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「異世界はスマートフォンとともに。2」十話を見た感想

おはようございます。僕です。

 

気づけば十話になっていました。もう最終回が近いのか……早いものですね。残り少ない話数を、全力で楽しんでいきたいと思います。では、やっていきましょう。

 

 

 

十話を見た感想

第一印象は「どんな気持ちで見てればいいんだ……?」です。色々情報が多くて処理しきれてない感じがする。頑張ってまとめよう。

 

アバン、前回助けた少女の治療が終わったことをフローラが説明するところからスタート。フローラが言うには、体の治療は終わったが記憶喪失になっており、自分に関する事柄がスッポリ抜けているらしい。

「部位を補完する治療の後遺症とか?」と冬夜は疑ったが、フローラは「だったらマスターの股間をちょん切って再生させて記憶がなくなるかどうか試します?」と迫った。フローラにとって技術を疑われることはこの上なく不愉快なのだろう。ちょっと人間味というか、自我が見えてよかった。

 

冬夜は保護した少女に「名前は?」「どうして怪我してたの?」と質問したが、「わからない」「知らない」と何もわからない様子だった。名前も思い出せないので、冬夜が仮の名前として「桜」と名付けた。少女はその名前を気に入ったようで、頬を赤らめて「それがいい」と微笑んだ。もう?落ちるの早くない?ここでオープニング。

オープニング明け、エルゼとルーを相手に説明しているところからスタート。軽く話を聞いてから、エルゼは唐突に騎士団の訓練場に、ルーは料理の練習をしてくるらしい。この話の切り替え方、内心「早く終わらないかな」と思っているときと同じ速度だ。僕もよくやっているから知っている。
冬夜も特に予定が入っていないので中庭に。すると、桜は中庭のベンチに座ってなにやら合唱曲みたいな歌を歌っていた。伏線か……!?と、思っていたが、冬夜はその歌を聴いても特にその歌をどこで知ったとか、そういうことは聞かずに「歌うのが好きなの?」と聞いていた。伏線張りチャンス、失敗。

そこで冬夜は桜をグランドピアノのある音楽室に連れて行った。

冬夜は音叉を使って調律していた。ピアノの調律は最初の段階として音叉で基準のラの音を取り、それを元に他の音階を調整していくのだが、最初の打鍵一発で音叉を確認して、それで「ヨシ!」って言ってるのはどういうことだ。調律のシーンカットされたってこと?ていうか何でこのシーンいれたんだろう。特に必要ないのでは……?

そういう疑問はさておき、冬夜はねこふんじゃったを弾き始めた。どうやら前世でピアノを習っていたらしい。そういうレベルのやつが調律までわかるのか……?家にグランドピアノが置いてあるタイプの家じゃないとおかしいだろ。
桜はねこふんじゃったを聞いて拍手し、「他の曲も聴きたい」とリクエストした。冬夜はさっきまで桜が歌っていた歌を耳コピし、弾き始めた。桜もそれに合わせて歌い出し、冬夜は伴奏のように弾き始めた。音楽の時間を思い出す。冬夜、どういう家で育ったんだ……?ピアノで耳コピするって本当に弾き慣れてないと出来なくないか?

さらにそれを聞いていたヒロインズは拍手し、「もっと聞かせてよ!」「そうでござるな!」とアンコール。もうみんなには受け入れてもらってるってことだね!やったね!この世界って「疑う」って概念ないのかな。

 

さて、アイキャッチのあと、「カトブレパスという魔獣を知っていますか?」とギルドの受付嬢から言われるところからスタート。どうやら魔獣討伐依頼がきたらしい。そのカトブレパスという魔獣は毒気の息と魔眼を持ち、見たものを石化してしまうのだという。サブタイの「石化の魔眼」が桜と全く関係なくてちょっと落ち込む。「記憶喪失の少女を助けたら実は魔眼の持ち主で、それが原因で狙われていた!?」みたいなストーリーなどではなく、全然別の話だったらしい。まあ、あんまり期待はしていなかったんですけど。

既に3パーティ(13名)が石化しており、これ以上の被害を出す前に冬夜に依頼がきたらしい。最高クラスの冒険者は冬夜の他にレスティア王国の陛下だけらしいが、既に高齢らしく、頼むわけにもいかないので冬夜のところにきたらしい。いいですね……現役を退いたけど最高ランクの老人。好きですね、属性として。

冬夜は少し考え、報酬の話を出した。報酬は地域単位で集金され、それを報酬として出すらしい。額を見て納得した冬夜は、その討伐依頼を受けた。「リカバリー」があるから石化も平気だし、今まで石化してしまった人も治せる算段だ。スゲー!マジで心が無になるぜ!全然ワクワクしねぇ!

 

家に帰ると、ヒロインズからは「報酬額で受けたのですか……?」と冷たい目を向けられたが、仕方ないだろ。仕事なんだから。嫌儲厨か?

