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「百錬の覇王と聖約の戦乙女」九話を見た感想

おはようございます。僕です。

昨日はめちゃんこ楽しいアイマスライブに行ったというのに、なぜ次の日にクソアニメの感想を書かなくてはならないのか疑問でなりませんが、これも全て今季にクソアニメをやっているのが悪いんですよね。もうちょっと面白くする努力をしてくれ。

さて、前回はまあまあマシな日常回でしたが、今回は一気に伏線が出てきそうで忙しそうですね。前回のラストもなんか不穏だったし。

期待を高めたところで、早速感想に入っていきましょう。


九話を見た感想

初見時の感想ですが、つい頭を抱えて「これ何を見てんの?」と自問自答してしまいました。これ僕は一体何を見てたんだ?新編のまどマギ映画見た後の感想と同じなのにここまで意味合いが違ってくるとは、日本語の神秘を感じますね。

アバン、無駄に長々とルーネちゃんの寝起きを見せると、次に朝稽古をして歩いているルーネちゃんに変わった。そこに現れたフェリシアが持ち前のおっぱいで持ってたフルーツを落としそうになってしまう。いや、そうはならんやろ。おっぱいって自律運動するんですか?そこから強引に「いや、お兄様の元の世界って、どういう大きさが普通なんだろうって……」とシリアスなムードにさせたいっぽいセリフを言ってオープニング。お前おっぱいの話しててシリアスに出来るとでも思ったのか?そもそもこのアバンいる?


オープニング明け、いきなり乳を揉んでいる映像からスタート。マリオカートロケットスタートかよ。もうちょっと余裕をくれよ。勇斗の彼女の酸欠金魚美月と、知らん女の子が屋上に並んで座ってお昼ご飯を食べているっぽい。
変なところがぬるぬる動く作画の中、どこかで100万回見たやりとりを見事に再現しながら昼飯を食べる二人。すげぇ。ある意味すげぇよ。ここまで見たことあるやりとりそうそうないよ。

独り身で年を越すことを予想した友達は、留学中の従姉妹の存在を思い出して美月に「帰ってくるんだって!」と言った。従姉妹の沙耶さんとやらは頭が良いらしく、考古学でも博士号をとっているらしい。ガチやんけ。

そんなわけで早速お家にやってきた美月。大晦日にわざわざやってきてご苦労だなって思った。従姉妹の沙耶さんは勇斗が過去に飛ばされた話については半信半疑らしく、ちゃんと話を聞いて判断するというちゃんとしてるのかイカれてるのかわからない人だ。普通「あほか君は」とドラえもんのような反応を返して終わりだというのに。
「寒かったでしょう?こたつに入りなさいな」と言った次のシーン、みかんが映されたが、



いや、ここで作画の実力解放する?マジ?キャベツだったら余裕でキャベツ検定クリアできんじゃん。

話を聞いた従姉妹の沙耶姉さんは「中学生の妄想にしちゃよく出来てんな」と正直なコメント。僕も散々そんなん聞かされたら同じこと言うと思う。でも沙耶姉さんは信じることにしたらしい。マジかよお前。
北欧神話に出てくるワードがちょいちょい出てくるのが気になったらしいが、「私の知ってる北欧神話とは所々ズレがあるし……」と言っていた。ズレどころから大幅に乖離してると思うんですけど。

お姉さんは気になったところがあったらしく、「その幼馴染君、悪名高き王、フローズヴィトニルって呼ばれてるのよね」と初耳なことを言い出した。マジ?そうなの?全然知らんかった。一期ではそう呼ばれてたんかな。
お姉さんはさらに「これ、フェンリルの別称よ」と衝撃の事実っぽく伝えた。美月も衝撃!って感じで驚いていたが、これそんなに驚くとこなんだ……驚いとこ……。な……なんだってぇーーーーーっ!?!?

それでなんかまあようわからん北欧神話の話を出されて背景では過去の話を振り返っているが、とにかく伏線回収をしているらしい。やったね!ついにこのアニメでも伏線回収だ!
さらにお姉さんは何かピンときたらしく、「その子の名前、すで始まってとで終わる名前してない?」と推理した。九つの世界を焼き尽くす巨人の名前が「スルト」であり、「周防勇斗が訛って、スルトになったってところかしらね」と言っていたが、正直ピンときませんね……。なんとかその巨人ディケイドってことに出来ません?九つの世界旅してるし。通りすがりのイキリト主人公だ。覚えておけ!

