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「賢者の孫」最終話を見た感想

おはようございます。僕です。

いよいよ今季の覇権アニメだった賢者の孫も2019/7/7の配信で最終回を迎えました。僕もしばしの休息を得られるというものです。来季も爆弾揃いで嫌ですけど。

さて、早速感想いってみましょう。最終回を迎えての感傷とか一切ないので、特に書く事もないんですよね。なんでだろう。

最終話を見た感想

第一印象は「????????」でした。ただただ頭に疑問符が浮かび、「なんで?」という感想しか口から出て来ない。謎しか出て来ないが、まあとりあえず言えることはアリスちゃんが可愛いということだ。このアニメの真理を最終回で見つけてしまいました。アリスちゃんが可愛いアニメだったんです。アリスちゃんが出てくる前の一話とかはクソです。


アバン、シシリーが救護所の人たちに回復魔法をかけているところからスタート。そこに慌て気味の人妻登場。夫が重症を負っているらしい。人妻は「夫を助けてください!何でもしますから!」と露骨なコメ稼ぎ。たとえ画面が淫夢で埋まってもランキングに乗れれば構わないという鋼鉄の意思を持った動画投稿者のようだ。その覚悟、僕は敬意を表する。

一方、シンはミリアさんの膨大な魔力に気付いた。ミリアさんが騎士をボコっていると、そこにリンちゃんアリスちゃんチームが登場。魔法障壁で魔法を防いでいる間、騎士に「逃げて!」「悪いけど足手まとい!」とぞんざいな扱いをする。魔人が去っても騎士たちの士気ダダ下がりしそうだな。ここでリンちゃんアリスちゃんはカッコよく「アルティメット・マジシャンズ!!」とキメていた。遊戯王でモンスター召喚したときみたいだ。
ここでタイトルロゴ。今回はオープニングカットらしい。どれだけ尺を大切に使うか見ものだ。覇王はサブタイカットしてイチャラブやって帰っていたからな。

さて、ミリアさん相手に善戦する二人。リンちゃんアリスちゃんの攻撃は全く当たっていなかった。スカ。
アリスちゃんがミリアさんが乗っていた時計台を爆破して



「ちょっとやりすぎちゃった?」



ペロッ


僕「許す」

許した。


これがシンだったらめちゃくちゃ言っているところだが、アリスちゃんがやると可愛いのバフ重ねがけなので許した。
しかし敵はやってなかった。「やったか!?」の伏線を回収しつつ前回やっていた「冷静さを欠く」という欠点の回収を見事果たした。やった!!アニメ制作も頑張ってるぞ!!!なんというかレベルはアレだけど、頑張っているぞ!!!

そのまま背中から吹っ飛ばされたアリスちゃん、見事持ちこたえたが、相当なダメージのようだ。一撃の重さがわかる。



がんばれがんばれアリスちゃん!

がんばれがんばれアリスちゃん!

山 田 太 郎


なんとか食いつくもカウンターを受け、地面に伏してしまうアリスちゃん、上からリンちゃんが援護と助けに入ったが、ミリアさんはアリスちゃんを肉の盾にして牽制した。



くそっ!アリスちゃんをよくも!思いっきり見えてるスパッツはともかくとしてなんということを!元気っ子のスパッツ可愛いなぁ……洗濯してあげたい。ちゃんと干してあげるからね……アリスちゃん……。

「戦い方は素人ね……」とあざ笑うミリアさん。何かそういう経験のある職だったのだろうか。そうだったら熱いな。ゾンビ映画でも味方の傭兵とかが終盤敵に回ると厄介ですからね。ここでメッキが剥がれてきた感じがしてよかったですね。所詮学生ですので、力にもの言わせた戦術しかとってこなかったのがわかります。小学生がポケモンにバフ技忘れさせて「だいもんじ」とか「かみなり」とか覚えさせるのと同じ。
シンが元々戦術を教えるような人間じゃないのは知っていたので、ここでボロが出始めたなというところです。ここらへんは後でまとめのところで書いておきます。

その頃ローレンスは魔人に向かって撤退信号を出していた。魔人は従わないかと思ったが、シンの進撃にビビり、従って撤退を始めた。もうどっちが悪役かわからない顔面をしている。お前がラスボスだったら丁度いいのに。



これなんかどっか既視感ありません?なんだ……?異世界……魔王……?ディアヴロさん……?

