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「賢者の孫」九話を見た感想

おはようございます。僕です。

最近会社であった嫌な感情をインターネットでゼロに戻す生活を送っていたんですが、「今週はどうなってるかな〜」と賢者の孫を見たらマイナスに偏ったまま戻らなくなりました。でもこの間ガールズ&パンツァーの最終章2話を見たのでメンタル面がプラスにぶっちぎってメーターがぶっ壊れましたので、みんなもガールズ&パンツァーを見よう。一気見するならNetflixがオススメです。

しかし今回はそんなにキツくないと予想しています。前回がバカみたいにキツかったので、流石にもう超えてくることはないんじゃないかと思っています。最終回に特大の爆弾を投げてくる可能性がありますが。クソアニメっていうのは最終回直前なると爆弾に火をつける傾向があるんです。イタチの最後っ屁かよ。それでは感想いってみましょう。


九話を見た感想

初視聴の印象から言うと、「今回も虚無回」でしたね。見ていてなんの感情も湧かず、ブラックアウトしてPCの画面に映った僕の顔は「無」そのものでした。何をやっているんだ。


アバン、いきなり前回の官能小説パートの回想から始めるシン。クソアニメ特有の映像そのまま使い回し回想多用が入りニコニコしてしまう。覇王を思い出してノスタルジーに浸る僕を横目に、シンとシシリーが鉢合わせる。当然赤面してもじもじしてくる。予想が的中しすぎる。予想的中ホームラン王になれるアニメかよ。

シンは慌てて「食堂行こう!朝食冷めちゃうし」と言って誘うが、シシリーは「今ちょっと時間いいですか?」と言いだした。だから朝食食えって。ここでオープニング。早速会話の成り立っていないシーンを見て膝を折ってしまいましたが、僕はオープニングの可愛いアリスちゃんを見て立ち上がりました。ありがとうアリスちゃん。オラに元気を分けてくれ。

さて、他の屋敷とほぼデザインが同じなシシリーの実家にやってきたシンとシシリー。どうやら親に挨拶に行くようだ。異世界だろうがここの慣習は変わらないのか。僕は結婚したら絶対親に挨拶に行きたくない。知らない人間だから。

それにしても朝っぱらから親に挨拶するとかどうなんだと思ったが、シシリーが「早くしないとお父様が仕事に行っちゃうから」らしい。じゃあ仕方ないな。日を改めよう。

なんてことはなく普通に行って普通に挨拶をするシン。シシリーの両親ははっとしたような顔で静かに「シンくん……」と歩み寄った。いけ!ビンタだ!定番のビンタを


シシリー父「娘を選んでくれて本当にありがとう!!」

僕「そうだよね」


そうだった。ここはなろう小説。主人公に対する困難などない世界なのだ。たとえそれが恋人の両親への挨拶だったとしても。
それにしてもシシリーの母親がエロい。マジに15歳の娘抱えてる三児の母かよ。エロ同人出たら僕は買う。



シシリー母は「聞いておきたいことがある」とシンに問いかけた。シシリーは三女とはいえ子爵家の娘であり、婚約もなしのお付き合いをさせるわけにはいかないということだ。確かに名誉とは崩れ去るときは一瞬。慎重になることが大切だ。

しかしここも流石なろう主人公。「顔を見ればわかる」パターンでここも悠々とパス。流石の余裕だ。馬力が違いますよ。

はい。ということでシシリー両親と挨拶が終わり、舞台は魔法訓練場へ。
もうガンガンすげぇ魔法を使っていくSクラスのみんな。エリーが「なんなの!?このすごい魔法は!?」と突っ込んでくれたのでわざわざ僕が言うことなかったですね。今後僕のツッコミエリーに任せていいのかな。
シンの「準備運動はこれくらいでいいかな」っていうのに対して「ええーっ!?」ってやってくれたし、模範的でいい感じですね。
ちょっと考えたんですけど、こういうの前はシシリーとかオーグとかマリアの役目でしたね。シンと長く一緒にいて、シンの魔法を習っているともう慣れてくるんですかね。だから代役のエリーを出したのでしょうか。激辛ラーメンに麻痺したやつが山椒ぶちまけてるのと同じでしょこれ。そういうメカニズム?

