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「異世界はスマートフォンとともに。」九話を見た感想

おはようございます。僕です。

異世界スマホの九話はなかなかのチート回でしたね。冬夜がブリュンヒルド(笑)を作った回と同じような衝撃を受けました。ビビりまくりの24分でしたよ本当に。


今回の舞台は八重ちゃんの故郷イーシェンの「オエド」という場所らしいですね。時代考証はちゃんとしているのかという点を意識して見てたんですけど、5分で時代考証という単語がぶっ飛んだのでどういうことか感想を交えて書きたいと思います。
あと開始1秒のコメントに「悲報:原作で612歳と行為に及ぶ」って書いてあって目ん玉がK点超えてぶっ飛んでいきました。クソッ!このクソチート野郎!俺のリーンちゃんに手出しやがったな!クッソ!どんな感じで致したんだ!アニメ見終わったら絶対原作読んでやるからな!なろうで読んだらブックオフで探してやるからな!多分大量にあると思うし!

九話を見た感想

前回の終盤、ゲートでイーシェンにやってきた冬夜達。ふんわりとした情報しかないリーンちゃんは「ニルヤの遺跡」を探していると明かす。八重ちゃんも知らなかったが、「父上なら知っているやもしれませぬ」ということでとりあえず八重ちゃんの家に行って聞いてみることにした。若干はしゃぎ気味なリーンちゃんは八重ちゃんの手を引いてどんどん行ってしまう。仕切っているリーンちゃんにぶーすか顔で文句を垂れるエルゼがちょっと可愛かった。最近マジでエルゼとリンゼちゃん空気だけど。
ゲートで来た森を抜けると、オエドが一望出来る崖にやってきた。これがオエドかぁ……すげぇ町が碁盤目のようになってるけどこれ京都と勘違いして作画されてないか……?うん……まあここは江戸じゃなくてオエドだからな……うん……。

オープニング開け、冬夜は「イーシェンにも王様はいるの?」と質問した。八重ちゃんは「いるでござるが、実際はそれぞれの地方を領主が治めているでござるよ」と答えてくれた。一応ここは江戸時代っぽい設定なんだな。長屋にプラスチックの雨樋みたいなのがついてるのスゲー気になるけど、まあまあそこは異世界スマホということで。「異世界スマホということで」ってなんだよ。何も許されねーよ。
リーンちゃんが「ここの領主はなんていうの?」と言うと八重ちゃんは徳川家康様でござる!」と満面の笑みで答えた。僕は「まんまやないけ!」と吹き出したが、冬夜はクールに「オエドに徳川……そんなところまで似てるんだなぁ」と受け入れていた。絶対こんなん実際に聞いてたら笑うわ。ダイレクトすぎる。直にもほどがあるだろ。

エルゼがふと「わー!なにあれ?」と言っていたのは、リクライニング式の椅子に座った人が運ばれていく様子だった。「籠屋だよ。お金を払ってあの籠に乗って、目的地に連れてってもらうんだ」と説明してくれたが僕の知ってる籠屋はもっとこうシンプルな構造だった気がするが、まあそこは異世界スマホってことで。



その後も下駄について説明する冬夜に「イーシェンの生まれでもないのに詳しいでござるな」と主人公を持ち上げていく八重ちゃん。この世界だったらマジでストレスフリーで生きられそう。最早偶然どころではない状況になにやら不穏なものを感じざるをえないが、多分原作者はあんまり考えてないと思う。
それにしても、町はなんだか暗い雰囲気。異変を感じた八重ちゃんは「何か変でござるな……」とつぶやいたが、最早この世界全て変だということに突っ込んだら視聴してる僕は完全に敗北者になってしまうので黙っていた。

そんな感じで八重ちゃんの家にやってきた。なんかやたら近代的な建築だったが、まあ江戸時代の建築様式などなろう系を読んでる人はどうせわからないだろうというような感じ。原作でも建築について書いているかも怪しいし。
そしてどうやらお父さんはご不在のよう。合戦場へ行ったらしいが、相手は一体誰なんだろう。

