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一番好きなアイス→ディッピンドッツ

「賢者の孫」三話を見た感想

おはようございます。僕です。

前回二話の更新が大幅に遅れたのにも関わらず多くのコメントを頂きまして、ありがとうございます。ゴールデンウィークが今日までなので頑張って書き上げていきたいと思います。
あと全く関係はありませんが、昨日2年ぶりに銭湯に行ったらめちゃくちゃ最高だったので、みんなも銭湯に行きましょう。

それでは始めていきましょう。前回はクラスメイトみんなにドン引きされて終わりでしたが、今回はどう話が転がっていくんでしょうか。

三話を見た感想

はい。初見の印象ですが、まあいろいろと書きたいことはあるんですが、とりあえずちょっと興奮した回でした。
皆さんが言うように「心を強く持って」だとか「この後心配」と言われるような回ではありませんでした。僕が狂ってるだけなので一般人である皆さんが正しいです。僕が本来間違ってる。

アバン、前回の約束通りシシリーを送っていくシン。メリダから「くれぐれも自重するんだよ」と言われ、わかってんのかわかってないのかわからない顔でいるシンに安心感すら覚える。こいつ絶対人に言われたこと守れない。

シンは索敵魔法を駆使しながら歩くが、通学路では何も引っかかることはなかった。ここでシシリーがお礼を言ってきて、シンは「わざわざなんて……」と返事をし、



これである。多分「はいギャグポイントですよ」と教えてくれているのだろう。親切なスタッフに恵まれて孫も幸せだろうな。



それに対してシシリーもこうなっていた。親切だな〜〜〜〜〜。わざわざ「ここ笑いどこですよ」って教えてくれるようなアニメあります?

ここでオープニング。「ぶっ飛ばせ常識を」って言いながら服をぶっ飛ばすな。それが許されるのキンプリだけだからな。ふざけるな。ぶっ飛ばすぞ。
それによく見たらサビに至るまでの映像が低予算で作られてそうで「エンディングに意識を奪われすぎていたッッッ……!!!」と一人で悔しがっていました。そこに気付けないとは、クソアニメ研究家として失格ですね。
Tips:オープニングも低予算で作られる場合がある。



オープニング明け、早速オーグが「女連れで登校とは流石だな」と煽ってくる。絶対いい奴じゃん。まあそういうオーグもトールくんたち護衛の生徒二人を連れていた。トールくん可愛いなあ……ちょっとお尻触らせてほしいなぁ……。
隣のお前はいらん。

すると、突然机の上をスライディングしてきて遅刻を心配する頭のおかしな小娘が出てきた。なんやこいつ……キメてんのか……?一体どんな気狂いが入学してきて



カワイッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

アリス=コーナーちゃん可愛ッッッッ!!!!!!!!!!大好きこういう子!!!!!!!!!

その挙動のヤバさに流石のシンも「この世界の15歳って大人だよね……?」と疑問を浮かべるレベルだ。アリスちゃんもこの男に言われるとは一族の恥さらしだろう。コーナー家に泥を塗るな、アリス。

さて、先生も入ってきて「全員揃ってるな〜?授業始めるぞ〜」と言い始めた。全員揃っている描写をしないでホームルーム始めるのかよ。まあいいけど。あと先生も絶妙に目の光がなくて怖い。このアニメ作ってる人たちの目かよ。

今日は校内の具体的な案内らしい。とりあえずぐるっと一周したらしいみんなに先生が説明を始めた。校舎には二種類あり、普段座学で使うための棟、そして実験室や職員室、研究会(部活)が使う棟があるらしい。

魔法学校なので、研究会は基本的に魔法の研究をしているらしい。「攻撃魔法研究会」や魔道具を製作する「生活向上研究会」や身体強化魔法の研究をする「肉体言語研究会」があるらしい。
予想だが、生活魔法研究会には絶対「グルグルメガネで学校では異端とされている発明家的女生徒」がいると思う。ていうかいてほしい。僕もこの世界に転生したら多分生活向上研究会入るし、ワンダーテインメント博士みたいなテロを起こしたい。どちらかというと“博士”になりそう。

ユリウス(トールくんじゃない方)は肉体言語研究会に興味を示していたが、護衛のために入ることはないだろうと思っているらしい。オーグはそれを適当にあしらい、(護衛が鬱陶しくて離すため)入部を勧めた。こういう奴が主人公になるべきなのに。

