留守伝票

一番好きなアイス→ディッピンドッツ

「異世界の門」一話を見た感想

おはようございます。僕です。

 

 

先日ようやく回復術士のやり直しを完走し、ゆっくり出来る期間が出来ると思っていましたが、全然そんなことはなかったようです。

 

発端と異世界の門の詳細

ある日、Twitterのスペース機能でフォロワーと話していたところ、「配達員さん、異世界の門』ってアニメ知ってます?」と唐突に聞かれた。

ある程度なろう系のアニメはチェックしていたと思っていたが、マジで全然知らなかったので「いや、存じ上げないんですけど、どっかで配信されてるんですか?」と聞くと、どうやらアマゾンプライムで配信されているらしい。
僕はアマプラ・アマプラdアニメストアNetflix・U-NEXT・ニコニコ動画プレミアム・ニコニコ動画dアニメストア・ディズニープラスに加入しているので、独占配信とかでなければ配信されているアニメの大体のものは見られる。今羅列していて思ったが、僕はアニメのために月にいくら払ってるんだ。

 

とりあえず「異世界の門」でググったところ、確かにアマゾンプライムで配信されている。だが、それともう一つYouTubeチャンネルが出てきた。アニメのYouTubeチャンネルがあるのは珍しい気がする。早速見に行ってみた。

 

配信メインで活動するバーチャルYouTuberのサムネか?

 

よく見たら全話YouTubeチャンネルで視聴可能だったので、別に配信サイト使わなくてもよかったです。

でもYouTubeの履歴を見たら異世界の門がいっぱい出てくるようなのは嫌なので、アマプラで見ようと思います。

しかし、アニメの解説動画を出していたり、年末特番で声優たちがトークする動画があったり、一挙放送を行っているあたり「本気さ」が見えるんですが、にしてもサムネの変わりばえが少なすぎますね。バーチャルYouTuberでももっとサムネ工夫すると思う。

 

上記の理由でアマゾンプライムの方で検索したところ、出てきました。

え!?!?!?三つ!?!?!??

 

どうやら各4話ずつ3シーズンで分かれているようです。なんでそんなことしたんだ。

しかもシーズン1が1番レビュー数が多いのですが、52個のレビューがついて星が1.5です。期待しかないな……

 

出足から不安要素しかありませんが、とりあえず見てみることにしました。

 

 

一話を見た感想

第一印象は「いいの???」でした。

なんか、こう、色々と「いいの?????」がずーっと続く。これほどまでに本気で見なければいけないアニメは初めてかもしれない。いや、まずこれはアニメか???わからない。なんなんだろう、オタクとして「アニメです」と言っていいのかどうかわからない。しかし自分で「アニメ」と名乗っている。どう見ても偽物っぽいが、しかし「アニメ」を自称している。ばいきんまんの変装を見ている気分だ。アマゾンレビューでも「こんなのアニメだと認められない」と言われていたのが身にしみる。本当にそうだから。

 

あらすじとしては「異世界と現実をつなぐ門があり、その門にはそれぞれ守護者がついている。門の守護者であった主人公の両親が突然失踪し、主人公は両親を捜しに異世界へと足を踏み入れる……」みたいな感じです。

 

アバン、フリーゲームの背景素材がゆーっくりと流れるところからスタート。アニメ……アニメか?とりあえず見て進めていこう。

 

アニメ……?

 

いや、アニメには違いないんだろう。アニメとして地上波で放送され、こうして配信されているということは。一応アニメっていう体でいこう。早くしないと頭がおかしくなりそうだ。

 

どうやら放課後、「書斎」での探し物をするらしい。マジで情報量ゼロの状態でする最初の会話か?これ。移動も横スライドだし。ギリギリ僕もAviUtlで作れそうだ。

一方、異世界っぽいところでは王子っぽい人とその王子の兄っぽい人が追いかけっこをしていた。こういうのに入るの早いって。開始1分半でやることじゃないのよ。

そして何かの光がふぁ〜〜〜っとなり、急にマスコットらしいのが出てきて、オープニング。どうやら王子弟はマスコットらしい動物に変わってしまったらしい。まあ立ち絵は全く動いてないので効果音と演出からそう察せられる。なんでこっちから頑張って察さなきゃいけないんだ。

