留守伝票

一番好きなアイス→ディッピンドッツ

真剣にAVを見たら割と面白かったのでまとめた感想

おはようございます。僕です。

突然ですが皆さん、AVはお好きですか?僕はお好きです。

僕はドスケベ人間なので毎月二万くらいはエロコンテンツに金をかけているのですが、ある時AVを見ていてふと思いました。

「あれ?あらすじはわかるけど、どうやってセックスに持ち込んだんだ?」と。

僕は基本的にちゃんと「◯◯、ついにAVデビュー!」みたいな感じのヤツは冒頭のインタビューからちゃんと見ているんです。その女優さんを今後気に入るかもしれないので。実際それで気に入ったのが入江愛美です。
以前ツイッター「僕は週末の夜はAVを見ながら食事をしてる。元々飯を食うのが早くて15分くらいで完食するし、そうなるとちょうどインタビューが終わって前戯が始まるからスムーズに自慰が始められる」と書いたところ、RT先で「ライン工場かよ」「流れ作業」「オナニーが生活の一部だということがよく分かった」と散々なことを言われたことがありました。まあその通りなんですけど。

そんな僕が上に書いた疑問を元に持っているAVをちゃんとしっかり最初から最後まで見ていたら、なんか割と狂っていたことがわかったので感想を書きました。
学生の読者の皆さんはちゃんと18歳になってからAVを買おうね!

AVを真剣に見た感想

とりあえず僕は何作か持ってるAVを真剣に見てみました。皆さんはこの感想記事を読むだけで僕のAVの趣味がどのようなものなのかが手に取るようにわかります。不思議体験ですね。
ちなみにドスケベ人間である僕はAVパッケージ版だけで数十本、インターネットでダウンロード販売されていたものを買ったものを合わせると80本は普通にいくくらいAVを持っています。なのに今まで真剣に全部最初から最後までみたことがなかったなんて、大人として、社会人として恥ずべきことですよね。ごめんなさい。これからはちゃんと見ます。だってちゃんと見るとなると映画一本観るのに匹敵する時間なんだもん。

最初にご紹介するのは「妹の爆乳は一見にしかず May.2015 八束みこと Kカップ120cm」です。もう性癖がバレてる。
こちらの「妹の爆乳は一見にしかず」シリーズほとんど持ってるんですが、シリーズを通してほとんどが序盤狂ってる展開からセックスに持ち込むので「なんでだよ」という感想を抱きつつパンツを脱ぐことになります。今回はこのシリーズの紹介はこの八束みこと出演のこちらの一本だけ紹介しようと思います。

まず冒頭、学生服の妹と兄が仲良く二人でソファに座っているところからスタート。「学費が振り込まれてないって学校から文句がきたんだけど」と相談する妹みこと。兄はギャンブル狂で、ウラ金から金を借りていたらしい。クソ兄貴やんけ。
親についての言及は全くないが、どうやら兄貴と妹の二人で暮らしているらしい。まあエロゲとかではよくあるパターンですね。AVだと尺の都合でそういう説明が一切なかったり、冒頭のモノローグっぽい文で説明されてたりします。説明がない場合はなんとか想像で補うしかないですね。以前AVを見てて「どういう家庭なんだよ」と想像して泣いてしまったことがあるんですが、こんな現象が起きたのもこの世界で僕と数人しかいないと思うので貴重な体験ができたと思います。
兄貴は「学費の月謝なんか一、二ヶ月延滞しても文句言われないし俺が一晩で取り返してやる!」と言ってそのままだったらしい。妹から金を借りることが出来ないとわかった兄貴は、「わかった!じゃあ二人で月謝稼ごう!」とのこと。
自称金儲けの天才である兄貴は、「お兄ちゃん、約束するから……パイズリしてちょ?」と頼んだ。なんでだよ。いや、もうパンツは脱いだんだけど。

まあそこからマジでパイズリ始めて一発出し終わった後、フェードアウト。

フェードインすると、兄貴は部屋に借金とりっぽいお兄さんを連れてきた。
なんとなく展開が読めるが、このまま視聴を続けた。「こちらに自分の妹を用意したので」と「あっ……」なセリフを吐く兄貴に若干の殺意が湧いた。
「全然顔が似てねえな?」とめっちゃ普通に質問するお兄さんに対して、兄貴は「父親が違うもので……」と説明。マジ?種違いの兄妹!?!?!?設定重……ラノベ……?
兄貴は妹に対して「この人に金の工面してもらうことになって……な?これしかなかった……」と説明する。クソ兄貴すぎる……。

ここで借金とりのお兄さんは「おい、アレ言えよ……ちょっとこっちこいよ(画面外から兄貴を引きずり入れるプロ)」と兄貴に何か言った。なんだ?何を言わせようとしてるの?「いや、妹の前ではちょっと恥ずかしい……」と渋る兄貴だったが、その妹借金とりのお兄さんに胸揉まれてますよ。借金とりのお兄さんは「おい、教えてやれよ」と兄貴に言ってやった。

