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「百錬の覇王と聖約の戦乙女」八話を見た感想

おはようございます。僕です。

異世界魔王の八話なんですけど、もうめっちゃくちゃ良かったです。
なんかもう「うわーーー!!やっぱり戦うことになんねや!そらそうやろな!だって大塚さんやもん!ここで出張らんとどこで出張るかっつったら絶対ディアヴロがピンチなった時援軍連れてきて大逆転のやつやん!!!」って思ってたし、戦闘シーンも最高だったので「もうこれで感想一本書けるわ」と思いましたが、この覇王の感想記事書くのに膨大な体力を必要とするのにそんなん書いてる暇ないし、そもそも面白いアニメを「面白い」とだけ言ってるんだったらTwitterでやってろって言われそうだったのでTwitterで「面白い」って言ってました。ここまでで「言う」って漢字何文字使ってん。そんな感じで、異世界魔王の八話は良かったし、シェラちゃんの兄に対する思いも切実に感じられていいなって思いましたね。

これでもうおしまいにならないでしょうか。ならない?ならないですね。辛い。最近もう仕事中頭の中でずっと覇王のオープニングがエンドレスで流れててしんどいんですよ。
はい。では頑張って覇王の感想の方にいきましょう。僕段々この記事書く前、ジェットコースター乗る女の子ばりに粘るようになってきました。「マジで?本当に?本当に乗るの?うわもう嫌やウチもう下で見とるからみんなで行っといてほしいわ!」って言ってる。そんくらい。でも女の子同様書き始めるとノリノリになって乗り終わったら「ほらやっぱ嫌や言うたやん〜!」って言い出す。めんどくせぇな僕。自分で嫌になってきた。

八話を見た感想

それで初見の時の感想なんですけど、「可もなく不可もないクオリティなんだけど今まで積み上がってきたものが祟って全てゼロに戻る稀有な回だな」って思いました。
本当にアバン以外普通に嫌じゃない。特に嫌いだったフェリシアが普通に見えて「お前誰だよ」って思ったくらい嫌じゃないんですけど、よく見たら脚本が千葉さんだったので「そらな」って思いました。いや、逆に全てにおいてクオリティを最低ラインに保ったままの現状を維持できる高橋ナツコ逆にすごくないですか?最早一種の才能じゃん。


アバンはなんかドコドコいってる音楽の中、シギュンさんがマクギリスロプト兄貴となんかくんずほぐれつしているところから始まった。
いや、もう?早ない?なんなんだ。このアニメ裸体から始まるところにこだわりを持ってんの?やっぱこれ「ばにぃうぉ〜か〜」製作のアニメとちゃうんか。18歳以下のみんなは「ばにぃうぉ〜か〜」についてググっちゃいけないよ!大人になってからググろう!

辛いんでアバンの内容をざっくり説明すると「秘宝が勇斗に反応してたけどどんだけの秘法使いなんだ?」と聞いてロプト兄貴が「あいつはこことは違う世界から来た。呼んだのはうちの妹だ」と言って、「やれやれ、あんたの敵は厄介なやつらばっかだね」と言ったところで、ロプト兄貴がグッと何か言葉を飲み込んだところでオープニング。
一番辛いところをアバンに持ってくるあたり鬼畜構成だと思うが、逆に考えれば「夏休みの宿題を最初に持ってくる」っていうのと同じなんじゃないかと思ったので頑張れました。僕に「よくがんばりました」スタンプほしい。
でもやっぱり妹を敵と呼ぶことに抵抗があったのでしょうか。ロプト兄貴も色々と思いを抱えながら戦ってるんでしょうか。これから判明してくれたら嬉しいですね。

オープニング明け、季節が冬になっていて、勇斗とフェリシアが「ひゃ〜さみ〜」みたいな感じで渡り廊下を歩いていた。そういえばこのアニメ季節感今までめちゃくちゃ無視してたけど今冬なんだ。服装からして季節関係ない感じだから全然考えてなかったけど。

と、思っていたらフェリシアにえっちな風が吹きこんできた。
て、テンプレだぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!


