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「ありふれた職業で世界最強」二話を見た感想

おはようございます。僕です。

前回は意味不明な状態のまま物語が進んでいき、脳のCPUが暴走し処理落ちしていたところで再生が終わって脳が復旧しましたが、コメントによると今回からはちゃんとした構成になっているそうなので、期待して見ていこうと思います。
今季は他の用事でいろいろと作業が多いので記事の更新が遅れ気味になってしまいそうですが、なんとか時間見つけて書いていきたいと思っているので、よろしくお願いします。いつかちゃんと追いついて週間更新くらいになったらなと考えています。デスマのときと同じこと言ってますね。でも今回はまだ序盤なのでなんとか間に合わせます。大丈夫です。

前回も結構遅れた更新にも関わらず、多くのコメントありがとうございました。コメント欄で「もしコミケ参加なされるなら来てください」とのコメントをいただいたんですが、コミケ二日目まで完全に仕事なので行けないことが発覚してしまいました。ご丁寧にスペース番号まで書いてくださったのに申し訳ありません。仕事の僕の代わりに皆さんに行って欲しいので、ここで宣伝しておきます。1日目南ウ-05bにて異世界スマホのペーパーの無料配布をやっているそうです。マジで内容が気になるな。 皆さんよろしくお願いします。



それでは感想いってみましょう。

二話を見た感想

さて、前回はどう要約したらいいかわからないほど複雑な作りで、とりあえずハジメが「家に帰る。邪魔する奴は殺す」と覚悟をしたところで終わっていましたね。 

アバン、ハジメが前回倒したクマ、ツメグマを食っているところからスタート。どうやらツメグマを食い続けてレベルを上げていたらしいが、ツメグマで上がるレベルの限界がきたそうだ。
いつの間にか第1階層にきていたが、これ数が進んだら下に降りるのか上に上がるのかわからない。とりあえず第2階層にきたハジメはトカゲと戦い、肉を得ていた。ここでオープニング。初見の敵にはちゃんとダメージを受けているところは好感が持てる。最近初見の敵をコミカルにぶっ倒してスゲーって言われるものばっか見てきたから……。

オープニング曲は単体で聞くと結構な良曲だ。オープニング映像が与える印象というものはこれほど大きいものなのか。オープニングオシャレでいいなぁ……。

さてオープニング明け、ハジメはダイジェストで敵を倒しながら44階層まで到達していた。敵ごとに弱点や特性が記されている石板を作っていて、「攻略をちゃんとしているんだな」という印象が持てる。今ちょっとずつ印象の良さのレベルが上がっていってる。今までこういうことしてくれる主人公あんまいなかったから。なんかDVを受けてきた女が急に他の人に優しくされたときみたいな感じになってるな。

場面は変わって王宮に。迷宮で起こったことを王様に報告しているところだった。
「神の使者たる勇者に死人が出たとなると、国民に不安が広まりますぞ」と忠告を受けた王は、このことを内密にするよう言った。神の使徒……?それが召喚された理由でしょうか。十中八九そうでしょう。なんで視聴者側が推理しなきゃいけないんですか。

勇者と呼ばれた少年たちの中にいたポニーテールの少女が、あのときの回想を入れてきた。まあ前回死ぬほど回想見たので割愛しますが。
そのポニーテール少女はベッドの上で眠るあのヒロインっぽい子の寝顔を見ながら不安そうにしていた。そして再び回想へ。このアニメ回想多いな。カウントしてやろうかな。校長先生の「あー」を数えていたのを思い出す。

ここで前回死ぬほど見た回想をさらにもう一回やってきた。前回と違うのは、最後ヒロインっぽい子がハジメを泣きながら追おうとしていたところを引率の騎士っぽい人にぶん殴られて気絶させられ、運ばれていたらしいというところです。なんて尺調整の仕方が雑なんだ。銀魂みたいなギャグだったらぶっちゃけて「回想シーンを入れることで尺調整を行う」と宣言出来たのに。

そんなポニーテール少女は自主練として中庭っぽいところで素振りをしていた。素振りの仕方は剣道だが、元剣道部の僕は若干素振りの仕方についてイラッとしていた。振り下ろすとき背筋曲げるな。でもポニーテールだし見た目はめちゃんこ好みなのでこの子は少し優遇していこうかな。
少女は素振りをしながら回想を始めた。説明パートですね。

