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「100万の命の上に俺は立っている」十一話を見た感想

おはようございます。僕です。


前回は正直内容が薄いまま展開だけ進んで行くような感じでしたが、今回はどう転ぶのか、普通に楽しみになってきましたね。まあゴチャゴチャ言っててもどうせ10月にはこのブロマガも強制終了するので、スピード感強めでいきましょう。



十一話を見た感想

初見時は「ついに物語の一部が明らかになったァーーーーーーーーーッ!!!!!」という実況席ばりのテンションになってしまいました。スタジアムだったら沸いてる。


アバン、空が暗くなり、恐ろしい稲妻が走るところからスタート。なんか雰囲気違う気がするけど、気のせいかな。









すみません、部屋間違えました。


いきなり始まったとはいえ、一話も見ずにいきなり最終回を見るとは行儀が悪くなってしまうな……。どうやらマジハピンク・マジハパープルはピンチに陥っているようだった。敵の攻撃によってオーラの球体の中にマジハパープルが閉じ込められてしまった。直近でヒープリでやっていたやつだ。

魔王に対し不屈の闘志を見せたマジハピンクは、囚われていながらも希望を捨てていないマジハパープルの力を受け取り、「希望の光は消えたりしない。いつだって、ここに燃えている!」と胸を叩いた。素晴らしい。ジョルノ・ジョバァーナが言った「真実から出た誠の行動は、決して滅びはしない」に通ずる意思の強さを感じる。やはりどんなアニメでも最終回は泣ける。



ここでオープニング。完全に見るアニメ間違えました。すみません。このアニメ未見なんで、今度履修してきますね。最終回の台詞でかなりグっときたんで。



なんかこの目見覚えがあるな……。なんだろう……。ココとナッツ(Yes!プリキュア5)か……?

それにしてもオープニングマジでいいですね。歌詞もかっこいいし。さっきラスボスに一発食らわせてオープニングだったので、やはりまだもう一つ展開があるのでしょうか。最後にラスボスが最後っ屁を食らわせようとして何か犠牲を払う必要がある……みたいな展開が鉄板ですよね。そういう展開に毎回泣いてしまう。やはり別れがある最終回は辛い。そんなことがないことを祈ろう。せめて引っ越しとか、ただ元の世界に帰るくらいにしておいてほしい。行くな……マジハシスターズ……。
そろそろオープニングが終わりますね。さて、どんな物語になっていくのか。楽しみですね。



すいません。見るアニメ合ってました。こんなとこで現実に戻さないでほしい。ちょっと!!!!!今アニメ見てたんですけど!!!!!!!


オープニング明け、幼少の頃の由香さんはマジハシスターズに憧れを抱いていた回想が入る。そらそうだ。僕だってこんなかっこいい女児アニメ見たらハマってしまう。
しかし、現実は強い方に味方し、自分を殺して迎合していた。情けないねえ……。

さて、前回大穴に落ちた友助は生きていた。どうやら遺跡のようなものに落ちたらしい。それによって低体温を防ぐことができ、蘇生できたようだ。
遺跡の中は広く、「これを攻略していけばいけるっしょ!」と意気込んだそのとき、ついに箱崎さんが死亡した。幽体の箱崎さんは涙を流しながら、自分の体をさすって嘆いていた。悲しい。
一瞬気を失っていた新堂さんは、マップを確認しながら進み、灯りの見える方向を見つけた。しかし、あと一歩というところで地面が凍った湖だったことに気付き、その瞬間冷たい湖底へ落ち、死亡してしまった。そんな……。
目標達成まであと0.006%、制限時間は残り3時間だ。友助は友助で落盤によって道がふさがれていたので、戻って別のルートを探すことにしたらしい。ここでの無駄足はかなりキツイ。また行き止まりにあたったところで、巨大ミミズと遭遇した。ミミズは友助を無視し、自分の穴を掘り進めていった。

光明を見出し、ミミズの後をついていった友助は少しずつ、移動を進めていった。頻繁に光るウンコするのでおたまでそれをどかしていきながら進む。クレヨンしんちゃんのゲームのミニゲームみたいだ。
「早く進めよ」とケツを叩くと、ミミズは少しだけ早くなった。それに安堵した友助だったが、直後に背後からに別のミミズがやってきた。どうやら種類が違うらしい。土ではなく、そいつは友助目掛けて口を開いた。そして死。これモンゴリアンデスワームだろ。

