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一番好きなアイス→ディッピンドッツ

「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」五話を見た感想

おはようございます。僕です。

また更新がクソほど遅れてごめんなさい。こうなったのにも色々理由があるんです。
まず、僕はアイマスの担当アイドルであるレイナサマこと小関麗奈の誕生日に合わせて投稿される「小関麗奈合作」という素晴らしい合作動画に参加させて頂いていたんですが、先週の土曜日はその合作に寄稿する動画の編集に一日潰しました。次の日の日曜日はポケモンの金をやるべく3DSの修理をしに行ったんですが、普通だったら一時間半で終わる作業に四時間かけられ、挙句「直りませんでした」と言われ憤慨しながら新しい3DSを買いました。思い出すのはここまでにしておきましょうか。これ以上不満を書き連ねてたら地獄を描いた曼荼羅が出来上がってしまいますから。
で、帰ってからずっとポケモンの金やってました。超懐かしい。永遠に遊んでいられる。ちなみに僕の手持ちの中で今一番強いのはオオタチです。可愛いから……。

そんな感じで更新が三話分遅れて必死の形相でこれを書いています。頑張って更新するので許してください。
あ、あとこのブロマガの効果だとは思いますがたくさんのユーザーフォローありがとうございます。ニコレポが一気に埋まって炎上が起きたのかと思いました。内容が内容だし。



いや、本当にありがとうございます。頑張って更新するので見捨てないでください。

前置き長くなってごめんなさい。それでは感想いきましょう。

五話を見た感想

前回は僕の性癖にガンガン刺さる見た目のアリサちゃんが不穏な登場の仕方をして終わりましたね。ほんとこのアニメ引きは上手いな。
アバンはサトゥーが何かを試そうとルルちゃんとアリサちゃんに何か囁いた。
ルルちゃんはキョトンとしていたが、アリサちゃんはサトゥーの囁きを聞いて顔面蒼白。頭を抱えて「いやぁ〜〜〜〜〜!!!とってぇ〜〜〜〜〜!!蜘蛛はダメなのぉ〜〜〜!!!最ッ悪!とってくださいぃ〜〜〜!!」と叫んだ。ここで何かを確信するサトゥー。そしてオープニング。一体何をやったのだろう。まあ大方「日本語で話しかけてみた」って感じだろうけど。

そしてオープニング明け、奴隷を連れて市場を歩くサトゥー。結局ルルちゃんとアリサちゃんも買ったらしい。意志よえぇ〜〜〜。こういう奴は奴隷は買うけど詐欺に遭いそうになったら普通に疑って解決するのだからわけがわからない。なんでなろう系の主人公って基本的に騙されてくれないんだろう。
後ろをちらと見て回想に入る。サトゥーはさっき日本語で「髪に蜘蛛がついてるよ」と話しかけたらしい。やっぱりな。予想裏切らねえ。
しかし、日本語が理解できる人間が現れるのは進展が大きいですね。サトゥーと同じような境遇の人なのか、はたまた別の種類のトラブルに巻き込まれたのか。

森の中に入ったところで、アリサちゃんとルルちゃんの紹介パートがきた。アリサちゃんは今年で11歳になるクボーク王国の王女様。亡国らしい。11歳……11歳いいよね……一番調度いい時期だ……。
ルルちゃんは14歳。「このような醜女で体も貧相ですが、牛馬のように働きますのでお見捨てにならないでください……」と控えめな自己紹介。このような自己紹介をされてしまうとたっぷりと惨い仕打ちをしたくなってしまう。三食食べさせて風呂に入れて暖かい布団で寝かしつけてやろうか。
サトゥー側も自己紹介するが、タマとポチはやっぱり隠れていた。可愛いなぁ!!!!!!僕はケモミミ幼女という今だったら中に元コンビニバイトのおじさんが入っていそうなワードが大好きだ。
と、ここでリザが初めて詳しい自己紹介をする。リザは故郷が鼬鼠人族(いたちびとぞく)に滅ぼされてたらしい。それでタマとポチと一緒に頑張ってきたのかよ……マジ……?涙出そう……出ないけど……。
リザちゃんが「素晴らしいご主人様に出逢い……」と鼻息をふんふんして誇らしげに喋っているところにサトゥーは「リザ。……長い」と汗を垂らしながら遮る。ふざけんなお前。壮絶な旅立ちから出逢いに至るまで喋ってんだから大事やろうが。ていうか言うほど長くねえからな。人の話聞けないタイプかよ。一瞬グラサンをかけたモグラが脳裏を「お話が長いよー」と言いながら過ぎった。