エリーとメイにも魔力制御を体験させるらしいが、ここの下りはめちゃくちゃどうでもいい。感想がゼロだ。ただ「エリーが秘めてる魔力の量がすごいな!」「こりゃ頑張らないとな!」「ガッハッハ!」みたいなことをやって終わりだ。
オーグはオーグで「はわわ怖いです〜!」とシンの陰に隠れたメイに「なんで実の兄の私じゃなくシンの後ろに隠れるんだ?これは……お仕置きが必要だな」とキッツいことを言う。お仕置きでヨスガれ。お前のギャグ最近スベり出してるけどどうしたの?初期の頃思い出して。

で、帝国領ではシュトローム先生が玉座に座っていた。なにやら準備が完了したっぽい。これは次回期待できますね。

そしてシンパート。戻ってくんな。
今回もまた新しい魔法を開発したそうなのでみんなで頑張ってバリアしてるところです。もう見た。
シンが「今回は攻撃魔法じゃないから大丈夫!」と言ったのでみんなバリアを解除したが、こいつの言うことをホイホイ信用しちゃいけない気がする。散々「常識がない」と言われてきたやつの言うことを信用したりしなかったりするお前らが僕は信用出来ない。この世界で信じられるのはアリスちゃんの可愛さだけだ。

シンは魔力を集中させると、魔法でそこらへんにあった石を浮かせた。浮遊魔法らしい。みんな当然びっくりしていたが、僕は「シュトローム先生も使ってたから当然存在するものだと思ってた」と違う観点でびっくりしていた。
シンが魔法の説明をした際、ひっかかったところがあった。魔法はイメージを膨らませて実行するが、シンは「この石に反重力……ええと、物が落ちるのと反対のイメージを込めてみたんだ」と説明していた。

※ここから別に読まなくていいです。
いや、ちょっと待て。
SF大好き少年として「反重力」という言葉をざっくり解説する際に「ものが落ちるのと反対のイメージ」というのは少々納得がいかない。反重力とはただ単に「ものが落ちるのと逆」ということではない。だとしたら魔法を発動した時点で石は宇宙にぶっ飛んでいるはずじゃないのか。しかしここで反重力について詳しく書いてしまうと最早「賢者の孫の感想」ではなく『反重力についての解説と考察』という趣旨の違う記事になってしまう。僕としては一向に構わないが、読者さんが許さないだろう。「いや孫の感想書けよ」と突っ込まれること請け合いだ。
しかしこれだけは言わせて欲しい。「反重力=物が浮く」は過程の理解をすっ飛ばしたもの知らぬ赤ん坊が抱く想像だ。そこらへんの解説は残念ながら、非常に残念ながら省くが、各自ググるかそれに関する本を読んできてほしい。いや、本当に賢者の孫でシンの口から「反重力」という言葉を聞きたくなかった。確実に反重力という言葉が軽んじられる。いや、わかるよ。僕だってグレッグ・イーガンの本を読んだ後に「小説にそういう小難しい単語羅列さしてぇ〜〜〜〜!!!!」という気分に駆られプロットを勢いのまま書き上げその後のメモ帳の文を読んで「なんだこれ」という気持ちになったことがある。「プランク・ダイヴ」とか全ッッッ然わからないけどそういう科学的な単語を全て理解して使いこなしているようなのがかっこいいのは確かだ。でもみんなもそういう気持ちになって本当に作品として世に出すとなったら一考してほしい。「本当に自分はこの意味を理解して出しているのか」と。解釈違いどころの話ではなく、本当に自分の知識が正しい概念なのかを確かめてから世に出してほしいのだ。それを怠り、雰囲気で出すとどういうことになるかはもうお分かりだろう、僕のような面倒臭いオタクにこういうことを書かれ、Twitterのリプライではオタクから「デュフフ、失礼するでゴザルよw その単語と文脈が合っていない箇所がありましたぞwおっと、これを狙っていた上でのことだったら無礼千万でござったなw気に留めてもらわなくて結構でゴザルよw失礼したでゴザルwデュフッ」とキモい文が送られることになる。まるでインターネットが産み出した社会の肥溜めだ。こうならないよう、皆さんには本当に気をつけてほしい。

