逃げおおせた。そのテンポがよかったので、途中の魔族の「なんだぁ?人間風情が!」のムーブも許せた。やはりテンプレをやるにもテンポよくやってくれると気持ちが良い。

さて、なんとか逃げ切ったところで、フレイアたちには警備につかせ、女の子とケヤルガは対話をすることになった。

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アアーーーーーーーいい!!!!!!!すげぇいい顔!!!!!!!!好みだ……………………

 

「なにが目的?」と聞かれたケヤルガは「昔会った魔王と話がしたかった」と言った。しかし、黒翼族が魔王についていた時代は30年前であり、どう見てもそれより若いと指摘された。まあ、話してるの未来の話だしな……。

「魔族にもできないことなのに、人間がそんな力を……」と言いかけたところを「俺は癒しの勇者ケヤルだ」と自己紹介した。普通の人間でないことは確かだけども。それを聞いた女の子は翼を広げ上部へ飛んだ。理性的な魔族である以上、魔物を殺す存在である勇者を警戒するのは当然だろう。

なんというか、こういう風にちゃんと納得して物語を進められるというのは素晴らしいものだなと痛感する。ちゃんと納得して筋を辿れたのが久しぶりだったような気がしてならない。

 

妖精の目で全てを見抜いたケヤルガは女の子の名前、イブリースや過去のことを見抜いた。その上で「俺と共に来ないか。俺が守ってやる。俺は魔王の心臓が欲しい。それが報酬だ」と交渉した。一晩考えることにしたイブリースはとりあえず交渉を保留にした。この辺のやり取りは全部書き出すと本当に長くなるので、後で書き足しておく。

 

さて、一晩馬小屋で泊まり、起きたイブリースの前ではいつものように情事が繰り広げられていた。「ヒャ〜〜〜!なにしてんのよあんたら!」と目を隠しなから見ているイブリースをよそに、めっちゃくちゃイチャイチャする一行。よくよく考えたらこの一行どんなところでもセクロスしてるし、だいぶヤバい集団なのかもな……。

しかし、その流れで恥ずかしがってるのを煽られたイブリースは「私は小娘なんかじゃない!立派な大人なんだから!」といきり立った。が、「ほう、じゃ、大人なところ見せてもらおうかな」とケヤルガの「大人」の部分を見せつけ、エンディング。終了。

久しぶりに見たからか、この最悪なオチでも「まあいいか」が出る程度にはイブリースの空気に助けられている感じがする。やはり一人はツッコミ役がいないと気が持たない。ツッコミ役というか常識人枠がほしい。突っ込まれ役だけたくさん出てきてもスン……とするだけだ。

 

さて、まとめの感想いっときましょうか。

 

まとめの感想と考察

今回は初めて考察の余地がたくさん残された回でよかったですね。なんというか、世界観をようやく説明してくれたというか。本来こういう回がたくさんあるべきなんですけどねぇ!!!!!!!!!!!

だからか、久しぶりに「面白いな……」という感想が出てきました。あくまで僕基準の面白さですけど。あとイブリースちゃんが普通に好みの顔をするので、好きです。今一位。イブリースちゃんが。

 

さて、考察ですが、魔族との戦争があった20年前に戦線を下げられ、放置されたこの地でなにがあったんでしょうか。

こういった和平交渉というのは、一方が武力が強い状態だと成り立ちません。雑魚の話をまともに聞くより、頬ひっばたいて言うこと聞かせる方が楽で手取り早いからです。

ということは、魔族にも看過できない「残された人間側」に何かがあったのかもしれません。もし本当に強大な力を持つものがいたとして、ジオラル軍がさっさと退いているあたり、国にはその存在は認知されていないのかもしれません。その強大な力を持つ者がその領主だったら魔族が屈して和平できたのも納得がいきます。完全な和解などはないとは思いますが、まだ人間を憎んでいる魔物がいるのも「人に力で屈した」というのが受け入れがたいからではないか?とも思いました。これは完全に予想ですが。

 

さて、今回めちゃくちゃよかったので次回どうなるかわかりませんが、残り3話くらいになってきたということで段々僕にも希望が持ててきました。最後までがんばるぞ!

 

 

 

 

 

 

つづく