アリサちゃんは「よく耳族の奴隷なんて手に入ったわね〜」とタマとポチをジロジロ見る。どうやらお気に入りらしい。
「こんなに可愛いのに嫌ったりしませんわよ!」「可愛い?」「タマは可愛いのです!」ときゃいきゃいやっている女の子を見てると心が和んでくる。いや〜和むな〜〜〜。



前言撤回しよう。このカットだけで真ん中の男に殺意が湧いて和やかどころではなくなってしまった。「私だって手繋ぎたい〜!」と言うだけのシーンをわざわざ入れ和やかムードをぶっ壊すこの男はもう罪人と呼んで構わないのでは?



結局タマとポチはリザに抱えられていた。可愛いけど汗を流してる横の男うぜぇ〜〜〜〜〜。トリミングしたい。

市場を歩いていると、ルルちゃんがお腹を鳴らした。お腹鳴っちゃう女の子可愛いよね。サトゥーが夕飯のリクエストを聞くと、タマとポチは「肉〜!!」と体育会系の部活に入ってる男子高校生ばりに肉を所望した。リザは「ご主人様が供してくださるものなら何でも構いませんが、敢えて選べとおっしゃるなら鶏肉が至高かと思います」と言った。ん?今なんでもするって言ったよね?
アリサちゃんは「奴隷の食事など与えてもらえるだけ上等だと思うのですが……」となかなか訓練された奴隷らしいセリフ。うーん興奮する。僕は奴隷属性大好きお兄さんだよ。
ルルちゃんに聞いてみたところ、みんなが奴隷の間食べてきたものを挙げていき、サトゥードン引き。やはりリアルでそういう現場に遭遇してしまうとドン引きしてしまうものなのだろうか。「奴隷」だとわかっているならどのような生活をしているのかは大体想像が出来るものだと思うが、想像だけなのと目の前で「現実でそういったことをやっていた」人たちを見ると現実感がなくなって動揺してしまうのかもしれない。まあ多分サトゥーがドン引きしてるのにそんなに深い意味はないと思うんですけど。

そして恒例の飯タイム。もしかして食レポではなく飯パートがノルマ……?
リザは料理を見てぼーっとしていたが、しっぽはぶんぶん振っていた。こういう獣人特有の意思の読み取り方いいですよね。ならではって感じがして。
今回のご飯は蒸した芋と器に入った羊のモツ煮らしい。居酒屋?
熱い料理にヤケドしそうになっているタマとポチを見てアリサちゃんはぷるぷる震えながら「萌え死にさせる気なの……!?」とつぶやく。やっぱり日本からの転生者っぽい。前世がオタクの男だった可能性もある。
「少し塩味が強めだが、なかなか美味い。このへんは肉体労働者が多いみたいだからそれに合わせた味付けだろう。元々モツ料理は多彩な味や食感が味わえるのがいいのだが、特有の臭みが苦手という人もいる。ここのは下ごしらえが丁寧なのか一緒に煮てある香草が特殊なのかわからないが、臭みがない!」と食レポをしっかり挟んでくる。店員さんがホルモン焼きを勧めてきたが、それもしっかり解説していた。毎回思うが、この食レポの棒読みっぽさというか台本っぽいセリフはなんなんだろう。誰に向けた解説してんだこいつ。
ホルモン焼きが辛かったのでタマとポチはピャーとなっていたが、リザが「無理して食べなくてもいいです。私が責任を持って食しましょう」とか言っていたが、お前はただ普通に食いたいだけだと思う。給食が食べきれなくてウップってなってるときに「大丈夫か?プリン食べてやろうか?」と善人ヅラしてすり寄ってくる隣の男子のようだ。
フォークを咥えてむーんとしているタマとポチに、アリサちゃんとルルちゃんがモツ煮を差し出してくれた。優しい。

サトゥーはアリサちゃんとルルちゃんの服をちらっと見た。視界の説明には「奴隷服」と書かれていた。サトゥーは一瞬考えると、近くの露店に買い物に出た。出る際にリザちゃんとルルちゃんが立ち上がって「買い物なら私が!」といったが、サトゥーは笑顔で「そのまま食べなさい。これは命令だよ」と言って店を出た。鬱陶し。
買い物を済ませたとみられるサトゥーは露店を見ながら帰っていた。途中、焼き鳥屋を見つけたのでリザのためにと買っていくサトゥー。草に包まれた焼き鳥を持って歩いているとサトゥーはだいぶ獣要素が強い奴隷たちに遭遇した。良かったね!ケモナーのみんなも救われたよ!



