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幸子Pなので空を飛んできました その2

おはようございます。僕です。

 

はじめに

皆さん、11/25が何の日か覚えていますでしょうか。

そう、アイドルマスターシンデレラガールズのアイドルである「輿水幸子」の誕生日ですよね?ご存知ない?まあ最近の若人って日本の祝日いちいち覚えていないらしいですからね。仕方ないでしょう。この機会に脳髄に刻んで二度と忘れないでください。





さて、僕は2018年の11/25にも幸子の気持ちになるため空を飛んでいます。懐かしの猿ヶ京バンジージャンプですね。
参照→
幸子Pなので空を飛んできました-ニコニコブロマガ

あのときも幸子の気持ちに寄り添えるPになるべく、決死の覚悟で飛んでいました。それは嘘ではありません。しかし、ある意味日和ったところもありました。

どういうことかというと、幸子P(僕)には飛ばなければならない場所が二箇所あるのです。
それは「猿ヶ京バンジー、そして「空」です。小鳥さんの曲ではない。

幸子は[自称・天使]のカード、シンデレラガールズ劇場48話でライブの登場演出の話になり、「ボクは天使なので空から舞い降りなくてはなりませんね!」と発言したところからプロデューサーが真に受け、スカイダイビングを用意するというアホの展開を迎えています。プロデューサー、もしかして一般常識が備わっていない……?


[自称・天使]


まあ仕事を用意したのは僕(プロデューサー)なのでその責任は取らなくてはなりません。

14歳の女の子に酷なことをさせるのなら、自分だってそれを共にすべきなのです。

そういうわけで、


























栃木県にやってきました。



そう、今回は栃木県栃木市藤岡の「スカイダイブ藤岡」にて、スカイダイビングを体験してきました。全ては幸子への義理を通すためです。

今回は撮影役として友人の桃華Pも来てくれました。
では、撮影当日の様子を交えつつ、その流れを書いていこうと思います。


空を飛ぼう!(パート2)

空を飛ぶためには、まずスカイダイブ藤岡さんのHPから予約して、事前に個人情報、緊急連絡先や同意書を書くPDFをダウンロードして書き込んでおきます。そうすると現地でスピーディーにことが運んで助かるそうなので。

自宅から電車に揺られること2時間……AM9:00、冒頭の藤岡駅に到着。
スカイダイブ藤岡さんのHPには「そこからタクシーが出てるのでそれでいってください」とのことだったので、駅の目の前にあるタクシーセンターでタクシーに乗り、大体5.1kmの道のりを移動。1,500円くらいかかった。

そうしてスカイダイブ藤岡に到着。




改めまして、おはようございます。僕です。


とりあえず到着した僕は受付と会計を済ませました。僕はインストラクターさんが動画を撮ってくれる安い方のオプションを選んだので、料金は41,000円です。
始める前にスカイダイビングの講習があるそうなので、僕らは講習が始まるまで広大な大地に広げられたベンチでぼーっとしていました。



僕らがボーッとしている間、僕の前に飛ぶであろう方々と飛行機が準備を進めていました。
遠くでは多分「スカイダイビング体験してみた!」って感じの動画を投稿するんだろうなぁと思われるユーチューバーっぽい人たちもいました。まさか撮影風景をこういうタイミングで見られると思ってなかった。
さらに、先に飛んでいた人たちも次々とパラシュートで降りてきて「すげー」「遊撃隊じゃん」「うちのアイドルにこんなことさせられねぇ(桃華P友人)」とバカみたいな感想を漏らしていました。




スカイダイブ藤岡さんにはハンターとして調教されている犬と、完全にペットの犬が二頭いたので犬たちを眺めてニコニコしていると、あっという間に時間が過ぎていきました。
犬とIKEAは無限に時間が潰せていいですね。これはペットの方の犬です。





さて、犬を堪能していると講習が始まるようです。車の荷台がパッカァー開いたところに講習を受ける人みんなで座り、2分ほどのビデオを見て注意点とやってほしいことを確認します。

