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「異世界はスマートフォンとともに。2」八話を見た感想

おはようございます。僕です。

 

前回は気になる引きでしたが、今回でどう話を解決のか気になりますね。イーシェンのときみたいにパワーゴリ押し戦法でいくのかな。それではやっていきましょう。

 

 

八話を見た感想

第一印象は「普通に面白くなってるかも……」です。ところどころ端折ってるところは見受けられますけど、異世界スマホは基本一話でそういう騒動を解決していってますからね。今更気にしません。というか、気にしてたら今頃頭の血管が切れてる。

 

アバン、前回の続きからスタート。第二王子、クラウドは「母は病気ということになっているが、実態はワルダック宰相によって幽閉されている」と明かした。王様は実質第二王妃を人質に取られているような感じで、ワルダックに逆らうことが出来ないようだ。もうほぼ乗っ取られてない?
冬夜はそれで気づき、「もしかして今回の縁談って……」と聞いた。冬夜の予想通り、結婚の発表と共に王位を継承させるつもりらしい。「それでスゥに話がきたのか……自分に逆らう力のない子供のスゥを選んだって可能性もあるぞ」と顔をしかめた。なるほどね……汚ねえ手だ。ここで公爵は「ここは西方諸国と共に会議を開くべきかと」と提言した。公爵は何か考えがあるのか……?ここでオープニング。
そういえば、嫁があと二人出てきてないけど、あと四話でなんとか出てくるんだろうか。最終話になってチラっと出てくる、みたいな可能性もまだ否めないぞ。

 

オープニング明け、今まで冬夜が関わってきた国の国王全員と会議を開いていた。クラウドに事情を聞き、前宰相のクープ公爵が良識ある人で、味方になってくれそうだということだ。冬夜から「お母さん連れて逃げる?」という提案もしたが、クラウドは「奴らが虐げてきた人たちを見殺しには出来ない」と戦う気らしい。救える希望が見えたのならそうするべきだろう。国王は全員、第二王子クラウドの味方をするぞという姿勢らしい。
話がまとまったところで冬夜が「で、実際どうするかなんですよね。武力制圧は避けたいんですけど」と言ったが、各国王様たちは「そこはほら……冬夜殿が上手く、ね?」という感じだった。まあ今までの活躍見てきたらそうなるか。社内で有能な人に仕事丸投げしているのを見ているようだ。冬夜のせいで世界がゆっくりと滅んでいる気がする。

 

さて、そういうわけで冬夜たちはクラウドと共に透明化の魔法を付与してリーニエに実際の様子を偵察しにきた。

なんでヒロインズの中で一、二で血の気が多いやつらを連れてきたんだ。ダメだろこいつらは。

 

ザブン王子や宰相がどんなものか見てみるため、クラウドについていく冬夜たちだったが、最初に現れたのはザブン王子だった。

CV:福島潤

声優のせいでニコニコの方では「クズマ」のタグがつけられていた。なんでや!アクセルの街の冒険者関係ないやろ!そしてよく見ると、連れていた女の首には、サンドラで見た隷属化の首輪がはまっていた。

クラウドから「断られました」の知らせを聞くと、ザブンはクラウドに張り手し、「つかえねえなあ!だったら公爵令嬢をかっさらってくるとかあるだろう、隷属化の首輪をはめれば僕の奴隷になるんだからさぁ!」とマジでバカの考えを露呈する。冬夜も「スゥを奴隷にするつもりだったのか……!?」とピキっていた。そんなんしたら国際問題もいいところだろ。世界各国を敵に回すことになるぞ。
クラウドから「許婚はブリュンヒルド公国の望月冬夜殿です」と聞いたザブンは、「じゃあ冬夜の噂をベルファストで流してこい。『ブリュンヒルド公王は女好きで泣かされた女がたくさんいる』とな」と言った。横にいたヒロイン二人も頭に血が上り、八重に至っては刀に手をかけていた。だからこいつらじゃない方がよかったのに。八重の目からはもう“覚悟”が出てるんだよ。切り掛かるぞこれから。

クラウドがそれに対して無言の抵抗をしていると、目が気に入らなかったザブンはクラウドをボコボコにしていた。

エルゼ「冬夜」
冬夜「ああ」
僕「え?マジで殺る気?」

とビビっていたところ、第一王妃が現れた。ザブンの母の方だ。

思ってたのとなんか違う感じがする、でっぷりした感じの王妃だ。ザブンが「聞き分けの悪い弟を教育していた」というと、「まあ、優しいのね」と返した。クソ親子……!