するとアリスちゃんがシンに「ねえ、シンくんは入りたい研究会とかあるぅ〜?」と聞いてきた。





可愛ッッッ!!!!!!!!!!!!
アリスちゃんが可愛すぎて辛い。唯一の救い。ありがとう。こういうほわほわしたアホそうな子大好きなんだよ。


そんな可愛いアリスちゃんの質問に「いやぁ、どれも特に……」とそっけない返しをするシン。おい。なんだそれは。アリスちゃん可哀想だと思わねえのか。地に頭を着けて詫びろ。

オーグはここで「ふむ、確かにシンにとってはどれも物足りないか……いっそのこと、自分で立ち上げてみるか」と適当にageる。おい。やめろ。ちょっと待て。

みんなはその話に乗り、次々と入部に乗り気になっていく。しかもここでクラスメイトの紹介パートに入りやがった。ふざけるな。



でもリンちゃんと横にいるアリスちゃんがめちゃんこ可愛かったので全て許しました。本当にこのアニメ「女の子の可愛さ」だけで許してもらってるアニメだな。
なにこのアリスちゃんのポーズッッッ!!!!!!!!!カワイッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!





アアアアアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッッ!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?

そういうわけでシンを中心とした「究極魔法研究会(リンさん命名)」なるものが発足したのだった。シンは「痛々しい!痛々しいよリンさん!」とほざいていて思わず拳を握ったが、研究会の名前が決定してぴょんぴょん飛び跳ねてるアリスちゃんが可愛かったので冷静になった。かわい〜〜〜〜〜。

場面は変わって国の会議っぽいところへ。なにやら魔物の数が年々増えている異常事態が起こっているらしい。人為的なものである可能性は即座に否定され、「ありえない!」と言われていたが、そういう否定の仕方は確実にフラグなのでここもノートとっておいてください。テストに出ます。
ディスおじさんは各隊に調査を進めるよう指示した。

その頃、リッツバーグ邸ではカートくんがお父さんに怒られていた。よかった……お父さんまともだった……。
「私は選ばれた人間なんだ!!!」と叫ぶカートの異常さを察知したお父さんはカートを殴り倒し、部屋に閉じ込めることにした。お父さんが「どうしてこんなことに……」とつぶやいていたが、多分肩を叩いただけで肩極められたせいだと思うんですけど。
コメントで「カーッとなったんだろ」って流れてきて笑っちゃった。コメントじゃなくて本編で笑かしてくれよ。

翌日、カートが自宅謹慎になったことが告げられた。前は多少自信家なところはあったが、ああいった態度をとる生徒ではなかったという。
ここでトールくんが「変わったところといえば、シュトローム先生の研究室に入ってたところでしょうか……」と言った。
シュトローム先生は中三の頃、帝国から亡命してきたということで就任してきた先生で、多少魔法が出来る生徒に「研究室に来ないか」と片っ端から声をかけていたらしい。怪しっ。
目が見えないのか、両目に眼帯をしていたが、普通に行動していたらしい。オープニングに出ていた黒川玲みたいな人か。

そしてその話が出ていた頃、リッツバーグ邸にそのシュトローム先生がきていた。シュトローム先生は女性の手首にしか興味がなくて余計な人は爆破してそうな声をしていた。
シュトローム先生は夫人に頼られて来たっぽい。シュトローム先生は部屋に入り、カートに語りかけた。シュトローム先生は何か過去にカートを唆したらしい。「君は特別な存在だということを思い知らせてやれ」と怪しい光を手のひらに灯し、カートの目の前にやった。カートの目はみるみる赤く染まり、絶叫を上げた。

ここでCMカット。ここまで書いてようやく半分だということに絶望感を隠せない。そもそもゴールデンウィーク最終日に僕は何をやっているんだ。

はい。CM明け、食堂ではSクラスのみんなが集まっていた。そういえばアリスちゃんもSクラスなんですよね。アホそうで可愛いけどSクラスなのかっこいいな。アリスちゃんいいとこ全部取りかよ。最高……。

食堂では適当にシシリー可愛いムーブをかまされたので省略します。いいからアリスちゃんを映せ。
「まあ不埒が輩がいたら索敵魔法でわかるけどな」と言いマリアから「なんで?」とツッコミをいれられる。何か嫌な予感がする。くるぞ!遊馬!