テンプレが全然無いタイプのクソアニメにとってテンプレをやるということは救済行為に等しい。テンプレが辛い。しかしテンプレだからこその安心感というのも確かにあった。

そしてスカートがめくれてるのに気づかず行ってしまう鈍感系主人公のテンプレを見せていく勇斗。もうめちゃくちゃ安心する。なに?実家のトイレ?本当に心が安らぐ。「先が予想出来る展開」というのはこんなにも安心するものだったんだと実感し、「そら異世界スマホも面白く感じるわな」としみじみ思った。テンプレだらけだからこその「ダチョウ倶楽部感」があって安心出来たというのも異世界スマホを面白く感じてしまう原因の一端だと思う。

そんでフェリシアは「わざとスカートの中が見えるよう抑えたのに……」と参謀らしい脳の回転の速さを見せつける。この表情をしたことで一瞬フェリシアを好きになりかけたが、この表情のシーンが終わった瞬間今まで通りの好感度に戻ったので、僕はゲス顔の女の子が好きみたいです。




いや、思ったけどこの顔の表情のつけ方とか陰影とかマジでエロアニメに近くない?エロアニメを普段から見てる人はわかると思うんですけど、こういう着色の仕方ってエロアニメによくあるんですよね。めちゃくちゃ狭いコミュニティの話をしてしまってすみません。でも共感出来たらコメントで「わかる」って言ってくれると嬉しいです。わかってくれこの気持ち。マジでエロアニメっぽい。

さて、とりあえず顔を戻して話を誤魔化したフェリシアは執務室に例のものを用意したという。例のもの……?いや、もうサブタイトルでわかってるんですけど。執務室と聞くと艦これを一瞬思い出してしまう。僕は自分のHNから連想して「ダンボール箱」をいまだに提督の執務室に配置してるんですけど、場違い感がやばいですね。勇斗の執務室にも「机」と称してダンボール箱置いてて欲しい。

で、やっぱりこたつを置いてるんですけど、部屋見たら全部石造りだし窓全開で遮るもの一切なにも無いんですよね。寒さの原因そこじゃない?得意のチートでどうにかしてからこたつ入れよ。こたつもイングリットさんに作ってもらったらしいが、イングリットさん何でも作れるんですね。これは同人誌で大人のオモチャ作ってますね間違いない……。ただ不思議なことに夏コミに覇王の同人誌が一冊もなかったんですけど、どういうことですか?描けよ。僕が買うから。
そして勇斗と一緒にこたつに入るフェリシアだったが、今回はキャラクターがすごく可愛く描かれている。実際僕もフェリシアがこたつに入った時「可愛いな」って思ってしまいましたもん。動画のコメントでも勇斗が入った瞬間に「かわいい」というコメントが流れてきて目を疑いました。その直後に勇斗が「生き返る〜」って言ってたのに対して「死に戻れ」ってコメントがあったのは笑いましたけど。安心の覇王コメントクオリティ。リゼロかよ。



ここだけ見たらほのぼの可愛いアニメみたいになってすごいですね。今回作画気合入ってるな。

「こたつの中でやる仕事は最高」ということを話していると、勇斗は「まあ問題はこたつの中で仕事をすると眠くなるってことだが……ってもう寝てるし!?」とうとうとするフェリシアにツッコミを入れる。テンプレだ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!めちゃくちゃ安心する。昔の少年ジャンプかよ。

ほのぼのとしたまま終わり、場面は変わって学校っぽいところに。
元奴隷のエフィーちゃんの横では「新しく出来たパン屋さん行こう〜」とウェーブのかかった髪のいかにもボスっぽい女の子が女の子の周りにたかる。一緒に行こうと言いかけたエフィーちゃんをシカトするように去っていく女の子たち。ウッ……なんだ……?俺が……中学生の頃……?なんで今思い出して……アアッ……頭が……痛い……!?