シンは浮遊魔法で飛び、屋根の上をピョンピョンして逃げていく魔人に対し「逃げられると思うなよ……!」と言い、なんと内閣総辞職ビームを発射した。クソっ!俺が子供の頃想像していた「指先からビーム出して一掃する」をやられてしまったっ……!僕もそういう想像なろうで書いていけばこうしてアニメ化してもらえるんかな。



しかし、撃った城壁にはまだ兵が残っていたので、そこを避けてビームを撃っていたら魔人を少数逃がしてしまった。

シンは追おうとしたが、近くでミリアさんとリンちゃんアリスちゃんチームがまだ戦闘をしていた。まだアリスちゃんは肉の盾になっており、手出しが出来ないまま蹂躙されているというような感じだった。ここでトニーとユーリが救援に入ろうとするが、気取られたミリアさんに反撃を喰らい、ユーリはぶん投げられたアリスと正面衝突し、トニーは一瞬で戦闘不能にされ、ついでにリンちゃんも戦闘不能にされてしまった。すげえ……。



なにがすげぇってここ窓があったと思うのに窓みたいな模様の壁でしたってオチがすげぇ……
普通の人間には思いつけない作画をしている。どうやら賢者の孫制作委員会もだいぶ疲弊しているようだ。休め。こんなアニメ作らされて可哀想。

アリスちゃんがキレて魔法を放とうとするも、ミリアさんの攻撃はトニーに向けられた。庇って魔法を受け止めていたアリスちゃんは魔法で隆起させられた瓦礫に鳩尾を突かれ、「ゴフッ……」悲痛な声と共に戦闘不能に。





ウッ……(射精)



さて、最後は生き残っているユーリかと思いきや、シンがここで登場。やられている仲間たちを見て拳を握るシン。
シンに治癒魔法を受けて意識が回復したリンちゃんが絞り出したような声で「シンくん……あいつ……素人じゃない……」と忠告する。シンは振り返り、「俺もだよ」と返す。うっぜ。
しかし戦い方に関しては幼少期から格闘訓練を受けてきたシンに一日の長がある。確かに素人ではない。

こうして戦闘が始まったが、なかなかいい戦いをしている。シンもミリアさんも余裕を残しており、どちらかが圧倒的優勢というわけでもない。やっとこういう戦闘が孫で見られた。
ここでSクラスのみんなが集まってきたが、ミリアさんにとってはシン以外有象無象だろう。「そろそろ引き時か」と判断したミリアさんはマリアの顔面を掴み、後頭部から地面に叩きつけてそのまま退却を図った。







今回最高かよ……。(射精)

僕が悪役になったらやりたい攻撃の仕方を今回どんどんやってくれて僕は非常に満足だ。追おうとしたシンだったが、ここでローレンスが凍結魔法で氷柱を立てて援護した。そして巨大な爆発魔法がみんなを襲った。事態のヤバさを気取ったシンは「オーグ!!みんなを守れーーーっ!!!」と言い、自身も巨大な魔力障壁を張ってみんなを守った。そして魔力障壁でそのまま爆発を上空へ押し返したが、ミリアさんとローレンスはいなくなっていた。魔人の方が戦術も出来てるし連携も出来ているのでは?