結局、焼き鳥はこの奴隷たちにあげました。そしてホワイトアウトして奴隷娘たちのいる料理屋へ。
いや今のシーンいる?なんかスキル「奉仕」を獲得していたけど、これを使う場面多分今後ないよね?

料理屋へ帰ってきたサトゥーは早速買ってきたものを着せている様子。アリサちゃんが「いかがでしょうか?」と褒めてもらいたいオーラ全開の声でサトゥーを振り返らせる。



ああ^〜〜〜〜〜〜〜いいっすね^〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ルルちゃんアリサちゃんが可愛いのはもちろんなんだけど、タマとポチがもうすごい、なんというか、すごい、〝小学校低学年感〟があるのだ。めちゃくちゃ興奮する。僕は小学生大好きお兄さんだよ。
どうやら奴隷服の上から羽織るマントというかポンチョを買ってあげたらしい。

そして宿に戻ってきたサトゥー一行。マーサちゃんとおかみさんが出迎えてくれたが、ちょっと待ってほしい。


近くない?

いや、近いよ。お前なんなんだ。なんでぽよんぽよんの13歳に肩抱かれて平気なんだよ。お前お前!!!!!お前お前お前お前ーーーーーーーッッッッッッッ!!!!!!!!!!


失礼しました。ごく自然に至近距離にいて平常心保ってる風なのがドタマにきてしまいました。一度深呼吸を挟ませてください。
おかみさんは「部屋はそのままにしてあるからすぐにでも休めるけど……」というとサトゥーの後ろを覗き込んだ。そういえば随分と大所帯になってしまっていた。部屋どうするんだろう。
サトゥーが「ええ、この子たちがいなかったら迷宮から生きて出てこられませんでしたよ」と紹介するが、多分いなくてもパワーゴリ押しでなんとかできたと思う。お前自分のステータス一回自覚したほうがいいんじゃない?
アリサちゃんが「迷宮?」と疑問符を浮かべていたが、そういえば脱出した後に出会っていたのだった。同じ回だったからごっちゃになりがちだ。

サトゥーは宿の部屋を奴隷の分とろうとするが、あいにく満室。その上なんか酒場にいる民衆から睨まれていた。そういえば獣人も差別的な扱いを受けているのを忘れていた。今まで優しい世界に生き過ぎていた。
サトゥーは気を利かせてタマとポチを部屋案内して自分たちは野宿をすることを提案するが、アリサちゃんが「ご主人様、落ち着いてくださいませ」と優しく手を握った。
「皆様も、そんなに睨んだら怖くて震えてしまいます。奥様?よろしければ納屋か牛舎の一角をお借りできないでしょうか?この子たちは迷宮で数多くの人族を助けたのです。信賞必罰とは軍人の言葉ですが、この子たちの善行に、少しばかりの慈悲をいただけませんか?」としっとり催眠ボイスで演説をするアリサ。喋っている最中目の光が変わったりしていたが、何か怪しい空気になってきた。なんでアリサちゃんポチたちが人を助けてたの知ってるんだろう。「迷宮」と聞いて疑問符を頭に浮かべていたのを見ると矛盾してくる。多分作者はそんな深く考えてない。

おかみさんはアリサちゃんの演説に驚いて息をするのを忘れていたが、牛舎が空いていることを思い出し、結局タマとポチとリザは牛舎の一角で夜を明かすことになった。
サトゥーは「もし不埒なやつが忍び込んできたら、殺さない程度に排除すること」とめちゃくちゃ物騒なことをサラっと言っていたが、そういえばタマ達は獣人で、迷宮である程度の敵と戦闘が出来るほどレベルも上がっている。「武器さえあれば俺だって……!」と言っているレベル2の平民など余裕で虐殺出来るレベルなのだ。
部屋ではルルちゃんがサトゥーのお世話をしようとしていたが、サトゥーは「手伝いはいいよ。自分たちのことをしなさい」と優しく接する。ルルちゃんは予想外の対応にあわあわとしていたが、なにをそんなに慌てているのだろう。サトゥーは「ルルは少し男性が苦手なのかな……」と分析していた。うーん、いいんじゃない?男性が苦手な奴隷。いいわ……。

