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「ありふれた職業で世界最強」最終話を見た感想

おはようございます。僕です。

2019/7/12から配信されてきた「ありふれた職業で世界最強」も2019/10/11を以って最終回となりました。やはりどんなアニメでも終わってしまうと思うと寂しく思いますね。しかし世は諸行無常。どんなものにも終わりがきます。我々はそれを心して待ち構え、ただ視聴することしかできないのです。

それでは最後の感想、いってみましょう。ワクワクですね。



最終話を見た感想

第一印象は「薄味だな……」という感じで終わってしまいました。悲しい。
「まあまあこういう終わり方がベターだな」という感じで、特に新鮮味もなく意外性もなく終わってしまった感じがして若干物足りないですね。

アバン、ハジメが遠藤から場所を案内してもらっているところからスタート。みんなが苦労して倒していたベヒモスを一撃で倒してあの橋を進む。ハジメはあのクッッッッソカッコイイ杭打ち込むやつで近道(穴)を作り、ハジメが先陣を切ってパーティのみんなは飛び込んでいった。それに普通にビビる遠藤。無理もない。一般人だし。
そして無事みんなのところに到達し、前回の引きにつなげ、そのまま綺麗にオープニング。だからこういうDJプレイみたいな綺麗さいらないんだって。どっちかといったらいるけど。

オープニング明け、「南雲くん!?」と速攻で気付く香織だったが、八重樫は少々混乱しているようだった。「え!?なになに、どういうこと!?南雲くんって、ええ!?」とうるさい。リアルな女の鬱陶しさだ。
ハジメはそのあと続いたユエを優しく抱きとめ、ユエは魔法でその後に続くシア、ティオ、ミュウを優しく地上に降ろし、失敗した遠藤はトホホって感じで地上に落ちながら、「た、助けを呼んできたぞ……」と言う。こいつのこと好きになれそうだな。

Netflixの説明欄でみたが、前回出てきた魔人族のお姉さんの名前はカトラスというらしい。カトラスはハジメの「死にたくなければ消えろ」という警告を宣戦布告と受け取り、戦闘を開始しようとした。しかし召喚しようとした矢先からハジメに魔物の頭を掴まれ、そのまま召喚陣から引きずり出される魔物をぶん投げてドンナーで撃つハジメ
ここから相変わらず躍動感のない戦闘が始まった。魔物相手にとにかくドンナーを撃って撃って撃ちまくる。時々かかと落としし、そしてドンナーを撃つ。前回苦労していた敵が全部ワンパンで消えていくのに、この爽快感のなさはなんだろう。

ついにカトラスは前回散々苦しめられたあのキメラを召喚した。が、これもドンナーでワンパンで消されてしまった。さらに続いて亀の魔物も出てきた。あの魔法を吸収するやつだ。亀は口からビームを出そうとチャージしていた。ハジメはティオ戦で出したあのクッソカッコイイ盾を召喚し、それを鏡みたいにしてビームをカトラスのほうに反射させた。カトラスは間一髪避けることが出来た。
ハジメはそれを確認し、亀もドンナーで撃ち始めた。甲羅で守りの態勢に入ったが、甲羅にヒビが入る程度には威力が強いらしい。逆にドンナーで一発でヒビを入れる程度の硬さってことは、天之川くんたちには絶対破れない硬さですよね。あの亀だけでも全滅してたかもしれません。
カトラスはその様子を見て急いで回復させようとしたが、オウムは片羽根だけ残してぶっ飛んでいた。どうやらさっき反射させたビームがマジで間一髪だったので肩に乗っていたオウムはぶっ飛ばされたようだ。
八重樫と香織は意図を察したらしく、「回復役を狙って……」とつぶやいた。解説どうも。

クラスメイトたちは香織と八重樫を除いて誰だかわかっていなかったらしいが、遠藤の説明でみんな「嘘だろ……」「別人だ」と驚いていた。まあそうなるわな。夏休みデビューどころじゃないビフォーアフターだ。成人式の同窓会でもこうはならない。いや、成人式の同窓会で誰かがこうなってたら多分鼻で笑うだろうけど。
檜山は錯乱して遠藤に食ってかかった。そりゃ自分が殺したはずの奴がバカ強くなった上厨二みたいな格好になって戻ってきたら錯乱もするだろう。ユエはその声を聞いて「静かにして……またハジメの邪魔をする気?」と鋭い眼光を檜山に飛ばした。檜山は尋常じゃない目線に怖気付き、黙った。ユエと檜山は初対面なので偶然だろうが、ユエは「クラスメイトに邪魔をされた」と聞いているはずなので多分クラスメイト全員に敵意を抱いているのだろう。僕はこの目、かなり好きだ。