八重ちゃん「して、相手は?」

侍女「武田です!」

僕「マジかよ……」

江戸時代かと思ったら戦国時代でした。
つまりどういうことだってばよ……?そんで何で今回は黙ってるんだ冬夜。ツッコんでくれ。お前しかツッコめる人がここにいないんだから頼む。突っ込んでくれーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!
突っ込まないまま進むけどね。

そんでなんかカワゴエとかいうところに砦作ってるらしいけどこのままだと攻め落とされるかもなって感じらしい。めっちゃ詳しいやん。連絡手段ないのにどうやってわかるんや。まあそこも突っ込まないまま進むけどね。たぶん原作者の中でそこは全く考慮してない。
「必ず、ご主人と八重のお兄さんを連れて帰ってきますから」とかっこよく決める冬夜だったが、当の母上と侍女は「で、誰だよ」って感じ。当たり前だろ。全く名乗ってないんだから。

ゲートで砦のあるカワゴエまで行くと、恐らく以前検索した履歴を使ってスマホで八重ちゃんのお兄さんの状態を確認する。無謀にも八重ちゃんは助太刀に飛び込もうとするが、リーンちゃんに「待って。まさか一人であの中に飛び込んでいくつもり?」と冷静な意見が。どの中だよ。全然戦ってる様子見えんけど。
そこで冬夜は「だったら僕がロングセンスで1km先まで確認してゲートで飛ぶ。それを繰り返せば……」と言って先陣を切る様子。初っ端からチート全開だな本当に。

一方戦場ではなにやらゾンビのような足取りの兵隊がヨロヨロと砦に向かって進軍していた。矢で打ち抜かれようと立ち上がってくるあたり本当にゾンビっぽい。
砦の中にはイケメンの八重ちゃんのお兄さんが。ゾンビっぽいやつらの進軍が抑えられず、苦悶していた。「面が壊れると止まる」というふんわりした噂も流れているらしく、悩んでいるところだった。するとそこにゲートを開いてテクテク歩いていく冬夜。当然刀を向けられ、「何者だ」と問い詰められた。それにしても刀を向けられて今にも斬られそうな状況なのに汗一粒で「ま、待ってください!敵じゃありません」と弁解出来るこいつは肝が座っているどころではない。
まあそれで「八重のお兄さんの九重重太郎さんで間違いないですか?」「確かに私は自由太郎だが、なぜ八重を知っている」「僕は彼女の仲間で望月冬夜という者です」八重の仲間?」「はい。それでお兄さんを助けに来ました。八重も近くにきてます」
というような会話を繰り広げていたが、お兄さん優しすぎないか。めちゃくちゃ怪しいやつがいきなり出てきて妹の仲間ですって言い出して信じる要素どこにあるんだよ。叩き切れよ。と思ってたらコメントでも案の定「早く切れよ」「叩き切れ」「切れ」と切れコールが出来ていた。某誠以来の殺意だ。「八重に会えるか?」と言って刀を下ろすお兄さんなにやってんだよ。早く切れよ。
冬夜はゲートを開き、八重ちゃんとお兄さんを再会させることができました。お父さんはどうやら家康の警護をしているらしい。
傷ついた兵士達を見た冬夜はスマホにプログラムを使い、マルチプルで一気に魔法を出せるようにして一気に回復魔法をかけ、兵士たちを回復させた。プログラムの魔法における簡単な命令ってなんなんだよ。
「今のは一体……!?」と魔法に驚いているあたり、イーシェンには魔法という概念が伝わっていないようだ。重要な考察ポイントだが、たぶん原作者は何も考えてない。この8分40秒の短い間にこれを三回も書くとは思わなかった。これまでも思わせぶりで何もなかったことが多すぎた。

冬夜があの敵兵たちについてお兄さんに聞いていると、リーンちゃんが「アーティファクトかしらねぇ……」とつぶやいた。アーティファクトとはリーンちゃん曰く、「古代文明の遺産・強力な魔法の道具のこと」らしい。リーンちゃんがスマホを指して「それもアーティフクトなんじゃないの?」と言ったが、冬夜は苦笑いをして「まあ、なんにせよ仮面の奴らは厄介だ。殲滅したほうが良さそうだな」と雑な躱し方をした上なんか怖いことを言い出した。おいまさかやるつもりか。 

