留守伝票

一番好きなアイス→ディッピンドッツ

「ありふれた職業で世界最強」一話を見た感想

おはようございます。僕です。

最近全く晴れずに洗濯物がたまり、レタスが日照不足で高くなり、そしてクソアニメが始まる。なんて嫌な奇跡でしょうか。前期からろくに心が休まらないままTwitterで「今季の◯◯ヤバいですよ!」とか「◯◯こういう感じでした」とか「直径6センチの円形の最中8個入りが260円って高い?」とかそういう話がマシュマロで投げられ続け、プレッシャーがすごいです。助けてくれ。あと最中はそれ最高に安いから買っとけ。

最初に

しかし、実際今季の作品を見てみるとそんなにという感じですね。多分僕がおかしいと思うんで皆さんは皆さんの感想を大事にしてほしいと思いますが。マシュマロにも「どうでした?」ってきてたし、コメント欄で他のアニメの話されるのも嫌なのでコメント欄で感想を聞かれるであろうアニメの感想を先に書いておきます。これがコメント潰しです。

魔王様、リトライ!→普通に面白いと思いながら見られる。ギャグは若干サムいところがあるけど、そこまで気にならない。設定の隠し方や伏線の張り方で今後の予想がある程度自由に出来るところが評価高い。僕がメカクレが死ぬほど好きなのもあるけど、これは普通に楽しみながら視聴を続けたい。

通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?→お母さんが可愛くて好き。息子もリアルな反抗期って感じがして良い。ただ、お母さんの対応の甘さが僕の母と似ているところがあってある意味キツい。アニメ見てるときまでお母さん意識したくない。授業参観と同じ気恥ずかしさを感じる。でも見る。面白いから。普通にテンポもいいし。

異世界チート魔術師→うん。特に言うことはない。デスマより若干味が濃いだけのうっっっっっっすいカルピス。割合は100:1くらい。感想書くほど突っ込みどころがあるってわけじゃないし、展開が理不尽なわけでもない。ちゃんと情景描写や設定が見えて「なぜ転移したか」がうっすら予想がつくので優しい。

これくらいでしょうか。他のアニメの感想などは僕のマシュマロにでも投げてください。Twitterで答えます。
「うちの娘」は配信がU-NEXTしかやってない上、放送時間が23:30〜と、僕の寝る時間の1時間半後だったので見てません。「娘ハメ太郎」とか言われてるから同人誌は期待してる。どっかで新しく配信が始まったら教えてください。


それでは感想の方いってみましょう。今季も頑張っていきます。

一話を見た感想

まず、第一印象は「なんで???」の連続で、疑問符を一つ一つ処理していたら再生時間が終わっていました。どういうことだよ。
時系列順に話が始まらないし、これが一話って視聴者を振るいにかけるにもほどがあるなって思いました。パン系の工場の第一工程かよ。


アバン、岩っぽい背景からなんかの走馬灯が見えているような演出だが、全くわからない。ここはわからなくていい。まだ開始20秒だし。主人公の男が落ちていくような感じでオープニング入り。オープニングを見ているとなんとなく不安になってくる。なにがと言うと「覇王」を思い出すからだ。召喚シーンをちゃんとオープニングで描いているとなると、本編で全く触れられない可能性がある。オープニング映像で説明を省略すんなって。

オープニング明け、「僕は死んだのか……?」からスタート。いいよ。そういうスタートの切り方僕は好き。生死の境を彷徨ってるスタートからの名作は多いからね。そして死にかけのところを誰かに助けてもらって冒険が始まっ

と思っていましたが、普通に「早く地上に戻らなきゃ。上に続く階段を探そう」と元気そうでした。僕の期待しているスタートと違う。
主人公の男は洞窟を探索していたが、途中でうさぎを見つけた。「どういうことだ?階層が深くなるほど魔物は強くなるはずだけど……」と豪快な独り言を垂れながら見ていると、そのうさぎに二匹の魔物が襲い掛かったが、瞬殺された。うさぎはめちゃくちゃ強かった。

こっちに気付いたうさぎは主人公にブリーチの瞬歩で近づいてきて蹴り飛ばしてきたが、上を見上げて停止した。めちゃくちゃデカいクマっぽい魔物が見ていたのだ。即座にうさぎは逃げたが、クマが爪を光らせて腕を一振りすると、ポケモンのルビーサファイヤの「はっぱカッター」みたいな軌道を描いて斬撃が飛ばされた。その一つに当たり、うさぎの首はすっ飛んだ。異次元の弱肉強食かよ。
クマはうさぎをボリボリ食べていると、主人公はめちゃくちゃ絶望していた。「これからああなる」という像を見せられているようなものだ。主人公は逃げ出したが、クマの斬撃がまたもや炸裂し、主人公の左腕が吹っ飛ばされた。いきなり?