謎の頭痛が治まったところで、画面は変わって双子が執務室のこいつで寛いでいる。仕事しろ。諜報行って来い。
お菓子を持ってきたエフィーも一緒にこたつに入ることになったのだが、アルベルティーナちゃんが「一緒にはいろ?」と手を引いてこたつに入れてあげるとこを見て「お姉ちゃんだなぁ……」と思った。最高だなぁ……エフィーちゃんより双子の方がでかいし、身長差感じられて最高……可愛い……。

ここで学校の様子を聞く勇斗、なんか休日に二人きりになった父親と娘を連想する。「最近学校はどうだ?」ってふんわりとしたこと聞くやつ。「どうだ?」ってなによ。
エフィーちゃんは表情を曇らせ、「みなさんよくしてくれています」と言った。それに違和感を覚えた勇斗は、クリスティーナちゃんのルーンを使って気配を消し、エフィーちゃんの学校の様子を見に行っていた。仕事しろ宗主。一国の主が学校見学してんじゃねぇ。

「なんかエフィーいじめられてね?無視されてるし」と気付く勇斗はなんとかしないとと思っていたが、そこでクリスティーナちゃんから提案を受けた。

翌日、クリスティーナちゃんとアルベルティーナちゃんは学校に来て一緒に勉強することになった。例によって双子漫才を始めたので、殺意を抑えつつアナ・コッポラちゃんは可愛い」とお題目を唱え続けることによりなんとか自分の中の〝魔〟を退けることが出来ました。みなさんも双子漫才を見ていて拳を握った時は「アナ・コッポラちゃんは可愛い」と唱え続けてみてください。視界の端にアナ・コッポラちゃんが見えてきます。僕はOVA版よりテレビ放送版の方の作画が好きなのでテレビ放送版のアナ・コッポラちゃんが出てきました。

さて、マイティーブラザーズXXみたいな感じで登場した双子は、早速エフィーちゃんの両脇に座った。そんでエフィーに色々と用意をさせ始めた。なんで?
ここで気づいたが、アルベルティーナちゃんの方が二人よりも背がでかい。ここで「姉らしさ」を感じることになろうとは思ってもみなかったことで、僕は若干のダメージを受けた。これはエモのダメージなので問題ありません。


そして後ろのボスっぽい子に焦点がいって場面転換、観察の結果、クリスティーナちゃんの報告は「クラスに女王が君臨している」ということになった。ですよね。それをこたつで聞きながら困惑する勇斗だったが、「こたつで聞いてるんかい」と一回突っ込んで終わりにしてあげた。僕は優しいので。

そしていじめられている原因だったが、「勇斗が入学の時に連れ添ってきたのでみんな嫉妬していじめるようになった」ということだ。は?「みんなお父様の寵愛を受けたいんですよ」と言っていたが、僕には何のことかさっぱりわからない。こいつに頭を撫でられている女児がいたら「可哀想に」という同情しか湧いてこない。

そこでクリスティーナちゃんは自分が新たな教室の女王になることを考えた。新たな女王の側近であるエフィーを無視するわけにはいかなくなるだろうということだ。臭いものに蓋してるようにしか見えないが、それで解決するのだろうか。

そして学校、ボスの子が「ねえ、今日うちに遊びに来ない?」と言っても隣の子はシカトしてクリスティーナちゃんのところに行った。これ新しいいじめが発生しているだけでは?
クリスティーナちゃんはなんか今日みんなで銭湯に行くらしく、みんなでさっさと行ってしまった。エフィーちゃんとアルベルティーナちゃんはその場に残っていたが、アルベルティーナちゃんはエフィーちゃんに「ねえ行かないのー?ねー?」と聞いている。
アルベルティーナちゃん……お前……もしかして浮かない顔をしているエフィーちゃんを心配して、いつも一緒に行動している妹であるクリスティーナちゃんが席を立ってみんなと一緒に銭湯に行くのを見送って席を立たず、エフィーちゃんの顔を眺めて「行かないの?」って言ってたのか……?
お前……今回でどこまで「お姉ちゃん」を見せる気だよ……最高か……?

