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「百錬の覇王と聖約の戦乙女」五話を見た感想

おはようございます。僕です。

更新が遅れてごめんなさい。ちょっとコミケで忙しかったもので。うっかりカレンダーに「C84」って書いちゃって一人で五年前にタイムスリップしてしまいました。僕だって一人のオタクなので薄い本の確保には熱心なんですよ。
むしろ盆休み使ってこの記事書いてるの褒めてほしいですね。

盆休みと言えば、異世界スマホの記事を書き始めたのも「盆休みなのに何もしていない虚無感から暇つぶしに見たアニメが衝撃的なクソだった」からですね。あれからもう一年経つのか……この一年でどれだけクソアニメに時間を割いたんだろうな……。

さて、次回で折り返しとなるこの百錬の覇王と聖約の戦乙女第5話、今回はどのような活躍をするのでしょうか。楽しみですね。早速感想入っていきましょう。


五話を見た感想

さて、五話なんですけど、初見時の感想は「苦行というより『謎回』に近い」という感じでした。不可解なのはそうなんですけど、不思議と不快感より先に「なんで?」という言葉が出てきてしまう感じです。


冒頭、高い木の上から綺麗なフォームで飛び込むルーネちゃん。飛び込む瞬間に「……父上」と言っていたので「おっ、投身自殺か?」と思っていたら「あの時の無礼……お許しください」と自然な流れで回想に入る。どうやらルーネちゃんと勇斗が出会った頃の回想のようだ。

勇斗はルーネちゃんと対峙していた。勇斗がへっぴり腰すぎてちょっと笑った。へっぴり腰のお手本かよ。


「くっ、なんでこんなことに……!ま、怪我だけはさせねぇように注意だな……!」とやたら自信たっぷりな勇斗。そのへっぴり腰で言われても中学生がイキっとるようにしか見えんわ。

「では行くぞ!!」と突進してきたルーネちゃんに普通に倒される勇斗。「グワーッ!!」とニンジャスレイヤーだったら100点の叫び声で倒れる。
ルーネちゃんから「一兵卒としてもこれでは使い物にならん」と罵倒される勇斗は頑張って木刀で突くが、軽くいなされ、木刀も吹っ飛ばされてしまった。「甘い!」と木刀を飛ばされた勇斗だったが、「甘いのはそっちだー!!」とルーネちゃんに突進。何か策が……!?



は?

ふざけるな。リトさんでももうちょっと自然な抱きつき方するぞ。勇斗はそのままルーネちゃんの手刀でぶっ倒された。恐ろしく速い手刀……俺じゃなきゃ見逃しちゃうね。

そして現在へ戻り、水辺で戦勝の祈りをするルーネちゃん。OP。

……?

は?ヤバい。今回は前後の繋がりとかガン無視だ。全くストーリーというものが成立していない。マジ?これジョジョ六部?僕いつのまにかジェイル・ハウス・ロックの術中にハマってたんでしょうか。
あと気になったんですけど、ニコニコの動画説明欄には「脚本:千葉克彦」ってなってんですが、OPのクレジットでは「脚本:高橋ナツコ」になってるんですよね。なにこの高度な情報戦。脚本についての情報が錯綜しすぎだろ。
どうやら前回だけ千葉さんが起用され、高橋ナツコさんに戻ってるようですね。ニコニコの動画投稿担当がミスっただけみたいです。一瞬だけ安心させるなよ。首を絞める力一瞬だけ緩めて意識を戻すな。拷問のセオリーじゃねえか。
次にステインソールの無駄作画も修正されていて、「もしかしてコメントで指摘したから修正された……?」と思いました。ソシャゲのバグ報告ちゃうねんぞこれ。OPすらちょっとずつ修正するアニメとかもうおしまいだろ。まあ僕はその『おしまいのアニメ』を三回見てこれ書いてるんですけど。

さて、OP明けは隊列を組んで待機している狼の軍からスタート。なんかすごい特徴的な形をしている陣形なんだけど、これには特になにもつっこまないでおこう。

こちらは雷陣。早速ワクワクしているステインソールに「狼は様々な策を使ってくるし、一旦様子を見よう」と参謀らしきOPに出ていた人が言う。隣にはステインソールの2Pカラーみたいなやつもいる。参謀っぽい人はシャールビー、2Pカラーはビングというらしい。
「皆の者、行けー!!」ということで、早速突撃させるステインソールさん。いつもの感じで前衛を出して、様子を見ようということか。初めて見た時は「行っちゃうのかよ」と思っていましたけど。

前衛が鉄の矢でバッタバタぶっ倒れてるのに驚く雷陣営。青銅器時代は鉄を取り出す技術もないため、鉄の武器は狼の独占状態のようだ。……ん……?





