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「ありふれた職業で世界最強」六話を見た感想

おはようございます。僕です。

ありふれが総集編をやってくれたおかげで僕は一週間休むことができたんですが、この一週間で完全に忘れていてニコレポにありふれの更新がきていたのを見たとき、「あ、そうだった。感想あるんだった」と声に出して言ってしまいました。一週間で完全に平和ボケしていますね。
なにやらコメントで六話はクソ回と聞いたので楽しみにしていますが、どんな感じなんでしょう。僕ワクワクしてきちゃいました。それでは感想いきましょう。

六話を見た感想

第一印象は「いろいろと問題だけどやっぱり構成がダメだ」という感じです。
なんというか、異世界スマホの頃のような鬱陶しさを久しぶりに感じてなんだかワクワクしてしまいました。これからこういう感じになっていくんですか?最高ですね。水飲まされるよりよっぽど良い。

アバン、良い体つきのうさ耳女がキョロキョロとしているところからスタート。「もう待ちたくたびれましたよぉ、いつになったら会えるんですかぁ」となにやら意味深なことを言いながら何かを待っていると、そこには安そうな作画で描かれた双頭の恐竜っぽいのが。

必死に逃げ回っていたウサギは崖を登っていると、崖の上の方で魔法陣が光るのを見つけた。「やっときた!」と喜んでいたが、魔法陣からめちゃくちゃビームみたいなのが出て恐竜もろとも吹っ飛ばされた。
そこに降り立ったのはハジメとユエだった。ハジメとユエを見つけたウサギは「やっと会えました!」と嬉しそうに笑った。ここでオープニング。
既にウサギが鬱陶しそうだということがありありとわかる、ある意味演出がすごい。

オープニング明け、地上に戻れたことを喜ぶハジメとユエ。ユエちゃんが素直に可愛い。
良い雰囲気になってきたところでウサギが大手を振って向かってきた。「兎人族……?」「めんどくさい……いこ」とめちゃくちゃ塩な対応をするユエと同意するハジメ。さっさとその場を去ろうとするが、ウサギはハジメの足にしがみついて「お願いです!家族を救ってください!」と頼む。ハジメの足にひっついているのが気に入らなくてひっぺがそうとしているユエが可愛い。オーダーだ。これからはこういう可愛さを頼む。



「いたいけな美少女を置いて良心は痛まないんですか!?」とチラチラ見てくるウサギ。こういうタイプの鬱陶しさはバランスよくやらないと本当に鬱陶しいだけになるので注意したい。これから「ウザ可愛い」キャラを作りたい人は覚えておいてほしい。

そこに再登場する恐竜。ウサギは「逃げてください!」とお決まりのやつをやってくれる。しかしハジメ、これを瞬殺。ここまでお約束。
ハジメに「いいからさっさと離れろ!」とぶん殴られたところで急に「わ、私は兎人族の長ハウリアの娘、シアと言いますぅ……」と自己紹介を始める。「シアと言います……」と書こうとしたら愚地独歩みたいになってしまいそうだったのでやめた。

ついに根負けしたハジメは話を聞くことにしたが、コートで顔を拭いたシアをぶん殴ったことでまた「いたいけな美少女を……!」と頭を抱えていたが、「遥かにレベルの高いユエの前でよくそんなことが言えるな」と隙のない嫁自慢。「当然……」という顔でムフーッとしているユエちゃんが可愛い。オーダーだ。こういうのも積極的に頼む。





嫁自慢をしてご満悦なハジメもいい。こういうのだ。僕の心を満たしてくれるのは。

で、まあ色々とやった後、シアが事情を説明し始めた。
シアは亜人族にはない魔力を持ち、なぜか魔物の固有魔法を使えるらしい。「未来視」という選択の先の未来が見えるバリクソ便利な魔法だ。それでハジメたちがくることもわかっていたらしい。
そこで一族を助けてほしいと懇願するシアに、ユエは「迷宮の入り口がある樹海の道案内に丁度いい」とシアを連れていくことに賛成した。

一方、シアの故郷らしき場所ではドラゴンっぽいのが何頭か飛び回っていて、ハウリア族はそれから身を隠すために草むらに潜んでいた。
うっかり出てきてしまった子供の前に捕食者であるドラゴンが襲い掛かったところ、ドラゴンは急に頭が爆発して倒れた。

