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一番好きなアイス→ディッピンドッツ

「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」四話を見た感想

おはようございます。僕です。

クソほど更新が遅れてしまってごめんなさい。とっとと感想いきましょう。

四話を見た感想

前回は新しくパーティに加わるであろう三人の奴隷娘、「ポチ」「タマ」「リザ」の三人と一緒に迷宮を出ようって意気込んだところで終わってしまいましたね。異世界スマホと比べてちゃんと「冒険」をしてくれるので、デスマは安心出来ますね。どこで安心してんだよ。ストックホルム症候群か。

アバンはサトゥーが「一緒にいるだけでは経験値にならない」ということに気付き、タマに「石を拾っておいてくれ」と頼む。タマは「あい」という気の抜けた返事をして石をめっちゃくちゃ拾う。そんなにいる?
タマは迷宮の天井にめっちゃでかい芋虫が貼っついていることに気付き、サトゥーは魔法銃で撃った。虫が落ちてきたところでタマに「石をぶつけろ!」と言った。そのままリザちゃんにも攻撃するように命令し、そのまま続けてサトゥーが魔法銃で芋虫を撃ち抜いて勝利。石でがくしゅうそうち的なことをしようということだろう。少年時代ポケモンで育ってきた人間はこういう発想に至りがちだ。ドラクエで育ってきた世代は一緒に雑魚を狩りまくって、ある程度のレベルになったら独立させる方法を好む。
戦闘が終了したらコアの回収をタマとリザちゃんに託し、サトゥーはポチと一緒に進むらしい。ナチュラルに「この先にもう一匹いる!」と言うサトゥーに「は?わかるの?」とか疑問は抱かないのだろうか。と思ってたらタマがポチに石を渡しているところでものすごい量の石を渡すタマに「タマ……いくつ拾ってた?」と突っ込むサトゥー。そしてオープニング。
いや、急いでボケとツッコミを入れるな。何を生き急いでるんだよ。

オープニング明け、ポチと一緒に芋虫のほうに行くサトゥー。サトゥーはポチに「側面に回って石を投げて無くなったらリザたちのところに戻れ」と指示を出したが、ポチは何だか不安げ。
まずサトゥーが魔法銃を撃って注意を引きつけると、ポチは言われた通り側面に回り、石を投げた。当然芋虫はポチのほうを向いたが、何かヤバそうな雰囲気を察したサトゥーは膝蹴りを食らわして芋虫をなぎ倒した。流石レベル310の膝蹴りは効くな。
恐怖でパニックに陥ったポチはわけもわからずに走り出してしまった。思えば、サトゥーが始めに行動を起こそうとした時も一番最初に「捨てないで!」と叫んだのはポチだった。元々臆病な性格なんだろう。可愛いなぁ。
臆病なポチは泣きながら走ってしまったが、サトゥーはなんとか追いつき首根っこを掴んだ。もうシンプルに掴まれてる図が可愛い。



心配したリザちゃんとタマはすぐに駆けつけてきた。「大丈夫だよ。戻ってコアを回収しよう」と微笑むサトゥーの後ろで申し訳なさそうに縮こまるポチ。
今後の危険を案じたサトゥーは「怖かったら逃げてもいい。だけど慌てたらダメだ。わかったな?」と理性的に教える。まだ申し訳なさそうだったので頭を撫でていたら「調教師」という称号を獲得した。エロ同人になる時絶対これ付けてる。
サトゥーは「調教師なんて失礼な……教育といってほしいよ」とやれやれ口調で言うサトゥーに対してコメントで「教育に謝れ」というのがあってちょっと笑ってしまった。概念に謝罪するな。

ここからさらに歩を進める一行は探索の様子を長いダイジェストでお送りした。いや、正直結構長い。静止画と音楽でここまで尺が稼げるものなのだなと痛感する。コメントで書かれていたが、原作準拠の速度でアニメ化するとクッソ長くなってしまうからダイジェストでやるしかないらしい。原作どんだけ探索してんだよ。こいつらそのうちナレーション流して進んでダイジェストと年表でまとめて終わりそう。ラスボスとコンビニで再会するやつだ。

