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一番好きなアイス→ディッピンドッツ

「賢者の孫」十一話を見た感想

おはようございます。僕です。

ついに賢者の孫も11話。この地獄のデスロードにも終わりが見えてきました。まあ「終わりが見えてきた」だけでまだ終わらないんですけど。
そろそろ僕もふざけた記事の一本や二本書きたいところなので、頑張って最後まで書き続けます。頭がぶっ壊れてもいい……今は……ありったけを……

では、早速いきましょう。カッコイイアリスちゃんがサムネで期待値爆上がりですね。



十一話を見た感想

第一印象なんですが、「キツいながらも見れなくはないレベル。アリスちゃんが可愛い」というところでしょうか。
概ね前回の予想通り動いていてびっくりしました。まあここで最後魔人と適当に戦って一話で終わりだったら流石に僕でも椅子に倒れこんでクソデカため息をついてしまうでしょう。「どうしたらいいんだよ」って思ってしまう。


アバンは前回の最後と同じなので省きます。アルティメットマジシャンズを二回やるな。
まあでもアバンの分新しいクソが来ないと思うと安心出来ますね。どこに安心感を覚えてるかわからないし、もう虐待を受けてる子供の条件反射みたいになってきた。しんど。虐待児のための募金しよ。当ブロマガは各募金団体を応援しています。

さて、オープニング明け。魔人襲撃の合図が放たれたスイード王国は混乱していた。過去に一人で国一つ滅ぼした魔人が百人きたらそらもう、国が更地になると思うのが普通だろう。アールスハイド王国にも救援要請を出していたが、まあ普通に出すにも何日かかるかというところだ。絶望感がすごい。
イード王国の魔法使いの方々は魔道具を使って魔力障壁を展開していた。魔人の魔法も防いでいたが、いつの間にそんなに強力な魔法を使えるようになっていたのかわからない。スイード王国、前回出てきた国だし。

一方、シン達はスイード王国に向かっている最中だった。
シンが「アルティメットマジシャンズの命名」について悔やんでいるところだった。だったら思いとどまれ。なんで言っちゃったんだ。しかしリンちゃんは「実際いい名前。私は気に入った」とフォローを入れてくれた。ありがとうリンちゃエッッッッッッッロ!!!!!!!!



このアニメ、やたら谷間を強調するが、無いものは無いものでいいというところがわかっていて好感が持てる。もっと出していけ。
ダラダラと後悔を続けるシンに若干の苛立ちを覚えるが、まあそんなことはいい。
トールくんが「そろそろ国境です!」と言ってくれた。早。「馬車だったら何日もかかるのに〜!」とアリスちゃんがキラキラした表情で言っていてニコニコしてしまった。



若干キマった顔をしているように見えなくもないが、それはそれで好きだよ……アリスちゃん……
オーグが「早く着くのはいいことだ。シンの防御魔導具でも、万全ではないからな」と気になることを言う。

シン「大量に作らされたと思ったら、スイードに貸してたのかよ〜!!」

僕「政治利用、軍事利用では……?」


最早隠す気もなくなってきて笑ってしまうが、もういいよ。11話だし。ゆるすよ。
シンとシシリー、オリビアとマークのカップル組がイチャつき始めたことでマリアに火がつき、戦闘意欲が掻き立てられていた。これから戦争に身を投じるって会話じゃない。オリエンテーションでもしに行くのかよ。



しかも飛行機雲が出来ててちょっと笑ってしまった。どんな理屈で作られてるんですかこの雲。飛行機雲って飛行機の排気ガスと翼の構造のせいで作られるんですけど。いや、ここで長々と突っ込んでいても仕方がない。面倒くさいオタクになってしまう。「反重力」の話だけで十分だそんなもの。

さて、スイード王国では魔人が大暴れしていました。
女子供が弄ばれ、追い詰められたところで魔人の頭にドロップキックが入った。ギャグ回かな?天才バカボンと同じテンポでドロップキックすな。
「シン殿!いきなり無茶をしないでください!」「悪い、我慢出来なかった」とカートくんとのいざこざ以来の痛いセリフを吐くシン。Twitterで見た。

