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「異世界はスマートフォンとともに。」を五話まで見た感想(第五話編)

おはようございます。僕です。
とうとうこのタイトルに決着をつけるときがやってきましたね。思えばこのタイトルは一気に見て一話の感想を書いていたら予想外に突っ込みどころが多くて一話だけでめちゃくちゃに長くなってしまったから各話数ごとに分けたんでした。一気見したのももう五日前のことです。もう普通に「五話の感想」とかそういうタイトルでいい気がしますが、それは僕のプライドが許さないのでやめておきます。六話からは普通に「六話を見た感想」とかにしておきます。
今回も画質がめちゃんこいいNetflixさんで視聴しました。コメントを楽しみたいニコニコ動画派の人のためにちゃんとリンクも貼っておくのでご安心ください。まあ大体「は?」と「まるで将棋だな」で構成されてますけど。


いやー、やっぱりNetflixはいいですね。個人的にWORKING!!が三期まで全部配信されているのが最高にありがたかったです。あとジョジョとかも全ての部が配信されているし、五部の放送が始まったら絶対最新話まで配信してくれますよね。今から五部が楽しみで仕方ないです。
では、感想を書いていきます。

五話を見て

アバンは馬車に乗っている冬夜一行から始まった。
これからスライム研究家の家にスライム討伐に行くらしい。ヒロイン一同はやっぱり気が乗らないご様子。
みんながグリーンスライムにため息をついている中、情緒不安定野郎主人公冬夜は「確かに、服を溶かしてくるなんて素晴らし……いや、屈辱的だけど」とわけのわからないことを抜かす。お前本当にどこに性欲しまってんの?内ポケット?
「10年も姿は見せてないし別に討伐しなくてよくね?」というリンゼちゃんに「不安の中で日々を過ごす村人たちを放っておくのか!?それで僕らは一人前の冒険者と言えるのか!いや、言えまい!(反語)」とファッションスケベっぷりを見せる冬夜。スケベならスケベでずっとそういうこと考えててくれよ。
「もしや、なにか良からぬことを考えていませんよね……?」と鬼嫁の眼光を放つユミナちゃんに冬夜は「そ、そんなわけないだろー?」とテンプレのようなごまかし方で琥珀の首を絞め上げる。やめろ!琥珀が一体何をしたっていうんだ!
そんでお前その直後に「(……少ししか)」とか付け足すな!!マジでコピペのノリを思い出すわ!!!あ、そうかこれなろう系の小説が原作だったわ。

オープニングが明け、例のスライム研究家の城に入る一行。様子見で入った冬夜が「大丈夫だよ」といった直後に上からタライが落ちてきた。「大丈夫ちゃうやんけ」と突っ込むエルゼに強がっていると、なんとタライがエグい効果音を立ててスライムに変わった。
アイキャッチ後、研究室で記録ノートを手にいれた一行はホールから二階を調べることとなった。

はい。主人公お待ちかねのグリーンスライムの登場です。思ったより大量にいました。冬夜からしたらわっほいって感じなんでしょうね。速攻で全て燃やそうとするリンゼちゃんに「待てリンゼ!建物が燃えるかもしれない!」と中止させる冬夜。お前どう見たって石造りなのにどこが燃えるんだよ。知能指数2かよ。
代わりに琥珀がマスコットから元の姿に戻り、口から謎の音波的なものを出してスライムをぶっ飛ばした。が、あんまりダメージがなかった。すぐ復活して向かってきたが、階段のほうに避難したら寄ってこなくなった。縄張り的なものがあるらしい。
そりゃー人里のほうにいたグリーンスライムが殲滅されたらスライム研究家の城のほうに縄張りを張っているグリーンスライムは姿を現さないわけだ。縄張りから出ないわけですから。
やっとこさグリーンスライムから離れられたと思ったら今度は二階の踊り場の床にローション的な何かが出てきてエルゼが転んでしまいました。僕は初見時これを見てて「いや、まさかな……」と思いました。