ここでCMカット。

CM明け、へばりながら由香さんは歩いていたが、ついに自分以外の全員が死亡したことを確認した。完全に諦める覚悟が出来てしまった由香さんはその場にへたり込んだが、

「まったくこんなところで……何をしているのかしら!マジハピンク!」



そこにはマジハパープルがいた。アニオタの死に際の夢ってこういうのが出てくるんだ。最高だな……。一回「死に際にアニメキャラに会えるなら誰がいいか」を考えておこう。とりあえずこれゾンかな……トモノリに会いたい……。風邪のとき夢に出てきたのはトモノリだったからな……。

弱った由香さんにマジハパープルは「一体、私たちの何を見てきたの!?」と叱咤した。「初代マジハピンクは最終回で、魔王ルキフェルにダークネスサンダーで倒された後どうしたの!?」と続ける。え?これマジハピンクが代交代してんの?
「二代目マジハピンクは、最終回でウロボロスエナジーストリームで倒された後どうしたの!?」「三代目マジハピンクは、ゴルゴーンのストーンアイズで倒された後どうしたの!?」「もう一度聞くわ!あなたは私たちの、何を見てきたの!?答えて!」と続けた。やっぱマジハパープルが続投で、ピンクだけ代が変わっていくんだ……斬新だな。ファンアートで修羅場描かれそうだし、カプで戦争が起きていそうだ。

パープルの言葉で気合を入れられた由香さんは、涙を流しながら立ち上がった。あっぱれだ。アニオタの鑑。素晴らしい。僕もこうありたいな……。
立ち上がった姿を見て安心したパープルは、そのまま吹雪の中へと消えていった。やはり夢だったか……。しかし力がみなぎった由香さんは、本気のマジハファイヤーを唱えると、半径5メートルくらいの雪を全て消した。すげぇ……。

上空から、その跡を発見する者がいた。なんだ……?

それぞれ死亡した場所から動けぬまま、由香さんの健闘を祈っていた。一方、由香は



ソシャゲキャラの幻影を人参にして、よたよたと歩き続けていた。死に際とはいえ、こいつ羨ましすぎるだろ。僕も幸子とレイナサマが手を引いてくれるのであればどこにでも歩いていく。北海道から九州までいっちゃう。



さらに背後には歴代マジハピンクとマジハパープルもいた。天国かよこいつ。僕もそっちに早く行きたい。

しかし幻覚パワーも長くは続かなかったのか、フラフラと由香さんは倒れそうになってしまう。しかし、先ほど上空から由香さんの魔法のあとを見つけた人物が、「そこで寝ると危ないよ」と声をかけてきた。朦朧とする意識の中、由香さんは目の前を見ると、




でっか〜い猫ちゃんみたいなのがいた。

上に乗っていた人物は、「君、プレイヤーだよね?よかったら乗って行きなよ」と声をかけた。どういうことだ?勇者ではなくプレイヤーだと認識しているということは、確実にこの世界の人間ではないだろう。ここらへんの考察はあとに書こう。

でっかい猫ちゃんに乗った由香さんに、由香さんと謎の人物は「へぇ、四周目か。初めてのクエストでこの雪とは、ついてないね」と話していた。確実にゲームの内容まで把握している。何者……?

時間が迫っていることで絶望し、泣いている由香さんに「大急ぎなんだね?加速するよ!風の神シルフィードよ!我に力をお貸しください!魔法使いファティナの名において!」と呪文を唱えると、猫ちゃんが一気に加速し、空を飛んだ。由香さんは「もしかして、あなたもプレイヤーなんですか?」と聞くが、「いいや、あたしはただの魔法使いだよ」とかわされた。謎だ……。面白くなってきやがった。

制限時間が終了するすんでのところで、ついに5%をクリアし、謎の宇宙空間に勇者パーティ全員が集合した。由香さんが「ウチが手柄独り占め!?ここは恩を売って……」と汚ねえ計算をしていると、ゲームマスターがご褒美の質問タイムを始めた。どうするんだ……。