冬夜「結構数いるなぁ……まあいいや。マルチプルっと。(大量の光の矢の魔法が注がれる)」

ドドドドドドーン(一気に倒れる敵兵)

僕「は?」

終わった。あんなに苦労していた戦況が一気に終結した。味方はわーいわーい言っていたが、「今後あいつ一人でいいんじゃね?」という味方の士気にも関わる問題を無視して敵を殲滅する自己中主人公冬夜はそのまま家康公と八重のお父さんがいる王座まで招待された。
家康公とお父さんはやたらシンプルなキャラデザだったが、まあいいんだろう。異世界だし。いやこれは異世界関係ねぇよ。

家康公「まずは此度の助太刀、心から御礼申し上げる。徳川家頭首家康である(CV.玄田哲章
僕「……ん?ん?ん?CVこれ誰だっけ?ん?お前家康じゃなくて武田の方では?

ユミナちゃんの護衛をしているところにびっくりしてる八重ちゃんのお父さんに対して「修行の成果でござる!」と胸を張っている八重ちゃんに若干「ん?」ってところはあったがスルーした方が良さそうだった。君修行して出来たの自転車くらいじゃないか?

冬夜のことも気になった家康公はユミナちゃんに「誰?」って聞いたら「未来の旦那様です♡」と言われ焦る冬夜。だがユミナちゃんの涙を見せられ「違う……ような違くないような微妙なとこですハイ」とめちゃくちゃ微妙な答えをしてヒロイン3人に邪悪なオーラを出される冬夜。これ冬夜も悪いけど独占欲があるのかないのかよくわからないヒロイン達も悪くない?なんなの?今どんな気持ち?



個人的にリンゼちゃんの顔がめちゃくちゃ好みだったのでまあいいですが、その後冬夜を見てニンマリするリーンちゃんに「ああ……やっぱりそういうポジションのキャラなんだよなぁ……」と悲しさを感じていました。



適当な咳払い一つで済ませた冬夜は「それで、武田軍なんですが、あれで引き下がると思いますか」と将軍相手にめちゃくちゃ失礼な態度をとる。打ち首にすんぞ。
家康公は「今後体勢を立て直して攻めてくるかもしれぬ。しかし此度の鬼面兵といい、突然の侵略といい、やはりあの噂は本当なのだろうか……」と不安げ。その噂とは、武田信玄は既に亡くなっていて、闇の軍師山本勘介が屍の軍を支配している」というものだった。めっちゃくちゃ詳しい噂だな。マジでどっから出てきた噂なんだ。「勘介を捕らえれば丸く収まるんですよね?」と簡単に言う冬夜にキレもせず「しかし彼は本陣に篭って出てこない。場所もわからない」と丁寧に説明してくれるお父さん。優しすぎる。

すると突如天井から「ではその案内、私が引き受けましょう」と小林画伯ボイスの忍者が降り立ってきた!!!さっちゃん……?
忍者は武田四天王の一人の高坂正堯の配下である椿という忍者らしい。武田四天王も山本勘介によって地下牢にぶち込まれていて、高坂正堯は従うふりをして奪還を考えている。ので、その手引きとそれを伝える密書を届けるために椿が派遣されたのだった。

ユミナちゃんに「どうします?冬夜さん」と言われ、「僕たちに任せてください」としゃしゃり出る冬夜。鬱陶しいなこいつ。もうユミナちゃんも冬夜のこと兵器かなんかだと思ってるんじゃないの?
「敵陣の中枢だけど?」と家康公に指摘され、「ゲートで行ってもバレたらめんどいな」と思った冬夜はリーンちゃんの透明な羽と同じように全身を隠せるか確認した後、少数で行くことを伝えた。冬夜とリーンちゃんと椿さんの3人だ。ヒロイン達今回いる?ポーラも行くと張り切っていたが、「お留守番よ」と言われて泣いちゃうポーラちゃんが可愛すぎてゲロを吐きそうになった。まともに可愛いのがマスコットしかいねぇアニメってどうなんだよ。
簡単にゲートを開くため、椿さんの記憶をリコールで読み取ろうとする冬夜は、またもヒロイン達の視線に刺されることになった。ヒロインのお前らの情緒が理解不能すぎる。重ちーのごとく連呼するレベルで理解不能。めっちゃ怖い。あとクール声の小林さんの声めっちゃ好きだわ。