そんな話を聞かされた美月は「ごめん、頭がこんがらがっちゃって……」と不安そうな顔をしていた。美月くん!ワイも今頭こんがらがっとるで!
お姉さんは「勇斗が北欧神話のオリジナルを作っているのではないか」と推理した。そこで北欧神話発祥の歴史と時代を比較してみたが、勇斗は北欧神話が出来るずっと昔の時代にいるので辻褄が合わない。ここで美月が何かに気付いて震えだした。どうした?薬切れた?

美月はフェンリルたちの最期が殺されることを思い出し、どうしようどうしようとなっていた。もはやそうなってくれた方が僕としては助かる。なんとか説得し、美月も自分に言い聞かせるように「そうなると決まったわけじゃない……決まったわけじゃない……」と繰り返していた。こええよ。いや、お前は別ベクトルで色々怖かったけど。
帰る直前、友達と沙耶姉ちゃんは色々と励ましてくれたが、美月はなんか上の空という感じだった。

一方、勇斗は「いつもならすぐに出るのに……!」とスマホの通話履歴をだしていた。めちゃくちゃ電話かけてて怖い。「なにやってんだ美月!!」とすんごい苛立っているが、相手の都合を考えるということをしないのだろうか。こいつ一時的な感情で彼女殴るタイプでは?
勇斗が部屋から出てくると、「親方様……?」とスカーヴィズさんが呼ぶ声がした。振り返ると、廊下の先にスカーヴィズさんが立っていた。



いや、なんか遠くない?

ここでCMカット。



なんかめちゃくちゃ大事な設定の説明をさらっとしているが、なんの罪悪感もないのだろうか。最早アニメを作るということを半ば投げているように見える。このアニメ、どう終わらせるつもりなのだろうか。

CM明け、ルーネちゃんが勇斗の部屋を訪ねて戸を叩こうとすると、中から勇斗の「いやー、丁度むしゃくしゃしてたところなんだよ」と声が聞こえ、手が止まった。電話出来なかったくらいでむしゃくしゃするな。
スカーヴィズさんと飲んでいると、勇斗はいきなり「俺を殴ってくれ」と言い始めた。オッケー、誰かメリケンサック用意してくれ。

理由を聞くとどうやらまた戦の犠牲についてうじうじ悩んでいたらしく、スカーヴィズさんは適当に勇斗を持ち上げて終わらせていた。スカーヴィズさんもめんどくさくなってきてない?
勇斗が「ルーネを見てやってくれ。ステインソールのバカに対抗できるのはルーネしかいない」と言っていたのを聞き、ルーネちゃんはそっと部屋から離れて歩き出した。浮かない顔だ。

そこに通りかかるフェリシア。こいついつも通りがかってんな。会話してる時言葉と言葉の間に変な間が空いていてすんごい気になるが、演出か脚本が失敗したせいだろう。マジで無音の時間があって気になる。
フェリシアは何か手伝ってほしいらしい。

手伝ってほしいこととは、新しいマントの刺繍のことだった。オープニングで羽織ってるのはこのマントのことだったんすねぇ。いやーなるほ……


無能ピンク……!?死んだはずでは?
その場にいる割にはリネーアの言葉に誰一人反応を返していない。なんか怖くなってきた。これがっこうぐらしで見たやつ?そういう伏線?

はい。ほっこりエピソードで終わったところで場面転換し、ロプト兄貴の回想へ。ロプト兄貴は先代宗主が庇ったのを「勇斗が盾にした」と解釈していた。「それでよくぬけぬけと宗主を続けられたものだな!」と怒ってたが、そもそもお前が斬りかからなければ始まっていない。クレーマーに似た何かを感じて怖い。今回ってホラー回なんですか?
「俺が必ず殺す!!」と決意しているとこでコメントは「がんばれ」一色になっていた。僕も応援してます。いや、でもここいる?

舞台は勇斗に戻ってきて、新年を迎えた瞬間に美月から電話がかかってきた。「珍しいな。美月からかけてくるなんて」というところでいつも勇斗からかけていたことが判明したのだが、「エビの尻尾はゴキブリの羽と同じ物質で構成されている」と同じくらい使わない知識だったので頭の中のゴミ箱にダンクシュート決めて「ゴミ箱を空にする」を連打しました。

むしゃくしゃしていたのは「電話に出ないなんて初めてだったから」らしかったが、それでむしゃくしゃするのおかしいやろ。
美月は友達の家で聞いたことを、勇斗に報告した。勇斗は「なるほど……」と一応納得はしていたが、「ところで……今日行ってたのは女の家、だよな……」と言いだした。
そういう「それって女の人!?」と確認するのは可愛い女の子がやるから許されるのであって周りに女はべらせてるイキリト系主人公が放つと殺意が5000倍くらい膨れ上がるのでやめてほしい。初見時は本当に頭を抱えて叫んでしまった。鬱陶しいとかいうレベルを普通に超えている。スカーヴィズさん早くこいつをぶん殴ってくれ。鈍器でやっても構わない。