迷った由香さんは友助を見て、「この世界って結局、仮想現実……バーチャルってことでいいんたよね?」と質問した。

まず、ゲームマスターは「平行世界」の概念を説明し始めた。ここは省略する。SF小説で死ぬほど見たので。さらにゲームマスターは説明を続けた。

「我々は、特殊な手段を使って特定条件を満たした平行世界を観測、移動することができま。特定条件とは、その世界の波長が似ていること。つまりあそこは……46億年前に分岐し、人類そっくりな知的生命体が誕生し、人類史に似た歴史を送っている……、別可能性上の地球でござ

「もちろん星自体の名前や組織成分、地形も違いま。ですが、あそこは仮想空間ではございませ。平行世界で地球と同じ場所に存在する惑星でござ

「むしろ、この世界でバーチャルなのは皆さんのほうでござ。ですので、他のものは、空、海、大陸、そこに住まう生き物、そして人間も、全て現実に存在する血の通ったリアルでござ

衝撃。「そういう世界であれ」と作られた世界ではなく、「元々そうあった世界」なのだ。由香さんは友助のほうにゆっくりと振り返った。今まで「バーチャルだから」という前提でゲームを攻略してきたが、この事実を突きつけられた友助はひどく狼狽えた。そしてデオック王国の兵士たちを火炙りにしたことを想起していた。
「この世界の人間は、バーチャルじゃなく平行世界の地球人……?人を……殺した……?」と自らの手のひらを見つめ、エンディング。

これはキツイ。今までゲーム感覚でいたから非情になれていたのに、「全て現実です」という事実が前提になった瞬間、今までの全ての事象の意味合いが違ってくる。本当に王国を作った人達がいて、本当に宗教のせいで処刑されそうになっていた人たちがいて、本当にその人たちを救うために人を殺したのだ。

ではまとめの感想いきましょう。

まとめの感想と考察

前回の布石がキッチリ効いてる感じがしますね。思えば、前回回想で半分使ったのも、今回の「全てが現実世界で起こっている出来事」だということを強調する意味もこもっていたのかもしれません。そう思うとこの構成恐ろしいな。
最後の衝撃が強すぎて二周目以降だと冒頭のマジハのおふざけが全部「辛い現実の中で見た幻覚」感が強くなってしんどいですね。まさか最後こんなことになるとは……。


考察ですが、あの謎の人物とこの平行世界に来たゲームの目的ですね。
謎の人物に関しては「元プレイヤーで、全てのクエストをクリアした後に平行世界の地球に住み着いた」という可能性と、「本当にただの魔法使いで、以前別のプレイヤーの話を聞いたことがある」という可能性があります。完全に憶測にすぎないし、そんな単純な真実ではないと思いますが、頭の中を整理する意味もこめて あえて書いておきます。
「元プレイヤーで、全てのクエストをクリアした後に平行世界の地球に住み着いた」という方だった場合、クエストの難易度や、周回のシステムも理解しているだろう。だからこそ協力してくれたのかもしれない。また、風の魔法を使用していたこともヒントになる。この平行世界で魔法を使用している人間は勇者パーティ以外にいなかった(確か)。みんな基本的に武器で戦っている。もしかしたら魔法という概念は存在はしているが、実際に使用できるのはゲームプレイヤーの特権なのかもしれない。
「本当にただの魔法使いで、以前別のプレイヤーの話を聞いたことがある」という可能性だが、どちらかといえばこっちの方が線は薄いと思う。上述した通り、魔法を使っているのは勇者パーティ以外見たことがない。まあこの人が特例という可能性もある。この人が特例で、カハベルさんのように以前勇者パーティに協力したことがあるとしたら、この人の中では「勇者=プレイヤー」という認識になる。この世界の人間は勇者を勇者として認識する感覚が備わっている。勇者の正体を知ってる以上、見かけたらそういう認識になるだろうし、以前協力したときのように手を貸すこともあるだろう。


さて、一応次回で最終回だが、11話でここまで風呂敷を広げる以上、回収してもらわなくては困る。どうなるっていうんだ。僕は嫌だぞ。また12話で風呂敷広げるだけ広げて「俺たちの戦いはこれからだ!END」になるのは。そしたらこれも「中途半端に面白いアニメ」で終わってしまう。11話でここまでの衝撃があった以上、キッチリ回収してもらわなくては。僕もちゃんとアニメに期待することを覚えたんだ。頼むぞ……。

それではまた次回、最終回でもよろしくお願いしますね。










つづく