アイキャッチ後、相手の本陣に早速乗り込んでる冬夜たち。「リーン!透明化の魔法をかけてくれ!」と頼む冬夜にリーンちゃんは「だから透明化じゃなくて視覚の……まあいいわ」となんか歯に詰まった感じで言う。光学迷彩みたいなものですよって遠回しに説明してるのがなんか腹立った。めっちゃ遠回しに言う上に「こんなことも知ってますよ」みたいなちょっと頭の良さをアビールしたい原作者の欲求がありありと見える。このセリフだけでここまで読み取れるのはなぜだろうか。
まあ透明化してゲートを開こうとしたが、結界が張られていてゲートの侵入を拒んでいるっぽい。
「透明化も無効化されるんじゃ?」という冬夜の質問に対してリーンちゃんは「大丈夫よ。無効化するのは敷地内を対象にした魔法だけだから」とよくわからない回答。だから敷地内入ったら透明化も無効なんじゃって言いそうになったがもう脳みその処理が追いつかなかったので、僕はもうスルーすることにした。


「それじゃあ椿さんについていって門を開けてもらうかー」って行こうとするが、リーンちゃんは椿さんの胸をじっと見つめている。おい。まさか。ちょっと待て。やめろ。

リーンちゃんは椿さんの胸を揉みしだき、「ちょっと冬夜〜?見えないからってなにしてるのよ〜?」と言い始めた。やめろーーーーーーー!!!!!!安易すぎるライトレズなキャラにするなーーーーーーーーー!!!!!!!テンプレすぎるだろーーーーーーー!!!!!お前それ個性だと思ったら大違いだからな!!!!!!!!リーンちゃんが最初そういう立ち位置みたいなことは理解してるけどさぁ!!!!!!
少年ジャンプのようなスケベシーンが続き、しばらく小林画伯の喘ぎ声を聞き続けることになった。うん……。うん。まあアレだよね。いい演技だよね。すごくいい演技。声優ってすごい。


冬夜に頭をシバかれてムキューっとなってるリーンちゃんも無限に可愛かったのでまあいいよねって感じです。「叩いて言うことを聞かせますので」って親でも言わねえよそんなセリフ。「大丈夫か?この作戦……」と困惑していた冬夜だった。


が、謎アイキャッチで再びリーンちゃんが椿さんを襲っている。それを赤面しながら見ている冬夜。

冬夜「リーン……いいぞ……!もっとやれ……!」

僕「?」


僕「???」

やっぱりこいつ怖い。スケベなのかスケベじゃないのかさっさとはっきりしろ。キャラがコロコロ変わるってレベルじゃねーぞ。ムッツリスケベを確立させたいんだろうが全然成り立ってねえからな。失敗してるんだからなこれ。

まあそれは置いておいて敵の城に侵入することが出来た冬夜たちは馬場という武田四天王の一人の地下牢に来ていた。冬夜はモデリングで地下牢の木をねじ曲げると普通に救い出した。モデリングってそういう使い方も出来るんだ……。
そんなこんなで四天王の内藤と山縣も地下牢から救い出したあと、臨時でパーティに加わることになった。スマホで居場所を割り出そうとしたが結界で阻害されて検索結果に出ない。あと検索窓を見てみたら「山本勘助」じゃなくて「山本完助」だった。そこは違うのかよ。

結界は魔力のこもった護符でできるらしい。その場所を知ってるという武田四天王の二人に案内してもらったら、「護符」じゃなくて「灯篭」で結界に作ってました。僕が「はあ?」と思っているとリーンちゃんが「間違いないわね。この灯篭自体が護符の一つよ」と説明してくれた。じゃあ護符じゃないじゃん。札ちゃうやんけ。
冬夜は「じゃあ準備はいいですか?」と言うと、取り出したブリュンヒルド(笑)で灯篭を撃った。灯篭が粉々にぶっ飛んだ。威力すごすぎるだろ。そんなんでスリとか撃ってたのかよ。コメントで「この威力はパイファーツェリスカ(オーストラリア製の世界最強の拳銃)ですねぇ」って言われていたけどマジでそんな感じでしたね。スイカぶっ飛ばすどころじゃないぞ。
灯篭を破壊した冬夜はマルチプルで光の矢のシャイニングジャベリンを打ち出し、敵兵をまとめてぶっ飛ばした。やる気満々だった武田四天王の人たちポカーンですよ。