やってほしいこととは、「飛ぶ瞬間の姿勢」「合図をした後の飛んでいる最中の姿勢」「着地するときの姿勢」でした。
飛ぶ瞬間は手足がどこかにひっかかるとマジで危ないので、手は胸の横のハーネスをしっかり掴み、海老反りの姿勢で飛ぶそうです。インストラクターさんに肩を叩かれる合図をされたら万歳より少し手を下げた状態になるんだそうです。マジで大事な姿勢だったので、このビデオを見た後は体験者全員でベンチを使って練習をしていました。




こうして





ビヨーン





これが飛んだ後の姿勢です。正直、僕は体がガッチガチに固いのでこの時点で相当しんどかったです。
ちなみに着地のときは座った状態で足を真っ直ぐにし、体をLの形にしなければなりません。上から滑りながら着地するので、ちょっとでも地面に足がひっかかるとベルトコンベアに巻き込まれたみたいに簡単に骨がボッキボキになります。死。工業系の高校だったので、容易に想像出来てしまって身震いしました。

講習が終わったらいよいよジャンプスーツを着ます。靴は紐付きでガッチガッチにしなければ、最悪靴が落ちて民家に大ダメージを負わせてしまう可能性があるらしいです。そんなことを微塵も考えていなかった僕は普通に作業靴を履いてきたのでレンタルシューズ(500円)を借り、靴をガッチガチにしましたが、インストラクターさんから「まだ甘い」と言われ、更に靴紐を締められました。部活の顧問か?

その後は自分のサイズに合ったジャンプスーツを選び、着てみました。


前回バンジーを飛んだときを想起するマヌケなピースですね。こいつこれから4000mの高さから飛ぶのに。
着た瞬間は「バナナの妖精さんじゃん」と思いながら着ていたんですが、引きで自分の姿を改めて見ると浦安鉄筋家族の春巻龍でした。この格好のままだと中央分離帯で遭難しそうだ。

その後、しっかりハーネスを装着し、いよいよ飛行機に乗って空へ飛び立ちます。
ちょっと離れた滑走路まではハイエースで向かいました。体験者全員をハイエース一台にぶち込むので、タイの電車みたいな密着度でした。このご時世にマジかよ。

到着後、担当のインストラクターさんに挨拶し、いよいよ搭乗。




この時点では初めての小型飛行機にワクワクしてしまい、めちゃくちゃ操縦席をガン見している僕。こういう時に見ておかないと機会ないですからね。他の体験者さんは全員床に座り、すぐに飛べるよう待機姿勢をとる。
僕だけ座席だったので、ずっと窓から景色が見られる。ラッキー。ただ、一人だけ「ジェットコースターで無限に上に上がっていく」みたいな景色を見せられるので恐怖心は他の人の比ではない。




体験者とプロのスカイダイバーさんも全員搭乗完了し、いよいよテイクオフ。
いくぞいくぞいくぞいくぞ!!!!!!!!


























〜10分後〜




10分でこんな高く飛ぶかよ。1000mくらい高度間違えた?

地上にあるハイエースがみるみる豆粒になり、近くにあったゴルフ場の景色は完全にファミコンの「ゴルフ」の上から見た図になっていった。

ここにきた時点でインストラクターさん曰く、目標高度に達したらしい。ここまでくると空音が凄まじく、耳元で叫んで貰わないと何も聞こえなかった。
飛ぶ準備は万端なので、目標高度に達したらさっさと飛行機のスライドドアを開き、まずプロのスカイダイバーさんが先行して飛んだ。それに続き、体験者の皆さんもインストラクターさんに連れられてバンバカ飛んでいく。10秒スパンで一人一人飛んでいくので、「極限まで明るくした処刑みたいだな」と思ってました。

「このクソ高い空を飛ばなければならない」という恐怖で呼吸が乱れかけ、深呼吸でなんとか整えた。それでも心臓のバクバクが止まらない。それを14歳の担当アイドルは単独でやっていたのだ。改めてあんな仕事の企画作った奴バカだろ。それで通すのもバカだし。なにやらせてんだ14歳の女の子に。鬼か。ふざけんなよ。