教会みたいなところで教皇が「ようこそトータスへ。勇者殿。そして御同朋の皆様。歓迎いたしますぞ」と言った。
そこから説明が入り始めた。長ったらしいので要約すると、「昔は人間と亜人と魔人がいて、人間と魔人は戦争ずっとしてたんだけど、魔人が魔物を操るようになってから人間押されっぱなしでこのままだと全滅するから神であるエヒトは強い力を持った人間を召喚した」というのが転移の経緯らしい。ここで天之川くんは「すべてを救うために戦う!」とディケイドの逆みたいなことを言って戦う意思を示した。しかし引率の先生は反対していた。先生可愛っ。先生が反対して説得をしている間、みんなシカトして「俺も乗ったぜ!お前一人じゃ心配だしな」「私も」とどんどん賛同される。気持ちいい人生歩みそうだな。

少女の回想が終わり、素振りしていた木刀を上にぶん投げたかと思うと抜刀して粉々にした。なぜ……。
そこに「大丈夫だ……絶対バレやしない……誰も見てやしないさ……俺はうまくやったはずだ……」と怪しさオンパレードな独り言を漏らすカスの檜山。ハジメをめちゃくちゃイジメてたやつだ。そして少女は八重樫というらしい。ここで名前開示かよ。八重樫の獲物にビビる檜山は怪しさがすごかった。

八重樫はその挙動を不審に思い、思考に耽り始めた。「檜山は南雲をよくイジメていた。こっちにきてからも。それを庇っていたのは香だった。檜山は香のことを……?」とここで奈落に落ちていくハジメの回想。結論を出したっぽいが、「……まさかね」と自分で否定した。大体合ってるパターンのやつだ。真実にたどり着いたやつ、大体自分のこと信じないからな。

部屋に戻ると。香が目を覚ました。香は五日も眠っていたらしい。「昏睡」じゃん。
香は目覚めて早々ハジメを心配していたが、八重樫に引き止められて泣いていた。良かった……顔だけいいヒロインじゃなかった……。「きっと一人で不安になってるわ!行かないと!」と健気な彼女だったが、一方ハジメは逞しく地下の階層で生き延びていた。やったね。

ハジメは地下の迷宮で見つけた扉が気になっていた。「さながらパンドラの匣だな……」と言うあたり、ハジメにはやはり厨二を患っていた時期があるのだろう。じゃなかったらドイツ語の命名はしない。「俺は生きる……生き延びて家に帰る……邪魔するものは敵……敵は全て……殺す!」とニヤリとするハジメ。こっちが恥ずかしくなってくる。なんかよくそういう妄想してたから。
ここでCMカット。もう半分か。前回に比べると結構早く感じるな。

CM明け、ハジメはどうやって扉を開けるか悩んでいた。錬成を使って扉をこじ開けようとしたが、魔法障壁的なアレで弾かれてしまった。
それがスイッチとなったのか、扉の両端にいた一つ目の魔物的な像が動き出し、襲い掛かってきた。ベタだが燃える展開だ。ハジメは速攻で一体の魔物を倒し、遅れてきたもう一体の相手を始めた。
戦闘シーンなので特に説明することはないんですが、リボルバー式なのでちゃんと空薬莢の排出と装弾のシーンを入れているのはいいなと思いました。
相手が防戦一方なのでバカスカ弾を撃ちまくるハジメ。「弾数が限られているから頭を使った戦法をとる」とかそういう気が一切ないのが逆に安心する。めちゃくちゃな量の空薬莢が足元に転がっているが、マジで何発分作ってんだよ。ついにごり押しでガードを破ったハジメは扉の前に立った。

さて、王都の方では朝まで香と八重樫がハジメについて語っていた。香が「私もっと強くなる!強くなって南雲くんが生きてるか確かめる!」と誓った。健気だけど八重樫と若干百合の雰囲気を漂わせているのはなんでだ。これコミック百合姫の表紙でありませんでした?



その頃ハジメはガーディアンモンスターの肉を食っている最中、鍵とみられる魔石を手に入れていた。前シーンからこの落差で笑ってしまう。そういうコント?