魔人も負けじと三下ムーブをかます
「たかだか人間ごときに、俺ら魔人が倒せると思う……なぁ〜〜〜!?なんだそれは〜〜〜!?」とセリフを言い終わらないうちに魔法で消し飛ばされ、シンに
「たかだか人間ごときに討伐される気分はどうだ?」と返される。心が痛くなってきた。絆創膏をくれ。心の。

シンは破壊された城下町を見て心を痛めていた。今まで散々誰の所有物かわからない森とか山とかを破壊しているが、人が住んでいる町を破壊されると怒るようです。なるほど。

一方オーグは高い塔で拡声器を使い、自分がアールスハイド王国からの援軍だということを伝え、シンの名前を出し、魔人たちに宣戦布告した。流れるような軍事利用。俺じゃなきゃ見逃しちゃうね。
この宣戦布告をスイード王国の国王も見ていたが、どっかで見たような無能ヅラだ。なんだろう。あなたオーバーロードで別の国の王様やってませんでした?



さて、陰からローレンスくんが「どの程度が見定めてやる!」みたいな感じで見守っていますが、この後の展開が予想出来すぎで辛いですね。

場面は変わってアリスちゃんとリンちゃんのチームに。二人でかっこよく走ってかっこよくヒーロー着地。かっこいい。ここいる。



ヒュー!スーパーヒーロー着地!あれ膝痛めるんだよ。なぜかみんなやる。

アリスちゃんはかっこよく索敵魔法を展開させ、敵の位置を把握。リンちゃんと急いだ。



向かった先にいた魔人には、胸で判断され「幼女?」と言われた。ご立腹のアリスちゃんもかわいい。



「ガキ二人とは舐められたもんだぜ。おままごとにでも付き合ってほしいってか〜?」となかなか煽りスキルが高い。言ってくれる。
堪忍袋の緒も切れたアリスちゃんは両手に炎を出し、「付き合ってもらおうじゃん……!」と戦闘モードに。いけーーーーーー!!!アリスちゃーーーーーーん!!!!がんばれーーーーーーーーー!!!!!!!







は?


後ろからリンちゃんが水をぶっかけた。
「熱くなってる場合じゃない。アリスは興奮すると隙が出来る……相手は魔人……!」とお説教。アリスちゃんも反省して「ごめん、頭冷えた……冷静に戦うよ」と言った。これ隙では?でも大丈夫。今の水で魔人は倒したらしい。「相手は魔人(笑)」になってしまってないかこれ。水鉄砲でやられるってなんだよ。スライムかな?

アリスちゃんは魔人の死体にちょっとキツいところがあるらしい。そら元人間の死体だ。キツいに決まっている。しかしリンちゃんは「あいつらは魔人。もう違う」とこの世界の常識を説明してくれた。すぐ割り切れるのすごいな。
もはや魔人は「人並みの知能のある魔物」のような扱いらしい。「奴らは遊び感覚で命を奪う。覚悟を決めて」とかっこいいセリフを吐くリンちゃんは凛々しいな。こういうあんまり感情が動かないタイプのキャラは好きだよ。

さて、魔人が兵を弄んでいるところに場面が変わった。そこに駆けつけるアリスちゃん・リンちゃんチーム。
アリスちゃんはいきなり「お前!!なにしてるんだぁぁぁ!!」と叫んだ。急に怖いよ。覚悟決めた姿がそれなの?フェイトの「ふざけるな!!ふざけるなぁぁぁ!!馬鹿野郎ぉぉぉぉ!!!!」とか見た?



結局ガキ扱いされたアリスちゃんはブチギレ、魔人を消し炭にした。



息切れを起こすアリスちゃんもかわいい。冷静とは……?
リンちゃんは「結局キレてるし……」と呆れていた。なるほど。まあやりたいネタはわかったが、少々テンポが悪かった。オモロはテンポが命。今日は覚えて帰ってください。
兵は助けてくれたアリスちゃん達に感謝し、救護所へ向かっていった。アリスちゃんは感謝されたことをくすぐったがっていたが、やる気が出てきたようだ。リンちゃんは「どっちが多く狩れるか……競争!」と言って走り出した。遊び感覚では……?