※ここまでも別に読まなくていいです。

さて、その浮遊魔法と風魔法を使ってシンは自由に飛び回っていた。クラスのみんなは呆然としていたが、メイが「私もとびたーい!」と無邪気に言っていた。しかしそれを止めるマリア。どうしてかって言ったら「パンツが丸見えになっちゃうから」です。アチャ〜〜〜!w僕を殺してくれ。

はい。何事もなかったかのようにマーリンとメリダに結婚の報告をしにいくシンとシシリー。そういえば報告してなかったな。
それを聞いたメリダは「カタをつけなきゃいけないことがある」とシシリーの家に突入した。この夫婦早朝と深夜に押しかけられて可哀想。
メリダが話したことは「実はシンは拾ってきた子で実の孫じゃないです」ということだ。メリダは「賢者様と血の繋がりがないのにこいつと結婚したのか」となることを覚悟し、事実を話したのだった。ちょっとだけメリダがまともに見えた気がしたが、それでも貴族の家に夜中に急に突入するこの老夫婦がまともだと思うのは無理だった。ごめんババア。

しかしこのシシリーの親夫婦もアレだったので、「シンくんがシシリーのことを第一に思ってくれている、守ろうとしてくれている!だから結婚を許したのです!」と逆に強めに出る。
シシリーを守ろうとしてくれているシーン、片手の指で十分足りるレベルなんですけど。なんだこれ。シンはマーリンとメリダに感謝し始め、二人は感涙を流していた。すいません、家でやってもらえませんか。

ここでCMカット。まだ半分もあることの絶望にそろそろ慣れてきた。やはりクソアニメはある意味密度がすごい。こっちの負の感情を揺らすために作られた実験映像かよ。もしかして視聴者使って脳の実験してます?

CMカット明け、シシリーとマリア始め、みんなは揃いの服を着込んでいた。どうやら戦闘服らしいが、これを「戦闘服」と言い張るのは納得がいかない。僕の少年の心が邪魔をする。もっとゴリゴリの服を着てきてほしい。スクライドのクーガー兄貴の最終形態みたいになってくれ。
しかもこの服、女性は谷間が露骨に出ている。このアニメ、谷間に異常な執着を見せているな。「はじめてのギャル」かよ。アリスちゃんとリンちゃんはお互いの乳比べをしていた。OPでアリスちゃんの方がでっかいってわかったから僕は満足だよ。でっかいよアリスちゃん。
邪魔だ!!!!!!!!!アリスちゃんの後ろにいんじゃねぇユリウス!!!!!!!!失せろ!!!!!!!!!!!!!!



色々な加護的な魔法が付与されているらしい。アリスちゃんが「つまり、こくほーきゅうにさらにぷらすされてるってこと?」と説明してくれた。ありがとうアリスちゃん。どけユリウス。
国宝級のものをばんばん配布しているが、この世界って国宝が雑貨屋のワゴンセールで出てるレベルものなのだろうか。元からある国宝が可哀想になってきた。

厳重な付与魔法の装備に感づいたオーグ。今回は「災害級の魔物討伐」という学生が訓練としてやるには重荷に聞こえる内容だった。みんなはビビリにビビっていたが、シンは軽く「みんなそれ位出来るから!それに防御万全の服を着ているんだからそうそう怪我なんかしないって!」と言っていた。

シン「防御万全の服を着ているからそうそう怪我なんかしないって!」



嘘だ。

ここでメイが出てきてまた「置いてけぼりなんてひどいですーっ!」と駄々をこねていた。仕方なくシンは魔法の糸電話を作り、メイに持たせてあげた。しばらく遊んでいると、メリダが飛んできて糸電話越しにしかり始めた。どうやら「遠方に声を届ける」のは夢のような魔法らしい。物品も魔法もそうだが、何があって何がないんだこの世界。

ということで適当にあしらって出発しました。ちょっと待って、上のくだりなんやったん?
「単なるギャグパートなんで気にしないでください」って言うんだったら僕はもう気にしませんけど。