シンはトールくんに「魔物はオーラが禍々しくて気持ち悪いが、害意を持つ人間もにたようなものがある」という話を振った。入りが「トールは魔物狩ったこと、ある?」から入ってめちゃくちゃ鬱陶しい。
「シンが魔物を狩ったことがある」と察したトールとリンちゃん。トニーが「ちなみに初めて狩ったのは何歳?」と聞いた。

シン「10歳だよ」
周り「10歳〜〜〜!?」

シン「確かクマだったな」
周り「クマ〜〜〜!?」

シン「確か3mくらいあったなぁ。首落として倒したよ……ってあれ?」




シン「また、俺なにかやっちゃいました?」

僕「ウワァァァーーーーーーーーーーーッッッッ!!!!!!!!」

正直感動した。散々ネタキャプとして使われ、あいまいみーにすら使われたネタを、ついにアニメで見ることができたのだ。多分物理さんの「黙れ(ドン)」でも同じ気持ちになると思う。めちゃくちゃ感動している。今後100年使えるキャプが出来た。

さて、午後からは研究会の説明会らしいが、みんなはとっくに聞く気がなくなっていた。「まあ仕方ないか〜〜〜」くらいに話して歩いていると、シンが何か邪悪な気配を察した。
害意の元を探すと、そこには目が血走り、両手に炎魔法を持ったカートが立っていた。明らかに正常ではない。めちゃくちゃ早口でなんかパクパク言ってるし。

シシリーに矛先がいった魔法をなんとか受け止めたシン。手のひらがエグいことになっていたが、自動治癒で治っていった。最悪なラスボスかよ。



一方、カートくんはまた遊戯王みたいな作画になっていた。
「貴様……貴様貴様貴様貴様ーーーーーーッッッ!!!」と語彙のない中学生みたいな発狂の仕方をするカートに一同はただ呆然としていた。

やがて首をゴキゴキし、カートはついに魔人と化してしまった。
時間稼ぎをしようと前に出るシンにオーグも助力しようとするが、「魔物を狩ったこともない奴が何言ってんだ」と一蹴されてしまった。「邪魔か?」の問いかけに「ああ、邪魔だな」と返すあたり一般教養は本当にないようだ。
しかし、誠に遺憾だが、実戦経験のない奴が助力になるとは到底思えない。賢者の孫だけではなく、様々な作品に言えることだが、本当に厄介なのは賢い敵ではなく無能な味方だ。
それを理解したオーグはみんなを避難させた。護衛二人には先生たちを呼ぶよう言いつけ、オーグも避難した。やっぱめちゃくちゃいい奴だなこいつ……主人公やれよ……スピンオフでいいから……。

カートは本気の魔法を撃ちまくった。戦闘描写の作画がめちゃくちゃいい。
シンは足止め程度に撃った魔法が予想外に効いて驚いていた。「あれ?効くの?足止め程度のつもりだったのに……」と隙あらばイキっていくスタイルに最早感嘆を漏らす。シンめちゃくちゃタイミング伺って喋ってない?

立ち上がったカートは「ウォルフォード……貴様ァーーーッ!!」と憤怒に燃えた。シンは「魔人は完全に理性が飛んでいて、人の言葉を喋らない」と聞いていたのでびっくりしていた。さらにカートは「殺してやる……殺してやるぞ!!ウォルフォードォォォーーーーッ!!」と言葉を続けた。

魔法の効きから見て「完全に魔人になりきっていないのでは?」と仮説を立てたシンは、なんとか元に戻す方法について思案を巡らせ、支配している魔力取り除こうと接近するが、カートは自分の魔力を集めて自爆をしようとしていた。

「もはや手遅れ」と判断したシンは、魔物のクマを狩ったときのダッサい文字を出したあの剣と魔法付与させた靴で飛び出し、あのときと同じように首を刎ねた。

これには流石に応えたのか、「初めて、人を……」と苦しげな表情を見せるシン。だったが、


空が晴れやかすぎるだろ。

これ本当に人殺した直後の空?ショーシャンクの空見習ってくれ。
そしてクラスのみんなが戻ってきた。シシリーは当然真っ先にシンの怪我などを心配していたが、まあもうそこはどうでもいい。みんな見ていたらしいが、何人がこれにトラウマを抱くのか甚だ疑問だ。
やはりシンはちょっとは罪悪感を感じているらしく、どれだけひどいやつだったとしても殺すのは流石にきたのだろう。