はい、そのまさかでした。ローション出すスライムが出てきました。
エロスライムだ!!!!薄い本で見た!!!
リンゼちゃんが調べてみたところ、「危険を察知すると粘液を出す」というヌタウナギのような性質を持っていました。「あー確かにな。ヌタウナギもエロいもん」と一瞬思って自分で何を言ってるのかわからなくなりました。
スライムの出したローションのせいでエルゼがまた転び、道連れになってヒロイン達が一回へずり落ちてしまいました。当然エロスライム一号のグリーンスライムの餌食になり、少年ジャンプでも昨今なかなかやらないご褒美シーンを提供することとなりました。
「助けて〜!」と言われないと助けない主人公冬夜はゲートでグリーンスライムごとヒロイン達を救い出しました。「やっぱり縄張りがあるみたいだ」と確認する冬夜は女体に興味があるのかないのかわかりませんね。僕だったら戻っていくグリーンスライムガン無視してリンゼちゃんを眺めます。
暴力系ヒロインみたいなところがあるエルゼは「こっちみるな〜!」とブースト片手に冬夜を殴ります。「ちょ、不可抗力……!」とリトさんが散々使ってきた言い訳を使うファッションスケベ冬夜。やはりテンプレは崩さない。安心安全のアニメだ。そしてエルゼの拳が冬夜に迫る。
お?顔面か?顔面行って凹ますやつか!?殴るぞ顔面!がん……ボディーブローかい!!!

クソ多い頻度の例のアイキャッチでは冬夜がグリーンスライムに「んん〜〜……グッジョブ!」と親指を立てていました。本当にお前性欲を思い出したかのように引っ張り出してくるな。なんなんだお前。俺はお前に中指を立てたいわ。

アイキャッチ後、砂漠を旅するキャラバンの商人たちのような格好をして二階を探索する一行。ヒロイン達はグリーンスライムへの殺意MAXの様相を呈している。
「何かのスライムを生み出そうとして失敗作を出しているのではないか」と冬夜は推理した。エルゼはエルゼで「やっぱり城ごと燃やそう」と言い出す。これから毎日城を焼こうぜ?

廊下を進んでいると、複数の石像が並べているエリアがあった。どれもボインだ。見ていて何かに気づいた冬夜。「今、胸が動いたような……」という現実で言ったら性欲の化け物として扱われること間違いなしなセリフを言い放つ。冬夜は実際に触って確かめてみることにした。
「柔らかい……!」と言いながら石像の胸を揉みしだく冬夜。触り方がエロいのはなんなの?監督のこだわり?
「バストスライム」という女性の胸に取り憑き擬態するスライムで、より小さい胸にひっつくらしい。「なにその貧乳絶対殺すスライム。エルゼとかにくっつくに決まって……」

標的はユミナちゃんでした。殺す気満々で風の魔法を発動し、スライムを粉々に吹っ飛ばしたユミナちゃんは「成長期……成長期ですから」と目がハイライトを失ったような声で言っていた。貧乳キャラのテンプレすぎる〜〜〜〜〜〜!!!!!12歳にそこまで求めてねぇよ。冬夜も「ああ……うん」と若干引いていた。お前は引く権利ねぇからな。

そして研究室にたどり着いた一行。ソファにはスライム研究家とみられる白骨遺体があった。全然驚かないし遺体に興味も示さないこのパーティーは全員気が触れているとしか思えない。
冬夜は研究家のノートを読みあげた。「ついに完成した。ついに私の、いや、男の夢が叶った。もう思い残すことはない。ああ、天国が見える」という内容。文章が完全にオタクのそれ。

ユミナちゃんが突然「冬夜さん!あれ!」とスライムを発見した。スライムは形を変え、ヒロインたちの体に変化したのである!!
うん……うん?うーん……エロいかどうかはまあその道の人に任せよう。僕にはあまりスライム属性はないので、皆さんは友達にそういう性的嗜好がある人に「これエロいと思う?」と聞いてみよう。多分満足いく答えは出て来ない。絶対そんなにエロくない。エロいけどそこまでっていうレベル。

赤面して見ている冬夜に「ちょ、なに見てるんですか!」と目を塞ぐユミナちゃん。うーん、テンプレ。その後に続いてリンゼちゃんが「ダメ!ダメ!ダメですぅ!」と口と鼻を塞ぐ。なんで?「冬夜殿!あっち向くでござる!」と八重ちゃんが首を回転させる。効果音でまずい音がした気がするが、まだわかる。トドメに「見るなーっ!」とエルゼのブーストが冬夜の脳天に炸裂する。だからなんで冬夜を殺ろうとする?


