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「ニートやってる神が異世界転生した結果」二章を読んだ感想

おはようございます。僕です。

前回に引き続き、なろう小説の「ニートやってる神が異世界転生した結果」の感想を書いていきます。早く輪廻から解脱したいので、頑張って読んで書きます。前回の記事に意外とコメントがきててびっくりしますが、やっぱりみなさん地獄旅行お好きなんですね。この作品のPV数が9700で僕の小説のPV数が480なのも泣けてきます。僕だって……僕だって頑張ってるのに……。まあろくに宣伝も更新もしないんで仕方ないっちゃ仕方ないんですけど。
あとTwitterで作者さんから「全14章なのでもし良かったら全部感想書いてください」って言われて椅子から転げ落ちました。書けるか。第一章で死にかけてんだぞ。殺す気かよ。

前回は第1章まで書いて終わりましたね。白楼様が出てきてアルベルトのところに向かって終わりでした。「破壊神」の称号を持つ白楼様が一体どんな展開をしていくのか楽しみですね。では感想いきましょう。

二章「破壊神白楼編」を読んだ感想

最初はミリアリアちゃんが朝ごはんを用意しているところからスタート。朝ごはんを作っただけで「惚れそうだぜちくせう」と宣うこいつはやはり童貞だろう。認知が歪んだ童貞ほど醜いものはないが、この神に転生させられた人間が可哀想になってくる。童貞の神に転生させられた転生者可哀想すぎない?
そして昨日と同じようにランニングに出ようとすると、白楼様と出くわした。「お、お師匠様ぁぁぁぁぁぁ!?!?!?」と叫ぶが、多分映像にしたら青空にこだましてOPに入ると思う。流れとして綺麗すぎでしょ。
不審がるミリアリアちゃんに対して「この宇宙で一番強い神様なんだぞ」と惜しげもなくネタバレしていく。驚いたミリアリアちゃんは「この宇宙では……?」といけないところに気がついてしまった。さらに得意がってるのか説明を続けるアルベルトにもう僕は目を塞ぐしかなかった。やめろ!!やめるんだ!!!

アルベルト「まず、宇宙は8つあるんだ。それぞれの宇宙には番号が付けられていて、この宇宙は第三宇宙に属するんだ。それぞれの宇宙には、星や生命を生み出す神様がおられる。それと同時に、星や生命を破壊する神様が一人ずつおられる。宇宙のバランスを保つ為には、必要な存在なんだ。このお方は、この第三宇宙の破壊神であられるお方なんだ。くれぐれも粗相の無いようにな。破壊されるぞ?」とベラッベラ秘密を明かしていく。なんだ?平穏な生活する気ゼロか?気が触れたと思われるんじゃない?
しかしミリアリアちゃん、意外と冷静に一瞬で放心状態が覚めて「どうして人間のご主人様がそのことを?まさか!」とめちゃくちゃ察しがいい。なんだよ……結構わかってんじゃねぇか……。そこで「どうやら俺の正体に気づいたらしい」と言っているが、からしたら「精神病棟から抜け出した狂人」にしか見えない。ネタばらしといくかじゃねぇよ。狂人にしか見えねえって言ってんだろ。

さらにアルベルトは「大神官・神王」の説明に入るが、今後使われる機会はないと思うので使われる場面がきたら改めて説明したいと思います。この作品浅く広く説明してるものありすぎ。素直に「へー、そんな方がいるんですね。宇宙って広いですね」と受け止めているミリアリアちゃんもなかなかサイコ度数が高い。
「何をしにきたんですか?」と聞くと、お師匠の白楼様は無い胸を張って「お前に会いに来たのじゃ!」とラブコメばりに可愛いことを言う。その後に「おいアルベルト、今何か変な事を考えなかったかの?もし変な事を考えれば……この場で破壊するぞ?」と暗黒微笑する腐女子みたいなことを言う。この時点で鳥肌が止まらないが、アルベルトも「ひぃっ!!イエワタシハナニモカンガエテオリマセンヨ?」とキッツい返し。数年前に夢小説で死ぬほど見た。なんだ?この後「お前おもしれぇ奴だな。うちの部のマネージャーやれよ」って言われるの?
白楼様はこの後「あっそうだ(唐突)儂と戦わぬか?」とマジに唐突すぎる提案。展開考える気ゼロ感がすごい。ここで第6話は終了。この時点で吐き気がすごい。頑張れ僕。