そして山本完助のところへやってきた冬夜たち。「なるほど……先ほどの攻撃、四天王の皆さんでしたか……」と喋りだす完助。CVが海馬社長なの本当に声優無駄に使ってんなぁって感じがすごいですね。エンディングあたりのコメントで「こんだけの声優集めて汚物処理させるアニメ」って言われても仕方ないなと思います。
四天王の一人が飛び出すと、奥から鎧武者が現れ迎撃した。そう、亡くなった武田信玄を操ってきたのだ。武田に仕える兵士だった四天王と椿さんは手の出しようがなかった。
一体どうするっていうんだ!!!!冬夜!!!!一体どうやって戦うっていうんだーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!


冬夜「パァン!(銃で鬼面をぶっ飛ばす)」
僕「え?」

馬場「小僧……お前……(汗)」
冬夜「いや、僕は何も恩義とかないし……」
僕「生粋のサイコ野郎」

ブリュンヒルド武田信玄の面をぶっ飛ばして倒しました。
こいつ実は感情のないアンドロイドで自分でも感情がある人間と思い込んでるだけなのでは?

「フッ、フフフ……なかなかやりますね……ですが私にはまだこれがある!この不死の宝玉さえあれば私が死ぬことはない!」とラスボスらしく全部説明してくれる完助。その宝玉で兵士に不死の力を与えていたらしい。

完助「フハハハ!その通り!絶大な魔力と素晴らしいちか」
冬夜「アポーツ(宝玉を手元に寄せる)」
僕「だよな」

「壊したほうがいい」というリーンちゃんの判断より破壊することが決定したアーティファクトの不死の宝玉は、リーンちゃんが放り投げると空中で冬夜が撃ち抜き、粉々になった。ほんと命中精度どうなってんだと思ったが、コメントで「自動照準ついてるからこれ」と教えてくれた。そっかー。自動照準かー。チートじゃねーか!!!!!追尾ミサイルじゃねーんだぞ!!!!!

宝玉を粉々にされた完助は魔力を失い、塵と化した。武田信玄もただの屍体に戻り、なぜか三つ指をついて土下座の体勢になった。「親方様……!」と様子に気付いた四天王たちは合掌した。冬夜も合掌したが、その時流れてきたコメントで「茶番すぎるだろ」と言われてめちゃくちゃ同意した。


戦いが終わり、四天王の馬場にニルヤの遺跡について聞くと、「海底にある」らしい。「俺も近くの島まで行ったことがあるが、ここからだとだいぶ遠いぞ」という馬場。まあ流れだとリコールを使うが、ということはこのオッサンとピッタリくっつかないといけないということだ。僕は若干の不安を持ちながら視聴を続けた。

そして謎アイキャッチ



ふざけるな。
僕は何を見せられているんだ。なんで後ろ全員赤くなってんだ。なんだ?げんしけんか?「ホモが嫌いな女の子なんていません!」か?


八重ちゃんの家でめっちゃ簡単に別れの挨拶を済ませると、冬夜はゲートを開いて海にやってきた。ここで本編終了。

もうなんというか、毎度のことながら言いたいことが多すぎるのでさっさとまとめに入っていきます。

まとめの感想と考察

僕はこのアニメを見続けてきて麻痺していたかもしれなかった。チートがあまりにも自然だったのだ。しかし、今回は冬夜のチート能力をフルに活かした全く面白みのない戦闘シーンのオンパレードだった。
完全な初見の時Twitterではこう言っていた。


そう。「スマホ大活躍の回」だったのです。スマホで回復するわシャイニングジャベリン連発するわ完助の居場所突き止めるわ。久しぶりに「異世界スマホスマホまとめ」動画が潤いそうですね。
今回もサブタイトルに入ってたオエドも不死の宝玉もあんまり登場しないで終わってしまいました。もういっそ清々しいですよ僕は。時代考証なんていう言葉もぶっ飛んだし、作画が一切崩れていないのに画面の端々が気になったりするアニメはこれまでなかった。オエドだっつってんのに街は碁盤目みたいになってるし明らかにプラスチックの雨樋あるしイーシェンの人々の言葉遣いは雑だしめちゃくちゃでしたね。まあ「異世界だから」って言われたらそれまでなんでしょうけど、冬夜も「そこまで似てるのかー」とか言うんだったら敵が武田信玄って時点で突っ込めよ。なんなんだお前。仮にも高校生だろ。