ハジメは魔石を使って扉を開けると、そこには幻想的な空間が広がっていた。ナウシカの最後みたいな感じだ。なんかキモいツタみたいなのが収束して行った先には、少女が囚われていた。これが正規ヒロインちゃんですね。キービジュアルに載ってた。

ハジメは踵を返し、「邪魔したな」とやたら腹たつ声で退散しようとした。「奈落の底で明らかに封印されてそうなやつを解放するわけないだろ」とド正論をかまし帰ろうとするハジメ
「待って、私悪くない……裏切られただけ!」と呼びかける少女の言葉に物理的に「グサッ」っていう効果音を鳴らすハジメ。とりあえず話を聞いてあげることにした。こいつチョロいな。
少女は先祖帰りの吸血鬼で、国のために頑張ったが、家臣の者に裏切られ、強大な力を持っているため殺せず、封印されたらしい。力とは「不死身の力」「直接魔力を操れる」らしい。自動再生持ちは主人公の特権のはずでは……!?

ハジメは少女の目を見て悩み、「(自分)何やってんだかなぁっ!」と頭を掻いて封印を解き始めた。
クールキャラとやれやれ系主人公が混じっている感じがして非常にむず痒い。僕もこういう妄想していたから。作者と結構趣味が被っているのかもしれない。

封印から見事助け出したハジメは、少女に名前を聞いたが「前の名前はもう捨てた。新しい名前が欲しい」とお願いした。語頭に「神」とかつけ始める社長と同じことを言っている。
ハジメは少女に「ユエ」という名前をつけた。「俺の故郷で月を表すんだ……お前の金色の神とか目が月に見えたんだ」と説明した。
僕が知る限りでは「月」でユエと読む読み方はなかったので「へぇ〜〜〜」と言いながらググると、「月をユエと読むのは日本語としてではなく、『月』の中国読み」だということが判明した。こいつら全員中国人だったの?マジ?

ユエの感謝の意を込めた抱きつきに対応していると、後ろから何者かが強襲してきた。ハジメが背中につららみたいな攻撃を受けたところでエンディング。終了。


微妙な気分になって終わりましたが、とりあえずまとめの感想いっときましょう。

まとめの感想

はい。なんとなくやりたいことはわかったんですけど、それでも同じ成り上がりものみたいなくくりの「盾には勝てないな」という確信が持てますね。確かに盾と違って話の総数が半数以下だし、一話だって拡張されたわけじゃないのはわかるんですが、それでも一話をあの構成にして繋げるには無理があったと言わざるを得ません。
案の定二話も話があっちゃこっちゃいっててシーンチェンジも微妙なところで切られていました。まあそれでもまだ一話よか話の構成はスッキリしていたんですが、マイナス100だったのがマイナス80に変わったくらいなのでそんなに手放しで喜べません。僕も少年みたいな心を持っていたら「やった!一話より良くなってるぞ!わーい!」と喜べるのに、いつからこんな大人になってしまったのでしょうか。

あと主人公のところどころで出てくる「他とはつるまない系クールキャラになりたい奴」の仕草とか言動が出てくる度に恥ずかしくなってしまいますね。キャラが若干ブレるところも含めて中学生時代頭の中で作っていたキャラクターそのまんまで脳裏に過るんですよ。あの頃の思い出が。マジで作者さん僕と趣味が似てるかもしれない。今後ハジメがどんな動きをするのか、そういう意味で気になりだしました。ムカつかないかと言われればムカつきますけど、その上で「どれだけ僕の脳内キャラクターとリンクするのか」が見てみたいので、今後もちゃんと目を逸らさないで見ていこうと思います。

しかし、どういう理由で召喚されたのかは分かりましたが、どういう経緯で召喚されたのかはまだ説明されませんね。正規ヒロインが出てきてしまったので多分もう説明されることはないんでしょうが。またオープニングで補完系ですか……?


まあとにかく正規ヒロインも出てきたし、ハジメが言動が痛いだけであんまり頭使わないで無双してガハハみたいなキャラではないと「敵の情報をまとめて分析している」という描写から分かったので少しは期待してみてみようかなと思います。万が一ありふれがこのまま右肩上がりに面白くなっていったら、こんな記事を残している意味はないので、途中から「これもう神作決定だろ」と言うほど完全に面白くなった時点で「感想記事ありふれシリーズ」は削除されるかもしれません。そのときはよろしくお願いします。




つづく