ゴブリンスレイヤーでも言われていたが、冒険者組合と冒険者はお友達などではなく、仕事としての契約関係だ。一応冒険者は命を張って討伐依頼を受け、それをこなす。善意とはいえ、無報酬で仕事を行うのは搾取の始まりだ。なんだ?文句あんのか?

まあそれはさておき、カトブレパスはなかなかいない魔獣らしく、見たことがない者が多数だった。そもそも生息数が少ないらしく、その原因は魔眼にあった。カトブレパス同士でも魔眼は発動してしまい、子を成す前に相手を石化させてしまうのだそうだ。エッロい生態だな。これは伏線かもな……
「好きな人と見つめ合うこともできないなんて……」「可哀想でござる……」と哀れみ、八重に至っては泣いていた。

冬夜「というわけだから、ちょっと行ってくるよ」
僕「なんだ今の間は」

よくわからない間とユミナの真顔でちょっとウケてしまったが、とりあえずさっさと行くらしい。冬夜と周りの冒険者とは討伐に行く「覚悟」が違うらしい。買い物行ってくるノリだ。ユミナは「え?みなさん付いて行きますけど?」と当然のように言い、ヒロインズも普通についてくる気満々だった。リーンちゃんは「私はパス」と言い放っていたのが素晴らしい。みんなで「いくぞいくぞ!」ってなってるときに「私はパス」って言えることがどれだけ強い精神力を持っていないと出来ないか。僕だったら「あ、は、はい……」と言ってなし崩し的についていってしまう。

ここでCMカット。

 

CM明け、バビロンでそのカトブレパスの被害場所に向かっているついでに、八重にフレイズで作った刀を渡していた。名前は「トウカ」というらしい。目立ってナンボ!目立ってナンボですわ〜っ!
八重は喜んでいたが、後ろにいたヒロインズは「ズルい」という目線を冬夜に投げかけていた。冬夜は「みんなの分もあるから……」と汗を流していたが、これからの生活を考えると冬夜は大丈夫なんだろうか。このヒロインズに囲まれて生活し、すべてを平等に分け与え、常に地雷原を歩いているような感覚にならないのだろうか。まあ、国王にされても「ちょっと土地が貰える」レベルの捉え方をしていた奴の精神面を今更心配しても遅いか。もうこいつに人の心はないのかもしれない。

 

さて、目的地に着き、カトブレパスを発見した冬夜たち。ヒロインズの指輪にはリカバリーを付与してあり、石化しても使えるようになっている。いつかこういう魔法が付与されたものが国外に流出して大勢の被害者が出たらどうなってしまうんだろう。

さて、カトブレパスが気付き、目線を向けてくると、一気に戦闘が開始した。すごい動く。今まで出来てなかった作画を解放したのか?戦隊ヒーローの変身のところみたいでかっこいい。

戦闘シーンもカットすることなく、ちゃんと戦っている。異世界スマホというか、アニメで求めていることはこういうことなんだよな。それが異世界スマホで見られて良かった。戦闘シーンの描写が細かいとテンションが上がってくる。ワイ男の子やもん!

 

なんとか冬夜がカトブレパスの頭を吹っ飛ばし勝利したが、直前で魔眼をくらってしまい、冬夜の足元から石化が始まっていた。

石化ってそういう感じ!?なんかよぉ……エロスがねえよなぁ……こういう「岩ッ!」って感じだとなんか興奮しないな。技としてかっこいいっていうのとエロスは違うからさ。「技としてかっこいいなぁ」が入るとノイズっていうか。違うんだよ。

冬夜は慌ててリカバリーをかけ、石化魔法を解いたが、どうやら石になった衣服の部分では修復せず、靴下や靴、ズボンの裾の部分は粉々になってしまった。ん……?なにかエロスの予感がする……

そんなことを言っていると、ルーの足の部分も石化が始まってしまった。カトブレパスの魔眼は死後もしばらく続くらしく、そのせいで石化が始まってしまったらしい。エイの毒みたいだな。慌てて動揺し、「目、目が合ってしまったのです!そしたら石化が、死んでるのに!」と言っているルーにはなんだかふつふつと虐めたい欲が出てくる。いいな……素晴らしい。

思っていたのとなんか違うが、これはこれでいい。綺麗な石化じゃなくても、こっちの方が「自分が岩に変質していく」という恐怖を感じられる気がする。リカバリーかけないでこの石化を剥がしたとしたら、中身まで岩になっているより「石化途中で肉体と癒着していて剥離したときに肉も刮ぎ取れる」みたいな感じだとめっちゃいい。かさぶたみたいな感じで、岩を剥がしたら血だらけになっていてほしい。

 

そして案の定、スケベな事態になった。いや、石化自体がスケベなんだけれども。

ルーのパンツまで石化してしまっており、脱げてしまったらしい。エルゼとユミナは察して冬夜の顔をあっちに向かせたが、エルゼは冬夜の首を持って向こう側に回した。だからなんでそう乱暴に向こうを向かせるんだよ。冬夜をいつか殺すぞ。

リンゼの予想だと「地面と接地している部分、或いは近い場所から石化が始まる。ルーや冬夜が足元から石化し、ルーに至っては尻餅をついていたから」という予想だが、だったらスカートも帰化してないとおかしいですよねぇ!??!?!みんなはいちいち「冬夜!絶対向いちゃダメだからね!」「見ちゃダメですよ!」といってくるが、なんでそんなところのデリカシーだけ高いんだ。いや、貞操観念というか、直接のシモはどっちかというとバビロンの管理端末の方が奔放か……?