そんで気になったのは登場人物の感情のブレ。ヒロイン達は嫉妬するし冬夜はスケベなんだか真面目なんだかわからないしリーンちゃんはレズっ気があるし。女子がみんな腐女子みたいな描写もやめろ。そういうキャラは一人いるから作品に色が付くんだよ。
心理描写について適当を極めるこのアニメは昨今では見ない珍しいアニメですね。なんてったって元がインターネットの小説なので誰も何も言わないまま自分で無修正で出せるんですよ。商業誌で連載してる小説家だったらまず編集に言われているでしょう。ラノベやれやれ系主人公も鬱陶しくはなっても、感情に一本の芯は通っていてブレることはなかったんですよね。ここにインターネット小説の自由さと弊害を感じました。

さて、考察ですが、今回も色々と気になるところが出てきましたね。
海底にあると明かされたニルヤ遺跡も、なぜ海底に沈んでいるのかとか。アトランティスのような感じですね。フレイズか何かにやられて海底に沈んだのか、あるいは海底に沈めたのか。まだ全容がはっきりしていないのでニルヤ遺跡についてはなんとも言えませんが、リーンちゃんが「フレイズと全然関係ない」とばっさり言っていても「やっぱり関係ありました」がありそうなので、ニルヤ遺跡にも次回注目したいですね。

あと「アーティファクト」という古代魔法の道具の存在ですね。これもフレイズと何か関係がありそうです。「これがないとあのフレイズは倒せない!」みたいな。一応コメントで「心配すんなフレイズ戦とかゴレム紫戦とかは苦戦するから」と軽いネタバレをやられましたので、そこんところは期待して見たいと思います。ゴレム紫ってなんだよ。まあそれはアニメを全部見終わったら原作を読むまでの楽しみにしておきたいと思います。
まあでも多分アニメでフレイズ戦までいかないでしょうけど。普通アニメで苦戦って言ったら二話くらい使ってやるもんだと思いますが、九話の時点でこんなにフレイズの情報がないのにいきなり戦闘して終わりっていうことはないと思いますし。普通のアニメだったら。いや、今の時点で普通のアニメじゃないですけど、アニメのセオリー的にはそういう感じになりますよね。最終回も近づいてきてますし次回か二話先の回ででっかい敵が出てきて倒して終わりかなって予想してます。

僕は感想を書いていてイーシェンに来た冒頭のあたりで「偶然が重なりすぎだろ……もしや何かの伏線?」と思いましたが、武田信玄が出てきた時点でなにもかもぶっ飛んだのでそこはもうどうでもいいです。

あとリーンちゃんの言ってた「大丈夫よ。無効化するのは敷地内を対象にした魔法だけだから」っていう言葉もよく考えてみたら「敷地内に侵入しようとする魔法の無効化」っていうことなんでしょうか。敷地内に干渉しようとする魔法を阻む結界だったとすれば、この説明にも納得がいきます。解説の解説がいるってどんなアニメだよ。確実に脚本のセリフミスだろ。

とりあえず、次回もどう物語が展開していくかを楽しみにしたいと思います。これまでこれといって苦戦した強敵みたいなのもいないし、オープニングで出てきた偽冬夜みたいなのも出てきてないので、そこも期待したいですね。キーマンであることは間違いなさそうです。
あとリーンちゃんが冬夜と致したとか対フレイズ戦 対ゴレム紫戦で苦戦する冬夜が見たくなったので、アニメを全話見終わったら原作も読んでみたいと思います。話数が相当ありますがもう意地でも読む所存であります。どうしても!!!!!!どうしてもリーンちゃんのおセックスシーンが読みたい!!!!!!!!!!


ちゃんとアニメの感想を先に書くのでそこはまあ安心してください。ありがとうございました。


つづく