ダイジェストが終わると、三人娘のレベルはちょっとずつ上がっていた。ポチとタマがレベル2でリザちゃんがレベル3だったが、ポチタマは5に、リザちゃんは6に上がっていた。スキルはレベルが上がると勝手に覚えるらしい。ドラクエ仕様だ。
リザちゃんの呼び方がいつの間にか「ご主人様」になっていてちょっと興奮した。サトゥーも「ご主人様の方が呼びやすいのかな……」と考えていた。多分自然に呼び方シフトさせたくてこのシーン入れてるんだろうけど、こういうシーンが間延びする原因だとわからないのだろうか。作者の「やっぱご主人様の方がいいよな」のために挿入されたシーンだというのが透けて見えるのがちょっと辛い。同じように小説を書いてネットに投稿してる身としては「わかるけども」というやりきれない気持ちでいっぱいだ。

と、コアの回収作業が終わったリザちゃんは疲れからか、不幸にも黒塗りの高級車に追突してしまう。後輩をかばい全ての責任を負った三浦に対し、車の主、暴力団員谷岡に言い渡された示談の条件とは……。倒れてしまう。ステータスを見るとスタミナの残量が少ないことがわかった。サトゥーは休憩を提案した。とりあえず干し肉を出して食べさせたが、ポチタマが可愛いのはもちろんとして、肉を咥えるリザちゃんがめっちゃ可愛い。普段クールビューティー気取ってる女の子が見せる可愛い顔ってズルくないですか?ズルいわ。ありがとう。
「食べ終わったら三時間ほど眠れ」と指示するサトゥーだったが、なんか指示の仕方がちょいちょい腹立つのが嫌だ。なんだよ「眠れ」って。
全員を眠らせたサトゥーはその場に腰掛け奴隷三人娘の寝顔を見ると、ふふっと微笑んだ。さっきの「ご主人様」という呼び方がうんたらかんたらのくだりは見てて「まあしょうがないけどこういうのが間延びする原因なんだよなぁ」と思っていたが、今のシーンはマジでなんなの?いらねぇだろ。マジでいらねぇだろ。クソアニメの本気の片鱗を見せるな。

と、思ったらまたダイジェストだった。またかよお前!?!?!?さっきダイジェストで削った時間が余ったかのようなクソシーン入ったでしょ!?!?!?
しかも、結構大事なことをダイジェストでやりまくっている。

スキルの「罠解除」やら「罠発見」やら「罠利用」やらを獲得したり、小屋(?)を発見してなにやら技を取得していたり、武器を調達していたりしていた。コストカット回かよ。






ダイジェストでなんか色々やった結果、奴隷三人娘だけで魔物を倒せるレベルに強くなっていた。倒したのはカエルっぽいやつだったが、リザちゃんが「焼いて食べたい」と言いだしたのでサトゥーは火を起こした。爬虫類系女子の本能か。
サトゥーはオオガエルの串焼きを差し出されて「(……やっぱ食べなきゃダメ?)」とか考えていた。お前コウモリの羽は食えるのにカエル食えないとかどんな思考回路なんだよ。
食べた感想は「鶏肉っぽいタンパクな味……塩のみの味付けだし仕方ないか」と迷宮の中でさえしっかり食レポノルマをこなしていく。こなさんでいいわそんなもん。一瞬「これ作者が『食べたことあるし出したい』とか考えてカエル食ってるのか……?」と思ったが、杞憂であることを願っている。
奴隷三人娘はやっぱり「食べていいよ」の許可待ちで、こういうのをやってくれると個人的に僕の心が潤っていっていいなって思います。奴隷属性好きなの……。

いやーいい食事シーンですね。食べて幸せそうにしてる姿を見てるとほっこりとした気分になっていっていいで


視 聴 続 行 確 定

びっくりした。こんなにあけすけなえっちシーンもあるのか。異世界スマホにはなかなかこういった全裸シーンがなかったため、僕の魔法銃は危うく火を噴くところだった。

風呂に入った三人はスヤスヤと眠っていた。しかし、サトゥーは「この迷宮を出てしまったら、もう三人といる理由がなくなる」ということに気付いて少しションボリする。

さらに進むと、紫のスライムが現れた。お、序盤に出てくる雑魚やんけ!倒したろ!と余裕をぶっこいたサトゥーはダイジェストの中で手に入れた巻物を使って火魔法を試してみることにした。
が、スライム、余裕の表情。「あれ?」と汗を流すサトゥー。ダッッッッッッッサ。挙句「レベル10のスライム相手にこれじゃ使い物にならないか……」と魔法のせいにする。自身のステータスわかってて言っているのだろうか。普通の攻撃力もチートレベルの野郎が初級の魔法使っても強いに決まっているのに。レベル100のバンギラスが「たいあたり」を放っているようなものだ。