第7話はアルベルトと白楼様が対峙するところからスタート。普通に殴り合いから始まるかと思ったらアルベルトはいきなり炎系魔法で最大火力の「エクストリーム・サンバースト」を放った。いきなり魔法出てきちゃったよ。ミリアリアちゃんが「達人級の魔術師でもほとんど扱えないという大魔法!!これなら……これなら一たまりもありませんよ!」と丁寧な解説をくれる。ありがとう。
しかし予想通り片手で受け止める白楼様。やっぱりね。最強系の魔法が最初から使えてしかも簡単に防がれるという「魔法が発達している星」という設定を思っ切りないがしろにするスタイル。もはや設定などあってないようなものなのだ!!!
簡単に魔法を防がれた後にデコピン一発で気絶させられるアルベルト。反則級の強さと言うが、アルベルトの強さがどの程度か基準がブレブレなので僕はよくわかんないですが、白楼様に敗北し、強くなることを誓ってミリアリアちゃんと拳を合わせるアルベルト。7話終了。戦闘描写が説明すぎて全く緊迫感がないまま終了し、8話へ。僕はどこかに取り残されたような感覚で次の話に進んだ。
あとがきで「ちなみに、マーチ、フニン、ネロは誰が誰だ、という質問が飛び出すかもしれないので予め答えます。」というどこで出てきた名前なのか全く覚えがないまま説明されました。このマーチ・フニン・ネロというのはあのアスカの取り巻きたちのようです。名前あったんだあの子たち……。どのセリフがどの子かなんて微塵も気にならんわ。


8話。いきなり一年前に話が飛んで過去に。急発進するな。まずギアを一速に入れてから発進しろ。
タムラン王国の王都でエルフ達が幸せに暮らしている。そこに竜人族が攻め込んできた。人と竜のハーフというが、どんなハードなプレイしたらそんなハーフ生まれるんだ。外国人並みのフェチかよ。身体能力は亜人1で戦闘力が高くめっちゃ強いらしい。
族長が頑張っていたが、竜人族のリーダー、マギアルカが出てきて「よし、じゃあ俺がやろう」ということでエルフの族長とマギアルカが対戦するらしい。族長は負けた。即落ち2コマやめろ。
そのままミリアリアちゃんは奴隷に落とされ売り飛ばされたらしい。なるほど〜〜〜。

ミリアリアちゃんは眠りから目覚め、朝ごはんを作り、アルベルトと一緒に食べていた。するとそこにミリアリアちゃんを呼ぶ声が響いた。
サルミラというミリアリアちゃんを前に買った主人らしい。人を傷つけ喜ぶ資産家というテンプレすぎるキャラクターが出てきて僕はちょっと嬉しくなる。どこで嬉しくなってんだ。狂ってんのか。
サルミラの話を前に聞いていたアルベルトは怒りが沸いてきた。サルミラに自己紹介すると冷笑すると「そうかそうか、君が今の主人か。全く使えない奴隷だと思わないか?まあ良く悲鳴を上げるし、可愛いので連れ戻しに来たのだがね。ちょっと、その子を譲ってはくれませんかな?」と言う。初対面でベラベラよく喋るな。この世界ってそういうルール守らないと死ぬの?
アルベルト、その発言にブチ切れ。サルミラを森に引っ張っていった。お仕置きをしてあげるらしい。唐突すぎ。
サルミラに金縛りにかけると上半身裸にしてムチを振るう。いきなりハードSM始まった。と思ったらいきなり馬乗りになって顔面を殴りつづける。怒りのボルテージマックスなアルベルト君止まらない。今までの分の奴隷の恨みを代わりに晴らすと言わんばかりに暴力の限りを尽くす。
虐待の末に死んだやつの分で両腕を剣で飛ばし、性奴隷にされたやつの分で片足を飛ばし、ミリアリアちゃんの分としてもう片足をさらに飛ばした。一瞬でダルマになった。

「………分かったか?これがお前が今までしてきた事の報いだ。無様に、無残に、死んでいけ。“煉獄の業火よ、敵の為に力を振るえ。”《エクストリーム・サンバースト》!!!!」とアルベルトが叫ぶとサルミラは消し炭になった。完!!!!!!!!