ユエは召喚され、向かってきた魔物をブラックホールみたいな魔法で消滅させ、シアはダブルラリアットみたいな方法でハンマーをぶん回し、ティオは竜の魔法でミュウを守りつつ敵を攻撃していった。谷口ちゃんが石化した足で踏ん張ってみんなを守ろうとしている姿は正直かっこよかった。めっちゃ良い。

カトラスさんは手当たり次第に攻撃を放っているようで、八重樫のところにも蛇の魔物が襲いかかってきた。それを見たハジメは二秒で錬成した刀を八重樫にパスし、八重樫はそれを使った居合切りで蛇をバラバラにした。

ハジメはカトラスにあの谷口ちゃんが食らった石化魔法をくらい、みんなから「南雲!」「ハジメさん!」「パパ!」と声を出した。香織はミュウが発した「パパ!」に反応し、「パ……!?」と別方向でダメージを受けていた。

まあ上級魔法程度じゃ効かない我らがハジメさんは余裕で煙の中から杭をぶっ飛ばし、カトラスの行く手を塞いだ。
「上級魔法が効かないなんて……あんた本当に人間?」と聞くと、ハジメは「さあな。自分でも疑わしいんだ」と返した。なんとなくコブラを感じてしまうのは僕だけだろうか。何を隠そう俺はボンド……ジェームス・ボンドさ。

向かっていくハジメの後ろでは香織が「パパって言った……?言ったよね……?」と背中からオーラが出ていた。やはりギャグを挟まないと死んじゃう病。静かにしろ。

ハジメはカトラスに銃を向け、尋問していた。
「魔人族があの魔物をどこで手にいれたのか」「こんな場所で何をしていたのか」を聞いたが、当然答えなかったのでハジメさんはカトラスさんの両足をぶち抜きました。ハジメは大体の想像はついているようだった。あの魔物たちは神代魔法の産物であり、迷宮を攻略することでそれを使役する力を手に入れた。ここにいたのは真の迷宮を攻略し、神代魔法を手にいれるためだそうだ。なるほど〜〜〜。全然検討もついてなかった。
ハジメは「まだ神に踊らされているようじゃ俺には勝てない」と言い、カトラスさんを撃ち抜いた。天之川くんが「待て南雲!彼女はもう戦う意思はないんだ!殺す必要は……」と言っていたが、まあ普通に撃った。デッドプールリスペクト。話が長いんだよ!それに、こいつを生かしていても俺の顔は元に戻らねえ!

クラスメイトがドン引きしている中に戻るハジメ。シアが団長の手当てをしていたが、表情がエロすぎる。なんだこの顔。最高の横顔だな。



団長はなんとか一命を取り留めたらしい。よかったね。
そこに駆け寄ってきたユエにご褒美をあげるハジメ。可愛い〜〜〜。こういう空間だけ写してくれればいい。シアとティオはコンビニでパンでも買ってこい。





そのあと香織と感動の再会をしたのだが、ユエとシアの視線が痛いハジメはなんとリアクションしていいかわからないらしかった。おいユエ。親に向かってなんだそのTwitterのヘッダーに使われそうな顔は。



感極まってハジメに抱きつく香織だったが、その瞬間ユエの髪は一瞬でボサッとなった。多分あの猫みたいな顔をしているのだろう。シアも顔が犬カレー空間に出てくるような顔になっていた。後ろではティオが興奮しているし、誰か収集つけてくれ。

