留守伝票

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「異世界はスマートフォンとともに。2」九話を見た感想

おはようございます。僕です。

 

前回の無茶苦茶な内輪争いを終えて、今回のサブタイは「休日デート、そして姫騎士」でした。うわ〜〜〜!話進まなさそ〜〜〜!最高!

 

それではやっていきましょう。

 

九話を見た感想

第一印象は「そういう回か〜〜〜〜〜!!!!!」です。そういう回でした。

 

アバン、厳かな雰囲気のパーティからスタート。

結婚してる!!!!!!!!!!!

 

急に結婚してた。いや、この二人はずーっと喧嘩する様子も描写されてなかったし、まあ順当か。ヒロインズは他の人の結婚式に参列することで圧をかけていく作戦なんだろうか。

ユミナは「こんな素敵な結婚式見せられたら、自分のたちの結婚式を想像してしまいますね!」と笑った。それを口切にヒロインズは自分の結婚式の花嫁姿を各々想像している。なんだ、いつものか。こういうときにユミナが先頭に立って煽るパターンが多い。ユミナはこういった面で小賢しい感じがする。

冬夜はそれを見て「そうか、僕は結婚式を六回もやるのか……」とちょっと疲れ気味に言った。それぞれにちゃんとやるの?時間かかりそう。律儀だなお前……いっぺんにこう、なんとかインチキできんのかそれは。
ユミナもそれに対して「六回で済めばいいですけど」と未来の嫁の存在を暗示していた。「これ以上増えるのは勘弁……!」と汗を流し、オープニング。お前そんな、ペットじゃねぇんだから。

 

オープニング明け、ユミナは急に思い立ったように「愛を育みましょう!!」とお茶会の最中に立ち上がり、叫んだ。大丈夫?病院行く?
ユミナ曰く、「先日の結婚式を見て、私たちももっと愛を育むべきだと思った」だそうだ。へー。そうか?それにはルーも賛同し、デートをすることになった。

ルーはデートと聞き、「デートというと、交際している男女が連れ立って外出するアレですわね!」と言い、ユミナも「はい!主に食事やショッピング、演劇鑑賞などをしたりして、お互い親密さを深める行為です!」とちゃんと説明してくれた。視聴者の中にデートの定義を知らない人がいると思ったが故に説明してくれたのかな。舐められてる?画面越しに。

冬夜は「みんなとは婚約しているわけだし、親密さを深めるといっても……」と乗り気じゃなかったが、ユミナは「冬夜さんは最近私たちを放っておきすぎです!なんですか!?釣った魚に餌をやらない派ですか!?」と反論したが、お前らはそもそも冬夜が釣った魚なんかじゃない。冬夜にドクターフィッシュみたいに勝手に食いついてきただけだろ。

冬夜が「ええ……」と困惑していると、ほかのヒロインズもユミナに共感し、「最近かまってもらってない」とブーブー文句を言い出した。女が結託すると嫌だな。説得された冬夜はみんなでお出かけをすることに決めた。

冬夜がお城の前で待っていると、ヒロインズはそれぞれザナックさんに特注していた私服を着てやってきた。これ現パロってやつっすか?八重に至っては完全にパーカーとスウェットだ。文化が違うからこそTPOが合ってない服を着てしまう異世界あるあるってこと?

冬夜は「みんなそれぞれ似合ってる!」と雑に褒める。喜ぶヒロインたち。いいのかそれで。「それじゃあ出発〜!と、その前に!」とみんなでじゃんけんをし始めた。なんとなく展開は読めるが、なるべく何も考えないようにした。

 

さて、デートの場所として選ばれたのは、あのBL小説を書いている王女がいるリーフリース公国だった。

僕の個人的な感想だが、なんとなくルビー・サファイアの「トクサネシティ」を思い出す。あそこもいい街だった。近くにハートのウロコと交換にわざ思い出せる家あるし。

 

と、ここで急にリンゼとルーが両腕にしがみついてきた。やっぱり行く前のじゃんけんは誰が最初に隣を歩くかのじゃんけんだったらしい。はい。そうですか。
「時間がきたら交代ですからね!」とちゃんとローテーションを組んでいるらしい。そういう同伴?

連行されてる?