次元の歪みが起きてない?
いや、もうこの際みんな顔が同じなのは目を瞑ります。だってOPすら作画崩壊起こしてるのにこんな細かいところで気が回るわけがないですからね。でも物理法則は守れよ。

しかし、弓矢の攻撃準備時間の長さに気付いたステインソールはその隙に少しでも距離を詰めようと兵士を鼓舞する。しかし接近戦に持ち込んだとしても雷軍は押されていた。主戦力である槍兵とその援護をする騎馬部隊が出てくるであろうという予想に「新兵器は弓だけで、それ以外は変わらない」という予測をつけたステインソール。この人結構軍師としてもちゃんとやれるのでは……?

「ビングは左翼!シャールビーは右翼!そして俺が正面だ!」とついに前に出ることになるステインソール。

勇斗は優勢であるという報告をクリスティーナちゃんから受け、「思ったより手応えがないな……蹄の時の方がしんどかったぞ。兵にまとまりがない」「指揮官の差でしょうか?」「あのバカがバカだからというならそれだけだが……なわけねぇよなぁ……」という会話を繰り広げるフェリシアと勇斗。バカはお前や。「雷の補佐官が有能らしい」というフェリシアの情報で「だよなぁ〜」と言い放つ勇斗はもう完全にステインソールを「バカ」として扱っていて逆に気持ちがいい。

ルーネちゃんの騎馬隊が出撃し、側面からの援護に回る。そこに前回出てきたスカーヴィスさんが出てきたが、コメントで一斉に「誰?」「誰だこのおっさん!?」と驚いていて可哀想になった。なんか漫画版だとかっこいいらしいぞ。

ルーネちゃん率いる騎馬隊が出撃すると、それを迎え撃つようにシャールビーさんが出てきたが、どう見ても左方向から出てきている。おかしい。こっちから見て右方向ということはシャールビーさんは左翼から出てきているということになる。右翼を任されていたはずでは……?

頑張って戦うルーネちゃんがシャールビーさんを追い詰めたが、それに割って入り助けるステインソール。正面から瞬間移動してきたのか?流石双紋のエインヘリアルですね。なんか前々回瞬間移動してたし。
ハンマーで戦うステインソールと日本刀で戦うルーネちゃん。日本刀は本来斬ることに特化しているのでめちゃくちゃ脆いはずなんだが、ハンマーの打撃を受けても全く折れる様子はない。強すぎだろ。
なんとかステインソールの攻撃を受け流し続けていたルーネちゃんだったが、衝撃が強すぎて腕がもたなくなったのか、騎馬隊に撤退指示を出し、戦線から離脱した。いつもはこの戦術でなんとかなっていたらしいが、今回初めて破られたそうだ。

一人で前線に飛び出して敵を蹴散らしている様子を見て勇斗は「まさに匹夫の勇だな」と嘲笑っていたが、お前自分の兵がボロカスにやられてるのに微笑みながらそれはないだろ。
フェリシアが改めて匹夫の勇について説明しだし、「お兄様の金言は常に頭の中に刻み込んでいますから♪」とちょっと怖いことを言い出した。急にホラーするなって。
轟音に気付いたフェリシア「その匹夫が突っ込んできます!」と言った。ヒップが……突っ込んでくる……?クレヨンしんちゃんの映画かな?

主戦力部隊である槍の軍に突っ込み、勇斗は「串刺しにしてしまえーーーっ!!」と割と怖いことを言う。まあこれ戦争だしな……。
しかし、めちゃくちゃなパワーで突っ込んでくるステインソールは攻撃の勢いが収まらず、そらもうどエライ勢いで兵を蹴散らしていった。いや、にしてもさ……。



これはなくない?一枚絵だよ?ダイジェスト一枚絵みたいなのでこれ?マジで言ってるワケ?目はどこを見ているんだよ。

それを目の当たりにした勇斗は「なんだよこれ……」と驚いていた。勇斗くん!僕も「なんだよこれ……」って言いながらこのアニメ見とるで!
ステインソールの勢いを見て「項羽の前世か何か?」と未来人ジョークをかます勇斗だったが、「もう項羽の名前を出すなよ」という気持ちになってくる。銀魂に苦情の電話とか入れる歴史ファンってこういう気持ちだったのかな。

「殿はお任せください」と言うスカーヴィスさんに「……死ぬなよ」と冒険者になったら言いたいセリフランキング5位のセリフをかましてくれる勇斗さん。クソ!俺も言いてえ!!!
でもスカーヴィスさん、今回ガリガリに頬こけててすぐ死にそうなんですけど大丈夫なんですか?本当に死なない?いや、多分このアニメモブ以外誰一人として死にそうにないんで大丈夫かなとは思ってるんですけど。