そして次のシーン、スライム研究家の城は業火に包まれていた。
冬夜「あの研究家の書いていた夢ってのは、綺麗な裸の女性をはべらせてウハウハハーレムしたいってことだったのか……」
僕「めっちゃわかる」
冬夜「しょーもな。」
僕「ああ?」


琥珀「あるじどの。つぎはにんげんのまちをけんがくしたいのですが」
冬夜「ああ、いいと思うよ。でもその前に……」

冬夜「スライム研究家……ありがとう」
僕「はああああ???」


意味がわからない。「しょーもな」と切り捨ててみたり「ありがとう」と礼を言ってみたりしてこいつの性欲というのはどこにあるのかさっぱりわからない。
原作者の「笑い」の底の浅さが見え隠れする貴重なシーンだ。浅い「笑い」を追求した結果、主人公の人格はメトロノームのようにブレッブレになってしまったのだ。セリフに関する感情の前後の繋がりが全くない、まさに「反面教師」的アニメだ。小説を書いている者達に「登場人物のセリフとか行動には一貫性を持たせろよ」というアドバイスなのだ。ありがとう冬原パトラ先生(原作者)。でもマジでこの一連のシーンはしょーもない。

Bパートがスタートした。Aパートで言っていた通り琥珀と冬夜は街を見学している。
すると、八重ちゃんが迷子を発見して狼狽えているところに遭遇した。迷子は泣いてたので目の前に琥珀を置いたら質問に答えてくれた。リムという名前らしい。
冬夜はサーチを使って家族を探し出そうとしたが、サーチの射程距離に届く範囲にいなかったようだ。一体どうするんだ!?サーチで探せないとなると一体どうやって……!!

思い出したようにスマホを使ってサーチをした。
今回のスマホ要素だ!!!!!!やっと使いやがったこいつ!!!!!!!
そうしてお母さんを発見することが出来ました。めでたしめでたし。

検索したメカニズムについて「サーチは色々検索できるけど範囲が狭いだろ?それでスマホは広い範囲で検索できるけど、建物の名前とかしか検索できないんだ」とドヤ顔でなんやかんや言っててよくわからない説明をした冬夜だが、その直後「ほほー、つまり、エンチャントの魔法でサーチとスマートフォンの長所をくっつけたのでござるな?」と簡単に八重ちゃんが解説してくれた。それをしたり顔で聞く冬夜はちょっと腹立った。
うん……うん?うん……まあよくわからん。解説されてもって感じ。苦手な数学の解説を模範解答で解説されてもさっぱりわからないのとちょっと似ている。

「これがあれば世界中なんでも検索できるよ」と自信満々に言い放つ冬夜に、「では、兄上を検索してほしいでござる!」と頼む八重ちゃん。国を旅立ってから気になっていたという。それから八重ちゃんの個人情報を聞き出す冬夜。大丈夫?騙されたりしてない?詐欺では?あと八重ちゃんのお兄さん頬に傷跡って。完全にるろうにしてる人じゃん。

八重ちゃん「冬夜殿は兄上に似てるでござるな。穏やかなところとか……」
冬夜「大好きな兄上に似てるなんて、光栄だね!」
という会話で何かに気付き慌てふためく八重ちゃん。抱いていた琥珀を絞め落とした。琥珀これで締められるの2回目では?赤崎千夏さんの演技が最高に可愛いので全部許した。

アイキャッチ後、宿の部屋でスマホを使ってなにやらやりだす冬夜。カメラ機能を使って何かしようとしている。一体なにをする気なのか。

やったぜ!部屋の壁をカメラ越しに透視してリンゼちゃんの着替えシーンゲットだ!
一応顔をそらしながら片目で見ている冬夜。なんか気持ち悪い冬夜が照れてるシーンを5秒ほど見せられ、最高に人生を損している気がした。まあリンゼちゃんの着替えシーンが妙に凝っていたのでそこはいいとします。タイツ履くところとか最高でしたね。
そして部屋に訪ねてきたリンゼちゃんに対し、スマホをベッドの枕に隠す冬夜。おい。お前なにをやった。まさかお前リンゼちゃんのお前……

リンゼちゃんは先日のスライム城での反省を踏まえ、新しい魔法を習得しようと骨董屋で魔法のスクロールを手に入れてきたが、古代魔法言語だったため一部しか読むことができなかった。
そこで冬夜は部屋にあったガラスのコップと銀貨を使って、魔法で古代魔法言語を読めるメガネを作り出した!いやスマホ使えよ!!!!!!!そういうとこで使うべきじゃないのか!?!??!?!?!
ほぼ神みたいな能力を持っているのでもうモデリングには驚きませんが、そのままメガネに古代魔法言語が読める機能を搭載したのはビビりましたね。ドラえもんかよ。