早速災害級の獅子の魔物を見つけた。シンはシシリーに「どうすればいいでしょう?」と問題を出し、シシリーは「遠方からの攻撃……?」と答えた。するとシンは「正解♡」と言いながら頭をなでなでし始めた。すいません、家でやってもらっていいですか。



一瞬シシリーを「かわいいかも?」と思ったが、よく考えたら僕は「こういう口をしている女の子が好き」なだけだった。シシリーのこの顔のせいで自分の性癖を再確認してしまった。賢者の孫とは自分を見直すきっかけになるアニメかもしれない。
ていうか「パワーは強いけど動きは遅いから遠距離からの攻撃」っていうの、ゲームの攻略情報みたいで単純でいいですね。この世界だったら僕でも戦えそう。そういう攻略本自分で作ってたから。

今回は支援系の魔法が得意なものを集めて戦闘を行うらしい。オリビアは心配そうにしていたが、彼のマークが「大丈夫、シン君を信じよう」と元気付けた。自分を信じろとか言え。頑張ってきたのはシンじゃなくてお前の彼女やぞ。

で、エンカウントして獅子の魔物に一斉に魔法を放った。獅子の魔物は威嚇していたが、一瞬鼻水を出してギャグっぽく終わってしまった。かっこいいシーンが続くと死んじゃう病なんですか?このアニメ。
そして魔法放った後はこの通りです。



支援系ってなんだよ。
シシリー始め、みんなは自分の魔法の威力にびっくりしていた。思ったのだが、こうして自分の魔法の威力に驚いているのはシンと似通っているところがあるのではないだろうか。この部分は後で書いておきましょう。

攻撃魔法が得意なアリスちゃんたちのチームは一人で災害級の魔物を討伐していく。エグいくらい討伐していく。これ本当に災害級の魔物なんですよね?めっちゃくちゃいるじゃん。
思ったんですけど、指標になる軍の魔法師団とかの実力を見てないまま「スッゲー!」ってなってるから、実際すごいのかどうなのかよくわかんないんですよね。騎士学院の生徒はなかよしランドで遊んでるだけだったし。説明と演出と描写が足りてないのはクソアニメ特有の現象ですが、異世界スマホだって軍が戦って疲弊しているところで冬夜がやってきて一瞬で戦い終わらせていたのでまだマシだったんですよ。マシってなんだよ。なにが?わからなくなってきた。

トニーはいつの間にかシンのバイブレーションソードを一振りもらっており、それを使って討伐していた。それを解説するときのアリスちゃんがとにかく可愛かった。
「とにーくんすごかったよね!ばいぶれーしょんそーどでばさーって!」





かわいッッッ!!!!!!!!!!!!!!

幼児が遊んでいるのを眺めているのと同じ暖かい目になってしまった。幼稚園の昼下がりの風景かよ。

シンがみんなの成長を見て「よし、みんな次の段階に進んだようだな」と実感していたが、オーグがシンの肩を掴んで「次はお前の番だな」と背中を押したように見えた。なんのことだ。シンも一瞬わからなかったがすぐに理解し、「ああそうだな」と返した。一体なにが始まるんです?おい、肩掴まれたぞ。極めろ。
オーグが「婚約披露パーティでのお前の晴れ姿、期待しているぞ」と言ったところで理解した。なるほど、男見せてこいってことね。はいはいはい。もしかしてとは思うんですけど、あとのシークバー全部パーティの様子じゃないですよね。マジ?マジで言ってる?嘘だと信じてるよ。


さて、婚約披露パーティの準備のところからスタート。こっから五分、婚約披露パーティになどなるはずがない。アニメの五分という尺はとても貴重なものだ。いくらでも話しを転がすことが出来る貴重な時間を割いて延々と婚約披露パーティをしているはずがない。

シンが準備をしているところにドアをノックする音が響き、シンが返事をすると、シシリーが入っ



アクア様!?夏の映画の準備が忙しいはずでは……!?

こうしてみると、ほんと体だけはエロい作りしてやがるな。夏のコミケが楽しみだ。竿役はモブで。モブレ……モブレでお願いします!