僕「は?」

あとがき「ミリアリアの元主人、物理的に完全消滅です。私は良いと思います。これぞまさに因果応報って感じで。」

僕「は?」

いや、いきなり出てきて殺されたやつに「因果応報」って感情移入出来んわ。むしろ可哀想になってくる。男でリョナる趣味はないんですけど。ヤバイ。唐突に資産家出てきたと思ったらキレられてダルマにされたかと思ったら消し炭になって「因果応報って感じでいいと思います」と言われて次の話に何事もなかったかのように進んでる。ナチュラルに狂ってる。大丈夫?社会に不満とかあるの?僕は年金とかちゃんと貰えるか心配してるけど。


9話は白楼様が料理を食べているところからスタート。
「魚が生臭かった」という理由で惑星の半分を消滅させる邪神っぷり。竜王のほうがまだ優しい。「世界の半分をくれてやろうか」とか言ってくれるし。

一方その頃、アスカ達はすごいドラゴンを倒すクエストを受けてドラゴンと対峙していた。対峙するところから始まりすぎ。
取り巻き達の応援を受けて「(こいつら、俺に頼り過ぎているようだな。やれやれ、いくら彼女たちが地球では見たこともないレベルの絶世の美少女であったとしても、今は戦闘中だから控えて欲しいんだがなあ。それに、俺に頼りたい気持ちも分かるが、依存しすぎているな。俺がいれば絶対に安心だと思うのは仕方ないが、将来の事を考えれば少しは俺の手を離れ自立してもらわなくては困るのだが。とはいえそれは、俺の力の大きさ、器が余りに大きすぎることが原因で、彼女たちの責任ではない部分が大きい。俺がもう少し普通の人間であれば良かったのだが、どうしても一般人とは隔絶した面が滲み出てしまうほどの高位な存在だからなあ。あぁ、何故俺はこんなにも優れた人間に生まれてしまったのだろう。全く、自分の才能が恨めしいぜ。)」とクッッッッッッソ長ったらしい独り言を言って苦心の末ドラゴンを倒した。
苦労しとるやないかい!!!!!!!何が「全く、自分の才能が恨めしいぜ」じゃ!!!!!!!!

そこに降りてきたのが白楼様。アルベルトから特徴を聞いていたアスカはその人が破壊神の白楼様だと気付いた。破壊神と知っているアスカは慎重に対話するが、取り巻きはアルベルトに言ったように狂ったセリフでアスカを持ち上げる。案の定怒りを買った三人は最強の魔法呪文で白楼様に攻撃を仕掛ける。それを普通に防ぐ白楼様。もう見た。最強呪文を防がれて絶望する三人を横目に白楼様は「面白くなってきたのう!」と笑って帰る。なんで?三人殺さんの?ていうか何しにきたんだよ。

白楼様と付き添いのエルカロッテが帰る途中の会話で先代の邪神を倒した者の名を思い出していた。「ゴッドウォーリアー」というらしい。まんまやないかい。と思ってたら白楼様も「そのまんまじゃないか!ネーミングが安直すぎるじゃろう!」とメタい発言。それな。ネーミングが安直なのはデスマリスペクトかなにか?


10話目はアルベルトが白楼様に勝つ秘策を見つけるところからスタート。
ゴットウォーリアーとは特定の人間のことではなく、特殊な力を宿した戦士のことらしい。スーパーサイヤ人みたいな感じか。ミリアリアちゃんもその存在を知っているらしく、「その話、聞いた事があります!確か……純粋で正しい心を持った五人の戦士が、最も強く正しい心を持つ一人の戦士に力を注ぐと、ゴッドウォーリアーになれる、と」とめちゃくちゃ丁寧な説明をしてくれた。すごい。この設定の説明だけで冒頭の方の設定の説明全部飛んだ。
アルベルトは「うん、思い当たる。バリバリに思い当たる奴が六人いるぞ。」と言っていたが、そのまさかでした、アスカくん達でした。純粋な心を持つ……?戦士……?前々回資産家をダルマにして消し炭にしてたのに……?