幸いみんなは無事だったが、正直「ここで一人くらい死んでくれたら盛り上がったのにな」と期待してしまっている自分がいる。ここで「一人くらい」の中にアリスちゃんが含まれていたら射精した後ブチギレるだろう。

無事を確認したあと、敵についてあーだーこーだ言っていましたが割愛します。あとで同じ話するので。トールくんが「これだけ被害を出してしまいました……」と言っていたが、どっちかっていうと建物を破壊していたのはお前らの方だと思う。魔人ぶっ飛ばすのにオーバーキルしすぎて建物巻き込んでんじゃねーか。

撤退した魔人側は不満そうな顔で歩いていた。ローレンスは「貴重なコマを失いすぎたっ……!」と後悔していたが、統率とれてない時点でコマもクソもないと思う。上から見ていたシュトローム先生は「帝国を滅ぼししばらく退屈でしたが、シン=ウォルフォードくん。君がいると少しはそれを忘れられそうですね……」とつぶやいた。結局シュトローム先生は参戦しなかったが、まあ戦闘パートは上々だったので満足です。
ここでCMカット。ミリアさんが予想外のいい働きをしてくれましたね。大半が戦闘パートになって最後にクソをぶちこんでくると思っていましたが、予想外に早く戦闘が終わりました。一つ予想が外れてしまいましたか。最悪の方向の外れ方ですね。

CM明け、シシリーのいる救護所に降りてきたオーグとシン。最初に現れ方で魔人を疑われるのが面白いが、オーグが普通に「アルティメットマジシャンズだ」と名乗っているのも面白い。異常とは時間とともに日常に溶け込んでいくものなのだな。
中では戦闘を終えたオリビアとマークも治療にあたっていた。このままでは人出が足りないということで、オーグはみんなを集めてくることに。シンはシシリーの元に行くよう言われた。

シシリーはまだあの重症の人を助けようとしていた。シシリーもかなり体力の限界がきているようだった。ついにシシリーは諦めようとしたが、何かに気付き、服を脱ぎ始めた。なんで……?



凛々しい顔で服を脱ぎ捨てるシシリーに「NARUTOの中忍試験で髪をバッサリ切ったサクラ」を思い出したが、ピンチのレベルが違うので頭から消しておきました。
どうやら付与魔法の自動治癒でなんとかしようとしたらしいが、後ろからシンが自分の上着をかぶせ、「自動治癒では無理だ」と告げた。絶望する一同だったが、結局シンがなんとかしてくれました。まあそうだよね。異世界スマホで学習済みです。パーティに「治癒担当」みたいなのがいても主人公の魔法がそれを凌いでて下位互換にしかならないってやつ。
オーグも陰ながら見ていて「シン……お前は一体どれほどの……やはりかなわんな……」とageを忘れないスタイル。はい。本当にありがとうございました。

治療後、シシリーがシンの裾を掴み、うつむきがちに「シンくんはやっぱりすごいです……私には、とても真似できません……」と言い、頭をシンの背中に預けた。なんだこの体勢。
シシリーは「自分では何も出来ないのが悔しい」と言っていたが、シンが「シシリーが持ちこたえてくれたおかげで助かったんだよ。それに何人もの人を治療したじゃないか」とフォロー。シシリーが「でもっ!」と言うと、シンは「ほら!」とシシリーの視線を横に向けさせた。そこにはシシリーに助けられたたくさんの人たちが感謝を伝えに来ていた。お前らこんな視線の中でイチャイチャしてたんですか……?右端のやつ、やたら瞳が輝いていてやだな。無垢な少年の瞳をすんな。



「助けてくれてありがとう!」「あなたがいなかったら……」「あなたは聖女様だ」「聖女様!」と次々に飛んでくる感謝の言葉。やっぱアクア様じゃねーか!

