僕は19日の夜、Twitterをボケーっと見ていました。すると、あいまいみーの公式Twitterが何かをめちゃくちゃRTしてました。何かなーって思ってよく見ていると、「あいまいみーのミュージカルの感想」とかでした。
生あいまいみーで発表された時、「ははは、嘘ばこくんでねえよ。エイプリールフールばとっくに過ぎとるばい」とバカにしていたんですが、マジでやるらしいと聞いてビビりましたね。
僕はこういうリアルイベントは評価を聞かないといけない人間なので、なかなか行けないままになっていました。それが20日の今日、千秋楽だというので「折角なら」ということで行ってみることにしました。あと役者がみんな声優だと聞いたので重い腰が風船になりました。声優大好き人間なので。
「マジであいまいみーだった」という多数の意見が気になったのもあります。
「ガハハ、あいまいみーが実写化出来るわけないやん」と当日券狙いで行ってみました。
電車で新宿まで行き、シアターブラッツにたどり着いた僕。結構駅から遠くてわかりづれぇなぁと思いましたが、それもあいまいみー感を感じる気がしてまあいいやってなりました。
場内の廊下は二人通れるかどうかの広さで、「いい感じにあいまいみーだな〜〜〜〜」とわけのわからないことを言っていました。
僕は舞台とか演劇にあまりいかないインドア過激派人間なのでこういうシアターとか劇場に行ってことがないし、「そういうのはきっかけあっても絶対行かねえわ」と息巻いていました。このザマだよ。
「なんか箱ちっちゃいらしいし場所わかるかな〜」と思いましたけど、看板があったので速攻でわかりました。一発ですね。
劇場の中に一歩入るといっぱいいろんなところからお祝いのお花がきていました。物販の前にお花あってめちゃくちゃ狭かったし、「マジで場所ないんだな」って感じがすごかったですね。トイレの前に置いてあった長机には近くの吉野家のものと見られる牛丼弁当の丼がありまして、「すげぇ。劇場だ」と思いました。
ソメラちゃんチームもお花出してました。
会場内は薄暗く、舞台の仕事をやったことがある人はわかると思いますがスモークマシンのスモークが薄く出ていてスモーク液の匂いがうっすらと漂っていました。まあ照明の効果を最初からフルに出すには前もって軽くスモークを出しておく必要があるからですが、とても懐かしい気分になりながら席に着きました。
すると、席に何か紙が置いてある。なんだろう。
宣伝の機会を見逃さない天津向イジリー岡田。流石だ。素晴らしい。この本はどっかで見かけたら買おうと思う。あとこの紙は家に帰って折って卵の殻入れにしました。
しばらく座っていると、係員のお姉さんが「えー、本日キンブレとかペンラ持ってない人はいらっしゃいますか？」と聞いてきた。なにかと思ってると「原作者のにょぽみ先生からの差し入れでキンブレをお配りしております。もっていない方は一人一本差し上げます」とアナウンス。にょぽみ先生優しすぎる。金を使うのに躊躇がない漫画家の鑑。
※配布用のキンブレを買うちょぼ先生のツイート
そんなこんなで舞台が始まったようだ。照明が消えるとマジで真っ暗。真夜中のような暗さの中、二期エンディングのBGMが流れる。なかなかにシュールだ。いや、この時僕はまだこの舞台を侮っていた。この舞台はシュールさで出来ていたのだ。それがまだわかっていなかった僕は、そわそわしながら舞台を待っていた。
やがて照明がつき、舞台が開幕した。
（省略）
舞台が終わった。
やばい。最高。最高だ。本物のあいまいみーだ。
僕はこれまであいまいみーミュージカルを観に行かなかったことを後悔している。僕が今回見たのはあびゃ〜組の公演だったが、ぺろぺろ組の公演も見たかった。ただ今月はコミケやらシンデレラの5thライブやらで大変な出費になっていたのであびゃ〜組の公演だけ見た。公演一回で4800円だからな。しかも感動しすぎて物販でパンフと台本買ったからな。今日舞台だけで7800円使ってるんだよ。
それで感想なんですけど、もう素晴らしい出来でしたね。冒頭から天津向イジリー岡田さんのナレーションで一期の前口上をやってました。
「これは、最近2.5次元舞台が流行っていると聞いたアニメ版のプロデューサーが、飲み会で原作者が酔っ払っているときに許可をとりつけて勝手に作った、舞台版あいまいみーである」
僕はうろ覚えで人のセリフとかを書くのがあまり好きじゃないっていうか嫌なのでこれ書いてる時は台本買っておいてよかったって思います。ちなみに台本に載ってない前説っていうか注意事項の説明では愛、麻衣、ミィの三人がわちゃわちゃしながら説明してくれて百合があまり得意でない僕もニッコリしてしまいますね。