まあそんなことは置いといて話は進んで行く。アスカくん達に話したら嫌そうな顔で了承されたそうだ。そら嫌だわ。
一方白楼様は三度ファトマに発とうとしていた。破壊神の仕事らしく「蛮族が多いから滅ぼさねば」らしい。そんなこと考えてファトマに来てたのに前回魔法振り払って帰ったの?仕事しろ。

アルベルト達は既に集まっていた。「……あ、お師匠様の気がこちらに近づいて来るな。おーい、多分後20分くらいで来るぞ」とピクニックに行く送迎車の話でもしてんのかって感じでゆるい集合をかける。ドラゴンボールかよ。でけぇ気だ……。
白楼様が来た時には、アスカたちが既に対峙していた。早速星を消し飛ばそうとする白楼様を止めるアルベルト。察しのいい白楼様は「もしやゴッドウォーリアーか!?それなら待つぞえ」と大人しく待ってくれた。
みんなでアルベルトに魔力を注ぎ込むと、アルベルトはエメラルド色の髪にエメラルド色の瞳になっていた。やっぱスーパーサイヤ人じゃねぇか!!!!!!!!!


11話は白楼様とアルベルトが開戦したところからスタート。メインで戦闘で特に戦闘シーンで書くことはないんですが、白楼様に七割程度の本気を出されて絶望したってところで「七割って結構本気やん」と一言突っ込んでしまいました。アルベルトは頑張ってカウンターを食らわせ、白楼様を叩き落とした。やったか!?終わり。


12話は叩き落とした白楼様が笑いながら立ち上がるところからスタート。
まあ11話同様戦闘シーンがメインなので特に言うことはないんですけど、頑張って戦ったけど白楼様が巨大なエネルギー弾作って放ってアルベルトがそれをパンチで応戦するところは「熱いな」と思いましたね。ドラゴンボールじゃん。
結局、「もうダメだ……!」となったところで白楼様がエネルギー切れでぶっ倒れて寝てしまい、終戦。やったぜ。

第二章完!!!!!


なるほど。はい。まとめの感想いきましょう。

まとめの感想

はい。終わりましたね。なにこれ。
今回だけで設定の説明いくつでてきたんですか。いや、それより資産家のサルミラさんが殺されたの衝撃的すぎません?初回で出てきて死ぬってなんだよ。ゾンビ映画の面白担当の黒人かよ。
もっとなんか因縁があって戦いの末にそういう処刑するなら納得するんですけど、ミリアリアちゃんの話だけ聞いて怒りが湧いて切り刻んで殺すとかサイコすぎません?そこまで感情移入出来るアルベルトくん「おしん」とか見たらテレビ局に米送るタイプでしょ。あとお前も「立場を弁えた言動をしてくれよ」とか言っとったやんけ。
ていうかサルミラがミリアリアちゃんを手放した理由ってなんなんでしょうね。サルミラさん本人が直々に迎えにくるくらいのお気に入りなら手放さなくないですか?資産家のくせに使いの一人も出さねえのかよ。

戦闘シーンはずっと説明だしセリフが少なくて緊迫感はないし感想で解説するよりもう普通に読んでもらったほうが早いんじゃないかと思います。これダイジェストで戦闘してるの?だったら納得いくんだけど。
第二章は説明読んでたら終わったって感じでしたね。なんだ?「初心者でも分かるゴッドウォーリアーになった時の戦闘の手引き」か?DSの説明書より薄そうな指南書ですね。

とりあえず、これで第二章は終わりです。次回は閑話の章で3話しかないので短めになりそうです。とはいえ内容はお察しものですけど。
作者さんも「改めて一章読み返してたらキツイなと思いました」とか言ってて若干キレそうになりましたが、作者さん曰く「これから面白くなる」らしいので頑張って読み進めていこうと思います。作者さんに「せめて第4章全部書いてください!」とお願いされたので「おう感想全部書き終わるまでに4章完結させたら考えてやるよ(書くとは言ってない)」と返しておきました。謎の執筆レースが始まってしまいワクワクしてきますね。

さーて、次回の「ニートやってる神が異世界転生した結果」は?
「クロマンティアへ旅行してみた」
エスカロッテの食事譚」
「白楼の食事譚」
の三本!次回もお楽しみに!




つづく