さて、スイード王国の王室にやってきたシン達は王族と面会していた。握手してたりする謎カットが含まれているが、最終回だ。手抜きくらいさせてやろう。
オーグが今回の襲撃に関して不可解な点をいくつか挙げていった。「魔人はきたのに、なぜ帝国を襲った時と同じように魔物がこなかったのか」「シュトロームはなぜ魔人を送ってきたのか意図が読めない」という点。「意味なく魔人を送ってきたのか」という物言いにちょっとひっかかったが、まあいい。意図が読めないことを「意味がない」と言ってしまうのは普通の人間にもよくある事象だ。

ここでオーグは背筋を伸ばし、「スイード王。各国で連合を組み、共同戦線を張りたいと考えています。ご賛同願えませんか」と提案した。納得出来るが、それは独断ではないだろうなオーグ氏。独断だったら越権行為も甚だしいところだが、ちゃんとお父さんの許可はとっているんだろうね。
イード王も「今回は一国で抱えるには重すぎる案件」と考え、一応協議するということだ。

Sクラスのみんなで集まり、シンが「ちゃんと考えるんだな」と言ったあたりで「あっ、許可とってねえのかな」という考えが濃厚になってきた。どういうことだよ。
ここでシンが急に懺悔を始めた。前回のコメント欄でも指摘されてた「ゲートで行ってりゃ早かったんじゃない?」という問題だ。

マリアが「でも一度行った場所にしか行けないじゃん」と言うと、それに返すようにシンは提案があるようだった。オーグも偶然同じことを考えていたらしい。




シン・オーグ「「一緒に世界を回ろう!」」

僕「そうきたか〜〜〜〜〜」


僕は平坦な声で叫び、死んだ魚の目をして聞いていたが、めちゃくちゃシンプルな解決方法だった。しかし、これでいろんな場所を旅して物語を広げることが出来る。他の人の頭の中覗いて行けるようになる異世界スマホはえらい違いだ。ずっと自国にいる主人公とは格が違うということか。

さて、ゲートで城に戻ったシンたちは既に歓迎ムードだった。アルティメットマジシャンズがそこら中で叫ばれ、シンは苦悶していた。だったらそんなクソな名前つけんなって。

そして久しぶりに見たような顔のエリーとメイだ。ガチで名前を忘れていて自分の過去の記事を遡ってしまった。オーグは「お前たちがくるところではない!」と怒っていたが、ディスおじさんの許可で来たようだ。こいつなんでも許可してくれそうだな。エリーの乳でなんかギャグパートをやっていたが、そんなに面白くなかったので割愛。

オーグはスイード王国との協定についての話をディスおじさんに振った。ディスおじさんも「そうか、協力的か……」と納得していたし、やはり魔人討伐に出発する前に何か言付けされていたのか……?

オーグは「交渉は私に一任してほしい」と提言した。自分は立場的に交渉の席につきやすいことがアピールポイントだが、ついさっき皇太子になった程度の人間がまともに交渉出来るかといったらまた別の問題だろう。面接だったら必ず突っ込まれているところだ。しかしここは甘々なディスおじさんだったので「頼めるか」と二つ返事で返した。早。

この旅にはマーリンとメリダも納得しており、背中を押してくれた。なぜかエリーとメイも来ることになった。ここも正直「は?」と思ったし、オーグの「遊びじゃないんだぞ!」も納得した。合宿とは危険度のレベルが違う。外国に行くにはマジに注意をしなければならないのだ。が、シンたちが「また長い間ほっとくのかー?」と煽り、なぜか納得してついて行かせるオーグ。「護衛も自分たちがいれば大丈夫っしょ!」と自信満々なところがフラグっぽい。仮に世界に出るのに傲慢がすぎるだろ。ミリアさんにボコボコにされたの忘れたの……?
まあ仕方がない。納得するしかないだろう。だって最終回だし。

一方、シュトローム先生の魔人側では、勝手に戦争を起こした魔人幹部三人が息を飲んでシュトローム先生と向かっているところだった。
シュトローム先生は満更でもないように「欲をいえば、もうちょっと盛り上がってほしかったですけどね……」と言って目を光らせた。シンを警戒する一方、シュトローム先生は気になることを言った。
「ところでミリアさん。例の実験はどうです?」と聞くと、ミリアさんは頬を少し赤らめ、腹をさすりながら「まだはっきりとは……もう少し検証する必要があるかと……」と言っていた。おい。まさか。え?そんなことある?マジ?熱くなってきたな。股間が。「我々の未来が決まるのですから……」と言っているあたり、マジで想像通りなのかもしれない。考察の部分に書いておきましょう。