横からリザが「ご主人様、僭越ですが、スライムを倒すときは核を狙えば……!!」と槍でスライムの核を貫いた。するとスライムはドロドロに溶けて死んでいった。

ダッッッッッッッッッッッッッサ!!!!!!!!
なーにが「レベル10のスライム相手にこれじゃ使い物にならないか(汗)」じゃ。

ポチタマが死んだスライムをつんつんしていると、タマは壁に何か違和感を抱いた。サトゥーが調べてみると、罠に使う隠し扉のようなものらしい。すると、サトゥーが何かに気づき「みんな、下がれ!」と言った。奥から歩いてきたのはレベル40の「死獣」という魔物だった。リアルのゲームにあったら「あそこで詰んでた」みたいな話がいっぱい出てきそうな魔物だ。
サトゥーは「レベル40だと……!?」みたいな感じで驚いていたが、僕はサトゥーがレベル310なのを知っているので「ほーん」って感じで鼻くそをほじっていた。
上から覆いかぶさってきた死獣を相手に、サトゥーはダイジェストの中で取得したスキル、「罠利用」を使用して隠し扉になっていた壁に叩きつけ、そのまま下に沈めてやった。だから大事なところで使うスキルをダイジェストで取得させるなっての。

さらに進むと、蜘蛛の巣が無数に張り巡らせられた部屋にたどり着いた。そこにはいくつか繭玉のようなものがあり、中に人が閉じ込められているようだった。なんかLIMBOを思い出すな。
手分けして助けたら、繭玉から出てきた瞬間自己紹介をかましてきた。ゲームイベントかよ。
最初に助け出したのは「ジン・ベルトン」さん。「助かったぞ。私は王祖ヤマト様の代から続く名家、ベルトン子爵家の当主、ジン・ベルトンだ!ここからでられたら、褒美は期待しろ!」とのこと。マジで繭玉から出た一言目がそれかよ。
続きまして助け出した二人目の方は「ニドーレン」さん。「助けてくれてありがとさんです。奴隷商人のニドーレンと言います」とのこと。なんなんだ。助けてもらったら自己紹介するのがこの世界の常識なの?だからゼナさん助けてもらった時めっちゃくちゃ詳しい自己紹介したんかな。

お互い自己紹介をしてほっこりしていると、横から「獣人が触るんじゃねーよ!その短剣をよこせ!」という声が飛んできた。
見ると、ポチを足蹴にしていたクソモブ男だった。「おい!さっさと助けろよ!」という男に対しサトゥーは「悪いけど助ける気がなくなった。自力で脱出すればいいさ」と冷酷な判断。冬夜といいサトゥーといいなぜなろう系主人公はひどいことをするモブに対してこんなに冷酷なのか。いや、冬夜に関しては気に食わないだけで階段から滑り落とそうとするヤバイ奴だった。
「おい!シャレになんねーぞ!」と言う男に対してさっき初手自己紹介をキメていたジン・ベルトンさんが「黙れ平民。それ以上騒いで魔物を呼び寄せるなら、我が炎で骨の髄まで消し炭にしてくれるぞ」と手のひらから炎を出す全国の厨二病が憧れるポーズをしながらのキメ台詞。お前のゲームキャラっぽさなんなんだよ。いい年したオッさんの厨二っぷりにドン引きしたのか、平民のモブ男も黙ってしまった。多分こんなこと言われたら僕も黙る。