なぜか腕を飛ばされて吐血している主人公。多分肺かなんかが左腕にある人だったんだろう。追いついてきたクマが左腕を拾い上げて食べてしまうと、主人公は絶望しながら「僕の腕を食べてるぅぅぅぅぅぅ!!!!!!」とめちゃくちゃデカい声で事実確認をした。そういうエグいコント?ツッコミ?声の張り方は完全に陣内智則だったけど。

主人公は「錬成!」と唱えると後ろの岩を削り、目の前に壁を作った。とにかくそれを繰り返し、後ろへ後ろへと下がっていく主人公。クマは一撃で壁を破壊しながら主人公に迫る。めちゃくちゃ緊迫感があるはずなのに、俯瞰で見ているからか全然緊張感がない。なんでだろう。僕も演出の勉強とかしてみようかな。

岩の奥まで進み、クマは諦めて帰って行ったが、主人公の体力は限界に近かった。
しかし、掘り進んだ先で偶然目の前にあったのは「神結晶」という魔力が長い時をかけて結晶化した幻の結晶だった。飽和状態になった魔力は液体として流れ出し、めちゃくちゃすごいポーションになるらしい。
そして急に時間は十日前に。なんで???

主人公は南雲ハジメという名前らしい。開始6分でようやく名前が開示されるとは、またもや覇王の影が脳裏をよぎった。トラウマ?
ハジメは本を読みながら「知識だけでも役に立ちたいと思って図書館に来てみたけど……結局戦闘出来なきゃここから出ることも、生き抜くことすらできないんだ……」という一人語りとともに背景に流れる「ダメなやつっぽい回想」。ダメなやつっぽいっていうか、いじめられてない?足蹴にされてんじゃん。中学時代の僕かよ。

ここで現在に戻ってきた。「あんなの無理だよ……ベヒモスより強いじゃないか……大迷宮なんか来なきゃよかった……誰か助けて……」とハジメが泣きそうになって、時間は七日前に。なんで?????

なんか大迷宮の入り口にきて、入って20階層目のところで魔物と戦ってるハジメがよわよわっぽいアピール。お疲れ様です。ヒロインっぽい人もここで登場。「この人だな」ってわかりやすくていいな〜。結局別の爽やかキャラが助けてくれたが、急に説教を挟んできて嫌だな。
と、ここで魔物を倒したついでに見つけたグランツ鉱石という珍しい鉱石を発見。いかにもゲス顔のやつが欲をかいて回収しようとしたところ、急に光り出し、魔法陣とともにどこかに飛ばされた。なんていうわかりやすいトラップなんだ……!

飛ばされた先は迷宮のさらに深い階層らしかった。一気に65階層まで飛ばされた上、スケルトンの大群や確実にボスっぽいデカいモンスターのベヒモスも出てきた。モンスターハウスかよ。
ケルトンはまだギリ勝てる程度の強さっぽいが、それだと確実にベヒモスには勝てなさそうだ。引率役の騎士の人が「お前らを死なせるわけにはいかん!!早く逃げろ!!」と言い、呪文を唱えてバリアを張った。こういう球形のバリアを張るの、夢なんですよね。
しかしベヒモスは余裕でバリアを破っていった。小学生が張ったバリアをやすやすと破るのと似ていますね。無情。
ここでハジメが錬成を使って壁を作り、時間を稼いでいた。ハジメの「早く逃げてください!」という言葉を引率の騎士は了承すると、ヒロインっぽい子を抱えて逃げた。壁はすぐに壊されてしまったが、ハジメ以外は全員安全圏までいくことが出来たようだ。

ここで現在に戻ってきた。強烈な痛みで「いっそ死にたい」「でも死にたくない」という極限状態に陥っていた。でもなんか声優さんの演技のせいかわからないが、自分の中にもう一人の人格が現れて自殺を促しているようにしか見えない。精神支配みたいな感じだ。
「誰だ……!誰のせいでこうなったんだ……!!」という責任のやり場を探し出し、再び時間はベヒモスと戦っているところに。

引率の騎士と他の人たちは約束通り頑張って援護をしてくれていた。が、なぜか援護攻撃がハジメにも当たった。攻撃の軌道を見る限り意図的に狙わないと無理だ。「な、なんで僕にっ……ぐわぁぁぁぁ!!」というところでCMカット。アイキャッチとして設定資料をそのまま垂れながすとは恐れ入った。他にそんなアニメあります?覇王はキャラの説明を3秒のCMカットに全投げしてたけど。

CM明け、「どうしてこんな目に遭わなきゃいけないんだ……!」という言葉とともにまた回想へ。どうやら援護攻撃のおかげでベヒモスは倒したっぽいが、倒れると同時に下の橋が崩れ、ハジメは最下層に落とされたらしい。