サトゥーも着替え、アリサちゃんは後ろから「準備出来ました♪」となんか色っぽい声で言ってきた。サトゥーが振り返ると


なぜか全裸だった。これにはサトゥーも二度目のドン引き。



スキル「ポーカーフェイス」を使って平静を装うサトゥー。異世界スマホだったら冬夜は「ちょっとちょっと〜!なんて格好してるんだよ〜!」みたいなことを言っていて騒いだと思うが、無駄に大騒ぎはしないサトゥーの社会人としてのスキルの高さが窺える。でも多分そんなに深いことを考えてこのスキル使ってないよね。ていうかもう二度と使わないでほしい。三秒この顔を画面に映されていたらこめかみに青筋が浮かんできそうだ。二度と使うなよ。ラッキースケベの度に使いそうだけど。

サトゥーは一瞬裸族を疑ったが、どうやら夜伽をするつもりで脱いだらしい。奴隷としての習慣が強いとこうなるのか……。「いや、いらないよ?」とサトゥーは断ったが、アリサちゃんは集中線付きで「いらない!?!?!?」と驚愕。ルルちゃんは安心したのか、涙を流していた。こういうことをされると嗜虐心がうずいてしまうのがリョナラーの悪いところだが、サトゥーは紳士の称号持ちなのでそっとルルちゃんに上着を着せてあげました。こいつが紳士の称号持ってんの納得いかねぇな?
でもアリサちゃんは納得いかない様子。そんなにセックスしたいんか?ん?

夜も更け、みんなが寝静まった頃、寝ていたサトゥーはなぜか「精神魔法」と「精神耐性」のスキルを取得。見たり体験したりすることでスキルは取得出来たが、これもしかして寝首をかかれたのでは?やったぜ。
目を覚ますと、上にアリサちゃんが乗っかっていた。「あーら?起こしちゃった?」と妖しく笑い、CMカット代わりのサブタイ。エッッッロ。

CM明け、真っ先に僕の目に飛び込んできたのは


ドエロいキスシーンだった。テレビで見ていた時、リアルに「うわっ!」と言ってしまった。そういうのはもっと間に何か挟んでからきてほしい。開始0秒でこれは誰だってびっくりする。
キスされているサトゥーの目はなんだか虚ろで、やっぱり何かの精神魔法にかかっているようだった。「愛おしい……ほしい……アリサが……」ときたところで「待て待て!俺はいつからロリコンになった!幼女相手にこの思考はいくらなんでもおかしい!」と正気を取り戻す。おかしいかなぁ?おかしい?マジ?僕は幼女相手に反応しない友人が一人もいないので、多分サトゥーがおかしいんだと思いますけど。
サトゥーがログを確認し、何かを発見した。そしてそのままアリサを抱きしめ、耳元でそっと「アリサ、魔法とスキルの使用を禁止する。これは命令だ」と囁いた。一瞬にしてサトゥーを突き放し、遠のこうとするアリサ。「お?バトル展開か?」と思ったが、「続けて命ずる!既に効果を発揮している魔法とスキルを解除しろ!繰り返す、これは命令だ!」とサトゥー強めの対応。そのままアリサは観念したのか、おとなしくなってサトゥーの視界のピンクのふわふわも消えた。サトゥーは精神耐性をスキルマックスにして一安心。アリサちゃんは悔しそうに「……どうして」とつぶやいた。何か企みがあってやったことなのだろうか。
アリサちゃんは「魅了」「誘惑空間」「発情空間」というシチュエーションが思いつかない腐女子のお姉さま方が泣いてありがたがりそうなスキルを使っていた。いや、既に同人誌で幅広く使われてるスキルか……。

