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「ありふれた職業で世界最強」七話を見た感想

おはようございます。僕です。

折り返し地点を過ぎ、後半戦に突入したありふれですが、今回はどうなってくんでしょう。前回からヤバイ片鱗が見え始めて非常にワクワクしています。それではいってみましょう。

七話を見た感想

第一印象、「ついにヤバくなり始めやがった」という感じです。前回からノリが変わってだんだんと作風が明るくなってきたような感じでしたが、今回で軌道に乗ってきたなという感じですね。シアの参入で一気に空気感が変わった。

アバン、ライセン大峡谷で腰かけて地図を眺めるハジメからスタート。迷宮はライセンのどこかにあるらしいが、規模が広すぎて全く見つからない。ここでシアが排尿をしに岩陰にいくと、何かを発見して大騒ぎしていた。
岩陰には文字の刻まれた石板があったが、そこに入ると「やっほーーー!おいでませ!ミレディ・ライセンのドキワク大迷宮へようこそ〜〜〜!」と声が響いた。なんか東武動物公園のアトラクションにこんなんがあった気がする。ミラーハウスのアナウンスかよ。
オスカーの手記にもライセンの名前があったことから「本物の迷宮」だと確信するユエ。適当にあちらこちらを触っていたシアが隠し扉を発見し、「……嘘」と声を合わせるハジメとユエ。ここでオープニング。
ハジメとユエの間の取り方が完璧でいいな。なんか芸人みたいな評価の仕方だけど。やはり笑とはテンポとギャグのチョイスにある。

オープニング映像が地味に変わっていて若干興奮してしまった。やはりオタクというのはそういうのに弱い。

オープニング明け、早速襲いかかってくる無数の針の攻撃を銃でいなしていくハジメ。もうこういう攻撃は前回の迷宮で散々やられてきたのだろう。シアは壁に張り付けにされて漏らしていた。先におしっこしとけよ。お前みたいな奴が修学旅行のバスの中で脂汗流しながらSAまで耐久することになるんだぞ。

部屋の中に設置してある石板からは「ビビッた?ビビッちゃった?もしかして漏らしてたりして!プププ……」と明らかに小馬鹿にする声が響いた。気に食わなかったシアはハジメに作ってもらったハンマーで石板をぶっ壊したが、自動修復機能がついているらしい。そこまで踏まえて馬鹿にされた。
ハジメとユエの空気感が完全に四コマのギャグ漫画でほっこりしてしまう。もうそういう感じで漫画で読みたい。

さて、迷宮の本陣の内観は館のようになっており、「迷宮らしいといえば迷宮らしいな」とハジメも言っていた。同感。
もちろん迷宮にはトラップがつきものなのでクソデカい岩が転がってきたりする。インディー・ジョーンズで死ぬほど見たトラップだ。ユエは魔法で対抗しようとするが、放出系魔法が使えないらしい。魔力を弱めるのもこういうエリアを用意している敵ならではって感じでいい。仕方ないからハジメが銃で一発で粉砕したが、続いて岩が3個くらい一気に転がってきた。堪え性のない子供が一気にビー玉入れちゃったコース作る系のオモチャかよ。



なのでシアが全部力技でぶっ飛ばしました。完。

もちろん迷宮なので他にも定番の「巨大カッターが迫ってくるやつ」もありました。



現実的に考えるとこれめちゃくちゃ大掛かりですよね。多分機材買って設置できたときのテンションの上がり方がヤバくなる。こんなん自宅の迷宮にあったらめがっさ自慢してしまう。「やっちゃいましたわ」みたいな感じでデスゲーム友達に言っちゃう。
ですが、



シアが力技で止めました。
スイッチ押すとかじゃないんだ。力技で止められるんだそれ。


他にも様々なトラップをくぐり抜けていくハジメとユエ。シアは後方で全部受け止めていた。タライが無限に落ちてきたり、糸がベットベトしているやつもあった。ユエは全部ハジメに担いでもらったので大丈夫でした。ユエに対する気遣いがすごい。その頃シアは白濁液のトラップを顔面で受け止めていた。ろ、露骨だぁぁぁ〜〜〜〜〜〜!!!!(ズコーッ)

さて、舞台は変わって王宮へ。クラスのモブが「先生の遠征についていこうと思う」と決意したらしい。ハジメが死んだと思い、若干ビビり始めたモブ達に対して「アイツは無能だったが、無能のアイツに助けられたことは事実だ。私は出来ることを探すし、遠征に行く先生の護衛くらいは出来る」と意思を示した。それをジトッと見つめるそばかすとクマのある男子のクラスメイト。こいつにもなんかありそうだ。いかにもなキャラデザ。

一方、ハジメたちはある部屋にたどり着き、「いかにもな扉」を発見した。周りには鎧が壁いっぱいに飾られており、「いかにも」な雰囲気を放っている。ホーンテッドマンションの映画とかその他で見た。

さて、戦闘開始したが、ものすごく見辛い。今までの戦闘シーンが嘘のように動きがすっトロい。ヒュドラ戦とかもっとこう……もっとこう、アレだっただろ。スピード感ゼロの戦闘が続く中、シアが奥の扉を開け、エレベーターみたいになっている石に飛び乗り、鎧から逃れた。

その先にいたのは、完全に「親玉」って感じの外見のミレディ・ライセンだった。



この外見で可愛い声が響いてくるの、めちゃくちゃカッコよくないですか?