 

アクセサリー店ではみんなで商品を見て、「みんなに買っていこうか!」と言ってみんなで「ヤッター!」となっていた。アイテムで好感度上げるギャルゲみたい。単純すぎるだろ。みんな独占欲っていうか、ドロドロした感情が湧いてこないのだろうか。冬夜はともかく、異世界人共通として一夫多妻なのはなんかおかしくないか?それぞれの国でそれぞれの文化があるというのはちゃんと描写されてるのに、なんで一夫多妻は共通してみんな受け入れてるんだ。日本みたいに一対の夫婦が正義、みたいな風習はないのだろうか。

 

まあそれはそれとしてデートは続いていく。今度はユミナ&エルゼが横に付いた。キャバクラみたい。ユミナがケーキをあーんしてあげるのを見て、慌ててエルゼも同じようにケーキを差し出した。エルゼはこういう色恋沙汰のテクニックというか、そういったものに疎いイメージがある。だからこうやってユミナに先手を取られ、いつも後手に迷って慌てている感じがするのだ。逆プロポーズのときだってそうだったな。

続いては八重&ルーが横についた。なんか嫌だなこの距離感と視線。こうなったら早くヒロイン同士で剣取って命のやり取りしてほしい。

次はどこへ行こうか?というところで演劇のポスターが目に入った。竜退治の話らしいが、恋愛ものらしく、リンゼが超絶早口であらすじを説明していた。いよいよオタクになってきたな……あんまりヒロインがオタク化していくの見たくないんだけど……

と、ここで超絶雑に荒くれ者に絡まれたが、ヒロインたちが2秒で制圧した。なんだったんだアレ。

 

さて、デートも終わりに近づき、お城に帰ってくると、門の前で立っている人影が見えた。

冬夜「あ」
僕「完全に忘れてた」

スゥシィが立っていた。一番新しくヒロインの仲間に入り、一番遊びたい盛りの年頃の子を忘れていた。

 

そういうわけで、スゥシィは後日二人きりでデートしていた。一番の勝ち組じゃん。こういうところが上手いね……

この後は特に何も書くことはないような感じで遊んでいた。嫁というよりかは完全に妹だったけど。最後に土手で休んでいると、フローラから「エーテルリキッド(フレイムギアの燃料)の抽出が終わりましたの」という連絡がきた。さっきまでのしっとり感とは一転して、冬夜はテンションが爆アガりで「できたのかぁ!?」と立ち上がった。露骨〜。スゥシィはきょとんとしていた。そうだろうな。ここでCMカット。

 

CM明け、ついにフレイムギアが起動するらしい。運転は八重がするらしい。ついに起動したフレイムギアシュヴァリエだったが、僕が思っていたのとはちょっと違った。なんか、ゆーっくり動いていてノロい。ウスノロもいいところだった。それでも冬夜は満足しているご様子だったが。
ルーから「あんなに楽しみにされていたのに、一番に乗らなくてよかったのですか?」と聞かれたが、「八重が一番魔力量が少ないから、どの程度動かせるのか見ておきたかった」らしい。なるほど。それ後でもよくないですか?八重も「シュミレートとほぼ同じ感じ」と言っていたが、あんな軽快じゃなかったと思う。

次は自分が……と意気込んでいたが、勝手にエルゼが乗り込んでしまい、動かし始めてしまった。冬夜は「トホホ……」って感じだったが、そろそろ立場ってやつをわからせてやりませんか。

 

さて、一方「工房」では、ロゼッタに頼んでおいたフレイズの体の一部で作った剣が完成していた。なるほど、ダイヤモンドを削るのはダイヤモンドのように、フレイズを倒す剣はフレイズで作る、ということか……。フレイズは魔力を流した量に応じて硬くなっていくので、武器として使うにはいいんじゃないかというアイデアもあるらしい。

ロゼッタ曰く、フレイムギアは量産中だが、オリハルコンが残り少なくなってきたので補充してほしいとのことだ。「工房」のいいところはこういう「困った事態」を作ってくれるからだ。大抵のことが魔法のゴリ押しでなんとかなるこの世界で、ちゃんとイベントを作ってくれるのはバビロン関係だけだ。

冬夜はオリハルコンの供給を求めて色々と考えていたが、そこでユミナとルーに絡まれた。冬夜がオリハルコンの調達に困っていると聞いて一緒に悩んでいたが、冬夜は「オリハルコンゴーレム」もいないかと思いつき、検索してみた。スマホには6件くらい表示され、早速狩りに行こうとしたが、ここでユミナとルーは「また私たちを置いていく気ですか?!」と駄々をこねた。「じゃあフライで一緒に来るか?」と聞くと、「空を飛ぶのは怖い……」ということで、結局留守番をすることになった。なんだったんだ。あいつらいなくても話進んだはずだろ。

 