さて、再会して帰り道に向かっていると、天之川くんが「なんで無抵抗の彼女を殺したんだ!」としつこい。
ハジメ達は道中でてくるモンスターを淡々と処理しながら「もっともらしい理由つけて八つ当たりしてるだけだろ」と切り捨てる。改めて天之川くんに銃を突きつけ、「お前らを仲間だなんて思っちゃいない。ただ白崎に義理を果たしにきただけだ」と宣言し、また歩き出した。天之川くんも「くっ」とテンプレみたいな反応をして終わった。
それについていきながらユエは香織に視線を向け、「勝ったな」という微笑みを残して歩き出した。香織がムっとしているのもセットでユエが可愛い。どんなアニメでも「正妻の余裕」を見るのは楽しい。

迷宮の入り口まで戻ってきたハジメは肩車したミュウに「お腹すいた〜!」「じゃあ美味しいもんでも食べに行くか?」と完全に休日のパパだ。僕はこのハジメさんは割と嫌いじゃない。多分僕でもそうしている。
で、入り口には大量の騎士がいた。どうやらロア支部長が気を利かせて救助隊を編成したらしいが、予想外なまでのペースで戻ってきたので即時解散した。この騎士たちなんか可哀想だな。

香織は意思を伝えるため、ハジメの元に向かった。ユエはシアやティオとは違う「危険」を察知しているのか、香織を警戒しているようだった。
そして香織は「自分もついていく」と言いだした。まあそうなるな。この流れだったらな。ユエは真っ先に「お前にそんな資格はない」と反対した。「資格ってなに?ハジメくんを想う気持ちだったら誰にも負けないよ!」と言い、改めてハジメに向き合い、「あなたが好きです」と告白した香織。クラスメイトやまだ解散してなかった騎士たちにめちゃくちゃ見られている。未成年の主張で告白してる奴かよ。

ハジメは当然「俺は惚れた女がいる。思いには応えられない」と断った。香織は「ユエさん……だよね」と気づいていながらも「必ず振り向かせる」と決意し、側にいることを決めた。よく「このロリコン野郎」って言って見限らなかったな。
ユエは前にティオに言ったようにやれるもんならやってみろスタンスで「私とお前の差を教えてあげる」と挑戦を受け、同行することを認めた。好きだよこういうユエちゃんは。確信を持って「私が一番に決まっている」という発言は僕は好きだよ。

ハジメがドン引きしてたじろいていると、香織は「そういえば本当にパパなの!?どういうこと!?」と食ってかかった。まあそこはそうだよな。
八重樫が引き剥がし、ハジメは「大丈夫なのか……?俺……」と不安になっていた。ユエが「大丈夫、私たちは最強」と言って微笑んだところでエンディングのイントロが始まった。

エンディングをバックになにやら浴衣の何某が。誰?と思ってたら蛍らしき光を見ながらぼーっとする浴衣姿の先生でした。可愛い〜〜〜。
ハジメたちのもとに場面は戻り、八重樫が返そうとした刀を「やるよ」と言っているところだった。八重樫は素直にハジメの成長に感動しているようだったが、それを邪推して見る二人の影があった。可愛い。「あれは……ラスボス?」と言うユエちゃんの可愛さで僕のメンタルを保って視聴している。こういうアングルだと頭のリボンが三割増しで可愛さを引き立てている。



さて、ハジメたちは部屋に戻っていくようだったが、天之川くんが「香織!」と呼び止めようとしたところを八重樫に引き止められた。
どうやら天之川くんは香織が好きだったらしいが、ハジメが好きなことは気付かなかったらしい。ここで「内面を見ていた親友」と「自分の外面を気にしていた片思い」の違いが出ているようですね。ここまでわかりやすいと逆に「わかりやすくていいな」と素直に喜べます。感情表現が難解なアニメよかマシだ。
天之川くんは「雫は……どこにも行かないよな?」と気持ち悪いことを言うが、八重樫は「……さぁね」と言ってスタッフロール終了。最終回でメンタルボコボコじゃん。天之川くん。

さて、エンディング終了後、ハジメたちは早朝に街を去っていく。香織はクラスメイトと最後の別れの挨拶をしていた。八重樫も別れるの辛そうだな……。一歩間違えば親友という枠から脱しそうだったからな。
団長はハジメが召喚した車に大興奮で「お、おい!あれはなんだ!?初めて見たぞ!」と遠藤に組みついていた。遠藤も「く、車じゃないっすか!?」と説明していたが、団長はしばらく興奮が冷めなさそうだ。最後の最後にオッさんに萌えるとは。