場面は変わり、先陣を切っていたポチタマが戦闘する音を感じとった。「我々が先行しますので、皆さんは後ろを警戒しつつ後を追ってください!」と平民サトゥーが偉そうに指示を出す。
たどり着いた場所では、無数のスライムと戦う騎士たちがいた。ゼナさんが応援で呼んできた騎士たちだ。タマに松明を持たせ、スライムを狩りまくる作戦に出るサトゥーたち。騎士たちが揃いも揃ってスライムに苦戦してるってどんな教育受けてきたんだ。スライム!スライム!スライム!騎士として恥ずかしくないのか!
と、ここでさっきポチ相手にガーガー言ってた平民の男は「獣人のガキより俺の方が何倍も強いぜ!武器さえあればあんな魔物なんて……!」とクッソわかりやすいフラグを立ててから戦闘に参加した。噛ませの鑑かよ。
そしてスライムに剣を叩きつけたが、跳ね返されてしまった。そしてそのまま尻餅。いやスライム強過ぎひん?そんで「うわーっ!」ってなったところでポチとリザが助けに入った
テ、テンプレ〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!
ここまでくると最早戦国武将よろしく「天晴れ」としか言葉しか出ない。なんなんだよこれ。なんの茶番を見せられているんだ。そしてどんどん人を助ける奴隷三人娘をボケーっと見て何か後ろめたそうな顔をするモブ男。邪魔だどけ。お前に割いてる時間なんか本来ないんだよ。さっさと改心して帰れ。

次々とスライムを駆除していくサトゥーは、ゼナさんを発見して駆け寄り、ナイフとフォークを投げて核を破壊し、スライムを倒した。いやナイフとフォークて!!!!!!!!!!!

助かったゼナさんはサトゥーを見るなり安心して抱きついてきた。
テ、テンプレ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!
ありがち〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!

と、そこにオーナさんがやってきて「再会を喜ぶのは後になさい」と冷静な態度。「先ほどの手際を拝見するに、あの魔物の弱点をご存知なのですね?」と言った。「あの魔物」と呼ぶあたり、多分スライム自体見たことがないのかもしれない。所詮田舎モンの騎士たちか。
「はい、スライムには核があるのでそこを突けば倒せます」というサトゥーに対しゼナさんは「流石サトゥーさん!博識なんですね!」とおっしゃる。いや、あなた今までサトゥーの「流石!」っていうところ見てました?付き合いも短い男に対して「流石!」って使うやつ、キャバ嬢かゼナさんかくらいだと思うよ。
「いえ、リザに教えてもらったんです」と驕らないサトゥーに対して「じょ、女性の方ですか!?」と慌てるゼナさん。一応今非常時で周りでみんな戦ってるんですけど。
オーナさんが「浮気を問い詰めるのは後になさい」とばっさり斬っていて「ですよね」としか言えなかったが、ゼナさんはシカトするように心配そうにサトゥーを見つめてくる。オーナさんの言うことちょっとは聞けよ。

サトゥーはゼナさんにポチとタマを紹介したが、人見知りするタイプらしいポチとタマはサトゥーのうしろに隠れてしまった。かわいい。リザは年上らしく、投石から守ってもらったことを片膝をついて感謝した。するとポチとタマも後ろから出てきて「ありがとうなのです!」「感謝!」と言った。おい人見知りどうした。ていうかリザちゃん名乗ったのにゼナさんノーリアクションかよ。

スラトイムから解放された騎士たちは閉ざされた扉をこじ開けようと必死になっていた。するとタマがまたもや壁に違和感を持ち、サトゥーに報告した。どうやらまた隠し扉で、サトゥーたちはさっき罠利用を使って死獣を落とした部屋の上にいるらしい。位置取りが嫌な感じだな。
すると騎士たち、何かを発見したようでざわついていた。宝箱が見つかってテンションが上がってる。「俺だ!俺が見つけたんだ!」と何かが起こる感じ満々のフラグを立て、宝箱を開けた。

はい、目玉の魔族出てきました。マップにいないと思ってたらミミックみたいなことしてたんですね。その登場の仕方するの確実に〝中ボス〟だからな。ここでCMカット代わりのサブタイ。このサブタイ出てきてなんなんだけど、「探索」もほぼ終わってるんだよね。目的の魔物出てきちゃったし。

CM開け、騎士たちは三方から魔物を叩く作戦らしい。めっちゃでかい声で敵にも聞こえるよう作戦を喋る司令官の屑。
助けたジン・ベルトンさんも「悪いが火魔法には守りの術はない!ブラストコールの魔法を使う!時間を稼ぐ!」とめちゃくちゃでかい声で説明する。お前ほんとゲームキャラか。 
目玉魔物は攻撃を仕掛け、さらに混乱魔法まで使ってきた。こいつ多分体力ゲージ一定の量減ると回復魔法使ってくるタイプだ。めんどくせぇ。ポチタマリザの三人も混乱しており、「ご主人様大変なのです!肉がいっぱいなのです!」「ポチ、タマ、ご主人様のために一匹でも多く狩るのです!」とめちゃくちゃ怖い幻覚を見ている。こういう同士討ちを狙う魔法ってめんどくさいですよね。サトゥーは三人を首トンで気絶させた。