ザブンが「もう婚約者いなくても王位継承していいだろう?」と聞くと、王妃は「そうね、ワルダックに相談してみましょう」と言って、ザブンと共にその場を後にした。

王子は一旦冬夜に治癒魔法をかけてもらい、楽になった。隷属化の首輪はサンドラの商人からザブンが買ったらしい。リーニエでは奴隷は禁止らしいが。サンドラの商人から絶対「首輪買っていった」って情報は漏れてるだろうし、マジで現時点で世界各国からいい目では見られてないだろうな。絶対インターネットで永遠にイジられ続けるだろう。「あの野郎……」と怒りに燃える冬夜はそのままゲートを開き、奴隷の女の首からアポーツで首輪を取り外し、逃がしてあげた。これをアイキャッチで全部終わらせる力があるのがすげーよな。今回は「どうでもよさ度が高そう」と思っている部分はアイキャッチで全部飛ばす気か?涙、すごいな。ここまで「ポロポロ」の涙を今時のアニメで出すんだ。

さて、急に奴隷がいなくなったザブンは通りがかったワルダックに「奴隷が消えたんだ!」というと、「帰ってくるよう命令したのですか?では殺してしまいなさい。そんな奴隷は必要ないでしょう。屍体が見つかったらあとはこっちで処理しておきます」と切り捨てた。「殺す」という選択肢が出てきたことで冬夜たちは一気に血液が凍るようなショックを受けていた。
なんやかんや、今までの異世界スマホで誰かを直接的に殺すような言動とかはなかったから、僕にとってもこれは衝撃的だった。面白くなってきたぜ……

ザブンが念じると首輪は収縮してぐしゃぐしゃになったが、これが人の首にハマっているというのが怖い。異世界スマホ、こういう世界観だったんだ。それを握りつぶす冬夜は怒っているようだったが、相変わらず表情筋が動かないので、それも輪をかけて怖かった。

ワルダックは「クラウド王子にはそのうち、北のパルーフ王国に行ってもらいます」と言う。嫁探しというわけではないらしいが、推測するに、クラウドを使ってパルーフに宣戦布告をするつもりらしい。なんで……?八重も「クラウドに親書を持って行かせて、内容は宣戦布告。激昂したパルーフ王国の人がその場でバッサリ……とか」と推理していたが、計画ガバすぎないか。クラウドを始末するのにわざわざそこまでの手間をかける意味がわからないし、そもそもパルーフ王国がどの規模かわからないが、今戦争をやっている暇などあるのだろうか。これでクラウドも覚悟を決め、冬夜も行動を開始することにした。ここでCMカット。
なんというか、「王道」という感じがして今回かなりテンポがいい。異世界スマホで冬夜たちからここまでヘイトを買うやつが出てくると思わなかった。

 

CM明け、まず冬夜たちは幽閉されている第二王妃の救出に向かった。砦の塔のてっぺんに幽閉されていて、クラウドは「陛下の透明化魔法ならなんとか潜入を……」と言っている間に、冬夜はスマホで全兵士を選択し、麻痺呪文をかけて全員一気に倒して堂々と入っていった。ミスミドに行く途中で盗賊を全員一気に倒したときや、イーシェンに行って骸骨兵士たちを一気に叩いたときと同じ手法だ。また見られるとは。クラウドがポカンとしていると、エルゼと八重から「気にしたらキリがないでござるよ」と肩に手を置いた。そうだね。もう散々こういうムーブ見てきたから僕も「ムギーっ」てならなくなったよ。いつの間にか僕は冬夜のヒロインたちと同じになってきたのか……?というか、一気に麻痺魔法をかけられたら絶対後々になって騒ぎになるだろ。大丈夫か……?

 

クラウドが「母上!」と言って部屋に入ると、第二王妃は部屋で編み物をやっていた。意外と辛そうな感じではないけど、かなり質素だな……

涙の再会を果たし、八重は冬夜のハンカチで鼻をかみ、ゲートでさっさと救出した。ここもアイキャッチで済ませるとは……

前宰相クープも合流し、「武力による制圧は避けたいんですが……」と冬夜が言うと、「宰相の拘束」「ザブン王子の王位継承権剥奪」が鍵になる。「宰相の拘束はさほどの問題じゃないけど、ザブン王子だよなぁ」と言っている冬夜、「その気になればいつでも殺せるぞ」と言っているのと同じでめっちゃ怖い。ゾルディック家の育ちか?