サトゥーはアリサちゃんを厳しく追及した。嘘もごまかしも禁止されたアリサちゃんは、「ご主人様に奉仕したかったのよ……」と白状した。マジかよ。マジに純粋にセックスのためにきたの?マジかーーーーーーー……………はあ…………好き……………セックスしよ…………。
鈍感というか理解したくないのかサトゥーは「意味がわからないな……。もう少しわかりやすく話せ……」と言葉責めを続ける。こういうプレイ好きそう。
そんなサトゥーにアリサちゃんはついにキレ、「んもーっ!だから言ってるじゃない!最初に会った時に一目惚れしたの!」と乙女な告白。大胆な告白は女の子の特権だからな。
「はあ〜…?一目惚れ……?」と今回3回目のドン引きを見せるサトゥーにアリサちゃんは「細くて柔らかそうな黒髪!無防備そうな表情!馬鹿臭くない童顔!華奢な体躯!ムダ毛のないスベスベな手足!こんな人が旦那様になってくれたらと夢想していた相手がご主人様になってくれたのにご奉仕はいらないなんて言うんだもの!そんなの許せないわ!だから魔法を使ったの!私に夢中になってくれるように!」とオタク特有の早口で捲し立てた。現実でアリサちゃんが挙げたような特徴を全て併せ持ってる完璧ビジュアル魔神と言ったらもう神木隆之介君くらいしか思い浮かばないが、もし神木君が僕のご主人様になってたらめちゃくちゃ身の回りの世話したいし魅了の魔法使っちゃうかもしれない。アリサちゃんは間違ってない。誰だってそうなる。神木君が僕のご主人様になるってなんだよ。どんな状況だよ。

疑り深いサトゥーは喋り捲ってハァハァ息を切らしているアリサちゃんに対して「それで惚れさせた後に洗脳でもしようとしてたのか?」と問う。キレる乙女のアリサちゃんは「全ッ然ちがぁーう!」と叫ぶ。「気持ちよくなってもらうのは奴隷の責務!」とか言っていたが、サトゥーから「それで本音は?」と聞かれると「夜這いにくるの待ってたらガチ寝するし寝顔だけでもみとこうと思ったらムラムラしてきちゃった。てへぺろ」だそうだ。罰としてアリサちゃんはほっぺをムニムニされていた。可愛い。


こういうVRのゲームないんですか?

サトゥーが改めてステータスを確認すると、見たことのないスキルばかりだった。肩書きも「亡国の魔女」だとか「乱心王女」だとか厨二心をくすぐられるものだった。僕も転生して美少女になったら「亡国の魔女」とか言われたいし、現代にある政策を使った画期的な政治をして最初は批判されながら「乱心王女」とかいうあだ名つけられたい。

アリサちゃんは不敵な笑みを浮かべると、「私は橘ありさ。あなたと同じ日本人よ」と自己紹介した。サトゥーもだいたい察しはついていたのか「やっぱり……」とつぶやいた。しかしアリサちゃんは続けて「正しくは橘ありさという人間の記憶をなくさずにクボーク王国に転生した、元日本人ね。あなたも転生?」と意味深な紹介を続ける。サトゥーが「転生?」と何かわからないように疑問を投げかけても、アリサちゃんは「いいえ、その黒髪からしたら勇者として召喚されたのかしら?佐藤さん?」と推理を続けた。「転生」とか「勇者として召喚」とか色々と出ているが、こういうのはすぐ説明してくれるのが異世界モノのいいところだ。

アリサちゃんは「私が会った日本人はあなたで二人目」というが、どうやらルルちゃんは違うそうだ。ルルちゃんの曽祖父が日本人らしい。「覚醒遺伝って残酷よねぇ。日本で生まれたらアイドルにだってなれたのに」とわからないワードを連発してくる。この世界でこれがブスってもう何か美人なのかわからない。あとちょっと出てきたワード整理したいんでメモとっていいですか。
さらにアリサちゃんは「さっきの質問だけど、あなたは転生者?されとも転移者?」と普通に「どこ中?」みたいなノリで質問してきた。頼むからわかりやすく説明を交えてくれよ。

サトゥーが「それはどう区別するんだ?」と聞くと、アリサちゃんはやっと普通に説明してくれた。
アリサちゃん曰く、「転生者→元いた世界での死後、この異世界に生まれ変わったタイプ」で、「転移者→召喚魔法等でこっちの世界に無理やり連れてこられたタイプ」らしい。死んで成るか生きたまま成るかの違いだった。
転生者は赤ん坊からスタートするらしく、転移者の身体に変化は無く着の身着のままでくるらしい。アリサちゃんは赤ん坊の頃からいたから異世界歴11年のベテランだ。
初めてきた時の状況から推察し、サトゥーは「どちらでもないんじゃないか?」と言った。するとアリサちゃんは「神様には会わなかった?」と発言した。神様?