ここでさらに時は遡り9日前に。回想に回想重ねるなって。白崎さんというさっきのヒロインっぽい子がハジメに「迷宮の訓練に行かないでほしい」と頼んでいるところだった。嫌な夢を見たそうだ。アニメにおいての「嫌な夢」はほぼ確実に正夢になるので、ゲームだったらここらへんがセーブポイントになるでしょう。分岐あるだろうし。

ハジメは「なら、僕を守ってくれないかな」と頼んだ。喋ってる最中にさらっとタイトル回収していたが、そこはスルーしてて大丈夫そう。ヒロインっぽい子も「必ず守るよ……!」と約束したが、現在に戻ってきて「結局誰も助けてくれない……」「僕が何をした、なんでこんな目に遭ってる」と自問し始めた。演出のせいかわからないが、逆恨みにしか見えなくて困惑する。

最終的にハジメは「何を望んでる……家に帰ること。そうだ……それを邪魔する者はすべて敵……!」と急に過激派のインターネットユーザーみたいなことを言い出した。怖。
イキイキとしだしたハジメは腹を満たすため、魔物でもなんでも食らう覚悟が出来た。早速罠を作って魔物を狩り始めたが、キレ方が「いじめられてる最中限界がきて自暴自棄で暴れ出す子供」みたいで見てて痛々しい。辛くなってくる。キツいとかじゃなく、共感出来るからこそ辛くなってくる。いたなぁこういう人。

早速肉を食べ始めたが、「想像を超える不味さだな……」とレビューサイトのタイトルだったら絶対星1がついてるコメントをする。次の瞬間、ハジメはいきなり苦しみだした。「何かが俺を侵食しているっ……!」と全部説明してくれてありがたいが、めっちゃ冷静だな。めちゃくちゃ苦しんでいるけど、なんか笑えてくるのが不思議だ。人間の笑いとはかくも不思議なものですね。

どうやら魔物の肉を食うと死ぬらしいですけど、神水を飲みまくってなんとか生きながらえているらしい。ハジメはみるみるうちに髪が白くなり、細胞とかDNAにはトゲが生えまくっていってる。なんかこのすばでスキル取得したときに見たな。

目が覚めると痛みはもうなくなっていた。ハジメは「ステータスプレート」っていうステータスを確認出来るスマホみたいな板を取り出し、確認した。
ハジメのレベルは8になっていたが、ステータスは軒並み300くらいになっていた。さっきのと回想だとレベル2の時点でステータスはオール13だったのにどんな上がり方してんだよ。20くらいいったらもうカンストじゃないですか?やはりふしぎなアメでレベルを上げるのとコツコツ野生のポケモン倒してレベルを上げるのとではステータスの上がり方が違うってことでしょうか。

手に入れたスキルをいろいろと試すハジメ。どうやら魔物を食うとその魔物の特性が得られるようだ。これだけでいろいろな作品が頭をよぎるが、まあコピー能力は昔から使われてきたし気にすることはないでしょう。さらになぜか鉱物のことが手に取るようにわかるらしいので、武器も作るらしいです。

で、鉱物やら火薬の代わりになる石を見つけたりで出来た武器とは!?!?!?!?


マジかよ。

なろうの主人公ってもしかして「銃を自作するノルマ」があるんですか?設計図とかあるあたり異世界スマホより丁寧だけど元学生が作ってるってところは変わらなくない?ブリュンヒルド
コメント欄で見ましたが、錬成魔法で成形しているので製造は簡単らしいです。この世界怖。

どうやら銃口に電気の魔法をかけて加速させているらしいが、じゃあ火薬なんで詰めたんでしょうか。いらなくない?でもここで兵器オタクが突っ込んで長話しても絶対面白くないし、もう異世界スマホで十分そういうことやってしまったのでこれ以上は書かないようにします。アニメ感想の合間に銃の構造の話とかされても面白くないでしょ。

でも少なくともブリュンヒルドより発射するときのアニメーションがかっこよかったのでちょっとニコニコしてしまいました。試射としてあのめちゃ強いうさぎを撃ちましたが、見事ヘッショを決めてうさぎを爆散させました。もしかしてあの火薬ってそういう用途で使用してたんでしょうか。
発射の際の加速のためではなく、戦車の砲弾の一種である炸裂弾とか榴弾みたいに「発射した先で爆発する」という弾を作りたかったんでしょうか。だとしたらなかなか素晴らしいですね。元々銃の弾丸にはホローポイント弾に少量の火薬を詰めた「エクスプローダー」という炸裂弾があったんですが、製造のコスパが見合わないとして現在は製造されていないんですよね。でもここ異世界だし、天然でそういう鉱石が溢れ、魔法で加工出来る世界なら、それを主戦力にして戦うことも可能でしょう。急に夢が溢れてきた。やはりこういうのはロマンを求めないといけない。

ハジメは「相棒に名前をつけてやらないとな……」とつぶやいた。ブリュンヒルド!!!!!!いや、ちゅんちゅん丸!!!!!!!!!!!!!!