まあそんなアルベルティーナちゃんの言葉を無視してエフィーちゃんはボスっぽい子のところに近寄り、手を差し伸べた。ボスっぽい子は拒否したが、エフィーちゃんは「みんな一緒の方が楽しいじゃないですか……!」と笑顔を向けた。ボスっぽい子は泣きそうになった時、エフィーちゃんに背中を向け、涙を流した。お前どこまで強い女なんだよ……。エフィーちゃんじゃなくてボスっぽい子ね。
そしてエフィーちゃんとボスっぽい子は手をつなぎ、一緒に銭湯に行きましたとさ。めでたしめでたし。いや、アルベルティーナちゃんは?


と、思っていましたが、任務終了ということで学校通いが終わると思っていたアルベルティーナちゃんは大喜びしていたが、クリスティーナちゃんの提案により双子はもうちょっと学校に通うことになるそうです。そして引きずられていくアルベルティーナちゃん。

トホホ〜もう学校はこりごりだよ〜〜〜!





※メイキング

ここでCMカット。

人物紹介はシギュンだった。今はロプト兄貴の妻らしいが、ロプト兄貴の表記が今の豹にいる表記なので一瞬誰だかわからなかった。能力:秘法・呪歌の才能(大)て。ソシャゲのステータス表示か。


さて、勇斗が夜中、彼女に電話しているところからスタート。「メリークリスマス!」と祝っていて勇斗たちのところも冬なあたり、あまり時間軸のズレは無さそうだ。と、いうことは確実に勇斗たちがいるこの世界は「日本」ということになる。ならない?ちょっと自信持てないけどマジでここが日本だとしたら色々と矛盾が出てきてしまう。そこらへんのことは詳しく後で書いておこう。

とにかく、勇斗たちはクリスマスのプレゼントの話をしていた。「こっちだと贈るにしても何がいいかな」と彼女に相談し出すアホと、それに対して何の疑問も嫉妬も抱かずに「心がこもっていればなんでもいいんだよ!」と言い出す天然彼女。お前はそれでいいのか。周りに女いっぱいおんねんぞ。
ここで「あっ!電池が!」と友達から借金の催促がきたときの僕みたいなことを言って電話を切る勇斗。スマホの力を過信したな……。ここでようやく「プレゼントって……誰に?」と疑問を抱く彼女。いや本人に言わんかい!
あとちゃんと友達に金は返したので僕は大丈夫です。安心してください。

翌日、イングリットさんが「おい!なにやってやがる!」と言いながら部屋に飛び込んできた。それをのほほんとした顔で「おっ、イングリットじゃねぇか。いい出来だぜ〜このこたつ……」という勇斗。
イングリットさんの発言から察するに勇斗は何か約束を忘れているっぽいが、思い出せない勇斗に頭グリグリをかますイングリットさん。最近のクレヨンしんちゃんがやらないことを平然とやってのけるッ!そこに痺れるッ!憧れるゥ!
どうやら勇斗はイングリットさんの工房の休みにガラス細工をやりたいと言っていたらしい。それを完全に忘れてこたつでゆっくりした挙句「俺がなにやったっていうんだよぉ!?」は殴られても文句は言えない。まあ流石に宗主ともあろう人を殴るなんてことは絶対にないだろう。ギャグテイストでやっているとはいえ、所詮は女に囲まれ優しくされて過ごしている勇斗さんだ。なんやかんや許してもらえることだろう。

何かを隠しているような勇斗はイングリットさんを連れてさっさと工房に連れて行こうとするが、途中でルーネちゃんと双子に遭遇。勇斗は強引に振り切ると、なんとか工房にたどり着いた。途中ルーネちゃんを振り切ったときは「父上、私何か悪いことでもしたのでしょうか……」とガチ凹みしていたのは流石に可哀想だなって思った。