舞台は戻ってきてアールスハイド。これからいよいよ出発というところだろう。シンがみんなに浮遊魔法をかけ、飛んで出発。マーリンやメリダ、ディスおじさんとかみんなで見送っていた。と、ここでエンディングが流れ始める。「最終回にエンディングをバックに話が進む」というのは王道だが、なぜか全く熱くならない。なんでだろう。「さあいくぞー!」となって、またハリーポッターで見たような構図になり、



このエンディングである。普通だったら左側の映像で思い出ボムを食らいつつ泣いてしまう図だ。僕はこの図を「けものフレンズ」の最終回にやられてボロ泣きしながら蹲っていたのをよく覚えている。あれはズルい。

まあとにかくエンディングだ。尺的にまだCパートがあるっぽいが、このエンディングを見ていると数々のツッコミどころを思い出してほっこりしてしまう。やはりこの「振り返りつつエンドロールを流してエンディング」の図は何かの効果があるのかもしれない。思い出がブロマガ関連しかないって嫌だな。


さて、Cパート。
マーリンとメリダは誰もいなくなった屋敷で二人、お茶を飲んでいた。久しぶりに二人になったのも久しぶりということで、なんか妙によそよそしくなる二人。こういう図が僕は好きだ。
しかしその直後、ゲートが開き、旅に出ていたみんなが帰ってきた。怒れるマリアの言うことから、どうやら宿がとれなくてここで寝ることになるみたいだ。結局合宿と変わらないじゃん。あの城での盛大な見送り式はなんだったんだよ。そしてメリダが「あんたたち!静かにおしっ!!」と一喝し、終了。昭和かよ。

なるほど。はい。まとめの感想いきましょう。

まとめの感想と考察
はい。皆さん最終話いかがでしたでしょうか。僕は前半満足、後半死んだ魚の目で見ていました。

最後はキッチリ昭和っぽくオトしてくれて僕は満足です。多分皆さんは不満でしょうけど。
最終話は全体として六割いい感じに出来たんじゃないでしょうか。戦闘シーンがマックスでした。個人的に今回の戦闘シーンは見ていて面白かったですし、Sクラスのみんなに関しては「所詮学生、これから戦術というものを学んでいける伸び代なんだなぁ」と感じました。その後シンがきて全部ぶっ壊して「やっぱりシンさんすげぇや!一生ついていきまっせ!」という感じになったのが非常に不満です。オーグもお前なんだよ。「敵わんな」じゃねえよ。そう言うならどっかで張り合う感じ出してくれ。
しかし、今回の「戦い方は素人ね……」となるのも仕方ないんじゃないでしょうか。シンは今まで強大な力で問答無用で叩き潰していましたし、今まで対峙してきた敵とも特に戦術を立てる様子もなく、相手がどう出るかだけを見てその場その場で切り返し、対応してきただけではないでしょうか。だから魔人が逃げているときに城壁に人がいることも考慮せずゴジラみたいなビームぶっかまして結果避けて逃げられるハメになるんじゃない?
そんなシンに「魔法の使い方」だけを習ってきたSクラスのみんながシンのような戦い方になり、結果対人戦闘のセオリーを知らないまま玄人相手に苦戦し、敗北するハメになったのは当然ではないかと思います。シンと同じ戦い方をするのに実力が足らなすぎたといったところでしょうか。
シンは当然対人戦闘のスキルはあるでしょうが、ミリアさんのような戦い方を一切しないのが見られます。シンは相手の対人戦術を上回るレベルの「力」で相手を潰そうとしていたので成立したんでしょうが、練度が足りず、ついでに対人戦術についても知らないSクラスのみんなが敗北したのは当然とも言えることでしょう。さっき「ここが成長の第一歩であり伸び代なのかな」と思いましたが、よくよく思い出したらシンたち世界を飛び回ることになったので多分指南役が不在で成長は無理そうですね。残念でした。