ここでCMカット。ミレディ・ライセンの鎧のデザインがめちゃくちゃずんぐりむっくりって感じでカッコイイ。パワー防御ガン振りタイプの敵だ。自分のチームがパワーガン振りタイプだったら完全に相性が悪いタイプの中ボス。持久戦になって終わった頃アイテムギリギリになりそう。

さて、CM明け、自らがミレディ・ライセン本人だということを証言したミレディは、「目的は何?何のために神代魔法を求める?」と問う。急に声色が変わった。めっちゃカッコいい。

ハジメが問いに答え、「ここにある神代魔法は転移系なのか?」と聞くとミレディは少し悩み、「教えてあーげないっ♪」とふざけた。次の瞬間、ハジメは「死ね!!」と言うとミサイルランチャーでミレディに派手にぶちかました。そういうコントかって。

戦闘が開始し、ミレディとシアがぶつかり合う。2Dと3Dだからなんかシアがバグっているように動いてて笑ってしまう。オンラインゲームのラグかよ。
ハジメがゼロ距離で弾丸を放ったが、装甲が厚く、核を破壊することは出来なかった。
「あんまり調子に乗ってると、痛い目見ちゃうかもよ〜?」と煽ってくるが、声色が違うため「強者が『図にのるな小僧』と言ってちょっと本気出すパート」みたいでかっこいい。こういう敵に憧れる。

ちょっと本気を出してきたミレディは大量の石を降らせてきた。
ミレディは「やっぱり無理だったか〜……でもこのくらいなんとか出来ないと、あのクソ野郎共には勝てないしね〜……」と「やったか!?」宣言をする。「そのクソ野郎共には興味ないと言ってるだろうが」とセオリー通り生還するハジメ

ハジメは再び攻勢へ。ミレディが倒れたところで凍結魔法で固定し、核の場所に新兵器を設置した。



おいおいおい



おいおいおいおいおい



カッッッッッケ!!!!!!!!

やはり足場を固定する兵器にはロマンがある。ヤバい。ここの設置シーンだけ何回も見ている。足が接地面で「バシン!」つって楔を打ち込むのめちゃくちゃかっこいい。

新兵器を使って巨大な釘を打ち込んだハジメだったが、まだ核には届かないらしい。「残念でした〜!」と言って余裕だったミレディだったが、その残った巨大な釘をシアがハンマーで叩き込み、見事に核を破壊した。ミレディの断末魔が終わると、機械の駆動音がフェードアウトしていった。こういう「ブゥゥゥーーーン………」って機械が止まっていくのめっちゃ好き。

みんなが感動の雰囲気になっているが、「いい雰囲気のところ悪いんだけど〜」とミレディが割り入ってきた。残り僅かな力で喋っているそうだ。
「君の望みのために、私たち解放者の神代魔法を全て手に入れること。頑張ってね」「(クソ野郎共と)戦うよ。必ず。君が君でいる以上。君は神殺しを成す」と忠告し、「君たちのこれからが、自由な意志の元にあらんことを」と言い残すと、ミレディの魂的な奴やつはどこかに去っていった。こういう解放者共通のスローガンみたいなのがあるの、めっちゃいいな。

こうしてミレディの部屋に向かうハジメたちだったが、入り口のデザインがヤバすぎる。一瞬「ドラえもん のび太のブリキの大迷宮」の入り口かと思った。



でも僕も自宅に迷宮作るんだったらどっかの節目にこういう禍々しい入り口は作ってみたい気もする。



「やっほ〜〜〜!さっきぶり!ミレディちゃんだよっ♪」

は?