撤退指示を出すスカーヴィスさんに「逃がすもんかよ!!」と突っ込んでいくステインソールだったが、スカーヴィスさん、これを切り返し余裕でハンマーを叩き落とした。つっっっっっっよ!!!!!
「明らかにお前の方がルーネより強いゾ」と言われたスカーヴィスさんは「日陰者には眩しい場所は居心地が悪くてな……それに、あいつの方が華があるだろ?」とめちゃくちゃかっこいい返しをする。なんだよ……結構かっこいいじゃねぇか……。

クソ強いスカーヴィスさんに戦いを申し込むステインソールだったが、スカーヴィスさんは落ちた鉄の武器で相手の兵士を釣り、その間に狼軍を撤退させることに成功した。兵士は鉄の武器を拾うことに熱心になり、ステインソールの言葉が耳に入ってこないようだった。そこに現れるシャールビー。追撃は2Pカラー、もといビングに任せるようだ。
「こんなもんかよ」と舐めきった感じのステインソールでCMカット。

CM明け、雑な作画の肉が落ちると絶望したステインソールの顔。一体どうしたというのか……。



ステインソール「ビングが……死んだ?」
僕「CMの間に死んでたwwwwwwwwwww」

スカーヴィスさんとの一騎打ちで死んだらしいです。まあステインソールが苦戦するのにそら死ぬよなと思った。
次の瞬間、ステインソールはものすごい勢いで崩れ落ち、「フギャァァァァァァ!!!!」と泣き叫び始めた。急だなぁ……。落差でちょっと笑っちゃったぞ。
シャールビーさんを責め、妙に気合の入った作画で蹴り飛ばすステインソール。シャールビーさんなんかネイマールの選手みたいに転がった上吐血したぞ。我に返ったステインソールが「す、すまん!大丈夫か!?」「無理はするな!」とまるでDV男みたいなことを言い出して「怖ッ」と素になってしまった。

シャールビーさんから「あなたが軍を引っ張っていくのです」と後押しされ、亡き兄のことを胸に秘めて狼軍に向かっていくステインソール。狼軍は今まさに川を渡っているところだった。
そこに再び立ちふさがるスカーヴィスさん。敵討ちのために打ち合いを始める二人。ステインソールは持ち前の眼でスカーヴィスさんの戦い方を見破った。見破られたスカーヴィスさんはさっさと戦線を離脱し、向こう岸へ撤退していった。スカーヴィスさんはまたも時間稼ぎに成功したということだ。有能すぎんだろ……。

その後を追うことにしたステインソールはいつの間にかいた背後の兵たちを鼓舞し、皆んなで川を渡ることにした。
勇斗が安心し、「ふぅ、なんとか釣れてくれたようだな」と漏らした。横にいたアルベルティーナちゃんは「釣れたってお魚さんですかぁ?」とアホみたいなことを言う。かわいい。やられて逃げていくフリをして罠に誘い込んだということらしい。何を言ってるのかさっぱりわからないアルベルティーナちゃんは少し考え、「えーっと……虎って美味しいですか?」とあほあほな返事をした。可愛い。お前は許す。

川を渡っていたステインソールは向こうから矢が飛んできたが、ハンマーを振る風圧で全部ぶっ飛ばした。すごすぎ。
一番最初に川を渡り終えたステインソールは、三度スカーヴィスさんと対峙した。スカーヴィスさんの任務はまたも時間稼ぎらしい。スカーヴィスさんも流石に一人で相手取るには無理があると判断されたのか、ルーネちゃん、フェリシアとさらに四人のエインヘリアルでステインソールを囲んだ。7対1かぁ……たまげたなぁ……。
後ろから渡河してきた雷軍は先ほどステインソールがぶっ飛ばしていた矢に打たれ、渡れずにいた。ポケモンで一匹だけめちゃくちゃ育てていってもジム戦でその一匹がやられたらあとのカスは一気に潰されるのと似ている。

ステインソールは苦戦していたが、力を解放し「貴様らごときに……俺を討ち取れるかぁぁぁ!!」と一気に詰め寄り、ルーネちゃんの日本刀をぶっ飛ばして川に沈めた。これアヌビス神では?やっぱジョジョじゃん……。
そしてなぜか驚愕する双子と勇斗、諦めムードの狼軍エインヘリアルさんたち。
なんで?一発打ち込まれただけでは……?と、思ったが、よく見たらモブエインヘリアルさんが二人死んでた。残り五人しかいない。