で、裏で盾がスッキリサッパリ物語を〆ているというのに、この落差はなんなんでしょうか。飲んでいるウォッカの味が変わるのはすごいですね。やはりいいアニメとクソアニメを見ているときで酒の味は変わることが実証されました。皆さんもよろしければ酒を飲みながらクソアニメをご覧になってはいかがでしょうか。僕は週末孫を見ながら酒を飲んで一日過ごしていたら友達のグループLINEで色んな遊びをやっている写真の報告を見て死んでしまったので、今後はLINEを開かないで週末酒を飲みながらクソアニメを見ようと思います。


さて、考察ですが、シュトローム先生の言っていた「実験」の内容です。
おそらく、いや確実に「魔人でも子作りが出来るのか」の実験をしていたんじゃないでしょうか。だったらゼストの言う「我々の未来にかかる問題」という発言も納得がいきます。子孫が繁栄出来なくては魔人になった時点で未来は無く、自分が末代ということになります。シュトローム先生のことを考えると哀しい運命ですね。もしもこれで本当に「魔人になったら子供が作れない」ということになったら、シュトローム先生はまさしく「その一生を懸けて帝国へ復讐をした」ということになるんです。これだけで一本小説が書けそうですけど、残念ながら帝国への復讐は完了してしまったのでこの続きはありません。終わり。なんてもったいないんだ。
というか、「魔人になったら子供が出来ない」となったら魔人たちが国を支配したとしてもマジで未来なさそうですね。自滅して結果ただ国が一つ滅んだだけってなったらそれどんなイソップだよ。教訓になるクソアニメ童話か?


さて、ついに賢者の孫も最終話を迎えましたが、12話を通して僕が感じたのは「予想外に薄味だったな」ということです。一話ぶっ通しでキッツい回もそんなに無く、シンをわっしょいするのも少なく感じられました。覇王に比べたら全然問題ありません。僕は孫を見ているとき、一度も一時停止ボタンは押さなかったし一度も画面から目線を外すことはありませんでした。覇王は何回も停止してたし、何回も頭を抱えていた。あのときのようなドス黒い感情が湧いてくることが一切なかった。

総評として賢者の孫は、「クソアニメであることに間違いはないが、クソアニメとしても中途半端な薄味のカルピス」です。
人を絶望させ、吐瀉物を床に撒き散らし、「もうこれ以上喋るな」と言わせるレベルになったら僕は満足できるかもしれませんが、制作委員会さんが頑張ってくれたおかげで演出やアニオリ部分の脚本などで満足出来る部分ができてしまって少し残念でもあります。やってくれるなら突き抜けてくれた方がいい。
多分僕が狂ってるんで、僕の総評は気にしなくていいです。皆さんが正しい。皆さんが正義。皆さんが感じたことを大事にしてください。


さて、いよいよ夏アニメもきてなろう系は5作と発覚しましたね。なろう系が5作……くるぞ!遊馬!
次のクールまで少し時間があるので、息抜きに普通のネタ記事も投稿したいと思っています。そのときはまたよろしくお願いしますね。
次期のアニメはとりあえず全部一話を見てから感想を書くか決めるんですが、クソアニメは一話を見ると大体「あ、これはクソアニメだな」と直感でわかるので、それを感じたものの感想を書こうと思っています。もしかしたら今度こそマジに「1クール2作同時進行」があり得るかもしれません。そのときは更新が遅れても許してください。お願いします。この感想系の記事一本書くのに四、五時間かかるんです。それも考慮してもらって寛大になってください。よろしくお願いします。

ではまた次の記事でお会いしましょう。ここまで読んで頂き、ありがとうございました。






おわり