動く顔文字の擬人化みたいなものに身を宿したミレディちゃんがいた。なんだお前。デスゲームのポップな主催者みたいなデザインしやがって。

まあ、こうしてハジメたちは無事に神代魔法「重力操作」を手に入れた。シアとハジメには適正がなく、ユエはピッタリ適正があったらしい。こういうマリオのゲームみたいなスキルの手に入れ方は好きだ。ペーパーマリオRPGみたいだな。

攻略の証と役に立ちそうなものを強奪していくハジメに呆れ、ミレディは水を流してハジメ達を迷宮から強制退場させた。ゾロリみたいな退場のさせ方するなお前。



退場する最中、謎の人面魚に遭遇したシアはびっくりして溺れてしまった。なんで外国人みたいな人面魚なんだよ。

近くの池からぶっ飛んだハジメ達。シアが溺れていることに気づいたハジメは心臓マッサージと人口呼吸を試みた。



当然猫みたいな顔でハジメの人口呼吸に拒否反応を出すユエだったが、お構いなしに蘇生処置は続く。人口呼吸のたびに「また……!」みたいな感じで反応するユエが可愛い。僕は割とユエちゃんに甘いのかもしれない。

懸命な蘇生のおかげで意識を取り戻したシアは、一瞬でだいしゅきホールドをかましそのままめっっっっちゃくちゃ濃厚なキスを交わした。作画気合入りすぎだろ!!!!!!!!
ある程度予想していたから僕は若干引くくらいで済んだし、再生もストップしなかったが、なかなかキツい。やっぱりノリが変わってきている。

街に降りた三人は宿をとることにしたが、ユエとシアが部屋割りで揉めた。二人部屋二つでハジメとユエが泊まるか、シアと泊まるかでいざこざが始まった。
いかがわしい雰囲気を放つユエに対抗し、「じゃあ私がハジメさんと一緒に泊まります!」に「ふーん、それで?」と返されたシアは
ハジメさんに私の処女をもらってもらいます!!!!!!」と元気良くサムズアップ。そんな元気に言うな。

一気に静まり返る宿の中、ハジメがシアに一発ぶちこみ、エンディング。終了。


はい。まとめの感想いきましょう。

まとめの感想と考察

ああああああああァァァァァァーーーーーーーッッッッッ!!!!!!!!!!!!

失礼しました。リアルで積み重なってきた様々なストレスと融合して感情のマグマが噴火してしまいました。

最初に言いましたが、「ノリが変わってきたな」というのが最後のパートで如実に表れていますね。こんな異世界スマホや覇王で食らってきたタイプのキツさの衝撃を受けるとは思ってませんでした。
キスシーンでなんとなく察しましたが、多分シアは「ハジメにちょくちょくモーションをかけてきてそれをツッコミでボコボコにされてオチる」ってタイプのボケキャラですね。銀魂のさっちゃんのギャグの精度がだいぶ落ちたバージョンと言うとわかりやすいでしょうか。
ありふれはこういうのがないと思ってましたが、これからこういう方向にキツくなっていくと本当に辛いですね。何が辛いって、僕カプ厨なのでこうして正妻ヒロインの前で直接的に他ヒロインとイチャイチャされると本当に苦しくなってくるんですよね。人口呼吸のたびにハジメに反応していたユエちゃんがもう普通にキスされているのをどんな心境で見ていたんだろう。これ来週ユエちゃんがハジメにずっと肩車されているとかおんぶされているとかしてベッタリくっついてシアを近づけないようにしてるくらいの描写が必要ですよ。僕がこの傷を癒すためにはこれくらいのシーンがないとダメ。無理。辛い。


さて、考察ですが、「ミレディの話」についてです。
今回で「必ずハジメたちと狂った神のクソ野郎どもとぶつかることになる」ということがわかりましたが、「君の選択はこの世界にとっての最良だから」という発言から、「家に帰る」という選択が最良になるということは、ハジメと同じように理不尽にこの世界に連れてこられたある種の「解放者」が他にいるということでしょうか。もしかしたらこの世界、狂った神の信徒と元々の住人以外の召喚者は「家に帰りたい」と願う解放者の意思を継ぐ者なのかもしれませんね。
だとしても、「解放者の意思を継ぐ者」が敵か味方かもわからず、今後どうぶつかっていくか未知数です。同じように迷宮を回る「解放者の意思を継ぐ者」が現れた場合、ハジメたちとどう接していくのか全く予想がつきませんね。

考察は以上ですが、他にも「解放者たちがどうメッセージを残しているか」にも今後注目していきたいですね。オスカーさんは立体映像メッセージ、ミレディ・ライセンは魂を他の依り代に宿らせた降霊術のようなもの。こうしてみると生前の性格が出そうで面白いですね。他の解放者はどのようにしてメッセージを残しているのか、楽しみです。



さて、次回はのサブタイは「過去との再会」という意味深なものですが、誰の過去とどうぶつかっていくのか、それぞれなんとなく予想が出来ますね。ハジメだったらクラスメイト、ユエだったら元家臣たちの末裔、シアだったら元々いた住処の住人とか。そろそろクラスメイトとハジメがぶつかりそうな気がしないでもないですが、多分期待は外れるでしょう。こういうプラスな期待って大体外れるようにこの世界って出来てるので。
でも次回で八話ですし、そろそろちょっとまとめに入ってくれてもいいんじゃないかと思います。頼む……次回はまともに作ってくれっっっ……!!!


それでは、また次回もよろしくお願いしますね。






つづく