声優の演技も相まってめちゃくちゃ可哀想に見える。

どうやら風鈴を作ろうとしているらしい。フェリシアやルーネちゃんの誕生日が近いから作ろうと思ってたらしいのだが、それを聞いてイングリットさんはムッとした。
「何がかなしゅうて折角の休日に他の女への贈り物作るの手伝わなきゃならないんだっての……!」と言ってズンズン窯へ歩いていくイングリットさん。可哀想……。

「なあ、機嫌直してくれよ。こんな空気お互い嫌だろ?二人っきりなんだしさぁ……」と汗を浮かべる勇斗に、「女として認めさせてやる」というイングリットさんのハートに火がついた。

まずイングリットさんはガラスを吹くところで「ちょっと貸せ!」と間接キスして誘った。「お、おう」と言うと勇斗は続きを吹き始める。反応、特になし。
次は筒を回しているところだが、「違う!こうすんだよ!」と背中に回り、豊満な胸を押し付けた。反応、特になし。

外ではなんとか工房を覗こうとするアルベルティーナちゃんと「そう駄々をこねないでください」と冷静なクリスティーナちゃん。アルベルティーナちゃんの「入りたい!入りたいよぉ!」が可愛すぎて「んも〜〜〜!♡」となってしまった。覇王を見ていて初めての感情に一瞬びっくりする僕。ハルヒも「恋愛なんて一瞬の気の迷い」と言っていたことを思い出し、「気の迷いか」と納得した。
そして双子漫才を始めて僕は改めて「あ、気の迷いだわ」と実感した。

勇斗たちの方は物が完成したらしい。風鈴じゃなくてなんか紐ついてるしもう一つは花瓶みたいなツボだ。これなに?
「いやーしかしガラス作業は暑くなるよな〜!」と胸の部分を開いて扇ぎ始めるイングリットさん。こうなるとほぼヤケクソだ。勇斗も流石に照れて、「お、おい!」と言う。効果ありと踏んだイングリットさんは畳み掛けた。

すると勇斗、イングリットさんの肩を両手で抱き、「お前には……いつかはっきり言わなくちゃいけないと思ってた……」と言いだした。ここでようやくまともな恋愛っぽい何かをし始めてなぜか安心する僕。
緊張するイングリットさんにムード最高の中勇斗がかけた言葉は、
「お前、ガサツすぎる」でした。ですよね〜〜〜〜〜〜。

さっきまでの色仕掛けは全部無意識のものと勘違いされており、「お前、もうちょっと女っていうことを意識しろよ」と特大のブーメランをぶん投げる。
いや、しかしこういったセリフがあるのも安心出来る。むしろ今までこういったセリフがなかった方がおかしかったのだ。一話で朝勃ち処理の話してる方がよっぽどおかしい。ふざけんな。

それに怒りを燃やしたイングリットさんは拳を握った。

力がみなぎる!!


魂が燃える!!



俺のマグマがほとばしる!!!





や っ た ぜ 。

勇斗は「いてて……なんだよあいつ……」となぜ殴られたかもわからないまま頬を摩っていた。なんか懐かしい雰囲気を感じる。迷い猫オーバーランかよ。
殴られた勇斗は自分の近くに何かキラキラと光るものが落ちているのに気がついた。


イングリットさんが歩いていると、先に勇斗が「おはよう、イングリット。今日も寒いなぁ」と挨拶した。それをシカトしていくイングリットさんはまだご立腹のようだ。
勇斗はイングリットさんを引き止め、勾玉を差し出した。
「もっと飾ってほしかったんだよ……せっかく、元がいいんだしさ」とこいつにしてはナイスなフォローを入れる。イングリットさんは「ふん!」と勾玉を奪い取るように受け取ると、早速自分の首にかけた。
「それならモテるぞ」「別にモテなくてもいいんだけどな……」というイングリットさんに勇斗は「おいおい、お前も女だろ?いつまでも物作り一筋ってわけには……」と言う勇との言葉を「いいんだよ!」と遮るイングリットさん。

イングリットさんは「あたしは……一途なんだ」と言って勾玉を愛おしそうに握りしめた。



決定ーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!
ヒロイン王者決定!!!!!!!勝者イングリットさん!!!!!!!!!!!!!
ピピーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!
試合終了ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!