魔物は調子こいて色々言っているが、何言ってっかほんとよくわからない。なんなんだ。で、ジン・ベルトンさんも「魔族よ!我々が蹂躙されるだけの存在だと思うな!」とコッテコテのフラグセリフをかます。絶対攻撃効かないやつやん〜〜〜〜と思ってたらやっぱり効いてなかった。サトゥーがステータスを見たところ、防御系の魔法を使っていたらしい。サトゥーは何を考えていたのか「ここは目立ってもいいから戦うべきだな……」とか言い出す。お前戦闘に参加しない気だったんかい。

サトゥーがいざ行こうとすると、死獣が向かってくるシーンが挟まれ、サトゥーが「しまった!」と言う。この時点で僕は何がしまったのかよくわからないが、サトゥーはおかまいなしに「……そうだ!」と何かをひらめく。何がしまったの?何?
襲いかかる死獣の攻撃をわざと受け、隠し扉に突っ込むサトゥー。一体何を……!?サトゥーは落ちていくと、さっきマップで見えていた下の階層に入った。ここで聖剣を取り出し、死獣に向かってかまえる。そして一閃、死獣は真っ二つになってドチャッた。ここで澄まし顔なのがめっちゃ腹立つ。サトゥーは切れ味に感嘆していたが、抜いてると微ダメージを食らうらしい。剣は装備してないと意味がないぞ!サトゥーは3のダメージを受けた。サトゥーは2のダメージを受けた。サトゥーは3のダメージを

さて、サトゥーは所持アイテム欄を開き何かを用意し始めた。上の階層では魔物と騎士たちが必死に戦っている。すると、奥からローブを羽織った誰かが歩いてきた。いや待て、この孤独なsilhouetteは……?





コブラじゃねーじゃねーか!!!!!!

この正体不明の謎の人物は石をぶん投げると、目玉の魔族に命中させた。そして堂々と「騎士たちよ!!魔族の始末は任せろ!!」と豪語した。ジン・ベルトンさんもオーナさんも何か勇気付けられたのか、攻撃魔法を連発しまくった。目玉の魔族は石をぶん投げられただけでダメージを受けたのにショックを受けていた。
奴隷三人娘たちも目を覚ましたが、臭いがするだけでサトゥーの姿を探していた。目玉の魔族は謎のサトゥーに攻撃をしかけるが、この謎のサトゥーは石をぶん投げただけで目玉の魔族を天井に叩きつけた。やっぱりレベル310の投擲能力は違うなぁ!!!!石をぶん投げられただけで倒されそうになっていた中級魔族は下に魔法陣を出した。

トドメを刺そうとすると、闇の魔法に包まれ一瞬身動きができなくなった。その瞬間、目玉の魔族はなんかめっちゃでかい魔物を喚び出した。目玉の魔物の主人であり魔王の側近のデーモンロードであった。レベルは62。「なんや魔王の側近でレベル62かいな。たいしたことないやん」と思ってたが、よく考えたら伝説のポケモンであるサンダー・ファイヤー・フリーザーも第一世代はレベル50だったし、そういうもんなのかもしれない。むしろ妥当なレベル設定といっても過言ではない。