召喚したバイクで颯爽と駆けつけるハジメはシアをぶん投げて囮に使い、ドラゴンの頭を撃ち抜いていった。見ていて気持ちがいいな。シアは目の前で爆散するドラゴンを見続けるというUSJのアトラクションみたいな体験をしているけど。


ここから説明されながらのダイジェスト。
シアは亜人族にはない力を持っているため、迫害されてきた。しかし、両親を始めとしたハウリア族はシアのために故郷を捨て、樹海を逃げ回ってきた。兎人族は戦う術を持たないため、ああして逃げているしかなかったのだ。
ダイジェストではハジメとユエが魔物を倒したり、他の種族と戦って勝ってたり、何かを他の種族から認めてもらってやったーしてたりしていた。全然わからん。何やってっか全然わからん。

魔物の力を持ち、ユエを連れて故郷に帰ることがハジメとユエの旅の目的だと知り、親近感が湧いたのか、シアは旅に同行したいと言い出した。二人は即答で「ダメ」「足手まとい」と断った。物理で足手まといだったからね。
ここでCMカット。ハジメはアレだけどユエちゃんの本来の服可愛いな。


CM明け、ハウリア一族はハジメに「強くなりたい!」と頼んできた。世界で一番強くなりたい!
何かに心打たれたのか、ハジメは「お前ら……」と言うと、一族の特訓に付き合ってあげた。「お前ら……!」と聞くと反射的にヤンクミが出てきて例のBGMが流れてしまう。ドラマのごくせんを見過ぎた。

一族のみんなは基本的に優しく、弱い魔物にボコボコにされたり、お花を慈しんだりしていた。見かねたハジメは思わず声をかける。







??????????????

なんだこの演出は……?何のために文字を……?

「時々お前らが妙なタイミングで飛んだり跳ねたりするのはその花が原因か……?」とハジメが問うても





と謎の演出。「が原因か……?」て。Twitter大喜利で他の画像と合わせて使われそうだ。金欠の理由でゲーセンの音ゲー筐体の画像と一緒にツイートしてるとか。
すいません、「架空のTwitter大喜利」をやってしまいました。



めちゃくちゃ可愛い取引先への謝罪メールみたいになってしまった。多分これ送られたら「ふざけんな」って言われるだろうけど。字と背景が合ってないんだよ。なんだこのババアの家にある便座カバーみたいな柄は。

ブチ切れたハジメは一族のみんなに説教を始めた。「死にたくなかったら死に物狂いで魔物を殺せぇぇぇ!!!死ぬか!!殺すかだ!!」





なんて情報量のない画像なんだ……!地上波でこれを流す勇気……!

それからはシアもめちゃくちゃに腕を上げ、ユエとまあまあいい勝負をしていた。

再度、シアはハジメに旅の同行を申し入れた。
ハジメは「なんでついていきたいんだ」と理由を尋ねると、シアは恥ずかしがりながら「ハジメさんのそばにいたいからです!しゅきなのでぇぇぇ!!」と答えた。は?
ヌッとカメラに入ってきたユエも正妻の眼光を飛ばす。顔に一切陰が入っていないのが逆に怖い。可愛い。



そこで訓練から戻ってきた一族のみんなが狩ってきたサイっぽい魔物をドサっと置いた。雰囲気は完全にイカれたチンピラのそれだ。街で絡んでくる雑魚ともいう。

で、大樹のところまで案内してもらったハジメたちは迷宮の入り口を見つけることが出来た。この大樹はずっと枯れてるらしく、枯れてるくせに全く朽ちないらしい。SCPかよ。いや、分類で言ったらAnomalousアイテムか。

迷宮の入り口らしき石碑にオスカー(反逆者さん)の指をはめ込むと、石碑に光るメッセージが浮かび上がった。「四つの証。再生の力。紡がれた絆の道標。全てを有する者に道は開かれるだろう」という暗号だった。色々と推理していたが、ユエは「他の四つ迷宮をクリアした上で再生の神代魔法を手に入れろってことかも」と推理した。