すみません、こういう属性の子が好きすぎてテレビチャンピオンで勝敗が決した時の実況者になってしまいました。
いや、マジで覇王のヒロインの中で最高に可愛いのイングリットさんじゃないですか?一番真っ当で一番恋心抱いてるの描写がわかりやすいイングリットさんが最高の印象なんですけど。ルーネちゃんは足舐めで若干ポイント落ちたとはいえまだイングリットさんに次いで2位です。


そして場面は変わり、謎の宮廷に。
王の間の玉座に座っていたのは、ロプト兄貴だった。話している相手は、いつかHIPのYOUを角に連れてきた時に出会ったアースガルズ帝国の神官、アレクシスさんだった。話というのは「ユグドラシルの秩序を乱す狼を倒すべく、雷と豹で兄弟杯を交わしてほしい」そうだ。
ロプト兄貴が「杯を交わしたら兄か弟かどっちだ」と聞くと、アレクシスさんは「雷の立場もあるし同格ってことで」らしい。ロプト兄貴がそう聞いたのは「もう弟を持ちたくないから」だそうですね。

アレクシスさんがわるそうな顔で笑みを浮かべ、「はい。狼の宗主にはこの世界から消え去ってもらいましょう」と言った。終了。エンディング。
言った瞬間に「有能」というコメントであふれていたのは笑った。サンキューヤーマン。

とりあえず色々言いたいこともあるのでまとめの感想いっときましょう。

まとめの感想と考察

今回は「昔のラノベの匂いがする回だったな」と思います。
勇斗の言い方といい心理描写といい演出といい、全部一昔前のハーレムものですよね。なんか懐かしい気分になった。久しぶりに迷い猫オーバーラン読もうかな。

そんで今回は比較的可愛くキャラが描かれていて今までのを全部プラマイゼロに戻したなって感じです。まあ多分高橋ナツコ脚本回に戻ってまたマイナスになるんでしょうけど。頼むからこのままの流れで続いてくれよ。ずっと千葉さんでいてくれ。


で、考察ですが、ググったところ地球の自転の周期というのはかなり昔からでもあまり変わっておらず、変わっていたとしても数秒であり、あまり誤差は生まれないそうです。
ということは確実に勇斗は「地球にいる」ということになってしまいますね。季節も向こうの現代と同じであり、暦の問題でズレるがクリスマスが近い。
確実にアジア圏内にいると言っても過言ではないでしょう。少なくとも考えていた「古代エジプトにいたから謎の技術で石造りの宮廷が出来た」説は崩れてしまいました。
しかも出てくる単語北欧神話のもんばっかだし、そもそもHPの九話のあらすじではついに北欧神話について触れられている。なんなんだ。色々と気になるところは多いが、すべての謎は九話で解かれることでしょう。次週に期待。

そしてラストですが、ユグドラシルを統べるアースガルズ帝国は、なぜそこまで狼に執着するのでしょうか。
大陸を統べる帝国にとって狼なんか毛虫のようなものだと思うが、なんの思惑があるというのだろう。「秩序を乱す」という発言も気になるが、もしやこれは「勇斗が異世界(のようなもの)から来ている」ということが分かってる人が誰かいるからではないだろうか。
豹のシギュンさんのような人がアースガルズ帝国にもいて、秘法とやらでこの時代にとって異常な存在である勇斗の存在を感知し、それを排除せんと動いてるのでしょうか。多分ここの部分は次回触れないと思うので最終回に向けて解決に向かっていくことを祈るばかりです。


はい。ということで八話は割りかし良かったと思います。
みんな可愛く描かれてたし、イングリットさんに至ってはテレビチャンピオンで優勝してしまいました。次回以降イングリットさんの目立った活躍があるかどうかは不安ですが、今後に期待していきましよう。頑張れよ……イングリットさん……僕は君を応援してるからね……。


つづく