 

オープニングも一切立ち絵が動かないので、全っっっっっっっ然ワクワクしない。

タイトルが出てきたときも完全に「RPGツクール」が頭に出てきてしまった。絶対エンディングで「魔王魂」の文字が流れてくる。サブタイもなげ〜〜〜。

 

オープニング明け、アバンの三人組がレイカとナツネとスミカというらしい。チームで行動する感じか?三人はクレープ屋さんが並んでるね〜というクソどうでもいい話を延々としていた。日常パートにしても面白くなさがもう既に出ている。

 

さて、レイカの家に帰ってきたところ、預かっている叔父さん叔母さんは「なんだ、まだ諦めてなかったのか。いくら探してもお前の両親は戻ってこないぞ」とマジで冷徹なこと初っ端から言う。開口一番そんなにストレート豪速球しなくてもいいだろ。意味わかんないし。
それに対して叔母さんは庇ったが、「あなたそんな……レイカちゃんは幼い頃の記憶を頼りにしてるのよ……」と意味がわからないことを言っていた。なんなん?どういうこと?レイカちゃんは「父と母は生きていると信じています。あと一歩でわかりそうなんです」と強く言った。だからどういうこと?????どういう事情???

叔父さんは「ナルミヤ家にはもうお前しかいないんだ。そのことを忘れないでくれ」と言って去っていった。どうやらそういう守護者は世襲制らしい。そしてレイカがどうやら危険なことをしているらしいというのは伝わってきた。なにをしてるのかは全く説明してくれないが。なにしてんの?レイカは。

 

さて、書斎にやってきた三人組は本棚をなにやら調べていた。なにがあと一歩なのかもわからない。雲を掴むような感じがずっと続いている。

一体なにを探しているのかもわからないし、「この鏡が邪魔ね……」と言っているが、なにが邪魔なんだ?なにを調べてるの?なんで書斎に鏡が……?疑問は尽きねえから答えてもらわなくていいぜ……(タツ兄)

なにやら変わった鏡を見つけたナツネ、スミカ。なにやら光りだして地響きが起こり始めた。すごい「昔のモバゲー小説」って感じが滲み出てくる。いや、前提の設定がそもそもって話なんですけど。

なにやら煙が立ち込め始めたので、スミカはナツネを突き飛ばした。なんで?なにが起こっている???

僕はなにがなんやらわかっていないが、レイカは怒り、「よくも私の友達を傷つけてくれたわね……」といきなり手を広げ、「雷閃撃!!!」と唱えると、電撃が体を走り出した。

 

すいません、今なにが始まったんですか。

「はあはあ……倒した……?」と言っているが、レイカが「一体なにが起こったんですか?」と聞くと、「私にもわからない……」と答えた。僕もわからない。なにを倒したの?今。

叔父さんが部屋に入ってきて「無事か!?」と来た。そしてレイカを見て「覚醒してしまったのか……」とつぶやいた。なんか、演出とかはあれだけどストーリーはベッタベタかもしれない。僕が一番好きなやつだ。

 

叔父さんは説明のため一旦みんなをリビングに集めた。どうやらスミカは命に別状はないようだが、煙が出てきてなんかに襲われたらしい。すみません、演出の幅がほぼゼロに近いのでなにもわかっていません。

リビングにきたレイカは「ごめんなさい……私のせいで……」と言っているが、みんなはレイカを慰めている。もしかしてこれ「アニメあるあるをとにかくやりたいからやる」っていうアニメ?最高だね。

叔父さんは「実は君の両親は、世界の楔を守るゲートキーパーなんだ」と説明を始めた。すまん、なんて?使命があって受け継ぐはずだった、という話を聞いて「それは……私もゲートキーパーになるはずだった、ということですか?」と聞いた。めちゃくちゃ理解力高いな。なんで素直にゲートキーパーという存在を受け入れてるんだ。

叔父さんの説明によると、この現実とは別のもう一つの平行世界が存在し、8人のゲートキーパーによって守られている世界の楔によってのみ往来が可能となるらしい。そして、レイカの両親は向こうの世界からの強い干渉を受けているらしいことを感知し、既に何人かのゲートキーパーが行方不明になっている事件について調べに行くことになったのだ。