勇斗がめちゃくちゃしつこく聞いた末、美月は「月が綺麗だね」といきなり放ってきた。夏目漱石に謝れ。そしてそれを天然で返して「で?」という態度に美月はキレて「バーカ!バカバカバーカ!」と言って電話を切った。そらそうなるよな。いや、お前のいきなりの夏目漱石もビビるけどさ。僕だったらもっとキツい罵倒を浴びせているところだったが、この彼女はボギャ貧なためソフトな表現だけで済んだのだった。良かった……地上波で「殺すぞ」とか出ちゃったらお子様に悪い影響が出るってどっかの委員会に提出されてしまうところだった……。

電話を切った後、美月はオープニングで出てきた鏡を持って「なんで気持ち気づいてくれないの……バカ」と泣いていた。涙が鏡にあたり、鏡が少しだけ光った。恐ろしく明らかな伏線……俺じゃなきゃ見逃しちゃうね。

勇斗は電話が終わると街に散歩に出かけた。そこで双子と出会い、一緒に散歩をすることになった。やっぱりアルベルティーナちゃんは癒しだなぁって改めて思いますね。眠そうなアルベルティーナちゃん寝かしつけたい。

歩いていると、酒場の方から怒鳴り声が聞こえた。
なにやら女と喧嘩している様子。多分オープニングに出てきたあの人だ。「聴いていた以上にひどいところじゃのう……」と呆れていた。のじゃ口調は個人的にツボなんですけど、このアニメに出てる時点で僕の望んでるものは出ないことがわかるので無駄な期待はやめておきましょう。

勇斗が酒場の中に入って水戸黄門ごっこを始める双子はもう許した。そうじゃないとこの回は色々と許せないものが多すぎる。
最終的に「ははーっ!」となって土下座を始める一同に「マジで水戸黄門じゃん」と思った。



そして言い争っていた女がゆっくりと振り返ると



美月のパチモンみたいな人だった。勇斗も思わず「美月……?」と言っていたが、僕はこっちの人の方が見た目好きだ。見た目はな。今後どんなキャラになっていくか不安だけど。
ここで終了。エンディング。


疲れた。とりあえずまとめの感想いっときましょう。

まとめの感想と考察

いや、ほんと疲れた。考えるところが多い回なのに鬱陶しくて意識をかっさらわれるところが多すぎる。
とりあえず僕が思ったのは「今回勇斗の出番ゼロでも何も問題なかったんじゃない?」です。いや、ほんとそうじゃない?いなくても十分回るしもういらんでしょ。早くメリケンサック持ってこい。でも今回はアルベルティーナちゃんと最後に出てきた娘が可愛かったので許す。


で、考察ですが、「北欧神話のオリジナルが勇斗たちの活躍だった」ということであれば、もう異世界とかファンタジーの世界確定してません?もう普通にルーンとかエインヘリアルの存在受け入れられてるから麻痺してるけど、超能力者がそこらへん闊歩してるんですよ?気が狂いそう。
それで思ったんですけど、「神話の世界に行ってもう一度神話を作り直している」って考えはどうでしょうか。既存の神話の世界に飛び込み、北欧神話を再構成しているとしたら、勇斗はまさしく「世界を破壊し尽くす男」ということになりません?マジでスルト=勇斗だとして僕の説を適応させると「再構成と終焉の二つの意味で世界を終わらせる者」としてこの世界に君臨することになるんですけど、僕の考えは当たった試しがないのでここで考えるだけにして真実は本編を見て確認することにします。語られない可能性も十二分にありますけど。
誰かの別称が合致しているとかも勇斗がこの世界にきた影響で、「ある程度北欧神話と同じだが、細部は勇斗の都合の良いように再構成されている」とかだったらめっちゃいいなぁと思いますけど、多分ないですよね。
北欧神話なのに勇斗のいる場所が季節合致していたりよくわかりませんけど、そこは地理が得意な人に任せて僕は寝ます。


さて、今回でようやく北欧神話との関連性が明確になったところで少し安心しました。いや、「ちゃんと設定が本編で語られた」ってだけで安心するのもう狂気の域に入っていると思うんですけど、これを見続けている時点で正気の沙汰ではないのでそういう指摘があったらシカトします。知らん知らん知らん。知らん知らん知らん知らん!!!!
次回、新登場した女の子がどういう子なのかちょっと楽しみですね。次回も頑張って書きます。ありがとうございました。


つづく