兄貴「じゃあ俺がいうことを繰り返すんだぞ」
僕「うん」

兄貴「揉んで挟んで入れちゃって ヒャッヒャ〜〜〜」
僕「……?」

僕「は???」


なに?(殺意)兄貴曰く、「そしたら喜ぶから」らしい。どんなフェチだ。無理やり言わせると、借金とりのお兄さんは欲しがりだったのか「もう一回元気良く言えよ!」と陽キャのノリで要求する。なんなんだ。なにがやりたいんだよ。結局やらせた借金とりのお兄さんは気分をよくしてそのまま行為を始めた。まあそのまま「色々なプレイを耐えて学費を稼ぐ妹」って感じの本番が続いたので「ええ……」という気持ちのまま終わってしまいました。いや、しっかりパンツ脱いで致したんですが。
この「妹の爆乳は一見にしかず」シリーズは割とみんな狂ってる展開が多くて面白いので、皆さんも是非見てみてはいかがでしょうか。

さて、2本目のタイトルは「家まで送ってイイですか?case.94」です。配信元はMGS動画。本当はもっとタイトル長いんですが、タイトルネタバレが大嫌いな人間なので無駄に配慮して伏せておきます。皆さんはリンクからタイトルを確認してください。
このシリーズはツッコミどころがあるというより、かなり綿密に作り込まれて出来たAVなので見所が多いんですよね。パロディとしてかなりクオリティが高いんですよ。まあMGS動画はほぼ全部本番までの前座に全力をかけているので大体全部面白いんですけど。セールとかも頻繁にやっているので覗いてみてください。

さて、今作は新宿駅からスタート。ここから素人に声をかけてお家に行くって感じです。
冒頭から「このAVは終電を逃した人に某局のTV番組のテイで声をかけ、家を見せてもらいつつ、しれっとAVを撮影しちゃおうというAVです」というテロップが入って安心できますね。よく見るとテロップの感じとか完全に再現してて笑っちゃうんですよ。フォントまでそれっぽいの使ってる。終電情報と共に映し出される夜中の酔っ払いども。
外国人やお母さんに電話する素人が出てきてガチっぽさが出てる。これガチでは?マジ?

そのうち、某激安ストアで働いてる女の人をゲット。結構可愛い。名前は穂奈美さん。大塚駅にある自宅までタクシーで送ることになりました。2010円で済むのかよ。深夜割増入ってるのに結構安いな。そういうもんなの?タクシー使わない貧乏野郎なのでよくわかんないですけど。
車中では「京都に彼氏がいて、新幹線に乗るのが一番楽しい」と語ったり、「元々広告代理店に勤めていて色々あって辞めたので大学時代にバイトしていた現在の職場の社員になった」という経歴を話した。マジでリアルだし、大学時代の写真まで用意している徹底ぶり。マジに若い頃の写真使ってるっぽくて「ガチで作りすぎ」とこの時点で言ってしまいました。「これがパロディじゃ」と体現するAV。

自宅はかなりリッチな感じで、部屋もそれなりに広かったので結構ビビりました。1K六畳くらいで89,000円。
「社割で買った痩せるスリッパ」「IKEAで買った無駄にでかい照明」「便秘がちで飲んでる酵素ドリンク」「炭酸水」があったりでめっちゃくちゃリアルだった。「これ見てていいの?」という謎の罪悪感が襲ってくる。原液残ってるともったいないから水で洗い流して最後まで使うのとかめっちゃくちゃにリアルで変な笑いが出た。勝手に女の子の部屋に入ってる感覚になるんですよね。
新幹線の形をした駅弁の箱から鉄オタということも判明。鉄オタということで若干テンションが上がったが、地下鉄がメインの僕は「あっ、でも新幹線メインか……」と勝手に落ち込んでいた。これAVなのに。鉄オタというのは様々なタイプに分岐し、非常に面倒臭いオタクなのだ。しかしその後寝台特急「あけぼの」が好きという話を聞いて「ほお……ええ趣味しとるやんけ……」と勝手にテンションが上がっていた。これAVなのに。
他にも競馬が好きで、番組スタッフとそれなりにディープな話をして盛り上がる。僕は公営ギャンブルを全くやったことがない人間なので「???」となっていましたが、マジで深い話をしているのはわかりました。
壁に能面が飾ってあることや「ノミ一本で作った」発言や机の自作などで工業高校出身の僕はさらにちょっとテンションがあがる。が、机からビスが突き抜けてて「はあ〜つっかえ」となりました。これAVなのに。
さらにさらに車が好きなことも判明し、「こいつ男趣味に偏りすぎだろ」と思ってしまった。しかも好きなのアメ車て。僕は個人的にはミニローバーとかダイハツミラジーノ98年モデルとかが大好きなので趣味はわかりあえない感じがする。僕はかっこいい車より可愛い車が好きなんだよ……。
僕は車好きで電車好きで競馬好きな女の子いたら確実に惚れるんですが、これを見た上で本番シーンに行くと女の子への思い入れが違いますね。深みが増すな……そういう狙いがあった……?