さて、敵の親玉っぽいのは城壁を守っていた兵隊を襲撃していた。「ほう、いいもん持ってるじゃねぇか……」と魔道具に興味を示したところでCMカット。アリスちゃんの出番が多いかったからなんとかストレス軽めで見られた。やったね。

CMカット明け、ユリウス(アリスちゃんにやたら近いナメクジ野郎)・トールくんチームに。支援系が得意なトールくんは接近戦が得意な魔人とあたってしまい、苦戦しているようだった。こういうとこでちゃんと設定が生かされるのいいですよね。「設定が生かされる」って物語において初歩の初歩ですけど。間一髪のところでユリウスが助けに。

トールくんは二人目の魔人と中距離を保ちつつ飛び道具で応戦していく。情報を聞き出そうとトールくんは「なぜこんなことを!」と質問した。魔人は「お喋りに付き合う気はねえ!!」と攻撃を仕掛けるが、トールくんの拷問じみた攻撃についに膝を折った。
「お喋りに付き合う気はねえ」と言っていたが、再び「なんでこんなことを」と聞くと「貴族に虐げられてきてただただ憎い」と答えてくれた。いい人。僕が女子中高生を憎んでいるのと似ている。

ユリウスは「絶対ここで阻止するでござる!!」と拳を握ったが、完全に「働きたくないでござる!!」のコラだ。既視感がすごい。



他のチームも魔人討伐を次々と完了していた。ところどころギャグっぽいのが納得いかないが、「そもそもこれギャグアニメだし」と言われたらそれで終わりなので黙っておきます。もっと真剣に戦え。カートゥーンネットワークじゃねぇんだぞ。







お前ら!!!!!!!!!特にお前らだ!!!!!!!!!!真剣にやらんかい!!!!!!!!!


一方、シンは魔人に集中砲火を受けながらも全部ワンパンで倒していた。「暴れたい奴はかかってこい!!!」と叫ぶ姿はどっちが魔人だかわからない。怖。



陰で見ていたローレンスはビビリながらシンage。敵にageやらせるのもあるあるですね。

場面は変わり、マリア・オーグチームに。どうやら敵の大将と鉢合わせたらしい。
敵の大将は「悪いがその首はいただくぜ!大将の首をとりゃあ、あとは総崩れだろう」と言ったオーグは「残念ながらこの……プッ、フフッ……ブフゥーッ、アルティメットマジシャンズの大将は私ではない……」と笑いながら回答。アクア様以外がやるとクソムカつくなこの笑い方。アクア様がやってもクソムカつくけど。

オーグは「お前こそ魔人部隊のリーダーか?」「ああ!だったらなんだ?」と質疑をし、「頭を叩けば、残党の戦意をまとめて削げるからな……」と決めた。さっき敵が言ってましたね。

マリアは「殿下もシンのこと言えませんよ。もっと自分のお立場……をっ!」と、なんとなく後ろに下がり、一気に魔法で地面から爆発を起こして奇襲を図った。かっけぇ……こういうの好き。マリアの好感度上がった。こういう攻撃方法大好きなんだよ僕は……。

しかし敵の魔人はそのへんにあった死体を盾にして攻撃を防いだ。敵の大将なだけあって瞬発力は高いようだ。
「このファブロ様の女にしてもいいぜ!」「彼氏は募集中だけど、アンタだけは無いわ」と僕好みのセリフの応酬もしてくれた。こういうアメリカ映画みたいな「敵とジョークを交わす」っていうの好きなんですよね。コブラとかでクリスタルボーイとやってるような感じのとか。

魔人は殴りかかってきたが、マリアは両腕でガードした。その瞬間、魔人は「服に仕掛けがある」と悟り、マリアの腕を掴んで壁に叩きつけた。さらにマリアの頬についた傷から「服以外は何も無い」と気付いた。なかなか出来るな……こういう戦闘を見たかったんだよ……。
「服以外を狙ったらどうなる?」「試してみたら?」といい応酬が続く。
マリアは渾身の魔法を撃ちまくったが、魔人は無傷だった。シンの魔道具を使い、魔力障壁を張ったのだった。いい感じになってきたな。こういう戦闘が見たかった。