ハジメ「そう……こいつの名は……ドンナーだ!!」

僕「斜め上のネーミングセンス」


ドンナー……ドンナーか……新しいプリキュアの敵の名前?ザケンナーとかそういう系統?

肉を食ったハジメはステータスを確認した。まあ上がってるは上がってるんだが、なんか上がり方がしょっぱい。レベル12なのに。やはりレベルが上がるごとに経験値はたまりにくくなっていくし、ステータスも上がりにくくなるということか。ポケモンで大体理解出来るのすごいな。

新しく手に入れた力で、あのクマに復讐をしにいくらしい。



この世界の魔物、デザインがエグくてなかなか好きだな。「強そう感」がある。なろう系アニメはなぜか魔物が弱そうにデザインされてて落ち込んでしまうが、ありふれは普通にキモいし強そうなので安心して見られる。

ハジメは戦闘を開始した。ただ一方的にやるのではなくちゃんと敵の攻撃を受けた上で反撃しているだけでなんか安心出来る。僕が毒されすぎたのか。描写されていなかったが閃光弾まで作っていたようだ。さらに反撃してクマの腕を吹っ飛ばし、食らいつくという意趣返し。そういう演出が大好きだ。

そして最後の一発はクマの眉間にぬるっと入り、眼光が消えた。シュール。CGアニメーションの練習として作られた映像かよ。あと弾は着弾した後全然炸裂しなかったので、普通にフルメタルジャケット弾とかそこらへんじゃないでしょうか。
そして再度「必ず帰る……邪魔する奴は殺す」と覚悟を決めた。「家に帰る」と決めて殺生の覚悟するの、ちょっと面白いな。僕も終電逃した後に徒歩で3時間くらい歩いた時同じ思いをしたことがある。

場面は変わり、迷宮のどっかに。明らかに誰かが作ったであろう階段と、封印されてるっぽい少女。キービジュアルに出てきた正規ヒロイン枠の子だろう。ここでエンディング。終了。


さて、まとめの感想いきましょうか。いろいろと言いたいこともありますし。

まとめの感想

一話目だというのに説明もクソもないの、マジで「クソアニメの定説」と言っていいんじゃないでしょうか。
最初にいろいろ説明してくれるだけ優しかったと思うのは僕がおかしくなっているのか、この世界が厳しくなっているのかどっちなんでしょうね。
まあもう「異世界転移もので転移するところからやってないアニメってなんなんだよ」って話はやめときましょう。もう今まで散々言ってきましたし、多分これからもアニメの感想書いてて言うことになるので、今後はもう言いません。「異世界転移もので転移するところからやってないアニメってなんなんだよ」って一生分言ったわ。

成り上がりものとしてもなんというか中途半端な感じがしましたね。盾は最初から差別されているところが48分かけて描写され、裏切られるところまで感情移入がスムーズに出来ました。「意図が視聴者にわかりやすく伝えられている」っていうのが大事だったんですね。
一方ありふれは主人公の感情の流れが全て回想によって補完されており、主人公の感情に視聴者が入り込む隙もないまま急にキレだし、急に「邪魔する者は全て殺す……」と言いだしたので、あそこで一気に視聴者が置いてけぼりになった感じがしましたね。それから急にキャラが変わり、「もはや何かに支配されてないか?」と思ったほどでした。そこの一つ一つに疑問を感じ、考えていたらいつの間にか終わっていた、という感じでしょうか。

こういった成り上がりものに必要なのは「視聴者の納得」と「主人公の頑張り」でしょうか。「こんなことされたらキレるし、信用できなくなるよな」と視聴者が納得し、その上で主人公が努力してみんなを見返すところが爽快になっていくはずです。そこが欠けているありふれは「見ていてただただ困惑するだけのアニメ」になってしまったんでしょう。これはシリーズ構成が悪いですねえ……。


さて、まさに第1話で「奈落の底の化け物」を見せられていたわけですが、キツさで言ったら中の上といったところでしょうか。「まあまあ辛いけど、見ていられないほどじゃない」という感じです。多分主人公以外の登場人物には共感出来るタイプのアニメ。

リアルでいろいろと忙しくて今季は更新が遅れると思いますが、何卒よろしくお願いします。久しぶりに記事を書いたらめちゃくちゃ疲れてしまいました。よければ今季もこの地獄旅行にお付き合いください。




つづく