デーモンロードは「迷宮の設置と我輩の召喚、ご苦労であった」というと、目玉の魔族をそのまま飲みこんでしまった。目玉の魔族は「アア……主人様の一部に戻れる……!ワタクシ歓喜ーーーーッ!!」と言って胃の腑に飲み込まれていった。「戻れる」……?このワードがとてつもなく気になるが、後で考察に書きますので今は省略します。
「さあ恐怖しろ!強者よ!立ち向かってくるがよい!!我輩、殲滅……!」とか既に魔王っぽいセリフを言う魔王の側近。
オーナさんとゼナさんが吹っ飛ばされたが、サトゥーはそれをキャッチした。なお、男性陣は華麗にスルー。奴隷娘三人が吹っ飛ばされた人を助けていた。サトゥーは魔法耐性なんかをマックスにすると、聖剣に手をかけた。
「まさか勇者がいるとは……神の啓示でも受けたか。我輩、立腹……!」と説明してくれる優しいデーモンロードさん。気合いを入れてめっちゃくちゃ強化するデーモンロードさんは二回強化した時点で既に「物理ダメージ90%カット 物理攻撃力300%アップ」くらいになっていた。どんだけ上がるねん。
ここでゼナさんの「聖剣に認められれば青い輝きを放つはず」という言葉を思い出し、聖剣を見るが、青く光ってなどいない。動きが止まってしまった。

デーモンロードさんはしびれを切らして攻撃してきたが、攻撃を受けるたびに耐性スキルを身につけるチート野郎だとは夢にも思っていない。
「聖剣がダメなら魔法しか……でも下級魔法じゃ意味がないし……流星雨は……流石にダメか」とうじうじすげー考えるサトゥー。はよ攻撃せんかい。ゼナさんやオーナさんが頑張って魔法で時間を稼いでくれているが、レベル62のめちゃくそつよいデーモンロードさんには歯が立たない。デーモンロードさんも反撃しようとするが、なんとか魔法銃を使って阻止。しかし、ダメージを受けているのを見てゼナさんの「魔法か魔法の武器でしか傷つけられないので厄介」という言葉を思い出した。きたきたきたぁ〜〜〜〜〜!!!!きましたよフラグ回収が〜〜〜〜〜〜!!!!!良かったね前回フラグ乱立して!!!!!

サトゥーは火の下級魔法を全振りすると、聖剣を外し魔法の杖を出した。そして火の下級魔法「ファイアショット」を出してみた。


僕「はははなんやこのちっさい火の球。めっちゃシュールやねんけど」


ドカーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!

僕「は?」


サトゥー「……え?なにこれ」

僕「なんでお前も驚くねん」

めっちゃちっさい火の球がぶーんてデーモンロードに向かっていったかと思ったら超大爆発起こしました。なんやこれ……。デーモンロードさんも「まさかあれほどの体術を使う者が魔法使いとは……!」と言っていたが、こいつはただの平民だ。
ジン・ベルトンさんも都合よく解釈してくれて「あれは上級魔法、クリムゾンジャベリンに違いない!!」と説明してくれた。解説キャラかお前ベラベラ喋るな。
ここでサトゥーは「流星雨も魔法欄からの方が何十倍も威力が上がった」というのを思い出していた。あの流星雨そういう仕様だったのか。主人公がこの世界の仕様とか仕組みを手探りで明かしていくの、安易な俺TUEEEEになってない感じして好感が持てる。ちなみにこの好感度は二秒で下がった。

「今のと一緒に思い出したことがある。魔王を倒すには勇者の振るう聖剣が必要だ。上級魔族は魔族の側近にして神にも近きデーモンロード。だが聖剣はあっても俺には勇者の称号がない。だから有効打が与えられない。……本当にそうか!?思い出せ!お前は何の称号を持っている!勇者の称号と聖剣が、神にも近き者を倒せるなら、神を殺せる《神殺し》と神剣に同じことが出来ないわけがない!!」
と、クッッッッソ長ったらしい説明セリフを言っている間にサトゥーはデーモンロードさんの背後に回り、称号「神殺し」を選び、神剣でデーモンロードさんをぶった切って勝ちました。そして神剣が鈍く光って暗転。三つ称号を得た。

迷宮を出るとすっかり夕暮れになっていた。ジン・ベルトンさんたちは騎士たちに指示を出していた。オーナさんは信者に心配されていた。
サトゥーは奴隷三人娘が駆け寄ってきて「ふふっ」となぜか斜に構えていた。一挙一動が腹立つな。するとサトゥーは騎士から呼ばれ、「あいつらはお前の奴隷か?」と聞かれ、三人は少し落ち込んだ。騎士は「お前を探している方がいる。来るんだ」と呼び出しをくらった。サトゥーは行こうとするが、足を止めた。後ろには落ち込んでいる三人娘。

サトゥー「……どうした?」

サトゥー「来ないのか?」



バーーーーーーーン!!!!!!!