叔父さんの推測によると、レイカの両親は生きているらしい。両親が死んでいるとしたら、世界の楔は崩壊してしまう、つまりこの世界が崩壊しているはずだかららしい。レイカも「ここに書いている通り、世界の崩壊が起こるから……ということですか」と言っているが、それが書いてある肝心の本は画面上に全く登場していない。どこのタイミングで書斎からゲットしたものなのかもわからない。お前は何を指して「これによると……」って参照してるんだ。引用する参考文献はちゃんとタイトルを明記しろ。学校で論文書くとき言われるだろ。

 

ここでCMカット。これでAパートか……肩がこり始めたな……

CM明け、未だ眠っているスミカを家まで運びレイカは旅立ちの決意をしていた。ナツネにも別れを告げ、レイカは家に戻った。

 

ここで急に夢のような世界になり、小さいレイカの声で「待って!行かないで!」と泣いていた。文脈が無さすぎないか?普通こういうのってベッドについてから見るやつだろ。お前スミカの家から帰ってきた直後だろ。

お父さんとお母さんはスーッと光の中に消えていった。よく見ると、お母さんは「死ぬ髪型」をしていた。ダメだ。今すぐ髪型を変えろ。死ぬから。

 

「レイカ……あなたを守るのは、私です」
誰!?!?

 

イカ「誰?どこにいるの?」

僕「誰!?なに!?」

 

わけがわからないまま妖精さんが出現し、「待ってて……!」とだけ言われて消えた。結局誰だあいつ。ちくわ大明神?

 

それからよくわからないカットがたくさん出てきて、ようやくレイカ異世界に行くらしい。書斎で鏡の前に出て「来なさい!私はここよ!」と踏ん張っていると、眩い閃光が部屋を一瞬覆い、なんか黄色いカワウソが出てきた。その場に一緒にいたナツネも「これ魔物では?いや、動物……?あ、カワウソだ!かわい〜。こっちおいで」とめちゃくちゃ呑気な様子。なんだこいつ。一緒に行くフラグか?

 

「やあレイカ、僕はマルク。久しぶりだね」と挨拶してくるカワウソ。お前みたいな黄色いやつ知らないんだが。

「違うよレイカ、僕たち前にも会ったじゃないか。あのときはイカも小さかったし、僕も光の集合体だったけど。長いこと待たせることになっちゃったね、レイカ」とカワウソは説明した。え?

 

お前これ?????

 

はあ〜〜〜……そうなんだ……随分醜い姿になって……

「光の精からこの姿に転生したんだ。今、向こうの世界では闇の勢力が暗躍しているんだ」と知らん世界の説明を続けるカワウソ。
「闇の勢力って、あの黒い腕のことですか?」とナツネが聞くが、僕も黒い腕のことは初耳だ。黒い腕ってどっかで出てきてました?スミカを襲ったやつがそれってこと?おい、今出すなよそういう情報を。

僕が理解をする前に、カットが変わり、マジの手の影が「ウーウー……」といううめき声とともにイメージ映像として出てきた。嘘だろ……安っぽすぎる……!なんで急に三次元の人間の手の影を……!?

 

イカが「さっき、『お迎えに来た』って……」と聞くと、「ああ、待ってね、今ご主人様に変わるから」とカワウソが言った。ちょっと待つと、さっきと口調の変わったカワウソが「失礼したね、レイカさん。僕はウェルシュタイン王国第二王子、ロディエル・クライス」と自己紹介を始めた。「なに???」と思ったが、人格が入れ替わった、という感じらしい。ナツネが説明してくれた。サンキュ。

クライスは魔王に操られた兄の呪いにより、この姿に変えられたらしい。光の精の体を借りているとかではないのか。じゃあどのタイミングでクライスの中に光の精が入ったんだ……?わかんねえ、これからわかるのかもしれないけど。クライスの目的は、打倒魔王なんだそうだ。まあそうだろうな。

 

「はあ、でも私は戦う力なんてないですよ」とやや突き放し気味のレイカ。なんでちょっと冷たいんだよ。

「レイカ、君はゲートキーパーのご両親を探したいんでしょ」と聞くカワウソに、「私の両親を知ってるんですか!?」と詰めるレイカ。直接は会ったことがないらしいが、兄や陛下なら知っているかもしれないらしい。

え?なに?