パーティには貴族と王族の皆さんが大集合していた。祝辞もディスおじさんがやってるし。いよいよ王族の「政治利用しない」の約束が反故されそうだ。ふわーっと流れで破られそう。
そして祝辞が終わったところでエンディング。嘘だろ。マジ?いや、このままならまだシークバーは残ってる。Cパートがあるはずだ。まだ期待していこう。だってまだ終わっていないんだからな。Cパートといったら次回に繋がる重要なパートだ。無駄にはしないだろう。

さて、Cパート。シンがパーティの後バルコニーでシシリーと黄昏ているところからスタート。

シンは正真正銘本物の結婚指輪を渡した。これだけ?いや、作者がやりたかったのはわかりますけど。しかし流れが嫌な方向にきている。まさかとは思うが、まさかないだろう。まさかな。ちょっと待て。嘘だろ。またか。またくるのかこういうのが。待て。






僕「ンギィィィィーーーーーーーーーーーッッッッッ!!!!!!!!!(胸を掻き毟る)」

終了。


まとめの感想いきましょう。早く。

まとめの感想と考察

なんなんでしょうか、この回。本当に製作陣の方々は「これが終わったらあと三週で終わる」というのをわかっていてこれを作ったのでしょうか。中身が何もなかったし、何一つ進んでいない。九話ってまどマギで言ったらさやかが魔女化して次回ついにほむほむが魔法少女になった秘密が明らかに!って展開なんですよ。尺を大切に使ってるんですよ。
王族に関してもオーグは「リゾート地なんてバカなこと言うな!」みたいなこと言って婚約披露パーティ決めてこいって背中押すし、その親は「政治・軍事利用はしない」って言っといて勲章あげるわパーティで祝辞述べるわ。どういうことだ。脳がパンクしそうだよ。貴族王族勢揃いのところで本当に「政治利用してません」って胸張って言えます?


まあそれはそれとして考察にいきましょう。
実戦訓練でSクラスのみんなが自分の魔法の威力に驚いていたシーンで、「これは彼らとシンに共通するところがあるんじゃないか?」と考えたところです。
彼らは今まで生き物相手に魔法の練習をしてこなかった。しかもお手本は国の魔法師団の人や導師メリダすらも驚愕するバケモノみたいなやつだ。そりゃ感覚も狂うだろう。しかしここでシンの境遇を思い出してほしい。
シンはバケモノみたいな強さで国を救った英雄マーリンとメリダに育てられ、訓練は騎士団長と賢者に学んでいた。この時点で「シン」と「Sクラスのみんな」には共通点がある。「バケモノに育てられ、その上指標がなかったことで感覚が麻痺していること」だ。メリダはかろうじてツッコミ役でいるが、彼女もまたバケモノの一人だ。指標になるとは考えられない。
単純に「長く一緒にいるからシンのように感覚が狂ってきた」のではなく、シンも元々「感覚を狂わされた一人」として考えるべきではないだろうか。だとすれば、「賢者の孫」における本当の被害者は誰なのか。僕にはまだわかりません。


今回はまさに空虚、ガラン堂、風船のような回でした。何かがあったようで、何も起こっていない。そんな回をやる意義は果たしてあるのか。残り三話で取り返せるのかどうか見ものですね。異世界スマホは最終回広げた風呂敷を爆破してったし、デスマは最終回伏線を張り逃げしていったし、覇王は最終回行って帰ってきただけだ。
今回何か懐かしいと思ったら思い出した。覇王の最終回だ。何もせず、ただラブコメをやってイチャイチャして行って帰ってきた。空虚な最終回だったことを鮮明に覚えている。
賢者の孫はせめてスペクタクルな最終回であってほしいですね。完全にただのお願いなんですけど。


さて、更新が遅れまして申し訳ありません。リアルでやることが多すぎて土日に時間がとれませんでした。ガルパン最終章2話を見ることは許してください。感情の揺れ方を元に戻すために必要なことだったんです。
でもどれだけ更新が遅れようが、必ず最後まで書ききるので、そこらへんはご安心ください。たとえTwitterが死のうがリアルが忙しかろうが、絶対に最終回まで書きます。
それでは、次回もよろしくお願いしますね。





つづく