話題は「なぜ広告代理店をやめたのか」という話に。
穂奈美さんは広告代理店で働いていた時は深夜2時まで働き、6時に家を出なければならない上パワハラを受けていたらしい。そこから上司を見るたび吐き気が襲うようになり、うつ病にかかった。自殺未遂もあったらしい。これ本当にAVなんですよね?
「うつになると考え方が固まる」「辞めたらいいのに、死ねば楽になると思ってしまう」「違う選択肢があるのに、そこしか見えない頭になる」「追い込まれているのが自分でわかってない」など色々と思い出すところが多くて段々お腹が痛くなってくる。かつてブラック企業に勤めていた僕は色々と想起してしまって辛い。まあ僕は大体家に帰って午後10時に寝て午前4時に家を出る生活をしていたので穂奈美さんよりかは楽なんだろうとは思いますけど。睡眠時間を奪われるということは人間の思考力を奪っていくに等しい行為ですからね。罪ですよ罪!ブラックは罪!死刑にすべき!

穂奈美さんは病院に行き、趣味に没頭してうつ病を克服した。テロップの「幸せのため選んだ、逃げるという生き方」で不覚にも感動してしまった。「マジメにならなくてもね、そこまでしなくてもいいんだなってすごい思った」「一生懸命やることは大事ではあるんですけど、やっぱり心がパンクしちゃうし、それを教えてくれた。誰も教えてくれないことだと思う」とマジにAVかと思う言葉が連発して出てくる。
なんとなく励まされているような感じしてきて嬉しくなってくる。AVでこんな気持ちになったのは未だかつてなかった。いいものやぁこれは……この時点で20分超えてるけど。下手なインタビューより長い。でも何も不快じゃない……すごい……。

と、思ったら話は「彼氏と一緒に住むとかって話にはならなかったの?」という方向に。思い出したけどこれAVだった。でもさっきまでの話や幸せそうに「彼氏と会う時に乗る新幹線が一番楽しい」と話している笑顔を見た後だと絶妙にキツイ気持ちになる。前座を楽しみすぎた。
と、いうことで本番までのやりとりと本番の様子は割愛します。

翌朝、「電マとかよく置いてあるよね」という話になっていた。早朝からなにやってんだこいつら。どうやら「セックスが上手い人」を家に呼んだらしい。なんで?
そして「セックスが上手い人」、到着。上手い人からも「変わったものがたくさんあるね」と指摘される穂奈美さん。玉手箱っぽいものが机の下にあって「百人一首です」と説明するところもあってほっこりした。これからこの人とセックスするのになに和んでるんですか。

そんで本番後、時刻はAM7:02。朝早すぎだろ。事後でその時間?セックスが上手い人とも別れ、タオル巻いただけの姿でほっこりと百人一首について話す穂奈美さん。シュールがすぎるだろ。

そして別れ際のテロップで、「新宿駅で出会った穂奈美さんの家についていったら…… 激安ストアでマジメに働く女の子の現在の幸せが聞けました」といい感じのBGMと本家っぽいフォントが出ていた。本番を通り越してしまった僕はもうインタビューのときみたいなピュアな心には戻れず、「いや、セックスしとるやんけ」と突っ込んでしまった。いや、再三確認しますけどこれAVなんですよね。前座の作り込みが良すぎて本番シーンも「見てええのこれ!?見てええのこれ!?」と困惑してしまった。だからそういうビデオなんだってこれ。

というわけで、「家まで送ってイイですか?」はこれにて終劇。良いものであった。

まとめの感想

はい。そういうことでいかがでしたでしょうか。本当は三本くらい紹介しようと思ったんですが二本紹介してこのボリュームになってしまったのでまた面白いAVを発見したら紹介しようと思います。まあ多分これ単発記事になると思いますけど。

この記事を通して伝えたいのは、「AVは前座も含めてAV」ってことです。
今回僕は持ってるAVの何本かを全部通して見てみたんですが、紹介したもの以外にも色々と突っ込みどころがあるものが多かったです。「女子高生が卒業記念に旅行に行って旅行先で犯される」って設定のはずなのにやたら手慣れた様子で車を運転していたり、中出しオフ会で『来たおじさんの中にブリーフいたら笑うよね』という話していたらおっさん連中全員ブリーフだったり。所々笑ってしまう瞬間が多かったです。

意外な発見があるかもしれないので、エロシーンしか見てない皆さんも持ってるAVを全編通して見てみたらどうでしょう。ナチュラルに狂っていたり笑ってしまうシーンがあるかもしれないですよ。


おわり