さて、早速香織は車の席順で揉めていたが、ユエちゃんが「フフン」といった表情で見てくるのが最高に可愛い。このアングルよ。


シアも「いつもこうなんですよ。ユエさんの定位置みたいになってて。でも私がいつかユエさんの位置に座ります!」と負けじと宣言。ミュウちゃんと「だって、ねー?」みたいににゃんにゃんしていたが、再びユエちゃんが猫の顔になった。この顔好きだわやっぱ。







ミュウがティオのせいで変な言葉を覚えていたり、次々に「お腹減った〜!」「私も!」と始まってしまったので呆れていたハジメさんだったが、ユエちゃんが「私も……」と言って蠱惑
的に舌なめずりをする。可愛いが過ぎる。



そして思い出したようにシメに「俺は必ず故郷に帰る。ユエたちと一緒に。それを邪魔する奴は全て敵だ。敵は全て殺す。たとえそれが、神だとしても」とモノローグで語り、終了。


はい。ではまとめの感想いきましょう。

まとめとの感想と考察

なんとなく味気ない最終回となった感じが否めませんね。せめて強烈な印象の戦闘シーンだとかいあったらいいと思ったんですが、残念なからありませんでした。しかし今回は可愛いユエちゃん大量供給があったのでプラマイプラスって感じでしょうか。

檜山くんと並んで天之川くんが新しい脅威になりうるかと思われましたが、最後の最後は未練たらたらの気持ち悪い男みたいな発言を残していたので多分大丈夫でしょう。檜山くんは見送りのときに「くっ」みたいな顔で見てただけですし。


さて、考察ですが、「カトラスさんとハジメがしていた会話」についてです。
魔人族側も迷宮を攻略しているという事実が今回浮き彫りになりましたね。これで迷宮探索中に魔人族と鉢合わせになるという展開もあり得るわけです。
なぜ魔人族側も攻略を進めているかというのは作中でも触れられましたね。神代魔法で優勢に立つためでした。しかし、それも含めて神の戦争のシナリオのうちなのでハジメは「神に踊らされてる」と言ったんですね。
ということは、「魔人族用の迷宮」が用意されていたということでしょうか。魔人族が魔物を従える魔法を授かったのもありますし、ただ単にダミーとして用意されていた迷宮とは考えられませんね。だとすると、神は解放者たちの思惑を読み、戦争が面白くなるよう魔人族側にも迷宮を提供したということでしょうか。カトラスさんの言っていた「あの方」はおそらく神が用意した迷宮の主人でしょうか。そう考えると、今後ハジメが魔人族側に用意した神代魔法を授かる可能性もあるんじゃないでしょうか。ハジメはもう半分人間やめてるところがありますし、可能性はゼロとは言えないと思います。


では、「ありふれた職業で世界最強」の感想は今回で終了となりますね。一話が最下層に落ちるところから始まり、まさに構成も最下層から始まったアニメでしたが、一話以外はそうでもないというまずまずなクソアニメと呼べるかどうかよくわからないアニメになりました。僕が言う所の「デスマ枠」と言っても過言ではないような気すらします。

とはいえ、ありふれの感想もこれで終了です。ここまで読んでくださった皆様、1クールの間お疲れ様でした。また別の記事でお会いしましょう。それでは。



と、シメようとしたんですが、僕のTwitterのマシュマロに「ある情報」が寄せられ、僕は戦々恐々としながらありふれた職業で世界最強のアニメ公式HPに確認にいきました。
その「ある情報」とは、



二 期 制 作 決 定



ォ ゙ア ゙ア ゙ア ゙ア ゙ーーーーーーーーーーッッッッ!!!!!!!!!!!!(エコー)(超武道伝2のセルの敗北ボイス)(死亡)



すみません、どうやら僕たちの故郷へ帰るための旅は続くようです。本当にすみません、気が動転してしまいまして。僕が記事で追ってたなろうアニメでちゃんと二期が決定するの、初めてなんですよ。
いつかまたハジメたちの旅は再開されるでしょうが、そのときはどうか付き合ってくだされば幸いです。

それでは、僕はユエちゃんの三万七千円弱の抱き枕カバーを買うかどうか悩んでいるので、この辺で失礼します。皆さん、お疲れ様でした。ありがとうございました。










おわり(つづく)