「でも第二王妃が救出された今、枷はなくなったわけだし、どう料理してもいいってことだよな?スゥを奴隷にしようとした奴らに遠慮する気はないぞ……」と冬夜は悪い顔で考えていたが、ヒロインたちは慣れたもので「まーた悪いこと考えてるー」みたいな感じだった。こいつがいつか善意の魔王になったとき、ヒロインたちは止めてくれるのだろうか。

 

翌日、第二王妃が連れ去られたことがワルダック、第一王妃、ザブンのもとに告げられた。兵士が出て行くのと一緒に、透明化した冬夜もその部屋に潜り込んだ。
ワルダックは計画を変更し、急いでザブンに王位を継承し、その上でクラウドを捕らえることにした。ザブンは「まあ僕が王様になれるならいっか〜」と部屋を出て行った。なんも考えてないことがここまでわかるの、すごいな。声優パワーかも。

ワルダックは焦っていた。第二王妃が王様を言う通りにする人質だったのに、第二王妃が連れ去られたとなるとそれも効かなくなる。第一王妃が「ザブンに王位を継がせたら、国王はどうするの?」と聞いたが、ワルダックは「消えてもらうさ」と笑った。

これには冬夜も「おっとぉ!国王暗殺計画の言質頂きましたよぉーっ!」とテンションが上がるのを抑えきれない。今、純粋に楽しんでないか?

ワルダックは「そしてクラウドにも死んでもらおう。王家の血筋を残すわけにはいかん」と言っていたが、冬夜も「ん……?王家の血筋ならザブンだって……」と思っていたが、第一王妃は「私たちの子供が、王様になるのね」「ああ、新しい王家の誕生だ」と衝撃的な真実を口にした。つまり……?

 



こういうこと!?!??!エグ……

クープも「これでは王家の乗っ取りではないか!」と激昂。そりゃそうだ。単なる内輪揉めどころじゃなくなってしまった。リーニエ王国の終わりだ。

冬夜は「一番の被害者のところへ真実を伝えに行ってくる」と言い、アイキャッチでリーニエ国の王様に告げ口した。王様はそれを素直に「なに……」と言って聞きいれていた。今回めちゃくちゃ端折るな〜〜〜。

 

さらに翌日、王様は宮廷関係者全てを呼び出し、王位継承の話を持ち出した。ザブンたちは「フフン」という顔だったが、王様は「第一王子、クラウド・ゼフ・リーニエに王位を譲ることとする!!」と宣言した。

ザブンも第一王妃も「なっ……」と王様の顔を見ていたが、何も気にしていないように、クラウドは前に出ててそれを受け入れた。貴族たちもザワザワとしている。

ついでに、第一王妃の霊圧も消えた。

 

当然、ザブンたちは抗議に入った。「国の定めに従えば、第一王子が王位を継承するのが道理でしょう!」「だからクラウドに譲るのだ」「第一王子はザブンですわ!ザブンに王位を継がせるのが筋でしょう!」と口々に言ったが、王様はそれを笑い、「それが筋と申すか!ダキア!!よくもまあ言えたものだ!!」と一喝した。積年も積年だろう。第一王妃は察し、ブルブルと震えた。王道のスカッと系を異世界スマホで見られるとは。

ここでクラウドが「ブリュンヒルド公王陛下!」と呼ぶと、冬夜が出てきて、例の国王暗殺計画の言質をスマホで投影し、貴族たちに見せつけた。もうクラウドと冬夜友達だろ。

全てを暴露された宰相は冬夜に駆け寄ったが、琥珀に威嚇され、近づけずにいた。貴族たちも「本当の親は宰相……?」「王家の血を継いでいないのか……?」とザワザワしていた。

ザブンも少なからずショックを受けているようで、消え入るような声で「な……?」とつぶやいた。それはそうだろう。父親だと思っていた王様が実は父親ではなく、自分は本物の第一王子でもなく、いつも頼りにしていた宰相が父親で、見下していた義理の弟が本物の第一王子で、自分は両親の血族の政略のために生まれたのだと知ったら、こうもなるだろう。最悪のクソカスだったが、ここに対しては同情する。本当に可哀想。やめとけ松田……今度は同情か?