書いてあったのは「バブルボム」という水系の攻撃魔法だった。早速試してみるも、失敗続きのリンゼちゃん。頑張れリンゼちゃん。俺が応援しとるで。
何度やっても失敗してしまい、魔力切れを起こして倒れるリンゼちゃん。妙にエロい。なんだこの作画。目の下にクマが出来始めたリンゼちゃんに、冬夜はシャルロッテさんに教わったトランスファーという魔法で魔力を流し込み、回復させた。ミルタンクの「ミルクのみ」かよ。

失敗する理由は「魔法の概要が掴めない」ということらしい。リンゼちゃんは「せめて、バブルボムの意味がわかればいいんですが……」と言っていた。魔法の固有名詞を理解しイメージすることで魔法が使えるようになるのだという。

ん?え?バブルボムが通じてない?英語がないのか?このことは後でまとめのところで書こうと思います。
冬夜が「ああ、だったらバブルってのは泡、ボムっていうのは爆弾のことだよ」と説明したが、リンゼちゃんは爆弾にもクエスチョンマーク。マジかよ。爆弾も存在しないの?
「全くイメージできません……」と嘆くリンゼちゃんに「じゃあシャボン玉をイメージしたら?多分、あれが一番近いと思うよ」と提案する冬夜。いやいやいや爆弾がないのにシャボン玉があるわけ

リンゼちゃん「シャボン玉……水よきたれ!衝撃の泡沫、バブルボム!」ボカーン

出来ました。シャボン玉はある上に通じるんかい!!!!!!!

これも後でまとめの考察のところで書いておきます。
ともかく、新しい魔法を習得することができたリンゼちゃんの笑顔は素晴らしく可愛かった。だからよしとしよう。

場面は変わって、エルゼが宿でなにやら困っている模様。モンスターと戦った際、ブーストで使っているガントレットがひび割れてしまったのだ。買い換えることを決めたエルゼは冬夜にゲートで王都に連れてきてもらい、新しいガントレットを買った。
すると何か発見したらしいエルゼ。服屋のショーウインドウをじっと眺めている。トランペットに憧れる貧民街の少年のようだ。
なにを見ていたのかと思ったら、めちゃくちゃメルヘンな感じがする赤いゴスロリ服だった。ヘッドセットまでついている。
「ち、違うのよ!これはほら!リンゼに似合うと思って!あの子、こういう服好きそうじゃない?あたしと違って、さ……」と自信なさげにいうエルゼ。双子暴力系サバサバヒロインにありがちな悩みだ。これもテンプレの一つである。
しかしそこらの主人公達とは一味違うのがこの冬夜なのだ。普通だったら「そんなことないよ」とか無難なことを言っているものだが、冬夜は「でも、リンゼに似合うならエルゼにも似合うと思うけど。」とわざわざリンゼの名前を出して褒めてるのか貶してるのかわからない慰めを言うのだ。エルゼはそれで顔を真っ赤にしているからわけがわからない。
「あたしとリンゼじゃ比べ物にならないんだから……」と予想以上に自己評価が低いエルゼ。なんか逆にエルゼが可哀想になってきた。「そうかなぁ。どっちも可愛いんだし」としっかり『どっちも』を付けるあたり、冬夜は普通のラノベ主人公とは〝違う〟のだ。

強引に試着させる冬夜だったが、今はその判断に感謝している。
可愛い。めちゃくちゃに可愛い。僕はやっぱりこういう服というかこういうゴスロリっぽい服を着てる普段強気な女の子が好きなんだろうか。ハリーポッターの「炎のゴブレット」の舞踏会のハーマイオニーを見たときのような衝撃が走った。可愛い。
着せて10秒も経たないうちに購入を決める冬夜。流石護衛して4000万もらった男は羽振りが違う。そしてみんなに見せて「可愛い」と言ってもらうエルゼ。うんうん。テンプレだ。

と、思ったら「冬夜に買ってもらったんだ」と他のヒロインを牽制するかのような豪速球発言をヒロインの溜まり場にぶちこむエルゼ。修羅場では?

いや、そんなことはなかった。意外にも平和に「じゃあ私たちも買ってもらいましょう!」という話になるヒロイン達。他二人はいいとしてもユミナちゃんは何も感じないのか?それでも嫁候補かよ。
さらに「ついで」といった感じで締められる琥珀三回目だぞ!!!!いい加減にしろお前ら!!!!!!琥珀もう誰の膝下にも行かなくなるぞ!!!!!!!!