一族も同行したいと願ったが、「もしも次きたときに使えるようになっていたら考えなくもない」と言ったら素直に一族は鍛錬に励み始めた。

ここで回想。シアは化け物の力を持っていることを嘆いていると、母親に慰められ、「きっと樹海の外にはあなたと同じような力を持っている人がいる」と教えてくれた。

で、どうやらシアとユエは賭けをしていたようで、さっき顔に傷をつけたシアが勝ったらしい。お供についていくことになったシアにハジメは「ついてきたって何も応えてやれないぞ」と念を押す。多分本当にそうだろう。
なろう主人公はハーレム系と純愛系の二つがいるが、純愛系は状況がハーレムになったとしても本命ヒロインとのイチャラブを強める要員でしかない。ある意味安心できるが、ハーレム要員の一人になったキャラを好きになると辛いところがある。僕は俺妹で黒猫を好きになってから物語の顛末を見て号泣し、「もう二度とハーレム系のアニメは見ない」と誓っていた。それから同人ゲームで黒猫と結ばれるやつしか黒猫を見ていない。なろうアニメは大体ハーレムだが、確実に誰も本気で好きにならないので安心して見ることが出来る。


シアは未来視で変えたくとも変えられなかった未来を何度も目の当たりにし、「もっと頑張ればよかった」と後悔していた。「もう後悔はしたくない!」と自分のしたいことをするという意思があった。微妙に噛み合っていない会話をしたあと、根負けしたハジメが「好きにしろ。モノ好きめ」とその場を去った。ユエも微妙な気持ちらしい。「全く……」みたいな顔をしたと後に微笑むの、割りと好きだけど「ここじゃなかった感」がすごい。
エンディング。終了。


なるほど。ではまとめの感想いっときましょう。

まとめの感想と考察
はい。今回はもうなんというか、「どうしてそうなってしまったんだ」と製作陣に聞きたい出来になっていました。ここまであからさまな作画節約は久しぶりですね。ここまであまり意味のない文字がデカデカと出てくる画面、なかなかないですよ。

演出もそうなんですけど、ダイジェストでなんか色々やってたけど何一つわからないのがまた辛いですね。なんか強そうな種族から吠えられて微動だにしないまま瞬殺したハジメとか、なんか長っぽい人に認められたっぽいとか、全然わからん。何をやってるのか。ずっと魔物倒してるだけのダイジェストで別に成立した気がする。
でも今回は色々と可愛いユエゃんの姿が見られた気がするのでプラマイ若干マイナスで済みました。よかった。今回のユエちゃんは全体的になんか可愛い。

で、考察なんですが、「シアがなぜ異端の力に目覚めたのか」です。
今回は考察というか完全に僕の想像なんで特に根拠があってあーでこーでっていうわけじゃないので話半分に見てほしいんですが、シアの母親ももしかして、「異端の力」があったんじゃないかと思っています。
もしかして、あの「樹海の外で会えるかもしれない」「だって力を持っている人が世界であなた一人わけがないもの」と言っていたのはシアの「未来視」をしていたからではないんでしょうか。母親にもあるとして、シアにそれが受け継がれていると考えるとこの「異端の未来視の力」は脈々とシアの血筋に受け継がれてきたものであり、素直に育ったシアが力について他に言ってしまったことで発覚し、気味悪がられてしまったのではないでしょうか。
だとすれば、祖先の人はこの未来視の異端の力をどうやって手に入れたのでしょうか。昔食糧難か何かでハジメと同じように魔物の肉を食わざるを得ない状況になり、何らかの方法で生き延びた祖先が未来視の力を手に入れ、子を成したことで受け継がれていったということでしょうか。または、元々普通の兎人だった祖先が神か何かから力を付与され、それが血と共に受け継がれてきたのでしょうか。

ここに何か秘密があるとするならば、これからシアは面白い存在になっていくかもしれませんね。


さて、六話がクソ回だったと称される理由はわかりましたが、正直僕はまだ若干足りません。ヒロインに理由もわからないまま唐突に告白されたり、クソみたいな演出が出たとしても僕はまだ足りません。もっと異世界スマホや覇王のように全編「キツ……」と漏らしたり目を伏せてしまったり一時停止してしまうような状況になりたいんです。
ありふれはまだ面白いところを残しており、ヒロインも僕が納得するレベルで可愛い。そういう状況が出てる時点で僕はまだまだ満足出来ません。

ありふれのこれからの展開を、僕は楽しみにしています。








つづく