腹立つ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


バシっと決めるな。鬱陶しいことこの上ないわ。奴隷三人娘はパアッと明るくなり、サトゥーに駆け寄った。
そこで声をかけてきたのがまさかの平民モブ男。少し顔を赤らめ、「……助けてくれて、ありがとう。蹴って悪かった」と言って去って行った。いやなんでお前がデレんねん。誰にも需要ないわモブのデレとか。くそが。

ここでゼナさんも「サトゥーさん!」と駆け寄り抱き合った。セックスアピールが露骨〜〜〜〜。
ゼナさんと抱き合っているというのに、のんきに「称号が増えてる……!」とか言って確認するサトゥー。もうちょっとゼナさんのことも考えてあげて。



いや普通この状態で称号確認する?

「……でも、この称号はもう少し早く欲しかったよ」と言って空を見上げるサトゥー。獲得した称号は、「勇者」だった。やっぱりな……。


……いや騎士のところはよ行ったれや!!!!!!!!!!!!「こないのか?」とモブ野郎とゼナさんで時間食ってんじゃねぇよ!!!!!!!!!!!

で、サトゥーを呼び出した人は奴隷商人のニドーレンさんだった。呼び出されたついでに奴隷三人娘を正式に奴隷として迎えた。これ奴隷からの解放とかないの?
呼び出した用とは、オークションで何人か売れ残ったので見て行ってほしいとのことだ。迷宮から出てきたばっかだというのに商魂たくましいオッさんである。
サトゥーは「で、でも奴隷なんて買う気しないんですけど……」と言っていたが、出てきた奴隷はめちゃんこ可愛い女の子だった。ルルちゃんというらしい。



ほー……ふーん……まあいいんじゃない?うん。いいと思う。
サトゥーも出てきた瞬間「おおー……可憐で儚げ」とかなり高評価。まーた浮気問い詰められるー。
そして奥からも一人歩いてきた。幼女っぽい少しねっとりした声で「私はアリサと申します。さ・と・う・さ・ま?」と自己紹介してきた。佐藤様……?どういうことだ……。




そしてエンティング。異世界スマホと違ってなかなか気になる引きですね。
次回は「デスマーチからはじまる乱心王女」というサブタイ。個人的に「乱心王女」っていう肩書きめっちゃくちゃに好きなんですけど、共感してくれる人はごく一部でしょうね。だってデスマ見てる総人口が少なそうですから。

まあそんなことは置いといてとっととまとめの感想と考察いきましょう。

まとめの感想と考察

見終わってから書くと、今回はなかなかテンポよかったんじゃないかと思う回でしたね。迷宮を二話構成で終わらせ、そして次回サトゥーの異世界入りの謎が解けるかもしれないという引き。いい感じだったんじゃないでしょうか。ただ、なんかやたらと説明したり溜めがあったりサトゥーか鬱陶しかったりしたのはマイナスでしたね。




初見時の気が狂った僕です。気にしないでください。
ただこの初見時の感想通り、「ようやくクソアニメらしくなってきた」という感じはあります。ここからどう変貌していくか楽しみですね。


で、考察なんですが、「勇者」という称号によって有効打が与えられないって話です。
称号を神殺しにわざわざ変えたりっていうことは、称号によって与えられるダメージ数や使える武器が異なるっていうことなんでしょうか。だとすれば、本来このコレクターしか欲しがらない称号がストーリーに関わってくことになりますよね。ていうか今回関わってきましたし。でも普段サトゥーは「称号なし」の状態でいるので、なんかの中ボス戦にならないと多分使われないんですよね。クソみたいなシステムだな。なんなんだろう。

あと目玉の魔物が「戻れる……!」と言ってたところですね。「戻る」ということはやはり「一部の上級魔族は魔族を生み出すことが出来る」ということなのでしょうか。色々と可能性が見出せそうですが、まだ予測程度なのでもうちょっと情報が出てきたら色々予想したいですね。


さて、次回の「乱心王女」がめっちゃくちゃ気に入ってるんですが、このワード使えるのTwitterがここかくらいしかないんで欲求不満になりそうですね。辛い。アリサちゃん個人的にめっちゃ好みのビジュアルなのでいっぱい登場してほしいですね。登場提案おじさんになっちゃった。では次回も頑張って書きます。


つづく