早速オリハルコンゴーレムをぶっ倒しに空を飛ぶ冬夜だったが、通りがかった街ではめちゃくちゃ火事が起こっていた。なんか、「また?」って感じだけど、今回は戦争みたいな感じではなく、フレイズたちが街を襲っていたのだった。冬夜、たまたま通りがかったところで戦争起こりすぎだろ。

コーカサスオオカブトみたいなフレイズだった。現地の兵たちは苦戦している様子だった。

と、ここで「住民の皆さんを避難させるのです!」と剣を振るっていた姫騎士が登場した。やっときたか……しかし、剣はフレイズの体に負けて折れてしまった。ピンチ!というところで、冬夜が颯爽と現れ、一撃でフレイズを粉々にした。

誰?

 

誰だこいつ。キラキラエフェクトがかかりすぎだろ。フレイズで作った剣の試し切りがてら、フレイズの殲滅を終わらせた冬夜は、ついでに治癒魔法で怪我人を治していた。こういうことばっかやってると冬夜を崇める宗教が出来そうだ。

一通り終わった後、冬夜たちは自己紹介をした。相手はレスティア騎士王国第一王女、ヒルデガルド・ミナス・レスティアだった。王女が気軽に人前に出てきすぎな気がする。というか、異世界スマホの世界観は王族がグイグイフランクに前に出てくる。そういう王様って一人いれば十分なはずだろ。

冬夜は態度を改めて再度挨拶した。ヒルデガルドは「各国の調停者だとか」と聞いているらしい。お前が色々首突っ込んでるせいで……

冬夜がフレイズの破片を回収しているところでヒルデガルドは「もしやフレイズを使ってその剣を……?」と勘付いた。鋭い。冬夜が剣について説明していると、ヒルデガルドは剣をガン見しながら「一人の騎士として、いつかそんな剣を持ってみたいと思ったものですから……」と赤面した。いいですね……騎士としての興味が先行しているの、リーンちゃんを思い出してニコニコしてしまう。
冬夜は「それならば」と作ってあるフレイズの剣を数本渡した。そういうことじゃないだろ。ヒルデガルドは大喜びで剣を受け取り、ついでに冬夜にポヤーンとしていた。早いよ。あとお前も他国の人間にポンポン武器を渡すな。

 

ヒルデガルドと分かれた後、冬夜は検索に引っかかったゴーレムをぶっ倒していた。マジで狩りだな。「それにしてもオリハルコンゴーレム、思った以上に金ピカだったな〜」とアホの感想を垂れながら帰っていると、冬夜は一頭のシカと目が合った。シ  カ で し た 。ていうか、普通にシカはいるんだ。どんどん冬夜の世界がこっちに侵食してきてるとかそういうこと?なんなんだよ、この世界観。その場のノリで改変され続けているのか?

シュールな数秒が流れたあと、シカは誘導するようにどこか走って行った。冬夜もそれに突き動かされるように、頑張って後を追うと……

 

少女が血まみれで倒れていた。流血の広がる範囲から見て、まだそんなに怪我を負ってから時間は経っていないようだが、それにしても傷が深く、血が大量に流れていた。
冬夜は急いで治癒魔法をかけ、声をかけたが、少女は一瞬目を開き、気絶してしまった。ここでエンティング、終了。

 

まさか一回に二人同時にヒロインが出てくるとは……まとめの感想いきましょう。

 

まとめの感想

今回は前半マジでいらんデートパートと、後半1/4くらいで一気に二人のヒロインを登場させましたね。異世界スマホではあるあるなんですけど、「前半いらないだろ」というパートからの、物語を進展させるような展開を急いでやってくるような感じ。絶対オリハルコンゴーレム倒す過程のユミナとルーのダル絡みはいらなかった。いや、前半のデートパートも大概だけど。もうちょっとフレイズとか……バビロンとかのことに……使ってもよかったんじゃないですか……

 

まあとにかくあと三話ほどで終わってしまいますが、ちゃんとヒロインは全員出てきましたね。一期のエンデみたいに最終話のCパートで1分だけ出てくる、みたいなことにならななくてよかった。あれソードマスターヤマトよりタチが悪いよね。

あと三話で婚約までいくのか?と若干不安になりましたが、そういえばルーも超速婚約をキメていたのでなんも考えないことにしました。たとえ今回婚約しなくても多分「続く!!」って感じで終わるでしょうし。全話有料にしたことで話題性は薄れてしまいましたが、売上次第では三期も期待したいところですね。気が早いけど。

 

さて、次回も頑張っていきましょう。

 

 

 

 

つづく