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【超会議】企画に参加する予定が運営のミスで出来なかった件

どうも、僕です。

今回僕は超会議3の「超演奏してみたブース」にて「ニコニコ大合奏」なる企画に参加する予定でした。(ニコニコ大合奏詳細→  http://www.chokaigi.jp/2014/booth/cho_enso.html

発端は超会議前になんとなく応募したのが始まりでした。
数日後、「選考の結果、ご出演のお願いを申し上げます」という内容のメールが運営から届いたので、もう、なんか、ウッホホーイ、企画に参加して楽しもうぜウッホホーイっていうレベルで喜んでました。

そのメールには、「本メールに必要事項を記入の上お手数ですが返信をください」というのが書かれていたので速攻でメールを返し、そりゃもうウキウキで日々を過ごしました。
「超会議の企画のためにリコーダー新しくするか」っつって銀座まで新しいの買いに行ったり、服とか一応選んでたり。初デートの彼女並みに準備していたのです。

でもちょっとだけ違和感を感じました。メールの一部に、こういう文があったんです。

②演奏して頂くパート(複数応募された方)、演奏楽曲(音源・楽譜)をお戻し致します

・・・?音源?楽譜?

なんのことだかわからなかったが、返信ももうしたので大丈夫だろうと安心しきっていた。

当日、なんのことかわかった。

僕はいそいそと会場に入り、「ニコニコ大合奏出演者集合場所」という文字が書いてあるダンボールを掲げている運営の人がいたので、なんとなく近づいていった。
そうしたら運営の人が、「ニコニコ大合奏にご出演の方ですか?」と名簿らしきものを持って聞いてきました。ちょっとキョドりながら「あ、は、はい。そうです」と答えたわけです。

すると運営の人がHNを聞いてきたので答えたら、名簿を見ていた運営の人が、ちょっと変な顔をした。

運営「あれ?名前ありませんね


なんだと?

そんなわけはない。ちゃんと選考メールが来て、それに返信したはずだ。

運営「返信しましたよね?」

僕「あ、はい」

運営「その後、楽譜とか音源とか、出演者パスIDの添付されたメール来ませんでした?

僕「え?」

運営「返信、返ってきてませんか?」

僕「し、知らないです」

運営「……すいません、完全にこっちのミスです。メールを見落としていたとしか考えられないです」

僕「あ、あの、参加することは出来るんですか?」

運営「すいません……出演者パスIDがないことには最初から出演者側として入場出来るパスが発行できないんですよ……

僕「それって……」

運営「すいません、本日の入場券とか、持ってますか?」

僕「も、持ってます」

運営「えーっと……一般入場してもらって、飛び入り参加って形でよろしいですか?」

僕「あ、あの……参加出来るなら……」

運営「すいません、ほんとすいません。そうしてください」


かくして僕は一般入場入り口へと歩いてった。念のため通し券買っててよかった
僕は少しだけ演奏してみたブースの企画担当である運営の田中さんを恨みながら待機列で待っていた。ここで、すこしの疑問を感じた。

本来なら10時からそのニコニコ大合奏の公開リハーサルが開始され、
そのちょっと後に飛び入り参加の受付をするはずだ。
しかしどうだろう。この疑問を感じた時刻は9:30である。
入り口まではまだ50m以上の距離がある。

嫌な予感がした。

「これ飛び入り参加すら無理じゃね?」と。

そんな予感を表面上否定しながら、不安は徐々に大きくなっていった。

そして会場入り、この時点で10:20。
ヤバい。詰んだ。ヤバい。ヤバいぞ。と不吉な独り言を言いながらガイドブックの地図を見て、演奏してみたブースまで走っていった。

結局、演奏してみたブースに着いたのは10:30。

公開リハーサルはまぁまぁいいとこまで進んでおり、いい雰囲気になっていた。

さながら新しい学校に入学して4月が終わった頃の教室のような、みんな見知った顔でそろそろ慣れたようなそんな安心感がリハーサル会場には漂っていた。

僕は内心焦った。ヤバい。ガチで詰んだ。これはヤバすぎる。

そんな会場を見つめている僕の後ろを何か見たような顔が通った。
運営長だ。すげぇ。生だ。生で初めて見た。生運営長。
一応「いつもお世話になってます」と挨拶しておいた。これで少しだけ心に余裕の出来た僕は、近くにいた演奏してみたブースの運営の人にそれとなく言ってみた。

ボク「と、飛び入り参加って今から出来ますかね?」

スタッフの人「



絶望した。絶望先生の気持ちがわかる気がした。一瞬崖から落ちるような、そんな浮遊感が半袖の僕を襲う。

なんだったんだ。この準備はなんだったんだ。この焦りはなんだったんだ。
リコーダー新調してんだぞ。Twitterで「大合奏私もやるんですー!」みたいな感じでフォローすらされたんだぞ。わざわざめっちゃ走って探したんだぞここを。10分かかったけど。

それをそんな、軽い感じで言われて、僕だって「しょんなぁ…」ってなりますわ。

そんな僕を置いて、マジでいい感じでリハは進んでいく。
途中ではいっていく人もいた。もちろん出演者パスを首から下げて。

正直その人たちをぶん殴って奪い取りたいとまで思ったが、そんなことは良心が許さない。

11時。ニコニコ大合奏開始。

絶望感の太平洋の真ん中にいる僕を残してみんなは好きなように、楽しそうに楽器を演奏している。みんな笑顔だ。超ニコニコだ。コンセプトに合いすぎなくらい。

たった10分の演目がとても長く感じた。
僕は自分の顔が見えないよう高く手を挙げて拍手した。
そらもう、バチバチバチバチ、拍手した。

11:10になり、大合奏は幕を閉じた。正直泣きそうだ。
でも、「ニコニコ超会議」だ、涙は流さない。

それでも絶望からは逃れられなかったので、もう今日は大合奏だけ見て帰ることにした。
未だかつてイベントでこのような悲劇には遭ったことがない。
コミケでお気に入りのサークルの薄い本が完売していたときより悲しい。

そのときの状態は僕自身のTwitterを見てもらえばわかるが、そのうちの一つをあげよう


https://twitter.com/senedesumusu/status/459888526503337984 … 


家に帰り、沈んだ気分のまま布団へ潜り、夢の中に逃げた。

目が覚めて、バイトへ行って、帰ってきてもどうしても明るい気分にはなれなかった。

姉や母や妹には「いいし!日曜日は遊びがメインだし!バイトないし!」と強がっていたが、正直その気力が持てるかどうか不安なものである。

かくして、僕の超会議3での企画参加は失敗に終った。

もし、もしニコニコ超会議4(未定)で今回のような企画があれば、またぜひ参加させていただきたい。次回は、絶対、絶対このようなことがないように。

日曜日は、楽しみたいと思います

Twitter→@senedesumusu