なかなか絶望した状況の中、勝ちを確信したのか自分語りを始めるステインソールだったが、なぜか大笑いしだすスカーヴィスさん。
「最初に言っただろう?俺たちの役目は、あくまで貴様の足止めだ。貴様一人を止めるために、わざわざエインヘリアルを7人も揃えたのだ。誇っていいぞ?もっとも、貴様がどれだけ強かろうと、所詮は匹夫の勇よ!!」というと、スカーヴィスさんは後ろからやってきた馬車で颯爽と撤退していく。その手際の良さなんなんだよ。ルパンか。

ステインソールが横を見ると、川の上流から大波が押し寄せてきた。流石に打ち破るのは無理だったのか、「わからねぇ……なんでこんなことが出来る……!?」と棒立ちのまま波に飲まれていった。やられ際がかっこよすぎる。弁慶の立ち往生かよ。いや、そんなかっこいいもんじゃないと思うけど。



急に水の作画で本気を出し始めてビビったが、作戦は「川をせき止めていい感じのタイミングで関を解いて鉄砲水を作る」という作戦だったらしい。まんま韓信やんけ。


そしてその作戦の実働部隊はリネーアがやっていたらしい。「兄上は本当に、軍神の化身やもしれませぬ!」とめちゃくちゃ褒めるリネーアに対して「俺はチートだってのw」と返し、見事チートノルマ達成。やったね!達成ボーナスだ!

「これであのバカともさよならだ」という勇斗に対して「本当にあの方がお嫌いでしたね」と微妙な返事をするフェリシアに、勇斗は得意になって自分に酔っているように続ける。
「生まれもっての天賦の才能か……。神かアールプキファの力か知らんが、ただ単に与えられただけのものだろうが。努力や鍛錬の結果じゃない、チートの力だってのに……。有頂天になりやがって」
なんて綺麗なブーメランなんだ……!!Twitterによくいるクソ野郎でも中々これほどのものは出せないぞ……。さっき自分で「これはただのチートw」って言ってた人間とは思えない言動だ……。
「あいつ見ててイラついたのは……昔のバカだった俺を思い出すからだったんだ……。全く、あのバカ……」とさらに続けていて「FF外から失礼します。あなたは今も有頂天になっているバカですよね?」とクソリプを送りたくなってくる。バカ連呼しすぎ。

一方、やられたステインソールは川岸で倒れていた。「あ〜あ、負けた負けた。でたらめすぎだろ。周防勇斗……」と爽やかに負けを認めていた。こいつ主人公でよくない?これ主人公交代していくやつ?やっぱジョジョじゃん!!!!!

そしていつも通り、勇斗は酸欠金魚彼女に戦勝報告をしていた。「帰れそう?」「無理っぽい。でもこれから頑張って探すわ」「ほうか、待っとるわ」の三行で終わりそうな会話を長々と続けられるこの会話術はなかなかすごい。これがプロの脚本家ってことか……。
そしてエンディング。

はい。まとめの感想いきましょう。は〜〜〜ポイズンポイズン。

まとめの感想

今回は不快感より不可解が勝るという謎要素が強い回でしたね。
やはりアバンが本編に全く絡まない上、よりによって「ここいる?」ってレベルの過去だったので「なめてんのか」以外何も言うことがなくて困りましたね。

あと今回も考察要素はゼロだったんで考察はしません。
強いて考えるとしたらアバンの内容から「ルーネちゃんは何か過去に失態でもやらかして勇斗にケツ拭いてもらったのかな?」と思ったのと、「ステインソールは負けたけど、裏で糸を操っていると思われる教会はこれからどう動くのかな」ってところでしょうか。どっちにしても次回は日常回っぽいんでどっちも明らかにならないでしょうけど。いや、このアニメはサブタイで判断出来るような普通の良いアニメではありません。唐突に重い過去みたいなものが出てくる可能性もあるので、注意しようと思います。


これを書いている二日後にはもう6話を更新しなきゃいけないという現実に若干負けそうです。盆休みの貴重な4日間のうちの二日をこれのために費やさなきゃいけない辛さ、どう形容したらいいんですか?クソアニメは頑張って考察するしか楽しみ方のないものなのに、もう考えるとこゼロじゃないですか。今作は設定がペラい上何も設定について明かしてくれないので本当に辛いです。考えさせろ。こっちに楽しみを与えろ。クソが。

ではみなさん、僕は「次回もうちょっと考察要素でてきますように」と祈りながら戦利品の薄い本を読みながら寝っ転がろうと思います。また次回お会いしましょう。


つづく