 

王様は積年の恨みを込め、その場でワルダックの宰相の権限を剥奪した。王様は悔しそうに「民を優先すべき身でありながら、エリア(第二王妃)の身を案じ、貴様の言いなりになってしまったこの10年……悔やんでも悔やみきれぬ」と本当に悔しそうだ。悲しいなぁ……
冬夜が「この三人をどうするおつもりで?」と聞くと、ザブンは「暗殺を企んだのはワルダックと母上だろう!僕は関係無い!」と言い逃れを始めた。王様はザブンも許す気はなく、「罪状から考えて全員死刑だ!」と宣告すると、ザブンは「ふざけんな!なんで僕が死刑にならないといけないんだ!」とわかっていない様子。だから今までのことがあるからだろって。

冬夜も「もうお前は王子でもなんでもない、ただの犯罪者だ!」と参加すると、うるさいうるさいうるさい!お前必ず殺してやるからな!覚えてろよ!お前の国も女も、めちゃくちゃにしてやるからな!」と、冬夜の地雷を両足で踏み抜いた。もう自分にはそんな力も何も残っていないのにずっと勘違いしている様子だったが、冬夜には関係なかった。

冬夜「あ?」

冬夜「今なんていった?」

スクショ繋げて「何か許せないことを言ってるツイートに対して送られる画像リプ」みたいになってしまった。純粋に怖。冬夜はバチギレし、3発ほど脅しでザブンの顔の真横をかすめるように撃った。結果、ザブンは失神してしまい、ヒロインたちに駆け寄られた冬夜は深呼吸して「ごめん、少し取り乱した」と謝った。こいつが魔王になる未来が本当にちらっと見えてしまった。怖すぎる。王様にも「すみません、余計なことをしました」と謝ったが、王様の御前で銃を抜くことは本当にダメだと思う。
王様は許したが、三人の処遇はクラウドに一任され、とりあえず地下牢に幽閉されることになった。そして、クラウドはクープを宰相に復帰させ、ワルダックと結託していた貴族も粛清した。ちゃんと血なまぐさい。

 

クラウドは結局、三人を表向きは死刑ということにし、サンドラの奴隷商に売り渡した。ザブンも今まで好き放題してきたが、急にわかった家族共々奴隷になるとは思ってなかっただろうな。ちゃんとへっぴり腰だ。なんだこの絵ズラ、中世の絵画?

 

そして、リーニエ王国も西方諸国の同盟(冬夜が今まで関わってきた国々の仲良しグループ)に参加することになった。もうダチだもんな。

冬夜はこれで一件落着ということでのびのびとしていたが、いつも通りスゥシィが飛びついてきた。

スゥシィはなんというか、純粋に可愛い気がする。他のヒロインの湿っぽい感じではなく、まっすぐ好意があるというか。だからスゥシィが出てくるとなんか安心する。前期のオープニングでは目がガンギマリしてたけど。

スゥシィは「やっぱり冬夜は最高じゃ!わらわの最高の旦那様じゃ!」と明るく笑っていたが、冬夜が「旦那様ってのはちょっと……」と苦笑いすると、「父上が言っておったぞ、冬夜が認めてくれたと……」とちょっと不安そうに冬夜を見た。

ここの冬夜、L字すぎて面白い。長座体前屈か?

冬夜はうるうるとした目で見つめてくるスゥシィに「今は妹みたいなものだけど、スゥも守ってあげたい大切な存在だ」と考えを改め、「18歳になるまで結婚できないけど……それでもいい?」と聞き、スゥシィも承諾し、正式に婚約者になった。エンディング、終了。気をつけろ!ベルファストが冬夜の手によって侵されているぞ!!

 

はい、まとめの感想いきましょう。

 

まとめの感想

今回はかなり王道なスカッとジャパンをやっていて、ポンポン話が進んでいきましたね。これでこそ異世界スマホという感じがする。王道と言ってもどっちかっていうと裏切られた令嬢が復讐してスッキリ!みたいな王道であって、異世界スマホみたいなタイプの作品でやるとは思ってなかったけど。思った以上に話がエグくてつい前のめりになってしまった。ザブンもあの瞬間は辛かったろうに。

これでスゥシィも婚約の仲間に入り、どんどんヒロインが増えて行く。あと二人控えているが、大丈夫だろうか。いや、今更心配することでもないかもしれない。ルーのこともあるし、何か混乱があって一話で話を解決して、お礼に婚約という感じで最後にくるのかもしれない。そういうパターンを繰り返していても平気な作品がこれだから。同じパターンを流用することに一切の遠慮がない。

 

面倒なことも今回で解決しましたし、最後に冬夜も「フレイムギアに本腰を入れて……」と言っていたので、次回はまたバビロン探しでしょうか。まだ見つかってないバビロンもありますし、オープニングに出てきた管理端末たちもまだ未登場の子もいたはずでした。バビロン探しと一緒に婚約者と出会うエピソードだったら効率よくないですか?そうしません?

 

 

今回はここまでにします。では次回も、よろしくお願いしますね。

 

 

つづく