※前世での記憶

アリサちゃんは「召喚陣の中にいなかった?」「最初からレベルマックスとか?」「スキルたくさん持ってるとか?」「魔力が無限大にあるとか」とか様々な状況を想定して質問するが、当てはまるものはサトゥーにはなかった。流星群とマップ探索は持ってたけど。
「アリサ、質問だ」と真面目なサトゥーにアリサちゃんは「なんでも聞いて?バストサイズぅっぷ……」と言いかけて枕が顔面に飛んだ。うーんこのテンプレ的ロリビッチ。嫌いじゃない。むしろ好き。

サトゥーがアリサちゃんに聞いたのは「奴隷になった理由」だった。確かに気になる。アリサちゃんはゆっくりと口を開き、語り始めた……ところでフェードアウト。朝になった。聞かせろよ。
寝ていたサトゥーの部屋に元気なノックの音が響き、マーサちゃんが入ってきた。一緒にゼナさんも入ってきて、マーサちゃんは「恋人さんがきてるよ!」と紹介し、ゼナさんが照れる。よかった。彼女自称してるわけじゃなくてマーサちゃんが勝手に言ってただけか。マジで彼女自称してたら僕までドン引きしてしまう。
「いやーこんな姿ですいません。すぐ着替えますから」と言ってるのにズカズカ入ってくるマーサちゃんとゼナさん。と、途中まで入ってきて二人は何か気づき足を止めた。隣には全裸のアリサちゃん、隣のベッドには「ご主人様……そんなにされたら壊れちゃいます……♡」とドエロい寝言をいうルルちゃん。この子結構なドMなのでは?
絶望したゼナさんは「ふ……ふ……不潔ですっ!!サトゥーさんのバカーッ!」と言って部屋を飛び出してしまった。マーサちゃんは「やっちゃったー」みたいな感じで頭を掻いている。こういう光景は見慣れてるのか?ゼナさんより年下なのに。いけない子だぁ……へへっ……。
起きたアリサちゃんは「追わなくていいの……?早く行かないとこじれるわよ」とめちゃくちゃ達観したようなアドバイス。前世はいくつで死んだのか気になる。でも前世確実にオタクだよね。「無理ゲー」だとか「萌え死に」とか言ってるあたり絶対そう。

鈍感クソ野郎サトゥーは「こじれるも何も友人なんだが……」と汗を流す。お前がそう思うならそうなんだろうな。お前の中ではな。
サトゥーは急いで着替えると、なぜか窓を開け、

フライハイした。
なんで?


窓枠の狭さからしてだいぶ無理してその姿勢作ったなオメー。優雅な音楽とともに外を走って
いるゼナさんの手をとり、サトゥーは

踊り出した。
なんで?


突然ミュージカルみたいなものが始まり、優雅な音楽とともにつらつらと言い訳を重ねるサトゥーに全く動じないゼナさん。普通人が上から降ってきて手を握りながら言い訳を始めたら悲鳴の一つでもあげてしまいそうだが、騎士として働いているゼナさんはこの程度なんともないのだろう。流石に断崖絶壁でゾロリが掴まってそうな枝の上にいた時はびっくりしていたが。
とりあえずサトゥーは服を褒め、うやむやにする作戦に出た。ゼナさんも満更でもないような表情でそれを聞き、ストールを見に行くというデートまで持ちかけてなんかごまかすことが出来た。ゼナさんそいつ昨夜11歳の女の子に夜這いかけられてましたよ。
アリサちゃんは「おかえりなさいご主人様?誤解が解けたみたいで良かったね?」とニコニコ顔で話しかける。サトゥーはその返事をデコピンで返した。皆を呼んでくるよう頼んだが、サトゥーはその後ろ姿を見ながら昨夜の回想に入った。

いや上の誤解解くくだりいる?なんなんだこれ。誰のためにやってんの?
まあそれはさておき回想に戻ると、奴隷になった理由は「転生前の知識で国を豊かにしようとしたが、誰かの策略により国を追われた」らしい。なかなか壮絶な理由だ。