それからはマリアとオーグで連携を図り、魔法を撃って撃って撃ちまくった。魔人は障壁で魔法を防いでいたものの、即死級の魔法の連打にビビり、「大丈夫かな?」と心配した。その瞬間、魔法障壁が崩れてマリアの魔法をモロに食らった。
マリアは「知らないの?魔道具は集中が切れると起動できなくなるのよ!」と魔人に言った。お前だけなんか米映画の中にいない?そういうの大好きなんだけど。
そして魔人がマリアの方を向いた瞬間、オーグの魔法が魔人を貫き、ぶっ倒した。どうやらオーグの意思を察し、マリアが魔人の気を引いたらしい。ナイスでーす。



急に屈託のない笑顔を晒すマリアに好感度は右肩上がりだ。残念だな。もっと前からそういう感じのやつ欲しかった。

イード国王も戦闘が収まってきたのを悟ったようで、後ろにいたマーリンとメリダに報告した。「ワシらの出番はないようじゃの……」「帰ったら褒めてやらないとね」と初めてのおつかいが終わった両親のような感想だ。戦争やぞこれ。

残った魔人の死体の山を前に動揺するローレンス。「全滅する前に手を打たないと……」と焦っている。外に待機していたゼストも「魔人を撤退させるにもローレンス一人じゃ荷が重いだろう」とミリアさんも派遣した。幹部全員出動させてんじゃん。熱いな……。

命ぜられたミリアさんは鉄の扉が融解するレベルの炎魔法で圧倒的な魔力差を見せる。遠くからでもわかる目の赤い輝きがゆっくりと近づき、「来なさい、人間ども」のセリフと共にエンディング。かっこいい……。

エンディング明けのCパート、爆炎が上がるスイード王国の前に空からシュトローム先生が降り立った。「手出しするなと言ったのに……ひどいじゃないですかゼストくん……こんな楽しそうなことを……私に内緒で始めるなんて」と微笑み、終了。

僕の期待していたことが現実で初めて起こって若干テンションが上がってきた。
まとめの感想いきましょう。

まとめの感想

はい。今回はなかなか孫の中では良質な戦闘回だったんじゃないでしょうか。敵がやられる描写がギャグだったとしても、あのマリアとアリスちゃんの出番の多さで全部取り返している。
個人的にマリアの戦闘が良かった。あの米映画みたいなやりとりを今後ともやってもらいたい。あと一話しかないけど。むしろなんで今までやってこなかった?もっとこう……あるだろ。現在好感度ランキングは三位米映画マリア、二位体がスケベなトールくん、一位ぶっちぎりのアリスちゃんの三人です。
今回もオーグの政治利用と軍事利用が止まりませんでしたね。マーリンもメリダもきてたのにこの事態をスルーしていたのが恐ろしい。あのときの約束はなんだったんだ。早くアールスハイドを去ってくれ。

ところで、多分王様に何も話を通さないまま戦争始めたけど大丈夫なのかな。と思いましたが、終盤でマーリン達がきているあたり、色々と話しはしたのかなと思います。だったらディスおじさんも一緒に連れてきて然るべきだと思うんですが、なぜか賢者様たちだけでやってきてました。どういうことなんだ。

まあ何はともあれ「見れなくはない」レベルのものどころかテンションが上がる展開を見せてくれたマリアは今回ファインプレーだったんじゃないでしょうか。僕の中でですけど。ただ、お得意の戦闘作画が今回は生かされていないようで謎ですね。もっと派手な動きで戦ってくれてもよかったのに。そこは残念でした。


さて、賢者の孫も残り一話。最後にどんな爆弾を仕込んでくるかわかりませんが、最後まで油断せず気張って行きましょう。シュトローム先生たちとの戦闘は確実とはいえ、「その後」がありますからね。僕も頑張ります。皆様も、よろしければ最後までお付き合いください。




つづく