そしてエンディング。尺を見るにまだCパートがあるらしい。エンディングの映像しか印象しか見ていなかったが、よく聞くといい曲だ。不快にならないだけ覇王とは違う。いや、覇王と比べると雲泥の差とまで言っていい。


さて、エンディング明けのCパート、オーグが「シン、お前これから大変だな」と言いだした。「え?」と言い、振り返るシンだったが、当たり前だろう。知らん人から見たらただの殺人だ。これから刑務所で臭い飯でも食って時々手紙を寄越す日々をアニメーションとして起こしていくのだろう……。可哀想に……。


オーグ「これで歴史上、二回目の魔人出現だ。国を揺るがす大事件なのに、こんなあっさり……」
僕「あ、そっち!?」


びっくりして声をあげて画面に突っ込んでしまった。そっち?人の首飛んでる横で?
僕が普通にびっくりしているうちに、トールくんとトールくんじゃない方(ユリウス)が騎士を連れてやってきた。
騎士は倒れている死体を元魔人だと疑いもせずに信じた。そしてオーグが大声で「皆の者!よく聞け!魔人は賢者マーリンの孫!このシン=ウォルフォードが討伐した!」と叫んだ。
すると、それに呼応するかのように、騎士たちも「うおおおおおおお!!!!」「流石賢者の孫だ!!」「新しい英雄!!!!」「シン=ウォルフォード!!」
「「「シーン!シーン!シーン!シーン!」」」と次々に褒め称えた。僕は恐怖しか感じず、ガタガタと震えていた。

オーグはニヤリとし、シンは「大変って、こういうことかよ……」とガックリ肩を落とした。
終了。

なにこれ。まとめいきましょう。

まとめの感想と考察

僕は今回クソさは感じなかった。ただただ怖かった。全部Cパートに持って行かれた。
なろう小説を読んでいると時折出てくるこの「狂信者のわめいているような内容の賞賛」は一体なんなんだ。作者は自分で書いていて恐ろしいと思ったことがないのか。

傍に普通の人間の形した首が飛んでる死体もあるし、それをやったやつが近くにいるのになんの感情も湧かないのか。
そしてそれをやってさっきまで空を見て「どうしよう」とか言ってたやつが「大変ってこういうこと〜〜〜!?」とトホホしていた。どんな感情してるんだ。本当に。国語の時間で賢者の孫が教材にされたら難易度MAXまで上がるんじゃないか。「登場人物の気持ちを考えましょう」の問題20点配点にしてくれていいだろ。

でも僕としては「また俺なにかやっちゃいました?」が見られて大変に満足だし、アリスちゃんは可愛かったし、記事書いてる途中で蚊を二匹殺せたので非常に落ち着いた気分でこれを書いています。僕は大丈夫です。ご心配には及びません。


さて、考察ですが、今回シュトローム先生が行ったのは「人為的に魔人を作り出す」ということですが、シンが「魔人に完全になっていない」と言っていたということは「人為的に作り出した魔人には欠陥があり、人間としての理性が残ってしまったのでは?」ということです。
「なぜシンが間違っているかもしれないという可能性を考えない?」と言われたら、「なろうでは主人公が推理したことがほぼ確実に正解だから」という経験に基づいた推理ですと答えます。
恐らく、前回出現した初の魔人は自然的に魔力に支配された人間であり、そのため「完全な魔人」になり、強大な力でもって国を滅ぼしかけたのではないでしょうか。その魔人になった人間の元々の魔力が強大だった線もありますが、この世界では恐らく「脳にかかっているリミッターが外れると100%の筋力ではなく100%の魔力が解放される」のではないでしょうか。
だとしたら、理性があり、完全に脳のリミッターが完全には外れていなかったカートは、人一人殺せるレベルとはいえシンが咄嗟に出した防御魔法で防がれる程度の魔法しか出せなかったのではないでしょうか?

この予想が外れかどうか、これを視聴し続けて答え合わせしたいと思います。アニメ本編で描かれるかどうかは別として。


さて、思っていたほどクソではなかったですが、狂気は確かに感じました。いや、人の死体を横に賞賛して名前合唱すんのめちゃくちゃ怖いな。
僕が求めているのはそういうやつではないということをここに書いておきます。


それでは、また次回もよろしくお願いしますね。





つづく