と、思っていたところだったが、まさかのカトブレパス二体目と遭遇。「なんとか目を塞ぐ方法があれば……!」と思っていたが、途中で冬夜はフライを探している中で見つけた魔法を思い出した。今後出てくる無属性魔法これで全部出てきそうだな。どんな無属性魔法が必要になっても「フライを探している最中に見つけた」で全部思い出しそうじゃん。ていうか先に話に出てきた「カトブレパス同士でも魔眼のせいで石化してしまう」みたいな話使わんのかい。屍体の頭を向けて石化させるとかじゃねぇのかよ。

フライを探している最中見つけたのは無属性魔法「モザイク」という魔法だった。そうか!目線に暗幕みたいなものをかければ魔眼も封じることができ

 

 

そうなるの??????

なんか思ってたのと違う。同じ舞台で二回言うことになると思わなかった。こんなんなります?カトブレパスはこれで視界が不良になり、暴れまわっていた。可哀想に……

さて、ギルドに結果を報告しに行ったところ、報酬はちゃんと二頭分もらえた。よかったね。ではいよいよ石化した人たちを治そうというところで、何も考えずにリカバリーをかけてしまった冬夜だったが、直後にルーが気付き「待ってっ……」となったが遅く、石化した冒険者さんたちは全裸で復活することになった。慌てた冬夜は「モザイク」をかけるのであった。トホホ……普通にオチがToLOVEるみたいで面白いな。

 

アイキャッチ後はフレイムギアのシュミレーターで各国の王様たちが遊んでいるところからスタート。もうこれ訓練機として使ってるやつ一人もいないだろ。完全に戦場の絆じゃねぇか。

試合が終わった王様たちは「また負けた〜!」「もう一回やろ!もう一回!」と普通にゲーセンで遊んでる放課後の男子高校生みたいになっていた。声優だけで言ったらロボアニメの上官クラスの人たちなのに。普通に遊んでるだけだろこれ。冬夜はシュミレーターを貸し出し、「各国で練習してもらって、大勢のフレイズが現れたときに対応できるようにしておかないと……」と考えているようだったが、この様子で有効活用できるのか……?

あと、ちょくちょく冬夜の顔が怖い。この回、よく観察するとキャラが真顔になっているところが多々あって「しんちゃんの怖い回?」って思ってしまう。瞳孔ガン開きじゃねぇかお前。

 

舞台は変わって、レスティア王国の第一王女、ヒルダが先日冬夜から貰った剣を眺め、ため息をついていた。そこに現れたのは、ギルドでの話にも出てきた、ヒルダの祖父だった。
祖父はヒルダの話を確認し、「ブリュンヒルド公王は特殊な武器を多く所有している噂は本当らしい……」「人が乗り、操る巨人兵か……はてさて、どういうものなのかのぉ」とヒゲをいじっていた。エンディング、終了。

これは冬夜を危険視する伏線か……?まあそうだろうな。対フレイズ用戦闘兵器だと知らなければ、他国にとっては脅威以外の何物でもない。それを正しく理解しているのは西方諸国の親交がある王様たちだけだろう。

 

では、まとめいきましょう。

 

まとめの感想

今回はなんか、何かが進みそうで何も進みませんでしたね。でもそれが異世界スマホの本来の感覚なんでしょう。二期になってからちゃんとした回を多く浴びてしまったせいで自分も感覚が鈍っているのかもしれません。もっと無為な時間を多く浪費しなければ……

 

桜が大怪我を負って記憶を失っているのも、今期では完全に回収できないでしょう。貴重な一回をギャグのカトブレパス討伐のために使っているようでは、ちゃんと説明させる気もゼロでしょうし、レスティア王国のヒルダもまだ一瞬出てきてそれっきりです。あと二回でバビロン、ヒルダ、桜の謎、フレイズ、エンデの謎を全部回収するのは確実に無理だし、出来るとしたらもうソードマスターヤマトみたいなスピード感で全てを解決するしかありません。

僕に出来ることは「覚悟」だけです。「今期で全てを解決することは出来ないという覚悟があれば、そのままスーッと終わったとしても怖くない。覚悟こそが幸福なのだ」ということですね。これが天国かァ……

 

それでは来週も運命に負けぬように頑張っていきましょう。

 

 

 

 

つづく