あと開演直前ちょぼらうにょぽみ先生の格好をした桃河りかさんが出てきてめちゃくちゃビビリましたね。「開演前から来ちゃうの！？！？」って感じで。省略しますが、舞台のためにみんなでキンブレを着けたり消したりする練習をしたり、カッパのためのきゅうりを膝でへし折って8：2の微妙な割合にして観客にあげたり、最前列のど真ん中に座ってキンブレを振っていたり。「本物の声優が作り出す世界観」を生で感じ、天津向イジリーさんの生あいまいみーでの優秀さを思い知らされました。本当にあのあいまいみー声優達って天津向イジリーさんがいると輝くんですよね。ただのオタク達だと一つのボケに笑って終わりですが、天津向イジリーさんはそこから広げてさらに笑いを大きくする、まさにプロなんだなぁと思いましたね。
天津向イジリーさんといえば、舞台の途中で引っ張り出されてきましたね。ナレーションの途中でした。想定外のことらしく、素で化物語のTシャツになっていました。「もう『僕の知らない物語』」は上手いなと思いましたね。プロなんだよなぁ。
それで自暴自棄になりアドリブというか独白し始めた時は「あ、これマジでアドリブで事実なんだな」と感じました。「楽屋のみんなの席にはそれぞれ名前書いてあったのに、自分の席に『荷物』って書いてあった」「公演中まさか一個も弁当が出ないとは」「仕方ないから自分が買ってきた。もう升席３席買えるわ（予約の升席＝40,000円）。正直赤字ですよ！！！そんで升席空いてるし！！！でもいいんですよ。あいまいみー好きですから」「（升席）あの、アレです。物が置けます」というのが印象に残ってますね。マジで大笑いしましたよ。迫力がすごいですね。公開ニコ生の生あいまいみー行きたかった。
見終わった時、「マジであいまいみーを実写にしたって感じだな」とそのまんまの感想が出てきました。ビビリまくりでしたよ。観客達のノリの良さも合わさって良い舞台だったと思います。キャラクターのノリも崩れることなく、ストーリーに破綻もなく（元々破綻している）、舞台版のオリキャラも違和感なく入ってきましたね。素晴らしい構成だった。ていうかストーリーに破綻がないって書いてましたが、むしろストーリーが非常に良かったですね。なんということはないセリフや場面に伏線が張ってあり、最後にそれを回収する。いいものだぁ……（恍惚）
ていうかあいまいみーには珍しいストーリー構成でちょっとびっくりしましたね。「こんな話もできるのか……」とあいまいみーの可能性を感じましたね。まあ脚本はちょぼ先生じゃないからそこはまああははって感じなんですけど。あいまいみーらしい個性爆発っぷりもあって大満足の舞台でした。「やべぇ……めっちゃ面白かった……もう一回見てぇ……」って終わった後ぶつぶつ言ってました。
僕が見に行ったのは最終日の昼の部で三時開始だったんですけど、終わって四時半くらいだったので夜の部の開演六時まで余裕で待てたんですよね。そこで若干迷ったんですけど、やっぱり出費が気になって断念しました。第二弾またはBDが出ることを切実に望んでいます。
最初の僕と同じような「いやいや、あいまいみーは好きだけどどうせアニメの舞台化なんてコケるだけでしょ。好きな人だけ見に行けばいいよ。俺は二次専門だし」とタカをくくってる人はあいまいみーオタクとして確実に損しました。マジで断言できる。本当に損をしてます。あんなに良いものを。
何度も書きますが、本当に構成とストーリーがちゃんと練られていて「本当にあいまいみーか……？」と思う出来でしたし、本当にBD化しねぇかなぁと思ってます。何回も見たい。生あいまいみーみたいな感じで円盤化してくれ。
「ちょぼらうにょぽみ劇場 あいまいみー THE みゅーじかる」、本当に素晴らしい舞台でした。ありがとうございました。
あとパンフ家に帰って見てたらみんな一ページ丸々使って紹介されてたのに、天津向イジリーさんのところだけ半分だった上、下半分はシェアハウスの広告っていうイジリっぷりです。おい絶対このパンフ生あいまいみーのスタッフが制作に関わっただろ。このイジリ方は生あいまいみーのそれだぞ。
いい作品でした。あいみゅ。ありがとうございます。
本当にマジにBD化か第二弾待ってます。本当にありがとうございました。
良い物見せてもらいました。
《9/22 追記》
再演決定！！！！！！ありがとうございます！！！！！
ちょぼらうにょぽみ劇場 あいまいみー THE みゅーじかる 〜りぷれい〜
10/12(木)〜10/15(日) 新宿シアターブラッツにて開催！チケットは9/25(月)の18時からチケットベイで販売開始！僕も見に行ってまた感想書きます！
（公式Twitter告知ツイートリンク）
https://twitter.com/anime_aimaimi/status/911206078074859520
（公式HPリンク）
http://www.dreamcreation.co.jp/aimaimi3/
《10/18 追記 お詫び》
あいまいみーミュージカルの再演ですが、僕の惰性と度重なるうっかりのせいで観に行くことができませんでした。なんか無印とまた違うみたいな話を聞いてはいたんですけど、日にちと開演時刻を勘違いして遅刻しました。申し訳ありません。