奴隷の時点で過酷だと思うが、奴隷になる経緯というのはみんな違ってみんな辛い。この過去の話をストーリーに組み込まれてきたら熱いのだが、異世界モノというのはなかなかそういうことをしたがらない。過去に決着をつけるのがオタクは大好きなのに。ジョジョ六部のエルメェス兄貴を見習え。
国を乗っ取った奴らは国王や王族を公開処刑した。が、そのうちどこかから魔族が現れ、宮廷や城下町を破壊していった。その混乱の隙に乗じてアリサちゃんとルルちゃんは森に逃げ込んだらしい。彷徨っているうちにニドーレンに拾われ、サトゥーの元に来たということだ。マジで壮絶だな。胃がキリキリしそう。

回想が終わり、奴隷娘たちが集合していた。ルルちゃんは具合が悪そうだったので部屋に残してきたらしい。サトゥーは奴隷娘たちに金を渡し、「これで日用品とかみんなの服を買ってきてくれ」と頼んだ。ゼナさんに「随分砕けた関係なんですね」と言われると「この方が気楽なんですよね」と言ってエンディング。なんなんだ。いい感じに終わらせようとするな。

次回から奴隷服じゃなくてみんなちゃんとした服で来るってことですかね。エンディングできているような服になるってことはアリサちゃんもめちゃんこ可愛くなってくることでしょうか。



うーんかわいい。次回からこれでお願いします。僕はゴスロリ大好きお兄さんだよ。
いやー今回も面白いか面白くないかわからない回だったな。

と、思ったらまさかのCパート開始。
真っ暗な屋敷と、そこから出てくる赤い目の影。近くで見るとネズミっぽい感じだ。多分オープニングにいたやつだ。デーモンロードさんもオープニングに出ていたし、こいつとも今後戦うことになるだろう。
そして屋敷の中では毛布にくるまって床で寝ている一人の美少女。次回どう関わっていくのか楽しみになってきた。

そして次回のサブタイはデスマーチからはじまる都市防衛」
いや、いきなりすぎない?次回は魔物でも攻め込んでくるんでしょうか。もし人との戦争系だったらもっとフラグとか立てておくべきだと思うが、Cパートの魔物っぽい影を見るに多分魔物が攻め込んでくる系のやつだ。ようやくちゃんとしたらバトルが見られそうだ……楽しみだ……。

ではさっさとまとめの感想と考察いきましょう。

まとめの感想と考察

アリサちゃんはてっきり腹に一物抱えた厄介系女子だと思っていましたが、意外なことにロリビッチだった。うーん最高。この子のエロ同人を一冊頂こうか。
ルルちゃんは深いところで物語に関わってくるような人員ではないと思いますが、多分トラブルとかを引き起こす要員として使われるタイプですね。マジで何にも使われなかったら可哀想じゃないですか。結構好きなタイプなのに。

で、考察ですが、今回は「この世界にはサトゥーの他にも『転生者』『転移者』として元いた地球から来ている人間が存在する」というめちゃくちゃ大事なことが判明しましたね。もしかしたら今後何かの理由で他の転生者と戦うこともあるかもしれません。そうなったら胸熱ですね。多分ないでしょうけど。

それで「転生」についてなんですけど、「転移者」と違って「こちらの世界にくる明確な理由」がわからないんですよね。転移者は勇者として召喚されて魔物やなんかと戦うことを強いられるわけですが、転生は死後に神様と会ってこの世界に記憶を保持したまま生まれ変わるそうなので、すべての鍵は「神様」が握っていることになります。
多分今後その神様は口頭のみで登場して目の前に姿を現わすことはないでしょうね。いや原作ではもう出てるんでしょうけど、僕はアニメしか見ないのでこのワンクールの間に出てくることはまずないでしょう。コメント見る限り同じ展開が延々と続いているらしいですし。でもアニメは結構色んな展開と謎要素を小出しにしていますよね。色々と考察のしがいがあります。


さて、次回は「都市防衛」ということですが、「ぼくらのファミコンウォーズ」とかやってた僕としてはワクワクせざるを得ないようなサブタイで正直ちょっと興奮しています。
次の記事も頑張って書くのでまた見てくださいね。


つづく