 

今の一言も喋らないカット必要だった?
なんで今言葉で説明したやつのイメージ画像を見せるの?

なんで今そのカットを見せたのかも教えてくれないまま、光の精マルク&クライスとレイカ異世界に旅立っていくのだった……

そして謎のPVタイム。この映像ではではどうやら世界観の説明をしてくれるらしい。そういうモノローグっぽいのが始まった。エンディングというわけでもなさそうだ。クレジットないし。

 

へ〜〜〜。ヴェルシェンシアっていう神の大陸に蓋の世界があったわけね。はいはいはい。

 

あ、戦争してたのね。二つの大陸が。戦争の理由とかノーヒントだけど。
それで精霊王の力で同じ次元から切り離したわけね。

 

これが本編で出てきてた話ね、大体わかりました。往来する必要もないと思うけど。戦争終わらせるために切り離して終わりでいいだろ。

 

これはどういうこと???

どれとどれの話?????

 

なんて?????

 

ナルミヤ一族、今までも巻き込まれっぱなしだったんだ。可哀想。

 

そしてCパート突入。そんなサービス精神が……

怪しい館の中、あからさまに怪しいヤツらが遠隔でレイカとマルクが旅立つのを見ていた。というか、こいつら両親じゃないか?なんでそんなローブっぽいのを着てるのに真ん中ジッパーなんだよ。オーバーサイズのジップパーカーじゃねーか。

左のやつはさっきの説明パートでも紹介されていた。気がする。なんだったっけお前。

 

そうでした。伝説の魔術師シュラールでした。

 

そして唐突に登場するエロい女魔族っぽい人。

「あの女がシュトロームの……ふふっ、せいぜい私を楽しませてちょうだい。お楽しみはまだこれから……」と笑い、エンディング。終了。

多分シュトロームというのはお母さんかお父さんのどっちかでしょう。あっちの言葉でそう呼ばれてるとかでしょうね。ゴブリンスレイヤーで仲間の冒険者が出来たときに見ました。あれがアニメの中で一番わかりやすい説明でしたね。

 

終わった。なんだったんだ……?とりあえずまとめの感想やっていきましょう。

 

 

まとめの感想

なんだ……?なにを見ていた……?わからないが、なにか衝突事故を起こしてしまったような脱力感を感じる。肩の力が抜けるっていうか。

しかし、三回も繰り返して見ていると、なかなかクソさが際立ってきて面白く感じる。カットの入れ方は気まぐれという感じだし、わざわざ口で説明したことのイメージ映像を数秒入れ、全くそれに触れないという荒技まで披露された。完成された一話だと思う。

そしてこのアニメの製作方法上、このクソさは最後まで薄れるようなことはないだろう。「ありふれた職業で世界最強」は一話の構成こそクソだったが、その後はなんとか盛り返して見事普通のアニメとして終わった。二期もあったし。

しかし、このアニメ(?)はずーっとこの立ち絵で進行していく。つまり、演出の上で努力しようがないのだ。たとえ頑張ったとしても、立ち絵が動かない限り演出の幅には限界がある。クオリティはこれ以上下がることはあっても、上がることはないということだ。なんということだ。最高だ。声優の棒読み具合も、今まで散々クソアニメを見てきた僕からすれば瑣末なことだ。映像のインパクトが強すぎる故に、声優の棒読みなどという問題は小さく感じてしまう。これショック療法かもしれない。

 

クオリティのクソさが保証されている上、ストーリーも王道まっすぐのもので僕好みだ。これから考察するようなことも増えるかもしれない。
だとすると、この感想記事はこれまで以上のテンションで書けるかもしれない。楽しみになってきた。

異世界スマホ二期までなにを見ようかな」と思っていたところにこれだ。僥倖だ。頑張って書くぞ!いくぞ!!!

 

 

 

つづく