バックバクに緊張している僕に、インストラクターさんは僕の耳元に向かって「僕たちは最後に飛びますからね!」と叫んだ。

僕「え!?!?つまりトリに飛ぶってことですか?!!?!?トリだけに!?!?!」

インストラクターさん「え?なんですか!?」

僕「なんでもないっす!!!!!楽しみ〜〜〜!!!!!」


多分インストラクターになってから100万回聞いたであろうダジャレをごまかすため、僕は心にもないことを叫んでしまった。人生の最後に懺悔する瞬間があったら多分ここも懺悔する。

そしていよいよ僕の番がきてしまった。トリに鳥になる瞬間だ。飛ぶ間際、インストラクターさんが耳元で話しかけてきた。





インストラクターさん「じゃあまずカメラ見てもらえます?」

僕「え?はい(飛ぶ前に一言!みたいなもんやるのかな)」
















インストラクターさん「いいですね〜!はい!」

僕「え?何が?」

















僕「ちょっと」















僕「何が〜〜〜〜〜〜〜〜!?!??!?!?」














僕「ああああああああああああああああ!!!!!!!!」






なんなんでしょうか。僕、インストラクターさんに毎回不意打ちされないと飛べないの?みんなそういう感じじゃなかった気がするんですけど。

スカイダイブ藤岡さんの特徴として、4000mの高度から飛び、約60秒間のフリーフォール、つまりパラシュート無しの「マジで落ちてる状態」が1分間続きます。
肝心のフリーフォールはどうかというと、全身という全身にくまなく「いてつくはどう」を食らっている気分になりました。「多分強者と会ったときの威圧ってこういう感じなんだな」と落ちながら思っていました。インスタント範馬勇次郎エンカウントだ。人は高すぎるところから落ちていると逆に冷静になるのかもしれない。

映像を見返していると、僕はフリーフォール中に手をニギニギしていました。このときは「時速60/kmで走っている状態で手を出すと、手におっぱいの感触がある」という豆知識を思い出し、握ってみたときのですね。感触としては「硬めのシリコンを握っている感じ」でした。スピードが上がれば上がるほどおっぱいの感触は硬くなります。自ら体験して得た知見がこんなんでいいのでしょうか。

フリーフォールが終わり、パラシュートが開くと「ジェットコースターに乗って落ちる瞬間」の一瞬の浮遊感でお腹のあたりがヒュッとしたと思うと、上に一気に持ち上げられ、物理的に「上からの圧」を感じることになりました。マジで「グエッ」って言っちゃった。

それからは優雅に高い街を眺めながらゆっくりと落ちていきました。なんだこの光景。空から日本を見てみようVR」の体験コーナーかよ。
途中、パラシュートで旋回するところもあったんですが、マジでベイマックス中盤の空を飛ぶシーンでした。最高すぎ。









こうして僕は7分ほど空を飛び続け、スイーーーーーーーーーーッと


 


着地。


インストラクターさんは首尾よくパラシュートを外し、カメラを構えて




イェーイ。最高。


ありがとうございました。

立ち上がった瞬間フラフラになってインストラクターさんには笑われましたが、マジで全身が疲れました。水泳やったときとは違う、ガツンとした疲れが一気に体に来ました。キッツ。



全身の装備を外し、満身創痍で天を仰いでいる。このまま死んだらかっこいいな。

軽くカメラ映像をチェックし、データをもらい、ついでに「スカイダイビング飛びました」の賞状も貰い、レンタルシューズなどの装備品を返却したら終わり。僕と友達は帰ることにしました。

スカイダイビング場の途中の帰り道、完全に「いいちこの広告」の道だったのでテンションが上がりました。こんな綺麗なパースの場所あるのかよ。真ん中に消失点きてるじゃん。







まとめの感想

今回幸子もやっていたスカイダイビングを体験してきましたが、あんなんノリで飛ばせるものじゃないですね。飛ぶ直前までの緊迫した空気でゲロが出そうになりましたので。これからは幸子Pとして愛を持ってバンジーより低いところから幸子を蹴落とそうと思います。大丈夫だ。これからも体張れ幸子。お前がやるなら僕もちゃんとやってやるからよ……。

今回飛ばせてくれたスカイダイブ藤岡さん、本当にありがとうございました。
スカイダイブ藤岡HP→https://www.skydivefujioka.jp/

ごめんな幸子。軽い気持ちで飛ばせてごめん。許してくれ幸子……





お誕生日、おめでとう……。









おわり