そうこうしていると宿の店主さんがユミナちゃんに手紙を持ってきた。王宮かららしく、「この間の事件解決してもらったし爵位を授与したいから来て」という内容らしい。
「「「爵位ー!?」」」と驚くヒロイン達。「それって辞退できるの?」と言う冬夜に「「「辞退ー!?」」」と驚くヒロイン達。どっかのコピペで見たような感じだ。「また俺なにかしちゃいました?」に通じる何かを感じる。
まあ「公の場で理由を挙げなければならない」ってことで結局王宮に行くらしいが。六話は王宮から始まるのかな。
そして琥珀が苦しそうに締められている声を聞きながらのエンディング入り。

頭が破裂しそうな回だ。さっさとまとめに入りましょう。

まとめと考察

僕が今回わかったのは、「原作者の冬原パトラ先生は多分その場その場の雰囲気で書いている」ということです。多分プロットでどんなことをするのか大筋だけ考えてセリフなど細かいところは状況に合わせたセリフを書いているタイプだと思います。
だからところどころセリフが前後噛みあわないところがあったり、突拍子もないようなことを言い出したりするんだと思います。なんで出版にあたって編集者とか何も言わなかったんでしょう。どう考えても色々とおかしいのに。
まあ、それより一旦落ち着いて考察に入っていきましょう。リンゼちゃんがバブルボムの魔法を習得しているシーンのことです。
僕が着目したのは、「魔法のスクロール」のところです。古代魔法言語で書かれているというところにひっかかりを感じました。「バブル」も「ボム」も英語ですし、それが古代魔法言語の書いてある魔法のスクロールに書かれているということは、ここは現代から遠い未来の国なんじゃないかと考えました。
何らかの影響で現代文明が崩壊し、その際に発見された「魔法」という手段で世界は復興していき、やがて崩壊前の文明を知る者は未来にいなくなり、崩壊前の言語は魔法の呪文としてしか使われなくなったのではないかと考えました。「サーチ」とか「エンチャント」とか「スリップ」とか、冬夜以外は「魔法の呪文」としてしか認識していないのです。そう考えると、今までなんとなく見てきた異世界スマホのアニメの見方は少し変わります。不思議な感覚ですね。
書いていて思い出しましたが、三話で過去の文献が見つからず歴史がはっきりとしていないのも何か関係があるのでしょうか?「この設定絶対使われねえよな〜〜〜〜〜多分〜〜〜〜〜」とか言ってた自分をちょっとひっぱたきたいですね。まさかこんな使われ方をする可能性が出てくるとは。やはりこのアニメは無限大の可能性を秘めてますね。

あと、「爆弾」が存在せず「シャボン玉」が存在している件ですが、上記のことを考えれば辻褄が合います。
文明が崩壊した後、全ての攻撃手段は魔法に置き換わり、「戦闘のための道具」というのが「魔法を効率良く使う道具」に置き換わったのではないでしょうか。シャボン玉が残っているのは恐らく「娯楽のために生き残った」か「魔法で『シャボン玉』のを作るようなものがあり、その名称としてシャボン玉が知られていた」ことが考えられます。

そう考えると、これから冬夜はこの世界にとってどんな存在になっていくんでしょうか。
以前の文明を詳しく知り体験しているのが冬夜だけだとなると、今後この世界にどんな影響を起こしていくのか見ものですね。あれ?やっぱりこれ神アニメじゃないですか?

今回のまとめの結論:異世界スマホは神アニメ



五話は初見時にはそこまで深く考えて見てなかったんですけど、改めて見て真剣に考えてみるといいものですね。テンプレだけで作られたアニメと鼻で笑っていた部分もありますが、こうして考察を重ねて文章化してみると色々と神アニメの片鱗が見えてきた気がします。キャラクターより背景に注目すると面白いアニメだと思います。
素晴らしいアニメというのは最初のところがつまらなく感じるものもありますよね。けものフレンズとかそのパターンでした。一話切りが多く、ちゃんと見ていた層が盛り上がってきたところで一挙放送とかやって一話切りした人がちゃんと全部見て爆発的に人気が広がったパターンです。「異世界スマホもそうなる可能性が」と言われていないとか……いないとか……いるかもしれない。探せばいる。多分いるでしょ。

とにかく、展開とこの異世界の背景が気になってきて本格的にこのアニメにハマり始めた僕ですが、頑張って感想ブロマガ書いていこうと思います。

つづく